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七章 決戦
21話 邪神の力
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「ほらほら、どうしましたか?」
「チッ、こないだより硬え」
邪神と対峙してわずか2分弱。戦況はアストがやや不利的状況だった。
「クソ……意味わかんねぇぞ」
「私はただ、自身の多々あるうちの能力『衝撃吸収』と『超鋼鉄城塞』を同時に使用しているだけですよ?」
「そう言っておいて昨日より強えじゃねぇかよ」
「あー、そのことですか。私はまだ能力を持っていましてね?その能力は『死蘇倍強』と言いましてね。死んで蘇るごとに、死んだ時の能力を倍にして蘇るんですよ」
「クソじゃねぇかよ!」
邪神からの蹴りをバク転をする事で躱し、アストは一度距離をとった。
「距離をとっても無駄ですよ」
「んな!?」
次の瞬間、地面が隆起しそこから数え切れないほどの太い蔓が伸びアストを拘束した。
「『死然操作』という死んだ自然のものを自由自在に操れる能力ですよ。すでに死んでいるので魔力的なものは一切ありませんから不意打ちに案外使えるんですよね」
「うるっ……せえ!」
アストは『筋肉倍加』を使う事で体を膨張させ蔓を破壊する事で脱出し、瞬足を使い一瞬で間合いを詰めた。
しかし、邪神は予測していたかのような動きでアストの拳を捌き後ろに大きく跳躍して距離をとった。
「『近未来視』という今から3秒後に起こる未来を見通す力です。これがある限り私はあなたの攻撃を一切受けませんよ」
「んなもん……知るかよ!」
その後も蓮撃を浴びせるがどれも決定打にはなっていなかった。
「どうしました?あんだけ大口叩いてその程度ですか?」
「…………クソ」
何かないのか?弱点みたいな何かは……。
そう考えながら右から風刃を放ち左で火球をタイミングをずらして放った。そのすぐ後にまた火球を放った。
すると邪神は、風刃は楽々と躱していたが三度目の火球は少し反応が遅れていた。
「……そういうことか」
「どうかなさいましたか?まぁ何か案があったとしてもわたしには効きませんけどね」
「まぁ、見てろよ」
俺は右に火球を左手で水球を作り出しタイミングをずらして2つを放った。
「ですから、何度やっても同じですよ」
「それはどうかな?」
「……は?」
水球と火球を楽々と躱した邪神は、自身の背後にいたアストの存在を認知できずにそのまま殴り飛ばされた。
しばらく岩や木を壊しながら吹っ飛んでいき岩壁に巨大なクレーターを作って止まった。
「ど、どうして……」
「お前のその能力、欠点があるだろ?」
「な、なんの…ことですか?」
「『近未来視』を再発動するのに少しだけ時間がかかるんだろ?つまり連続使用はできないということだ。さっきまでのを振り返ったら、発動時間は0.3秒程度で瞬時に3秒後までの未来を予知して、再発動時間は1秒後ってところかな?」
「くぅ……」
邪神は苦虫を噛み潰したような顔を作りよろけながらも立ち上がった。
「それがわかったところでなんだ。俺にはまだ奥の手があるんだよ!
「奥の手?」
邪神は先ほどの顔を一転させ、狂気に満ちた笑顔を見せた。
「まだ、終わるわけにはいかないんだよ。今亡き同胞の願い 我が心に誓い 願いを遂行せしは
獄の境地へ己を投じよう 『死屍累々』!」
高速詠唱と詠唱短縮によって発動されたその能力によって、周りの自然は枯れ大地は干からび、邪神の周りに薄暗い紫色のようなオーラが纏わり付いていた。
「影の陰 陽と対する者 その身に残した想い 今宵に解放せよ 『影の祭典』」
さらに詠唱がされると、影という影から大きさがさまざまな黒い人型のものがアストの四方八方を埋め尽くすほど誕生した。
「暗黒立ち込み その真髄を極めし者 心弱き者に絶望を与えよ 『暗黒雲』」
またさらに詠唱がされると、上空に突如として真っ黒の雲が形成されていき、その雲を見るだけで険悪感を感じる。
雲ができたことにより辺り一面が夜になるなったと錯覚するほど真っ暗になった。
しかし、アストには暗視があるためそれは関係がなかった。
「んだよ……アレ」
そのアストの目の前には、先ほどまで大きさは誤差があった影人がビルほどの大きさとなって自身を見下ろしていたのだった。
ーーーーーーーーー
作者より。
5月20日はこの小説を投稿した記念日でその時に更新できたなかったので今日更新したいと思います!
今まで空いた時間にちまちまと書いたものでおかしいところがあるかもですがご容赦ください。
読者の皆さんのお陰で一年続けられました!本当にありがとうございます!
これからも頑張っていくので応援お願いします!
今日は感謝の気持ちを込めてもう一つ更新したいと思ってるのでお楽しみに。
定期的に更新できるのはまだまだ先になりますが、こちらの事情がすべて終わりましたらちゃんと戻ってきますので、その時はよろしくお願いします!
「チッ、こないだより硬え」
邪神と対峙してわずか2分弱。戦況はアストがやや不利的状況だった。
「クソ……意味わかんねぇぞ」
「私はただ、自身の多々あるうちの能力『衝撃吸収』と『超鋼鉄城塞』を同時に使用しているだけですよ?」
「そう言っておいて昨日より強えじゃねぇかよ」
「あー、そのことですか。私はまだ能力を持っていましてね?その能力は『死蘇倍強』と言いましてね。死んで蘇るごとに、死んだ時の能力を倍にして蘇るんですよ」
「クソじゃねぇかよ!」
邪神からの蹴りをバク転をする事で躱し、アストは一度距離をとった。
「距離をとっても無駄ですよ」
「んな!?」
次の瞬間、地面が隆起しそこから数え切れないほどの太い蔓が伸びアストを拘束した。
「『死然操作』という死んだ自然のものを自由自在に操れる能力ですよ。すでに死んでいるので魔力的なものは一切ありませんから不意打ちに案外使えるんですよね」
「うるっ……せえ!」
アストは『筋肉倍加』を使う事で体を膨張させ蔓を破壊する事で脱出し、瞬足を使い一瞬で間合いを詰めた。
しかし、邪神は予測していたかのような動きでアストの拳を捌き後ろに大きく跳躍して距離をとった。
「『近未来視』という今から3秒後に起こる未来を見通す力です。これがある限り私はあなたの攻撃を一切受けませんよ」
「んなもん……知るかよ!」
その後も蓮撃を浴びせるがどれも決定打にはなっていなかった。
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「…………クソ」
何かないのか?弱点みたいな何かは……。
そう考えながら右から風刃を放ち左で火球をタイミングをずらして放った。そのすぐ後にまた火球を放った。
すると邪神は、風刃は楽々と躱していたが三度目の火球は少し反応が遅れていた。
「……そういうことか」
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「ですから、何度やっても同じですよ」
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しばらく岩や木を壊しながら吹っ飛んでいき岩壁に巨大なクレーターを作って止まった。
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「くぅ……」
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またさらに詠唱がされると、上空に突如として真っ黒の雲が形成されていき、その雲を見るだけで険悪感を感じる。
雲ができたことにより辺り一面が夜になるなったと錯覚するほど真っ暗になった。
しかし、アストには暗視があるためそれは関係がなかった。
「んだよ……アレ」
そのアストの目の前には、先ほどまで大きさは誤差があった影人がビルほどの大きさとなって自身を見下ろしていたのだった。
ーーーーーーーーー
作者より。
5月20日はこの小説を投稿した記念日でその時に更新できたなかったので今日更新したいと思います!
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読者の皆さんのお陰で一年続けられました!本当にありがとうございます!
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