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七章 決戦
13話 魔物大侵攻
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月日が経ち、ついに2ヶ月が経った。
初日に橙里達が無理をしたことについては俺が雫から説教を受けることで丸く収まり、雫達は雫達で俺の寝込みを襲おうとするから常に結界を展開している。
まぁ結界については、常に展開しているから今更なんだがな。
俺たちは今、城壁の上に立っていた。
これから迎える未来の絶望を無くすために。
「準備はいいか?」
「いつでもいいよ!」
「そうそう!昨日のうちに用意しておいたんだから!」
「僕らも大丈夫だよ」
全員から返事を聞いた俺はもう直ぐ来るであろう奴らを待った。
「来たな」
俺がそう呟くのと同時に、遠くから大量の足音が轟いてきた。
この足音を聞いて街の者達が混乱しないためにこの街には結界を張っているが、もし張っていなかったら本当にパニックになっていただろう。
なんせその足音を鳴らしているのが、目に収まらないほどの大量の魔物なんだからな。
「おっちゃんの話だと、本来俺たちはいないはずなんだがな。今回は少しでも未来を変えさせてもらうぜ!」
俺はそう意気込んで、魔物が蔓延る大地に飛び降りた。
おっちゃんがいうには、魔物の強さはSSランクほどらしいから、今の俺からすれば一発殴るだけで肉塊に変えることも用意だと考えていた。
だが、現実は甘くなかった。
『グルァァァァ!』
『キュエェェェェ!!』
『ガルァァ!』
「クソッ!なかなか硬えなこいつら」
四方八方からさまざまな魔物が襲いかかってくるのだが、どいつもこいつも一発で仕留めることが出来ず、単純な強さなら中級神をも上回ると思うほどだった。
ただ、幸いなことか知力がほぼなく突っ込んでくることしかしないため処理は簡単だった。
「こんな強え魔物どこにしまってたんだよ!」
しかし、単純に魔物は強いためなかなか死ぬことがなかった。
「『水弧』!」
三日月のように弧を描いた水の斬撃が幾度となく魔物を襲った。
「『暴雷雨』!」
突如、上空に雷雲が出来上がり魔物に対して無差別に雷が襲いかかった。
「『重力』!」
広範囲の魔物に対してものすごい重力をかけ潰そうと襲った。
「『空弾』!」
空間を指定し、空気の弾丸を魔物の周りに作りそれを一気に襲わせた。
「『湾曲する矢」
射た矢がまるで意思を持つかのように弧を描き魔物達を襲っていった。
他にも上空から多種多様な魔法の援護射撃が降り注ぐがどれも決定打に欠けていた。
『ミリーナ!全員に耳塞ぐように言ってくれ!ついでに衝撃にも備えるように!』
『ふぇっ?あ、了解!』
俺はミリーナに一言で連絡を入れて魔物達からだいぶん離れた。
「魔導書展開!古代魔法『流星』!」
俺がそう叫ぶと上空に巨大な隕石が出現し、まっすぐ魔物達に向かっていった。
魔道書とは、俺が精霊神様からもらった選別のひとつで、登録した魔法を詠唱なしで発動することができるのだが、俺にとって重要なのはそこじゃない。
俺が最も魅力だと感じたのは、MPをその魔道書に蓄積させることができ、その蓄積させたMPを使うことで自分のMPを使わずに済むことだ。しかも所有者のMPがなくなれば自動的にMPが送られる仕組みになっているのだ。
現在この魔道書には、今までにもずっと俺のMPを注いでいたから今の俺のMPの50倍ほどは溜まっている。
古代魔法の『流星』は、名前の通り自分の思い通りに流星を操ることができる魔法だ。
この魔法の欠点は、効果範囲が大きすぎるせいで仲間にも被害を出すことがあることと、消費するMPが尋常じゃないことだ。
この魔法を使うだけで俺のMPが1京分ほどなくなってしまった。
まぁ俺にとっては減っていて減ってないもんだから特に気にしないがな。
流星が直撃する瞬間、俺は自分と街と雫達がいる場所に最強硬度の結界を貼った。
これぐらいしないとミリーナや街もろとも吹き飛んでしまうからな。
隕石が魔物達とぶつかり轟音と砂煙が俺を襲ったが結界のおかげで被害はない。
俺は風魔法を使い舞い上がる砂を吹き飛ばした。
「おいおい…マジかよ」
砂埃がなくなると、殆どの魔物は消し炭となったが一部の魔物はほぼ無傷の状態だった。
「魔法耐性が高いかそもそも魔法が効かないかだろうが……厄介だな。物理でも攻撃したがあいつらとの間合いが結構あるし…」
俺はそう呟きながら魔物を分析するが地面が急に振動したことで分析をやめ大きく飛び退いた。
その直後、先ほどまで俺がいたところの地面から巨大な顎門が突き出してきた。
「土喰大蛇か。そんで上のが石像の悪魔と半鳥半人ってところか」
俺が言った魔物たちは本来はどれもA級の魔物だが現在の強さは下級神ほどの強さがあった。
俺は上空の魔物からの魔法を躱し俺をなぎ払おうとするロックイーターの尻尾を切り落として一度距離をとった。
「ここでは使わないつもりだったが…負け惜しみしている場合じゃなさそうだな」
俺が視線を向けると、ミリーナ達の方に魔物がだんだん増えていっていた。
弱い者から狙って相手の数を減らしていくのはいい作戦だと思うが、それを許容するほどアストは寛大ではない。
「出でよ、影魂」
俺がそう唱えると、完全装備をしている100体の俺の影と明らかに周りとは異なるオーラを纏っている5人の影が現れた。
ーーーーーーーーー
作者より。
近況ボードに新しく記載したのでよろしければ覗いて行ってください。
今回もこの作品を読んでくださりありがとうございます。
まだまだ未熟者ですが精進していくので応援よろしくお願いします。
初日に橙里達が無理をしたことについては俺が雫から説教を受けることで丸く収まり、雫達は雫達で俺の寝込みを襲おうとするから常に結界を展開している。
まぁ結界については、常に展開しているから今更なんだがな。
俺たちは今、城壁の上に立っていた。
これから迎える未来の絶望を無くすために。
「準備はいいか?」
「いつでもいいよ!」
「そうそう!昨日のうちに用意しておいたんだから!」
「僕らも大丈夫だよ」
全員から返事を聞いた俺はもう直ぐ来るであろう奴らを待った。
「来たな」
俺がそう呟くのと同時に、遠くから大量の足音が轟いてきた。
この足音を聞いて街の者達が混乱しないためにこの街には結界を張っているが、もし張っていなかったら本当にパニックになっていただろう。
なんせその足音を鳴らしているのが、目に収まらないほどの大量の魔物なんだからな。
「おっちゃんの話だと、本来俺たちはいないはずなんだがな。今回は少しでも未来を変えさせてもらうぜ!」
俺はそう意気込んで、魔物が蔓延る大地に飛び降りた。
おっちゃんがいうには、魔物の強さはSSランクほどらしいから、今の俺からすれば一発殴るだけで肉塊に変えることも用意だと考えていた。
だが、現実は甘くなかった。
『グルァァァァ!』
『キュエェェェェ!!』
『ガルァァ!』
「クソッ!なかなか硬えなこいつら」
四方八方からさまざまな魔物が襲いかかってくるのだが、どいつもこいつも一発で仕留めることが出来ず、単純な強さなら中級神をも上回ると思うほどだった。
ただ、幸いなことか知力がほぼなく突っ込んでくることしかしないため処理は簡単だった。
「こんな強え魔物どこにしまってたんだよ!」
しかし、単純に魔物は強いためなかなか死ぬことがなかった。
「『水弧』!」
三日月のように弧を描いた水の斬撃が幾度となく魔物を襲った。
「『暴雷雨』!」
突如、上空に雷雲が出来上がり魔物に対して無差別に雷が襲いかかった。
「『重力』!」
広範囲の魔物に対してものすごい重力をかけ潰そうと襲った。
「『空弾』!」
空間を指定し、空気の弾丸を魔物の周りに作りそれを一気に襲わせた。
「『湾曲する矢」
射た矢がまるで意思を持つかのように弧を描き魔物達を襲っていった。
他にも上空から多種多様な魔法の援護射撃が降り注ぐがどれも決定打に欠けていた。
『ミリーナ!全員に耳塞ぐように言ってくれ!ついでに衝撃にも備えるように!』
『ふぇっ?あ、了解!』
俺はミリーナに一言で連絡を入れて魔物達からだいぶん離れた。
「魔導書展開!古代魔法『流星』!」
俺がそう叫ぶと上空に巨大な隕石が出現し、まっすぐ魔物達に向かっていった。
魔道書とは、俺が精霊神様からもらった選別のひとつで、登録した魔法を詠唱なしで発動することができるのだが、俺にとって重要なのはそこじゃない。
俺が最も魅力だと感じたのは、MPをその魔道書に蓄積させることができ、その蓄積させたMPを使うことで自分のMPを使わずに済むことだ。しかも所有者のMPがなくなれば自動的にMPが送られる仕組みになっているのだ。
現在この魔道書には、今までにもずっと俺のMPを注いでいたから今の俺のMPの50倍ほどは溜まっている。
古代魔法の『流星』は、名前の通り自分の思い通りに流星を操ることができる魔法だ。
この魔法の欠点は、効果範囲が大きすぎるせいで仲間にも被害を出すことがあることと、消費するMPが尋常じゃないことだ。
この魔法を使うだけで俺のMPが1京分ほどなくなってしまった。
まぁ俺にとっては減っていて減ってないもんだから特に気にしないがな。
流星が直撃する瞬間、俺は自分と街と雫達がいる場所に最強硬度の結界を貼った。
これぐらいしないとミリーナや街もろとも吹き飛んでしまうからな。
隕石が魔物達とぶつかり轟音と砂煙が俺を襲ったが結界のおかげで被害はない。
俺は風魔法を使い舞い上がる砂を吹き飛ばした。
「おいおい…マジかよ」
砂埃がなくなると、殆どの魔物は消し炭となったが一部の魔物はほぼ無傷の状態だった。
「魔法耐性が高いかそもそも魔法が効かないかだろうが……厄介だな。物理でも攻撃したがあいつらとの間合いが結構あるし…」
俺はそう呟きながら魔物を分析するが地面が急に振動したことで分析をやめ大きく飛び退いた。
その直後、先ほどまで俺がいたところの地面から巨大な顎門が突き出してきた。
「土喰大蛇か。そんで上のが石像の悪魔と半鳥半人ってところか」
俺が言った魔物たちは本来はどれもA級の魔物だが現在の強さは下級神ほどの強さがあった。
俺は上空の魔物からの魔法を躱し俺をなぎ払おうとするロックイーターの尻尾を切り落として一度距離をとった。
「ここでは使わないつもりだったが…負け惜しみしている場合じゃなさそうだな」
俺が視線を向けると、ミリーナ達の方に魔物がだんだん増えていっていた。
弱い者から狙って相手の数を減らしていくのはいい作戦だと思うが、それを許容するほどアストは寛大ではない。
「出でよ、影魂」
俺がそう唱えると、完全装備をしている100体の俺の影と明らかに周りとは異なるオーラを纏っている5人の影が現れた。
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作者より。
近況ボードに新しく記載したのでよろしければ覗いて行ってください。
今回もこの作品を読んでくださりありがとうございます。
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