215 / 250
七章 決戦
11話 修行の成果
しおりを挟む
世界最高の強度を持ち、不死の怪物。
あらゆる強者に絶望を与え、命を刈り尽くしてきたもの。
無限の眷属を持ち、眷属の死の数だけ命がある。
そのものの名を、敬意と畏怖を込めて神々はこういった。
剛絶の不死龍 バジリスク と。
目の前に迫る氷の槍を壁を蹴りつけることで躱し、横から迫る尻尾を体をひねりながら躱す。
しかし、その下からまるで待ち構えていたかのように岩の棘が生えでた。
それを橙里は重力魔法を使い棘を押しつぶした。
「はぁはぁ。翔也、大丈夫か!」
「これ見て大丈夫だと思えるんならどうかしてると思うよ!」
「文句言えるんなら大丈夫そうだな!」
「ハハッ。大丈夫ならいいんだけどね!」
お互いに笑い合うが、その顔には疲労がにじみ出ていた。
翔也は吹き飛ばされた場所から地面に降りてその場で付与魔法を行使していた。
足は変わらず本来の方向に向いておらず立つことも厳しかった。
いつ狙われてもおかしくないが、橙里が注意を引きつけているためなんとかなっていた。
これまでにも何度か神龍を殺すことができていたが、一瞬で回復をし攻撃してくるため休む暇がなかった。
「あーー、魔法が効いたら楽なんだけどな!」
「文句言ってないでこの状況をどうにかしなきゃだよ!」
水の球を躱しながらそう愚痴る橙里だが、翔也に一喝されてしまう。
「翔也!アレできるか?」
「アレって……アレのこと?」
「それ以外にあるかよ!」
「でもまだ成功したことないよ!」
「なら今ここで成功させりゃあいいだろうが!」
橙里は目の前に迫る顎門を自身に重力をかけることで無理やりに躱し翔也の近くに移動した。
「俺たちの修行の成果。あいつに見せつけてやろうぜ!」
「……うん!」
2人はお互いに肩を合わせて譜を唄い始めた。
「「世界の理を知り 世界に見捨てられし者 深淵を覗き 絶望に殺されし時 我が身を捨て 既存を超越する」」
2人が歌っている間、神龍は好機と思ったのか巨大な顎門をもって2人に迫った。
「「森羅万象 概念を滅し 創造を起こせ 敵を滅し 死の運命を覆せ」」
そこで2人は一呼吸を置き、目の前に迫る巨大な口を見据えながら叫んだ。
「「2人の力を1つに 消滅牢獄!!」」
2人が叫びおわった直後、神龍の周りに箱型の薄い膜が出来上がった。
「グルァァァァ!!!」
「「うおおおおおお!」」
その箱はだんだんと小さくなっていき神龍は断末魔を上げながら箱の中でメキメキと潰れていった。
ものの数分で原型を留めていない肉塊が箱の中で形成されたがその後もミチミチ、メキメキとグロテスクな音を奏でてその箱中のものを押し潰していった。
そして、箱ごとまるでもともと存在してなかったかのように綺麗さっぱり消滅した。
あたりには、静寂が漂い2人の荒々しい呼吸音だけが響いていた。
「はぁはぁ。こ、今後こそ……」
「はぁはぁ。うん……僕たちの勝ちだ!」
「「…………よっしゃぁぁぁあ!!!」」
2人は喜びととてつもない達成感のせいかそう叫び、思いっきり背中から倒れこんだ。
2人が使った技は、強力故にMPの消費が激しく2人だけのMPでは到底たり得ていなかった。
そこで代わりに消費したのが大気に漂つ魔素と自分たちが持つ全てだ。
大気に漂う魔素から微量ながらもMPを確保し、残りの足りなかったMPは自分たちがもっている装備や生命力から消費していた。
幸いか、2人は長命種とされるドワーフと竜人のためそのような無茶をしてもなんとかなったのだ。
普通の人間がこれを行えば魔法を行使することなく生命力が削られ死ぬことだろう。
2人は練習をしていたとあるが、このような魔法を頻繁に練習できるわけもないので大量の魔石を用意してその魔石を燃料に魔法を行使し木だったり石だったりを相手に発動していた。
「僕たち……勝ったんだね」
「ああ、300年ぐらい生命力使ったけどな」
「僕もだから…2人合わせて600年か。まぁそれだけで倒せたんなら安い方だよ」
「それもそっか。はぁ、お腹すいたな」
「うん。でも、今はゆっくり休みたい」
「それも……そうだな」
「ちょっとだけ……休も?」
「ああ」
橙里がそう答えると、すでに限界だったのか2人は寝息を立てながら洞窟内だというのに寝始めた。
「2人とも無茶しすぎだろ」
2人が夢に旅立ったのを見送り、アストは毛布をかけてやった。
「さてと…………おい。そこにいるのは分かってるんだ」
アストは、自身の後ろにいる何者かに対してそう言った。
「へぇ、バレてるとは思わなかったなぁ」
すると、闇の靄が現れその中から黒色の猫耳をつけた少女が出てきた。
「お前……邪神だな」
「ふーん、そこまで分かってるんだ」
俺がそう聞くと、少女はあっさり肯定した。
「でも1つ間違ってる」
「なんだ」
「私をあんな邪神どもと一緒にいないでよね。私は至高亜神族が1人、幻影のメイルなんだから。よろしくね」
「邪神とよろしくするつもりはない」
俺はそう返し一瞬でグラムを装備し振り切ったが、上空に躱されてしまった。
グラムがふり抜かれた場所には巨大な亀裂が入り暴風が巻き起こった。
「わーお。こんなの当たったらひとたまりもないね」
少女の殻を被った神はそう笑いながら言い、その後も特に何かしてこようとはしなかった。
「一体何をした来た」
「ただの偵察と戦力強化だね。さっきのバジリスクも戦力の1つだったんだけどそこの2人にやられちゃったからねぇ。また連れてくるのはめんどくさいけどいいもの見れたからいいんだ」
「貴様らは一体何がしたい」
「うーん、今はまだ私からは答えられないかな。次会った時のお楽しみにね。もう時間だからバイバイ」
「待て!」
俺が呼び止めようとするが、少女は手を振りながら闇の中へと消えていった。
「……今は深追いしない方が良さそうだな」
俺は橙里たちを見ながらそう呟き転移を使用して宿へと戻った。
ーーーーーーーーー
作者より。
もうすぐで公立の入試だね~。受ける人は頑張ってね!
お兄さんは休みだからバンバン書いてくよ~。
高校生で詠唱を考えるのって相当恥かしいね。同士に見せたら笑われちまったよ。
「詠唱はロマンだからなw気にするなw」なんて言われまして……顔がうざいんでぶん殴ってやろうかと思いましたよ。
良さげな詠唱があったら是非教えてください。
今後も頑張るので応援よろしくお願いします。
あらゆる強者に絶望を与え、命を刈り尽くしてきたもの。
無限の眷属を持ち、眷属の死の数だけ命がある。
そのものの名を、敬意と畏怖を込めて神々はこういった。
剛絶の不死龍 バジリスク と。
目の前に迫る氷の槍を壁を蹴りつけることで躱し、横から迫る尻尾を体をひねりながら躱す。
しかし、その下からまるで待ち構えていたかのように岩の棘が生えでた。
それを橙里は重力魔法を使い棘を押しつぶした。
「はぁはぁ。翔也、大丈夫か!」
「これ見て大丈夫だと思えるんならどうかしてると思うよ!」
「文句言えるんなら大丈夫そうだな!」
「ハハッ。大丈夫ならいいんだけどね!」
お互いに笑い合うが、その顔には疲労がにじみ出ていた。
翔也は吹き飛ばされた場所から地面に降りてその場で付与魔法を行使していた。
足は変わらず本来の方向に向いておらず立つことも厳しかった。
いつ狙われてもおかしくないが、橙里が注意を引きつけているためなんとかなっていた。
これまでにも何度か神龍を殺すことができていたが、一瞬で回復をし攻撃してくるため休む暇がなかった。
「あーー、魔法が効いたら楽なんだけどな!」
「文句言ってないでこの状況をどうにかしなきゃだよ!」
水の球を躱しながらそう愚痴る橙里だが、翔也に一喝されてしまう。
「翔也!アレできるか?」
「アレって……アレのこと?」
「それ以外にあるかよ!」
「でもまだ成功したことないよ!」
「なら今ここで成功させりゃあいいだろうが!」
橙里は目の前に迫る顎門を自身に重力をかけることで無理やりに躱し翔也の近くに移動した。
「俺たちの修行の成果。あいつに見せつけてやろうぜ!」
「……うん!」
2人はお互いに肩を合わせて譜を唄い始めた。
「「世界の理を知り 世界に見捨てられし者 深淵を覗き 絶望に殺されし時 我が身を捨て 既存を超越する」」
2人が歌っている間、神龍は好機と思ったのか巨大な顎門をもって2人に迫った。
「「森羅万象 概念を滅し 創造を起こせ 敵を滅し 死の運命を覆せ」」
そこで2人は一呼吸を置き、目の前に迫る巨大な口を見据えながら叫んだ。
「「2人の力を1つに 消滅牢獄!!」」
2人が叫びおわった直後、神龍の周りに箱型の薄い膜が出来上がった。
「グルァァァァ!!!」
「「うおおおおおお!」」
その箱はだんだんと小さくなっていき神龍は断末魔を上げながら箱の中でメキメキと潰れていった。
ものの数分で原型を留めていない肉塊が箱の中で形成されたがその後もミチミチ、メキメキとグロテスクな音を奏でてその箱中のものを押し潰していった。
そして、箱ごとまるでもともと存在してなかったかのように綺麗さっぱり消滅した。
あたりには、静寂が漂い2人の荒々しい呼吸音だけが響いていた。
「はぁはぁ。こ、今後こそ……」
「はぁはぁ。うん……僕たちの勝ちだ!」
「「…………よっしゃぁぁぁあ!!!」」
2人は喜びととてつもない達成感のせいかそう叫び、思いっきり背中から倒れこんだ。
2人が使った技は、強力故にMPの消費が激しく2人だけのMPでは到底たり得ていなかった。
そこで代わりに消費したのが大気に漂つ魔素と自分たちが持つ全てだ。
大気に漂う魔素から微量ながらもMPを確保し、残りの足りなかったMPは自分たちがもっている装備や生命力から消費していた。
幸いか、2人は長命種とされるドワーフと竜人のためそのような無茶をしてもなんとかなったのだ。
普通の人間がこれを行えば魔法を行使することなく生命力が削られ死ぬことだろう。
2人は練習をしていたとあるが、このような魔法を頻繁に練習できるわけもないので大量の魔石を用意してその魔石を燃料に魔法を行使し木だったり石だったりを相手に発動していた。
「僕たち……勝ったんだね」
「ああ、300年ぐらい生命力使ったけどな」
「僕もだから…2人合わせて600年か。まぁそれだけで倒せたんなら安い方だよ」
「それもそっか。はぁ、お腹すいたな」
「うん。でも、今はゆっくり休みたい」
「それも……そうだな」
「ちょっとだけ……休も?」
「ああ」
橙里がそう答えると、すでに限界だったのか2人は寝息を立てながら洞窟内だというのに寝始めた。
「2人とも無茶しすぎだろ」
2人が夢に旅立ったのを見送り、アストは毛布をかけてやった。
「さてと…………おい。そこにいるのは分かってるんだ」
アストは、自身の後ろにいる何者かに対してそう言った。
「へぇ、バレてるとは思わなかったなぁ」
すると、闇の靄が現れその中から黒色の猫耳をつけた少女が出てきた。
「お前……邪神だな」
「ふーん、そこまで分かってるんだ」
俺がそう聞くと、少女はあっさり肯定した。
「でも1つ間違ってる」
「なんだ」
「私をあんな邪神どもと一緒にいないでよね。私は至高亜神族が1人、幻影のメイルなんだから。よろしくね」
「邪神とよろしくするつもりはない」
俺はそう返し一瞬でグラムを装備し振り切ったが、上空に躱されてしまった。
グラムがふり抜かれた場所には巨大な亀裂が入り暴風が巻き起こった。
「わーお。こんなの当たったらひとたまりもないね」
少女の殻を被った神はそう笑いながら言い、その後も特に何かしてこようとはしなかった。
「一体何をした来た」
「ただの偵察と戦力強化だね。さっきのバジリスクも戦力の1つだったんだけどそこの2人にやられちゃったからねぇ。また連れてくるのはめんどくさいけどいいもの見れたからいいんだ」
「貴様らは一体何がしたい」
「うーん、今はまだ私からは答えられないかな。次会った時のお楽しみにね。もう時間だからバイバイ」
「待て!」
俺が呼び止めようとするが、少女は手を振りながら闇の中へと消えていった。
「……今は深追いしない方が良さそうだな」
俺は橙里たちを見ながらそう呟き転移を使用して宿へと戻った。
ーーーーーーーーー
作者より。
もうすぐで公立の入試だね~。受ける人は頑張ってね!
お兄さんは休みだからバンバン書いてくよ~。
高校生で詠唱を考えるのって相当恥かしいね。同士に見せたら笑われちまったよ。
「詠唱はロマンだからなw気にするなw」なんて言われまして……顔がうざいんでぶん殴ってやろうかと思いましたよ。
良さげな詠唱があったら是非教えてください。
今後も頑張るので応援よろしくお願いします。
1
お気に入りに追加
3,453
あなたにおすすめの小説

スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。

追放されたギルドの書記ですが、落ちこぼれスキル《転写》が覚醒して何でも《コピー》出来るようになったので、魔法を極めることにしました
遥 かずら
ファンタジー
冒険者ギルドに所属しているエンジは剣と魔法の才能が無く、文字を書くことだけが取り柄であった。落ちこぼれスキル【転写】を使いギルド帳の筆記作業で生計を立てていた。そんなある日、立ち寄った勇者パーティーの貴重な古代書を間違って書き写してしまい、盗人扱いされ、勇者によってギルドから追放されてしまう。
追放されたエンジは、【転写】スキルが、物やスキル、ステータスや魔法に至るまで何でも【コピー】できるほどに極められていることに気が付く。
やがて彼は【コピー】マスターと呼ばれ、世界最強の冒険者となっていくのであった。

【完結】追放された実は最強道士だった俺、異国の元勇者の美剣女と出会ったことで、皇帝すらも認めるほどまで成り上がる
岡崎 剛柔
ファンタジー
【あらすじ】
「龍信、貴様は今日限りで解雇だ。この屋敷から出ていけ」
孫龍信(そん・りゅうしん)にそう告げたのは、先代当主の弟の孫笑山(そん・しょうざん)だった。
数年前に先代当主とその息子を盗賊団たちの魔の手から救った龍信は、自分の名前と道士であること以外の記憶を無くしていたにもかかわらず、大富豪の孫家の屋敷に食客として迎え入れられていた。
それは人柄だけでなく、常人をはるかに超える武術の腕前ゆえにであった。
ところが先代当主とその息子が事故で亡くなったことにより、龍信はこの屋敷に置いておく理由は無いと新たに当主となった笑山に追放されてしまう。
その後、野良道士となった龍信は異国からきた金毛剣女ことアリシアと出会うことで人生が一変する。
とある目的のためにこの華秦国へとやってきたアリシア。
そんなアリシアの道士としての試験に付き添ったりすることで、龍信はアリシアの正体やこの国に来た理由を知って感銘を受け、その目的を達成させるために龍信はアリシアと一緒に旅をすることを決意する。
またアリシアと出会ったことで龍信も自分の記憶を取り戻し、自分の長剣が普通の剣ではないことと、自分自身もまた普通の人間ではないことを思い出す。
そして龍信とアリシアは旅先で薬士の春花も仲間に加え、様々な人間に感謝されるような行動をする反面、悪意ある人間からの妨害なども受けるが、それらの人物はすべて相応の報いを受けることとなる。
笑山もまた同じだった。
それどころか自分の欲望のために龍信を屋敷から追放した笑山は、落ちぶれるどころか人間として最悪の末路を辿ることとなる。
一方の龍信はアリシアのこの国に来た目的に心から協力することで、巡り巡って皇帝にすらも認められるほど成り上がっていく。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

レベルが上がらずパーティから捨てられましたが、実は成長曲線が「勇者」でした
桐山じゃろ
ファンタジー
同い年の幼馴染で作ったパーティの中で、ラウトだけがレベル10から上がらなくなってしまった。パーティリーダーのセルパンはラウトに頼り切っている現状に気づかないまま、レベルが低いという理由だけでラウトをパーティから追放する。しかしその後、仲間のひとりはラウトについてきてくれたし、弱い魔物を倒しただけでレベルが上がり始めた。やがてラウトは精霊に寵愛されし最強の勇者となる。一方でラウトを捨てた元仲間たちは自業自得によるざまぁに遭ったりします。※小説家になろう、カクヨムにも同じものを公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる