214 / 250
七章 決戦
10話 VS神龍 バジリスク
しおりを挟む
神龍より放たれた雷の球を2人は左右に分かれながら躱した。
「さっきのステータスを見る限り魔法は効かない!物理攻撃で行くしかないよ!」
「了解!」
翔也が饒舌スキルを上手く使いながらそう説明し、橙里が短くそう返した。
「ハァァァ!!」
橙里は無詠唱で腕に部分竜化と部分筋力増加を発動しバジリスクに肉薄した。
『グラァァァァ!!!』
「んな!?」
しかし、あともう少しのところで神龍が咆哮し当たった部分がまるで硬い何かに当たったかのような甲高い音を立てて弾かれた。
「クソッ俺の筋力が無理だ!」
「僕が付与する!『鋭利化』、『貫徹』、『防御不可』、『爆発』!!」
翔也の付与を終え、もう一度肉薄した橙里は前脚の人間でいうアキレス腱があるところに向かって斬りつけた。
神龍は先ほどと同じように咆哮したが、今回は刃が中程まで切り込まれ、刃が止まったところで小規模の爆発が起こった。小規模といってもそこらの家屋が一瞬で消し炭になるほどの威力と規模だ。
これは、先ほどと翔也が行なった付与で『爆発』というものでありその能力は、付与された武器を持つ者が念じることで刃に触れている場所から爆発を引き起こすというものだ。
しかし、この能力で引き起こされた爆発において武器の持ち主はダメージを受けないが衝撃までは殺せないため使う先は気をつけなくてはならない。
その攻撃のせいでバジリスクはバランスを崩し前かがみに倒れこんだ。
「よし!畳み掛けるぞ!」
「うん」
そして2人は、それぞれ真紅に輝く剣と蒼海のように美しい剣を構えた。
その武器は、家を出る前にアストが2人に渡したものであり、どちらも驚異的な能力を保有している。
橙里に与えられた真紅に輝く剣の能力は、
如何なるものも斬りつけることができ、血がこの剣に触れると血の持ち主に対して圧倒的な破壊力を得れる。さらに、火を支配下に置くことができ刃の温度も調節することができる。
そして、その真名を呼ぶことで覚醒する。
翔也に与えられた蒼海のように美しい剣の能力は、
ありとあらゆる液体を支配下に置くことができ、刃に触れた箇所を液体にすることができる。さらに、支配下にある液体は、自由自在に変化させることができ温度も調節することができる。
そして、その真名を呼ぶことで覚醒する。
「行くぜ!アカツキ!」
「行くよ!ヨイ!」
2人はそれぞれ手に持つ剣の真名を呼んだ。
すると、剣はいきなり輝き出しまるで脈打つように剣身に白のラインが現れたり消えたりを繰り返した。
特にそれ以外には変わったようには見えないが、その武器を持っている2人は今までとは大きな差があった。
「すげー、なんか力が漲ってる!」
「これなら……いけそう!」
覚醒後の追加能力。
それは、武器の所有者に生物を超越した力を授けることである。
単純ながら、もっとも強力な能力だ。
「翔也!付与!」
「分かった!」
そして、橙里は翔也にそう声をかけながら神龍に向かって走りだした。
その速さは先ほどまでとは次元が違いたった一瞬でお互いの距離が0となった。
さらに、翔也の付与速度も次元を超え、この時にはすでに6つの付与を終えていた。
「ハァァァァァアア!!」
先ほどと同じように腕に部分竜化を施し、大跳躍を得て神龍の上空に飛び上がり、上段の構えから一気に首へと剣を振り落とした。
神龍は自身の持つ硬化スキルをふんだんに使いその攻撃に耐えようとするが、如何なるものを斬りつける剣に対してそれは愚行だった。
剣はまるでバターを切るかのように滑らかに刃が通っていき、首に深い傷を与えた。
すこし遅れて、翔也がその傷口に剣を突き刺した。
「逆流せよ!!」
翔也がそう叫んだ直後、神龍の調子がだんだんと悪くなっていった。
翔也が行ったのは、体内に剣を突き立て『ヨイ』の能力である、あらゆる液体を支配下に置くことで神龍の血液を逆流させたのだ。
その能力で、神龍の体内のいたるところが破壊され目が血走ったようになり口を閉じたり開けたりを繰り返しながら数分後には事切れた。
「「や、やったーー!!」」
2人はそれぞれ手を取り合って討伐したことに喜んだ。
「さすが翔也だ!ナイス付与!」
「橙里にいちゃんこそ!ナイスアタック!」
2人はそう言い合ってハイタッチをした。
「さて、こいつをやったのはいいけど」
「うん。どうやって帰るかだよね」
2人が来た道は現在、岩盤によって閉ざされていた。
「『ヨイ』の能力でこの岩盤液体に変えれないか?」
「試してみるよ」
翔也が『ヨイ』を構え目の前の岩盤で振り下ろす瞬間、視界の端にいた通りが一瞬で消えた。
「えっ……」
振り返ると、先ほどまで橙里がいたところには自分たちの数倍はあるほどの巨大な尾があった。そして、左側を見ると岩壁に埋まって身体中から血を流している橙里がいた。
それを確認し、もう一度目線を巨大な尾に向けると訳もわからず吹き飛ばされた。
「カハッ!」
橙里と同じように岩壁に体が埋め込んだが、翔也はさらに足があらぬ方向へと曲がっていた。
「クゥゥ……翔也、翔也!」
なんとか岩壁から抜けることができた橙里はそう叫びながら翔也のところに向かおうとするが、それを拒むものがいた。
「な、なんで…なんでまだ生きてんだよ!」
そこには、先ほど確かにとどめを刺したはずの神龍がいた。
ーーーーーーーーー
作者より。
今日は二話更新しときます!
バレンタインだとでも思っといてくださいw
今後も頑張るので応援よろしくお願いします。
「さっきのステータスを見る限り魔法は効かない!物理攻撃で行くしかないよ!」
「了解!」
翔也が饒舌スキルを上手く使いながらそう説明し、橙里が短くそう返した。
「ハァァァ!!」
橙里は無詠唱で腕に部分竜化と部分筋力増加を発動しバジリスクに肉薄した。
『グラァァァァ!!!』
「んな!?」
しかし、あともう少しのところで神龍が咆哮し当たった部分がまるで硬い何かに当たったかのような甲高い音を立てて弾かれた。
「クソッ俺の筋力が無理だ!」
「僕が付与する!『鋭利化』、『貫徹』、『防御不可』、『爆発』!!」
翔也の付与を終え、もう一度肉薄した橙里は前脚の人間でいうアキレス腱があるところに向かって斬りつけた。
神龍は先ほどと同じように咆哮したが、今回は刃が中程まで切り込まれ、刃が止まったところで小規模の爆発が起こった。小規模といってもそこらの家屋が一瞬で消し炭になるほどの威力と規模だ。
これは、先ほどと翔也が行なった付与で『爆発』というものでありその能力は、付与された武器を持つ者が念じることで刃に触れている場所から爆発を引き起こすというものだ。
しかし、この能力で引き起こされた爆発において武器の持ち主はダメージを受けないが衝撃までは殺せないため使う先は気をつけなくてはならない。
その攻撃のせいでバジリスクはバランスを崩し前かがみに倒れこんだ。
「よし!畳み掛けるぞ!」
「うん」
そして2人は、それぞれ真紅に輝く剣と蒼海のように美しい剣を構えた。
その武器は、家を出る前にアストが2人に渡したものであり、どちらも驚異的な能力を保有している。
橙里に与えられた真紅に輝く剣の能力は、
如何なるものも斬りつけることができ、血がこの剣に触れると血の持ち主に対して圧倒的な破壊力を得れる。さらに、火を支配下に置くことができ刃の温度も調節することができる。
そして、その真名を呼ぶことで覚醒する。
翔也に与えられた蒼海のように美しい剣の能力は、
ありとあらゆる液体を支配下に置くことができ、刃に触れた箇所を液体にすることができる。さらに、支配下にある液体は、自由自在に変化させることができ温度も調節することができる。
そして、その真名を呼ぶことで覚醒する。
「行くぜ!アカツキ!」
「行くよ!ヨイ!」
2人はそれぞれ手に持つ剣の真名を呼んだ。
すると、剣はいきなり輝き出しまるで脈打つように剣身に白のラインが現れたり消えたりを繰り返した。
特にそれ以外には変わったようには見えないが、その武器を持っている2人は今までとは大きな差があった。
「すげー、なんか力が漲ってる!」
「これなら……いけそう!」
覚醒後の追加能力。
それは、武器の所有者に生物を超越した力を授けることである。
単純ながら、もっとも強力な能力だ。
「翔也!付与!」
「分かった!」
そして、橙里は翔也にそう声をかけながら神龍に向かって走りだした。
その速さは先ほどまでとは次元が違いたった一瞬でお互いの距離が0となった。
さらに、翔也の付与速度も次元を超え、この時にはすでに6つの付与を終えていた。
「ハァァァァァアア!!」
先ほどと同じように腕に部分竜化を施し、大跳躍を得て神龍の上空に飛び上がり、上段の構えから一気に首へと剣を振り落とした。
神龍は自身の持つ硬化スキルをふんだんに使いその攻撃に耐えようとするが、如何なるものを斬りつける剣に対してそれは愚行だった。
剣はまるでバターを切るかのように滑らかに刃が通っていき、首に深い傷を与えた。
すこし遅れて、翔也がその傷口に剣を突き刺した。
「逆流せよ!!」
翔也がそう叫んだ直後、神龍の調子がだんだんと悪くなっていった。
翔也が行ったのは、体内に剣を突き立て『ヨイ』の能力である、あらゆる液体を支配下に置くことで神龍の血液を逆流させたのだ。
その能力で、神龍の体内のいたるところが破壊され目が血走ったようになり口を閉じたり開けたりを繰り返しながら数分後には事切れた。
「「や、やったーー!!」」
2人はそれぞれ手を取り合って討伐したことに喜んだ。
「さすが翔也だ!ナイス付与!」
「橙里にいちゃんこそ!ナイスアタック!」
2人はそう言い合ってハイタッチをした。
「さて、こいつをやったのはいいけど」
「うん。どうやって帰るかだよね」
2人が来た道は現在、岩盤によって閉ざされていた。
「『ヨイ』の能力でこの岩盤液体に変えれないか?」
「試してみるよ」
翔也が『ヨイ』を構え目の前の岩盤で振り下ろす瞬間、視界の端にいた通りが一瞬で消えた。
「えっ……」
振り返ると、先ほどまで橙里がいたところには自分たちの数倍はあるほどの巨大な尾があった。そして、左側を見ると岩壁に埋まって身体中から血を流している橙里がいた。
それを確認し、もう一度目線を巨大な尾に向けると訳もわからず吹き飛ばされた。
「カハッ!」
橙里と同じように岩壁に体が埋め込んだが、翔也はさらに足があらぬ方向へと曲がっていた。
「クゥゥ……翔也、翔也!」
なんとか岩壁から抜けることができた橙里はそう叫びながら翔也のところに向かおうとするが、それを拒むものがいた。
「な、なんで…なんでまだ生きてんだよ!」
そこには、先ほど確かにとどめを刺したはずの神龍がいた。
ーーーーーーーーー
作者より。
今日は二話更新しときます!
バレンタインだとでも思っといてくださいw
今後も頑張るので応援よろしくお願いします。
1
お気に入りに追加
3,453
あなたにおすすめの小説

スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。

追放されたギルドの書記ですが、落ちこぼれスキル《転写》が覚醒して何でも《コピー》出来るようになったので、魔法を極めることにしました
遥 かずら
ファンタジー
冒険者ギルドに所属しているエンジは剣と魔法の才能が無く、文字を書くことだけが取り柄であった。落ちこぼれスキル【転写】を使いギルド帳の筆記作業で生計を立てていた。そんなある日、立ち寄った勇者パーティーの貴重な古代書を間違って書き写してしまい、盗人扱いされ、勇者によってギルドから追放されてしまう。
追放されたエンジは、【転写】スキルが、物やスキル、ステータスや魔法に至るまで何でも【コピー】できるほどに極められていることに気が付く。
やがて彼は【コピー】マスターと呼ばれ、世界最強の冒険者となっていくのであった。

【完結】追放された実は最強道士だった俺、異国の元勇者の美剣女と出会ったことで、皇帝すらも認めるほどまで成り上がる
岡崎 剛柔
ファンタジー
【あらすじ】
「龍信、貴様は今日限りで解雇だ。この屋敷から出ていけ」
孫龍信(そん・りゅうしん)にそう告げたのは、先代当主の弟の孫笑山(そん・しょうざん)だった。
数年前に先代当主とその息子を盗賊団たちの魔の手から救った龍信は、自分の名前と道士であること以外の記憶を無くしていたにもかかわらず、大富豪の孫家の屋敷に食客として迎え入れられていた。
それは人柄だけでなく、常人をはるかに超える武術の腕前ゆえにであった。
ところが先代当主とその息子が事故で亡くなったことにより、龍信はこの屋敷に置いておく理由は無いと新たに当主となった笑山に追放されてしまう。
その後、野良道士となった龍信は異国からきた金毛剣女ことアリシアと出会うことで人生が一変する。
とある目的のためにこの華秦国へとやってきたアリシア。
そんなアリシアの道士としての試験に付き添ったりすることで、龍信はアリシアの正体やこの国に来た理由を知って感銘を受け、その目的を達成させるために龍信はアリシアと一緒に旅をすることを決意する。
またアリシアと出会ったことで龍信も自分の記憶を取り戻し、自分の長剣が普通の剣ではないことと、自分自身もまた普通の人間ではないことを思い出す。
そして龍信とアリシアは旅先で薬士の春花も仲間に加え、様々な人間に感謝されるような行動をする反面、悪意ある人間からの妨害なども受けるが、それらの人物はすべて相応の報いを受けることとなる。
笑山もまた同じだった。
それどころか自分の欲望のために龍信を屋敷から追放した笑山は、落ちぶれるどころか人間として最悪の末路を辿ることとなる。
一方の龍信はアリシアのこの国に来た目的に心から協力することで、巡り巡って皇帝にすらも認められるほど成り上がっていく。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

レベルが上がらずパーティから捨てられましたが、実は成長曲線が「勇者」でした
桐山じゃろ
ファンタジー
同い年の幼馴染で作ったパーティの中で、ラウトだけがレベル10から上がらなくなってしまった。パーティリーダーのセルパンはラウトに頼り切っている現状に気づかないまま、レベルが低いという理由だけでラウトをパーティから追放する。しかしその後、仲間のひとりはラウトについてきてくれたし、弱い魔物を倒しただけでレベルが上がり始めた。やがてラウトは精霊に寵愛されし最強の勇者となる。一方でラウトを捨てた元仲間たちは自業自得によるざまぁに遭ったりします。※小説家になろう、カクヨムにも同じものを公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる