クラス転移したからクラスの奴に復讐します

wrath

文字の大きさ
上 下
209 / 250
七章 決戦

5話 服と炭酸

しおりを挟む
朝、目覚めた俺はなぜか抱きついているミリーナを起こし、着替えるから先にリビングに行っててと言われたから先にリビングに出てきた。
出てきた俺は洗面所に向かい顔を洗って目を覚ましたあといつもの戦闘服に着替えた。

コーヒーを作って飲んでいると、橙里が先に出てきた。

「おはよ、にいちゃん」
「おはよう。なんか飲むか?」
「じゃあオレンジジュース飲む」
「わかった……ほら」
「ありがと」

橙里に飲み物を注いでやり、二人で並んでソファに座った。

「にいちゃんの服かっこいいね」
「これか?なんなら……これやるよ」

俺はそう言って、普段使っていない服を橙里に合いそうなやつで一着出してやった。

「え!?いいの?」
「ああ、お前らには強くなって欲しいしな。ほら、着てみろよ」
「うん!」

俺が渡したのは、龍神様から餞別としてもらった神装だ。

ーーーーーーーーー
神装  鬼神の着物一式
レア度:詳細不明
能力:戦闘時自動サポート、自然回復極、長短自動調節、気温自動調整、魔法攻撃8割減、不滅、自動再生、魔法追尾効果完全耐性、常時清潔、即死耐性、
概要:龍神オリジナルの神装一式。世界でこの一着だけの超レア物。
ーーーーーーーーーー

鬼神と言ったら学園の園外学習の時にあったオーガのことを思い出すな。
俺が危機感を持ったのはアイツの時とステータスを下げた状態でアジ・ダハーカと戦闘した時ぐらいだな。それ以外で苦戦したのは……どいつかな?もういなかった気がするんだが……まぁ忘れててもいっか。

それで、俺が橙里にこれを渡した理由は、龍人に着物って結構合うんじゃないかな~とかいう軽いノリでだったりする。
まぁ本人は嬉しそうに自分が着ている服をニマニマとしてみてるんだからいっか。

その後、ぞろぞろと雫とミリーナ以外が出てきて全員が橙里の戦闘服を羨ましそうにしてたから全員にあった服を渡してやった。
朱里や愛華に男物を渡すのはどうかと思ったから、錬金魔術で形状を変えてから渡してやった。

「「「ありがと!」」」
「別にいいよ。それより、雫はどうしたんだ?」
「今着替えてる~」
「そっか。じゃあ先に飯でも作ってるかな」

愛華にそう言われたから、俺は橙里たちに座ってるよう言い冷蔵庫の中を覗いた。

「うーん、材料はあるしな。サンドイッチにでもするか」

最初に何を作るか決めた俺は、早速調理に入った。


「よし!完成だな!」

作ったサンドイッチの具には、鶏みたいな鳥の魔物からとれる卵とオークの照り焼きとオークのハムとレタッスとか言う地球でいうレタスみたいな野菜を挟んだものの全3種を作った。

「できたぞ~」
「わーー!サンドイッチだ!」
「懐かし~」
「たしかに!最後にこうきにいちゃんのサンドイッチ食べたのって……」
「朱里お姉ちゃんの誕生日の朝だったっけ?」
「そうそう…懐かしいね」
「確かにそうだったな。まぁとにかく食べようぜ?食べたかったらまた作ってやるからさ」
「ほんと?約束だよ!」
「おう、約束な」

俺はそう約束し、みんなと一緒にサンドイッチを囲んで食べた。
俺が2個目のサンドイッチに手を出そうとした時に、ちょうど雫とミリーナが一緒に降りてきたから、こっちに呼んで全員でサンドイッチを囲んで食べた。

お昼用にでもとにかく思って多めに作っておいたのだが、みんな美味しかったみたいでお昼用のもすでに食べ終えてしまっていた。

「昼にでも食べようと思ってたんだけどなぁ」
「まぁお昼に帰ってこれるんならその時食べよ?」
「それもそうだな。そんじゃ行くか」
「ちょっと待ったー!」

俺たちが行く気で立とうとすると、雫から待ったが入った。

「どうしたんだ?」
「どうしたもこうしたも、この服は何!?私も欲しんだけど!」

雫はそう言って愛華を抱きしめながら愛華たちが着ている服を指差してそう言った。

「なんだ?雫も着るか?」
「え?あるの?」
「ああ、ちょっと待ってろ。どうせならミリーナにも出してやるよ」

そう言いながら俺は雫とミリーナ用に一着ずつ出してやった。

「お兄ありがと!」
「ありがと!アスト!」
「おう。じゃあ待ってるからちょっと着てみてくれ」
「「うん」」

二人はそう返事をしてお互い笑いながら部屋に戻っていった。

「はぁ~、いつになったら行けるんだろうか」
「全部お兄が原因だと思うんだけど」
「「「うんうん」」」」

俺の愚痴に答えるように橙里が言った言葉にみんなは相槌を打った。

「ま、それもそうだな。なんか飲むか?」
「飲む~」
「何があるの?」
「まぁなんでもあるぞ」
「俺炭酸!」
「りんごジュースがいい!」
「じゃあオレンジ!」
「僕もオレンジ」
「わかったわかった。ちょっと待ってろ」

とりあえず俺は橙里に出してやったのとおんなじやつを朱里と橙里に渡してりんごジュースは愛華に渡した。
この3つは問題ないんだが……炭酸がちょっと厄介だな。
まぁできるだけのことはしてみよう。

まずはレモンを用意してと、水と砂糖を用意してとりあえず全部合わせて混ぜる。
砂糖を加えながら甘さを調節して。

「よし、できた!」
「なになに?なんかシュワワってしてる~」
「炭酸レモン水って言ってレモンの炭酸を作ったんだ。愛華も飲むか?」
「飲むー!」
「そうか。じゃあちょっと待ってろ」

俺はとりあえず翔也に炭酸レモンを渡して翔也のより甘くしたものを愛華に渡してやった。

「こうきにいちゃんこれ美味しいよ!」
「美味しい!」
「そっか。そう言ってもらえたんなら良かったよ」

そのあと朱里と橙里もいると言い出し、結局俺の分も含めて3つ作って、雫とミリーナが戻ってくるまでみんなで炭酸水を飲みながら、この後戦場になるかもしれない場所に行くにもかかわらずのんびりとしていた。

ーーーーーーーーー
作者より。
まったく話が進まないんだが……どしよ。
最近バイトがブラック気味な感じがする……高校一年生で7時間勤務って普通なのか?普通がわかんないからだれか教えてたもう。
去年にパソコン買うぜとか言ってたけどどんなのにするのか結局決まってないしよく考えたらアルファポリス様ってスマホで投稿できるようにされたものだからパソコンだったらアルファポリス様のホームページから書かなきゃいけないんだよね?だから当分パソコンは保留にしようかと思います。
次は最低でも工国に行きたいなと思います。クズでノロマな作者ですいません。
バイトと学校と勉強(ほとんどしないけどね)を頑張りながらしてるので更新できない日がありますが長い目で見てください。

今後とも頑張っていくので、応援よろしくお願いします!
しおりを挟む
感想 505

あなたにおすすめの小説

スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~

きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。 洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。 レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。 しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。 スキルを手にしてから早5年――。 「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」 突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。 森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。 それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。 「どうせならこの森で1番派手にしようか――」 そこから更に8年――。 18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。 「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」 最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。 そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。

追放されたギルドの書記ですが、落ちこぼれスキル《転写》が覚醒して何でも《コピー》出来るようになったので、魔法を極めることにしました

遥 かずら
ファンタジー
冒険者ギルドに所属しているエンジは剣と魔法の才能が無く、文字を書くことだけが取り柄であった。落ちこぼれスキル【転写】を使いギルド帳の筆記作業で生計を立てていた。そんなある日、立ち寄った勇者パーティーの貴重な古代書を間違って書き写してしまい、盗人扱いされ、勇者によってギルドから追放されてしまう。 追放されたエンジは、【転写】スキルが、物やスキル、ステータスや魔法に至るまで何でも【コピー】できるほどに極められていることに気が付く。 やがて彼は【コピー】マスターと呼ばれ、世界最強の冒険者となっていくのであった。

【完結】追放された実は最強道士だった俺、異国の元勇者の美剣女と出会ったことで、皇帝すらも認めるほどまで成り上がる

岡崎 剛柔
ファンタジー
【あらすじ】 「龍信、貴様は今日限りで解雇だ。この屋敷から出ていけ」  孫龍信(そん・りゅうしん)にそう告げたのは、先代当主の弟の孫笑山(そん・しょうざん)だった。  数年前に先代当主とその息子を盗賊団たちの魔の手から救った龍信は、自分の名前と道士であること以外の記憶を無くしていたにもかかわらず、大富豪の孫家の屋敷に食客として迎え入れられていた。  それは人柄だけでなく、常人をはるかに超える武術の腕前ゆえにであった。  ところが先代当主とその息子が事故で亡くなったことにより、龍信はこの屋敷に置いておく理由は無いと新たに当主となった笑山に追放されてしまう。  その後、野良道士となった龍信は異国からきた金毛剣女ことアリシアと出会うことで人生が一変する。  とある目的のためにこの華秦国へとやってきたアリシア。  そんなアリシアの道士としての試験に付き添ったりすることで、龍信はアリシアの正体やこの国に来た理由を知って感銘を受け、その目的を達成させるために龍信はアリシアと一緒に旅をすることを決意する。  またアリシアと出会ったことで龍信も自分の記憶を取り戻し、自分の長剣が普通の剣ではないことと、自分自身もまた普通の人間ではないことを思い出す。  そして龍信とアリシアは旅先で薬士の春花も仲間に加え、様々な人間に感謝されるような行動をする反面、悪意ある人間からの妨害なども受けるが、それらの人物はすべて相応の報いを受けることとなる。  笑山もまた同じだった。  それどころか自分の欲望のために龍信を屋敷から追放した笑山は、落ちぶれるどころか人間として最悪の末路を辿ることとなる。  一方の龍信はアリシアのこの国に来た目的に心から協力することで、巡り巡って皇帝にすらも認められるほど成り上がっていく。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる 

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ 25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。  目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。 ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。 しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。 ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。 そんな主人公のゆったり成長期!!

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います

しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。

最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした

服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜 大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。  目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!  そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。  まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!  魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。

sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。 目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。 「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」 これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。 なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

レベルが上がらずパーティから捨てられましたが、実は成長曲線が「勇者」でした

桐山じゃろ
ファンタジー
同い年の幼馴染で作ったパーティの中で、ラウトだけがレベル10から上がらなくなってしまった。パーティリーダーのセルパンはラウトに頼り切っている現状に気づかないまま、レベルが低いという理由だけでラウトをパーティから追放する。しかしその後、仲間のひとりはラウトについてきてくれたし、弱い魔物を倒しただけでレベルが上がり始めた。やがてラウトは精霊に寵愛されし最強の勇者となる。一方でラウトを捨てた元仲間たちは自業自得によるざまぁに遭ったりします。※小説家になろう、カクヨムにも同じものを公開しています。

処理中です...