207 / 250
七章 決戦
3話 守るための準備をします
しおりを挟む
雫たちが帰ってきたのは、ミリーナがくねくねし始めてから10分ほどであった。
「お兄!!」
雫はドアを開けるなり、視界に入った俺へと急接近し抱きついてきた。
「お帰り雫、橙里たちも、お帰り」
「お帰り。みんな」
「「「「「ただいま!」」」」」
橙里たちは、袋にパンパンに入って重そうな荷物を平然とした顔で両手に持ち、床に置くと中のものをミリーナと仕分けていった。
その隙に俺は、雫にこの5日間のことをこと細かく話した。
だって、言わないと殺すみたいな殺気を含んだ目で見てくるんだからしょうがないことだろ?
「へぇ~、お兄また強くなったんだ」
「まぁな。そういうお前らはどうなんだ?」
「まぁそれなりにだよ。ところで、工国にはいつ行くの?」
「そうだな。いつに行けそうだ?」
「1日もあったら準備できるよ」
「じゃあ出発明日だな。それでいいか?」
「早すぎない?もうちょっと休んでからでも……身体がもたないよ」
雫は俺の身体を心配してくれたが、この世界は今それどころじゃない。俺が寝ている間にだって邪神たちは着々と俺を殺す為の算段を立ててるんだ。油断をしていたら負けるのだってわかってるつもりだ。だから、休むことは絶対にしない。誰にも隙を見せちゃいけないんだ。
「大丈夫だ。明日の朝一番にここを発つ。みんな準備しておいてくれ」
「「「「わかった~」」」」
「……わかった」
「…………うん。わかった」
橙里たちは素直にすぐいい返事をしてくれたが、雫とミリーナは渋々と言った感じだった。特にミリーナは、雫以上に心配そうな顔で俺を見つめてきた。だから俺は雫とミリーナを抱き寄せ、強く抱きしめた。
「俺は大丈夫だ。……必ず生きて帰る。だから、そんなに心配しないでくれ」
「……うん。わかった」
「しょうがないお兄だね。わかったよ。ちゃんと生きて帰ろうね」
こうして二人を丸め込んだ俺は一度その場を離れ、地下室に向かった。
「絶対に、お前たちは死なせないからな」
俺はそう呟き、強く決心しながら、準備に取り掛かった。
「時空支配発動・指定した空間の流れる時間を本来より30倍早くする」
時空支配は固有総合スキルの『支配』に分類されたスキルで、指定した空間の中と外との時間軸をずらすことができるスキルだ。
まだまだ習得したばかりだからか、 3万㎥の空間で30倍が限界だった。
「とりあえず、必要なもんは片っ端から作ってくか」
そして空間の中で3ヶ月。俺は飲まず食わずであるものを完成させた。
飲まず食わせで動けたのは、多分神になったせいだろう。修行しててわかったんだが、神に休憩とかいらないみたいで、ご飯も要らなければ寝ることもないんだとか。でも、気晴らしだったり趣味だったりでそういったことをする神もいるんだとか。
「よし、できた」
俺はできたものを異次元倉庫にしまって、時空支配を解除した。
地下室を出て、近場にあった時計を見ると俺が地下室にこもってからまだ30分程度しか経っていなかった。
リビングに向かうとミリーナが料理をしていて、あたりにはいい匂いが充満していた。
「あ、アスト。もう少しでできるからもう少し待っててね」
「分かった。あとでみんなに渡したいもんがあるから、晩飯が終わった後そのまんまでいてくれないか?」
「ん?別にいいけど……どしたの?」
「ちょっとな……それで、今日の晩飯は?」
「んっとね~。今日はオークジェネラルのステーキと豚汁だよ」
「わかった。じゃあちょっとソファでくつろいでる」
「うん。そうしてて」
なんというか……豚汁の文字に険悪感が湧くな。
豚汁ってのはわかるんだがな、オークロード汁って言われたらちょっと食べる気が失せるのは俺だけだろうか?
ここでちょっとオークロードの見た目について話すが、皮膚は赤黒く、下顎からは鋭利な牙が二本生えていて、体長は2メートルを超える。体表は小さく凹凸があり、緑や青などに変色しているところもあれば寄生虫らしきものがうようよしているところもある。腹が出ており、重そうな大斧を持っている。一見足が遅そうだが、脚力が異常であり、10メートルの距離を身体能力だけで一瞬で移動することができる。
ランクは個体だけでSとなっていて、群れを作った際はSS判定され即時に討伐隊が組まれる。
といったのが、オークロードの大まかな説明だ。体表に寄生虫とか言ったあたりから食う気が失せるだろ?
でもまぁ、美味いっちゃ美味いんだよな。
肉を売ったら白金貨100枚程度にはなるし。二度美味しいのだが、俺はあんまり食べることはない。
まぁ、ミリーナが作ってくれた料理は別で、毎回喜んで食べている。たとえどんなゲテモノ食材だったとしても、ミリーナは美味しくしてくれるからな。
しばらくすると、雫を始めとしてぞろぞろとリビングにやって来た。
「お兄~、さっきまでどこいたの~?」
「ん?、あーちょっとな。明日の準備をしてたんだよ」
急に雫がそんな質問をしてきたため、準備をしていたとだけ返した。
「ふーん、じゃあさ。あとで部屋に行ってもいい?」
「別にいいが……なんでだ?」
「ふふ~ん。それはお楽しみって事で」
そんな焦れったいセリフを吐いたところで、ミリーナから料理ができたと知らされ雫とともに向かい、椅子に座った。
「はい。おまたせ~」
「おお!、美味そうだな!」
目の前には、こんがり焼き目のついた大きめのステーキが湯気を出してジューといい音を奏でていた。
その横には、程よく脂が浮いている豚汁があった。
「美味そうじゃなくて美味しいの!」
「そ、そうだな……うん。ミリーナの料理は必ず美味しいもんな」
「そうだよ」
そう微笑んでミリーナはおれの隣の椅子に座った。
なんか威圧感が神様並みにあったんだが……おれの気のせいか?
「じゃあ、いただきます」
「「「「「「いただきます」」」」」」
そう言って、俺は一番最初にステーキを一口サイズにカットした。
カットすると、カットしたところから肉汁がこれでもかと溢れ出し、中はミディアムレアでほんのり赤く染まっていた。
一口頬張り一度噛むと、中で肉汁が弾け口いっぱいに旨味が充満した。
肉は柔らかく、噛めば噛むほど旨味が出てきて、気づけば半分以上も食べていた。
次におれは豚汁へと手を伸ばした。
ズズーっと啜ると、汁の暖かさが身体に沁みわたり少しずつポカポカとしてきた。
気づけば俺は、豚汁を全て飲み干しステーキも平らげていた。
「ふぅ美味かった。ご馳走様」
「あれアスト。もういいの?」
「ああ。先に風呂貰うな」
「「「「「いいよ~」」」」」
「うん。ゆっくり浸かってきてね」
「ありがとう」
俺は席を外れ、浴場に向かった。
風呂から上がり、俺はリビングに戻ってきた。
そこではみんなが笑顔で会話をしていて邪魔をするのも悪いなと思いながらも声をかけた。
「みんな。ちょっといいか?」
「あー、さっき言ってた奴だね。私はいいよ」
「えーなにそれ。私聞いてないよー」
「悪いな。ちょっと間が悪くて言い出せなかった」
「むぅ。まぁ今は特にすることもないからいいけど。みんなは?」
「僕は大丈夫」
「私も」
「僕も」
「首里も大丈夫」
「だって。それで、何かあるの?」
「ああ、みんなにこれを渡そうと思ってな」
そう言って俺は、机の上にブレスレットと指輪を置いた。
「これなに?」
「これはおれが作った神製具だ」
「あーてぃふぁくと?」
「ああ、今から説明する」
神製具。それは、限られた神のみが製造することができ、神に装備することを許されたものだけが所有し装備することができる秘宝。
あらゆる奇跡を具現化するとされる代物だが、並大抵のものでは身につけてもなんの効果も発揮されない。そればかりか死の呪いを受けるほど。
しかし、神に許されたものであれば、新たな生命を生み出すことや、あらゆる欠損や病を治すことや、不死身の肉体にすることなどとあらゆる奇跡を起こすことができる。
と言うのが、神製具の大まかな説明だ。
次に、俺が渡した神製具だが、詳細は以下の通りだ。
ーーーーーーーーー
腕(指)輪の神製具
至高神・コウキ・ハシマによって作られた神製具。
『至高神・コウキ・ハシマの加護』を持っている者のみが所有し、装備することができる。
既にリンク済み。
能力
・ステータスを3倍にする。
・ステータスの大幅な上昇にする不具合を瞬時に解析し、身体に適合させる。
・欠損した箇所から瞬時に肉体を再構築し再生する。
・リンクしているアーティファクトの場所が感覚で分かる。
・即死の攻撃を受けたとしても、3度だけこの腕輪が身代わりになってくれる。
・3度目の身代わりが終わると、強制的にリンク先の至高神・コウキ・ハシマが作った異空間へ転移させられそこでこのアーティファクトは消滅する。
ーーーーーーーーー
その効果を聞き、その場にいた全員が口を開きただ呆然としていた。
ーーーーーーーーー
作者より。
遅くなりましたが、明けましておめでとう御座います!
今年度も精進して参りますので、応援よろしくお願いします!
近況ボードではアンケートを実施しているのでぜひぜひご参加ください。
本編の感想も承っているので、よかったらコメントください。3日以内には返信します。
まだまだ未熟者ですので、アドバイス等いただけたら嬉しいです。
学生の身ですので、更新できない日が度々あるかもしれないです。その時は追って連絡しますので更新を楽しみにされている方には恐縮ですが次回の更新を楽しみにしていてください。
では改めて、今年度もよろしくお願いします!
「お兄!!」
雫はドアを開けるなり、視界に入った俺へと急接近し抱きついてきた。
「お帰り雫、橙里たちも、お帰り」
「お帰り。みんな」
「「「「「ただいま!」」」」」
橙里たちは、袋にパンパンに入って重そうな荷物を平然とした顔で両手に持ち、床に置くと中のものをミリーナと仕分けていった。
その隙に俺は、雫にこの5日間のことをこと細かく話した。
だって、言わないと殺すみたいな殺気を含んだ目で見てくるんだからしょうがないことだろ?
「へぇ~、お兄また強くなったんだ」
「まぁな。そういうお前らはどうなんだ?」
「まぁそれなりにだよ。ところで、工国にはいつ行くの?」
「そうだな。いつに行けそうだ?」
「1日もあったら準備できるよ」
「じゃあ出発明日だな。それでいいか?」
「早すぎない?もうちょっと休んでからでも……身体がもたないよ」
雫は俺の身体を心配してくれたが、この世界は今それどころじゃない。俺が寝ている間にだって邪神たちは着々と俺を殺す為の算段を立ててるんだ。油断をしていたら負けるのだってわかってるつもりだ。だから、休むことは絶対にしない。誰にも隙を見せちゃいけないんだ。
「大丈夫だ。明日の朝一番にここを発つ。みんな準備しておいてくれ」
「「「「わかった~」」」」
「……わかった」
「…………うん。わかった」
橙里たちは素直にすぐいい返事をしてくれたが、雫とミリーナは渋々と言った感じだった。特にミリーナは、雫以上に心配そうな顔で俺を見つめてきた。だから俺は雫とミリーナを抱き寄せ、強く抱きしめた。
「俺は大丈夫だ。……必ず生きて帰る。だから、そんなに心配しないでくれ」
「……うん。わかった」
「しょうがないお兄だね。わかったよ。ちゃんと生きて帰ろうね」
こうして二人を丸め込んだ俺は一度その場を離れ、地下室に向かった。
「絶対に、お前たちは死なせないからな」
俺はそう呟き、強く決心しながら、準備に取り掛かった。
「時空支配発動・指定した空間の流れる時間を本来より30倍早くする」
時空支配は固有総合スキルの『支配』に分類されたスキルで、指定した空間の中と外との時間軸をずらすことができるスキルだ。
まだまだ習得したばかりだからか、 3万㎥の空間で30倍が限界だった。
「とりあえず、必要なもんは片っ端から作ってくか」
そして空間の中で3ヶ月。俺は飲まず食わずであるものを完成させた。
飲まず食わせで動けたのは、多分神になったせいだろう。修行しててわかったんだが、神に休憩とかいらないみたいで、ご飯も要らなければ寝ることもないんだとか。でも、気晴らしだったり趣味だったりでそういったことをする神もいるんだとか。
「よし、できた」
俺はできたものを異次元倉庫にしまって、時空支配を解除した。
地下室を出て、近場にあった時計を見ると俺が地下室にこもってからまだ30分程度しか経っていなかった。
リビングに向かうとミリーナが料理をしていて、あたりにはいい匂いが充満していた。
「あ、アスト。もう少しでできるからもう少し待っててね」
「分かった。あとでみんなに渡したいもんがあるから、晩飯が終わった後そのまんまでいてくれないか?」
「ん?別にいいけど……どしたの?」
「ちょっとな……それで、今日の晩飯は?」
「んっとね~。今日はオークジェネラルのステーキと豚汁だよ」
「わかった。じゃあちょっとソファでくつろいでる」
「うん。そうしてて」
なんというか……豚汁の文字に険悪感が湧くな。
豚汁ってのはわかるんだがな、オークロード汁って言われたらちょっと食べる気が失せるのは俺だけだろうか?
ここでちょっとオークロードの見た目について話すが、皮膚は赤黒く、下顎からは鋭利な牙が二本生えていて、体長は2メートルを超える。体表は小さく凹凸があり、緑や青などに変色しているところもあれば寄生虫らしきものがうようよしているところもある。腹が出ており、重そうな大斧を持っている。一見足が遅そうだが、脚力が異常であり、10メートルの距離を身体能力だけで一瞬で移動することができる。
ランクは個体だけでSとなっていて、群れを作った際はSS判定され即時に討伐隊が組まれる。
といったのが、オークロードの大まかな説明だ。体表に寄生虫とか言ったあたりから食う気が失せるだろ?
でもまぁ、美味いっちゃ美味いんだよな。
肉を売ったら白金貨100枚程度にはなるし。二度美味しいのだが、俺はあんまり食べることはない。
まぁ、ミリーナが作ってくれた料理は別で、毎回喜んで食べている。たとえどんなゲテモノ食材だったとしても、ミリーナは美味しくしてくれるからな。
しばらくすると、雫を始めとしてぞろぞろとリビングにやって来た。
「お兄~、さっきまでどこいたの~?」
「ん?、あーちょっとな。明日の準備をしてたんだよ」
急に雫がそんな質問をしてきたため、準備をしていたとだけ返した。
「ふーん、じゃあさ。あとで部屋に行ってもいい?」
「別にいいが……なんでだ?」
「ふふ~ん。それはお楽しみって事で」
そんな焦れったいセリフを吐いたところで、ミリーナから料理ができたと知らされ雫とともに向かい、椅子に座った。
「はい。おまたせ~」
「おお!、美味そうだな!」
目の前には、こんがり焼き目のついた大きめのステーキが湯気を出してジューといい音を奏でていた。
その横には、程よく脂が浮いている豚汁があった。
「美味そうじゃなくて美味しいの!」
「そ、そうだな……うん。ミリーナの料理は必ず美味しいもんな」
「そうだよ」
そう微笑んでミリーナはおれの隣の椅子に座った。
なんか威圧感が神様並みにあったんだが……おれの気のせいか?
「じゃあ、いただきます」
「「「「「「いただきます」」」」」」
そう言って、俺は一番最初にステーキを一口サイズにカットした。
カットすると、カットしたところから肉汁がこれでもかと溢れ出し、中はミディアムレアでほんのり赤く染まっていた。
一口頬張り一度噛むと、中で肉汁が弾け口いっぱいに旨味が充満した。
肉は柔らかく、噛めば噛むほど旨味が出てきて、気づけば半分以上も食べていた。
次におれは豚汁へと手を伸ばした。
ズズーっと啜ると、汁の暖かさが身体に沁みわたり少しずつポカポカとしてきた。
気づけば俺は、豚汁を全て飲み干しステーキも平らげていた。
「ふぅ美味かった。ご馳走様」
「あれアスト。もういいの?」
「ああ。先に風呂貰うな」
「「「「「いいよ~」」」」」
「うん。ゆっくり浸かってきてね」
「ありがとう」
俺は席を外れ、浴場に向かった。
風呂から上がり、俺はリビングに戻ってきた。
そこではみんなが笑顔で会話をしていて邪魔をするのも悪いなと思いながらも声をかけた。
「みんな。ちょっといいか?」
「あー、さっき言ってた奴だね。私はいいよ」
「えーなにそれ。私聞いてないよー」
「悪いな。ちょっと間が悪くて言い出せなかった」
「むぅ。まぁ今は特にすることもないからいいけど。みんなは?」
「僕は大丈夫」
「私も」
「僕も」
「首里も大丈夫」
「だって。それで、何かあるの?」
「ああ、みんなにこれを渡そうと思ってな」
そう言って俺は、机の上にブレスレットと指輪を置いた。
「これなに?」
「これはおれが作った神製具だ」
「あーてぃふぁくと?」
「ああ、今から説明する」
神製具。それは、限られた神のみが製造することができ、神に装備することを許されたものだけが所有し装備することができる秘宝。
あらゆる奇跡を具現化するとされる代物だが、並大抵のものでは身につけてもなんの効果も発揮されない。そればかりか死の呪いを受けるほど。
しかし、神に許されたものであれば、新たな生命を生み出すことや、あらゆる欠損や病を治すことや、不死身の肉体にすることなどとあらゆる奇跡を起こすことができる。
と言うのが、神製具の大まかな説明だ。
次に、俺が渡した神製具だが、詳細は以下の通りだ。
ーーーーーーーーー
腕(指)輪の神製具
至高神・コウキ・ハシマによって作られた神製具。
『至高神・コウキ・ハシマの加護』を持っている者のみが所有し、装備することができる。
既にリンク済み。
能力
・ステータスを3倍にする。
・ステータスの大幅な上昇にする不具合を瞬時に解析し、身体に適合させる。
・欠損した箇所から瞬時に肉体を再構築し再生する。
・リンクしているアーティファクトの場所が感覚で分かる。
・即死の攻撃を受けたとしても、3度だけこの腕輪が身代わりになってくれる。
・3度目の身代わりが終わると、強制的にリンク先の至高神・コウキ・ハシマが作った異空間へ転移させられそこでこのアーティファクトは消滅する。
ーーーーーーーーー
その効果を聞き、その場にいた全員が口を開きただ呆然としていた。
ーーーーーーーーー
作者より。
遅くなりましたが、明けましておめでとう御座います!
今年度も精進して参りますので、応援よろしくお願いします!
近況ボードではアンケートを実施しているのでぜひぜひご参加ください。
本編の感想も承っているので、よかったらコメントください。3日以内には返信します。
まだまだ未熟者ですので、アドバイス等いただけたら嬉しいです。
学生の身ですので、更新できない日が度々あるかもしれないです。その時は追って連絡しますので更新を楽しみにされている方には恐縮ですが次回の更新を楽しみにしていてください。
では改めて、今年度もよろしくお願いします!
2
お気に入りに追加
3,453
あなたにおすすめの小説

スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。

追放されたギルドの書記ですが、落ちこぼれスキル《転写》が覚醒して何でも《コピー》出来るようになったので、魔法を極めることにしました
遥 かずら
ファンタジー
冒険者ギルドに所属しているエンジは剣と魔法の才能が無く、文字を書くことだけが取り柄であった。落ちこぼれスキル【転写】を使いギルド帳の筆記作業で生計を立てていた。そんなある日、立ち寄った勇者パーティーの貴重な古代書を間違って書き写してしまい、盗人扱いされ、勇者によってギルドから追放されてしまう。
追放されたエンジは、【転写】スキルが、物やスキル、ステータスや魔法に至るまで何でも【コピー】できるほどに極められていることに気が付く。
やがて彼は【コピー】マスターと呼ばれ、世界最強の冒険者となっていくのであった。

【完結】追放された実は最強道士だった俺、異国の元勇者の美剣女と出会ったことで、皇帝すらも認めるほどまで成り上がる
岡崎 剛柔
ファンタジー
【あらすじ】
「龍信、貴様は今日限りで解雇だ。この屋敷から出ていけ」
孫龍信(そん・りゅうしん)にそう告げたのは、先代当主の弟の孫笑山(そん・しょうざん)だった。
数年前に先代当主とその息子を盗賊団たちの魔の手から救った龍信は、自分の名前と道士であること以外の記憶を無くしていたにもかかわらず、大富豪の孫家の屋敷に食客として迎え入れられていた。
それは人柄だけでなく、常人をはるかに超える武術の腕前ゆえにであった。
ところが先代当主とその息子が事故で亡くなったことにより、龍信はこの屋敷に置いておく理由は無いと新たに当主となった笑山に追放されてしまう。
その後、野良道士となった龍信は異国からきた金毛剣女ことアリシアと出会うことで人生が一変する。
とある目的のためにこの華秦国へとやってきたアリシア。
そんなアリシアの道士としての試験に付き添ったりすることで、龍信はアリシアの正体やこの国に来た理由を知って感銘を受け、その目的を達成させるために龍信はアリシアと一緒に旅をすることを決意する。
またアリシアと出会ったことで龍信も自分の記憶を取り戻し、自分の長剣が普通の剣ではないことと、自分自身もまた普通の人間ではないことを思い出す。
そして龍信とアリシアは旅先で薬士の春花も仲間に加え、様々な人間に感謝されるような行動をする反面、悪意ある人間からの妨害なども受けるが、それらの人物はすべて相応の報いを受けることとなる。
笑山もまた同じだった。
それどころか自分の欲望のために龍信を屋敷から追放した笑山は、落ちぶれるどころか人間として最悪の末路を辿ることとなる。
一方の龍信はアリシアのこの国に来た目的に心から協力することで、巡り巡って皇帝にすらも認められるほど成り上がっていく。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

レベルが上がらずパーティから捨てられましたが、実は成長曲線が「勇者」でした
桐山じゃろ
ファンタジー
同い年の幼馴染で作ったパーティの中で、ラウトだけがレベル10から上がらなくなってしまった。パーティリーダーのセルパンはラウトに頼り切っている現状に気づかないまま、レベルが低いという理由だけでラウトをパーティから追放する。しかしその後、仲間のひとりはラウトについてきてくれたし、弱い魔物を倒しただけでレベルが上がり始めた。やがてラウトは精霊に寵愛されし最強の勇者となる。一方でラウトを捨てた元仲間たちは自業自得によるざまぁに遭ったりします。※小説家になろう、カクヨムにも同じものを公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる