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六章 家族団欒
25話 共同
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俺たちは飯を食い終わった後、少しのんびりしてから小屋に戻ってきた。
「じゃあちょっとドワーフとエルフの作業手伝ってくるよ」
俺がそう言って小屋を出て行こうとすると雫に止められた。
「なんだ?」
「あの転移って言う魔法があったら今すぐにでもみんなを国に戻せるんじゃないの?」
「んーまぁやろうと思えばできるが、それはあいつらのためにならない」
「というと?」
「仲違いしてた奴らが、今では一緒に汗水流しておんなじところでおんなじことをおんなじようにしてるんだ。自然と仲良くなって二度と仲違いなんか起きなくなるだろうと思ってさ。それに俺の転移も万能じゃないんだよ」
今まで、ドワーフとエルフは同じ妖精の派生種族でありながら育つ環境の違いや崇める精霊の違いなんかで色々といざこざが起こって仲違いが起こっていたのだ。だが今では、手を取り合ってお互いを尊重し合いながら生活と作業ができている。ここで俺が出来上がりかけている友情を転移の魔法でぶち壊して仕舞えば仲良くなれるのにもったいないことになってしまう。どうせならみんな仲良くの方がいいと思ったのだ。
それに、転移の弱点である一度行ったところにしか転移できないということも含めて雫に伝えた。
「そんなことまで考えてたんだね。さすがお兄!」
「まぁな。じゃあ俺は行くよ。雫、みんなになんかあったらちゃんと守ってやってくれよ」
「了解!私に任せて!」
「じゃあ行ってくる」
俺はそう言って家を出てドワーフとエルフが作業をしているところに向かった。
さっきは雫に任せるとか言ったがそんな無責任なことはせずに俺もちゃんと一人一人に強力な結界を張って家にも外と中から結界を張っているのでよほどのことがない限り破られることはないだろう。
雫を信用してないのか?と言われればそれは否だ。雫や桃李たちも信頼している。だが自分で守ってやるとか言っておいてひと時でも雫にそれを任せるのは無責任だと思ったからだ。
家を出た俺は近場の人にドワーフとエルフたちがいると聞いたてその森の方に向かった。
「おらお前ら!ちんたらやってんじゃねぇぞ!」
「「「「ヒィ!」」」」
そこでは、ドワーフが斧を持ってエルフをこき使っていた。いや、それでは御幣があるな。ドワーフはエルフの倍ぐらい働いているがその半分にエルフはついてきれてないからこういうことになってるんだと思う。
「邪魔するぞ~」
俺はそう言いながら作業をしているドワーフやエルフに近づいて行った。そんな俺を見たドワーフたちは不審者を見るような目で見てきた。
「あ?なんだ人間か。こんなところになんのようだ」
と、高圧的な態度でドワーフの筋肉もりもりのおっさんが前に出てきた。
「ちょっとドワーフの王様と話がしたくてな。どこに居るか知らないか?」
俺がそう聞くと全員がさらに怪しむような目で見てきた。
「お前の質問には答えない。下賤な人間風情に王の居場所なんか教えられるか」
「……それは人間全員いや、俺の嫁までも侮辱しているのか?」
俺はさっきまでの軽い感じではなく少しトーンを落としてそう聞いた
「そんなもん関係ねえ。人間は全員屑だ。お前の嫁も全員だ」
「そうか………」
俺はここで軽い深呼吸をしたあともう一度ドワーフのおっさんを見据えた。
「お前は貶してはならないものを貶した」
「あ?それが何だよ」
「貴様にどんな過去があってそんなことを言っているんのかは知らない。だが、俺の大切な人を貶したその行為は万死に値する。だが安心しろ、命までは取らない」
「あ?ごちゃごちゃなに言ってんだおめぇ」
「俺の嫁を馬鹿にするお前らは全員クズだってことだ」
俺がそう言うと、ドワーフのおっさんを含めた全員が顔を顰めた。
「舐めた口聞いてんじゃねぇぞ!人間風情が調子乗ってんじゃねぇ!」
ドワーフのおっさんがそう言いながら俺に斧を叩きつけてきた。
結構な強さ、というかもろ殺しに来ている強さで振り下ろされた斧は俺に当たったと同時に砂埃を巻き起こした。
「よっしゃ!いいぞーハイズ!」
「はぁスッキリしたぁ」
「人間なんか死んじまえ!」
後ろではそう野次を飛ばしているが斧を振り下ろしたハイズというドワーフは冷や汗を流しながら斧から手を放して一歩一歩後ずさった。
そして、砂埃が晴れたところには肩の位置で斧を片手で掴んでいる無傷の俺が姿を現した。
「正当防衛、だからな。ミリーナを貶した罪、その体に刻み込め」
俺は斧を投げ捨て、一瞬でドワーフのおっさんに近づき懐に潜り込んだ。
「んな!?」
「人間を馬鹿にしたことを後悔するんだな」
俺はそう呟いてドワーフの腹に発勁を決め込んだ。
発勁ってのは中国武術における力の発し方の技術のことで、元々中国語には発勁っていう熟語はなかったみたいだな。これも全部影が教えてくれた情報だ。
発勁が腹に決まったハイズはその場で仰向けに倒れた。手加減したがまぁ俺の力だったら気絶ぐらいはするか。
「他にも、ミリーナを貶す奴は出てこい。纏めて相手してやる」
俺がそう言うと、その場にいた全員が戦闘態勢に入った。
どんだけ人間に恨みがあるんだよ…と思いながらもきっちり全員の相手をするために俺も向き合う。構えたりはしない。それぐらいお前たちと俺に差があると言うことを明確にするために。
その意味を汲み取ったドワーフとエルフたちは歯軋りしながら魔法を発動していった。ドワーフもエルフももともとは精霊であるため武術よりも魔法の方が優れているがドワーフは環境や性格のこともあってか武術もある程度使えるようになっていると言ったところだ。まぁその分魔法の質はエルフに比べて見劣りしているが。さっきのハイズとか言うおっさんは斧の腕がまぁまぁ高かったし魔力感知の方でもエルフ並みに高かったからドワーフの中では上の部類に入ると思う。エルフは環境も生活も想像どうりだから魔法や矢での狙撃なんかの遠距離攻撃を得意としている。武術は専門外なため獣を解体するのに短剣を使うぐらいしか刃物は使っていない。
まず最初に来た魔法は初級魔法のボール系全てだった。その数は約70。ドワーフ全員がボール系の魔法を詠唱して放ったのだろう。
エルフの方を見ると爆裂炎魔法や爆裂水魔法なんかの上級魔法に当たる爆裂系魔法を唱えているところだった。
「………………その程度か」
俺はボール系魔法を全て『魔法無効』で魔法を消して詠唱が終わった爆裂系魔法も全て俺に当たる前に消滅していった。
魔法自体の攻撃はないが衝撃が残るみたいでその衝撃で俺の周りは砂埃が舞った。エルフやドワーフは勝ちを確定したかのような喜びをしていたが、砂埃が晴れ無傷の俺が姿を現すという現実を目の当たりにして絶望の顔にと一瞬で変わった。
「もっと面白いものが見れるかと思ったんだがまぁいい…………伏せろ」
俺は重力魔法のグラビティを使ってドワーフとエルフを地面にめり込ませた。エルフはすぐに気絶したがドワーフに少し時間がかかったが全員を気絶させることができた。
「あ、やべ。王様がいるところ聞くの忘れてた」
ーーーーーーーーー
作者より。
今日は早めに更新しておきます。
明日もしかしたら更新ができないかもしれないのでご了承ください。まぁできたら更新するんですけどね。
これからも頑張るので応援よろしくお願いします!
「じゃあちょっとドワーフとエルフの作業手伝ってくるよ」
俺がそう言って小屋を出て行こうとすると雫に止められた。
「なんだ?」
「あの転移って言う魔法があったら今すぐにでもみんなを国に戻せるんじゃないの?」
「んーまぁやろうと思えばできるが、それはあいつらのためにならない」
「というと?」
「仲違いしてた奴らが、今では一緒に汗水流しておんなじところでおんなじことをおんなじようにしてるんだ。自然と仲良くなって二度と仲違いなんか起きなくなるだろうと思ってさ。それに俺の転移も万能じゃないんだよ」
今まで、ドワーフとエルフは同じ妖精の派生種族でありながら育つ環境の違いや崇める精霊の違いなんかで色々といざこざが起こって仲違いが起こっていたのだ。だが今では、手を取り合ってお互いを尊重し合いながら生活と作業ができている。ここで俺が出来上がりかけている友情を転移の魔法でぶち壊して仕舞えば仲良くなれるのにもったいないことになってしまう。どうせならみんな仲良くの方がいいと思ったのだ。
それに、転移の弱点である一度行ったところにしか転移できないということも含めて雫に伝えた。
「そんなことまで考えてたんだね。さすがお兄!」
「まぁな。じゃあ俺は行くよ。雫、みんなになんかあったらちゃんと守ってやってくれよ」
「了解!私に任せて!」
「じゃあ行ってくる」
俺はそう言って家を出てドワーフとエルフが作業をしているところに向かった。
さっきは雫に任せるとか言ったがそんな無責任なことはせずに俺もちゃんと一人一人に強力な結界を張って家にも外と中から結界を張っているのでよほどのことがない限り破られることはないだろう。
雫を信用してないのか?と言われればそれは否だ。雫や桃李たちも信頼している。だが自分で守ってやるとか言っておいてひと時でも雫にそれを任せるのは無責任だと思ったからだ。
家を出た俺は近場の人にドワーフとエルフたちがいると聞いたてその森の方に向かった。
「おらお前ら!ちんたらやってんじゃねぇぞ!」
「「「「ヒィ!」」」」
そこでは、ドワーフが斧を持ってエルフをこき使っていた。いや、それでは御幣があるな。ドワーフはエルフの倍ぐらい働いているがその半分にエルフはついてきれてないからこういうことになってるんだと思う。
「邪魔するぞ~」
俺はそう言いながら作業をしているドワーフやエルフに近づいて行った。そんな俺を見たドワーフたちは不審者を見るような目で見てきた。
「あ?なんだ人間か。こんなところになんのようだ」
と、高圧的な態度でドワーフの筋肉もりもりのおっさんが前に出てきた。
「ちょっとドワーフの王様と話がしたくてな。どこに居るか知らないか?」
俺がそう聞くと全員がさらに怪しむような目で見てきた。
「お前の質問には答えない。下賤な人間風情に王の居場所なんか教えられるか」
「……それは人間全員いや、俺の嫁までも侮辱しているのか?」
俺はさっきまでの軽い感じではなく少しトーンを落としてそう聞いた
「そんなもん関係ねえ。人間は全員屑だ。お前の嫁も全員だ」
「そうか………」
俺はここで軽い深呼吸をしたあともう一度ドワーフのおっさんを見据えた。
「お前は貶してはならないものを貶した」
「あ?それが何だよ」
「貴様にどんな過去があってそんなことを言っているんのかは知らない。だが、俺の大切な人を貶したその行為は万死に値する。だが安心しろ、命までは取らない」
「あ?ごちゃごちゃなに言ってんだおめぇ」
「俺の嫁を馬鹿にするお前らは全員クズだってことだ」
俺がそう言うと、ドワーフのおっさんを含めた全員が顔を顰めた。
「舐めた口聞いてんじゃねぇぞ!人間風情が調子乗ってんじゃねぇ!」
ドワーフのおっさんがそう言いながら俺に斧を叩きつけてきた。
結構な強さ、というかもろ殺しに来ている強さで振り下ろされた斧は俺に当たったと同時に砂埃を巻き起こした。
「よっしゃ!いいぞーハイズ!」
「はぁスッキリしたぁ」
「人間なんか死んじまえ!」
後ろではそう野次を飛ばしているが斧を振り下ろしたハイズというドワーフは冷や汗を流しながら斧から手を放して一歩一歩後ずさった。
そして、砂埃が晴れたところには肩の位置で斧を片手で掴んでいる無傷の俺が姿を現した。
「正当防衛、だからな。ミリーナを貶した罪、その体に刻み込め」
俺は斧を投げ捨て、一瞬でドワーフのおっさんに近づき懐に潜り込んだ。
「んな!?」
「人間を馬鹿にしたことを後悔するんだな」
俺はそう呟いてドワーフの腹に発勁を決め込んだ。
発勁ってのは中国武術における力の発し方の技術のことで、元々中国語には発勁っていう熟語はなかったみたいだな。これも全部影が教えてくれた情報だ。
発勁が腹に決まったハイズはその場で仰向けに倒れた。手加減したがまぁ俺の力だったら気絶ぐらいはするか。
「他にも、ミリーナを貶す奴は出てこい。纏めて相手してやる」
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どんだけ人間に恨みがあるんだよ…と思いながらもきっちり全員の相手をするために俺も向き合う。構えたりはしない。それぐらいお前たちと俺に差があると言うことを明確にするために。
その意味を汲み取ったドワーフとエルフたちは歯軋りしながら魔法を発動していった。ドワーフもエルフももともとは精霊であるため武術よりも魔法の方が優れているがドワーフは環境や性格のこともあってか武術もある程度使えるようになっていると言ったところだ。まぁその分魔法の質はエルフに比べて見劣りしているが。さっきのハイズとか言うおっさんは斧の腕がまぁまぁ高かったし魔力感知の方でもエルフ並みに高かったからドワーフの中では上の部類に入ると思う。エルフは環境も生活も想像どうりだから魔法や矢での狙撃なんかの遠距離攻撃を得意としている。武術は専門外なため獣を解体するのに短剣を使うぐらいしか刃物は使っていない。
まず最初に来た魔法は初級魔法のボール系全てだった。その数は約70。ドワーフ全員がボール系の魔法を詠唱して放ったのだろう。
エルフの方を見ると爆裂炎魔法や爆裂水魔法なんかの上級魔法に当たる爆裂系魔法を唱えているところだった。
「………………その程度か」
俺はボール系魔法を全て『魔法無効』で魔法を消して詠唱が終わった爆裂系魔法も全て俺に当たる前に消滅していった。
魔法自体の攻撃はないが衝撃が残るみたいでその衝撃で俺の周りは砂埃が舞った。エルフやドワーフは勝ちを確定したかのような喜びをしていたが、砂埃が晴れ無傷の俺が姿を現すという現実を目の当たりにして絶望の顔にと一瞬で変わった。
「もっと面白いものが見れるかと思ったんだがまぁいい…………伏せろ」
俺は重力魔法のグラビティを使ってドワーフとエルフを地面にめり込ませた。エルフはすぐに気絶したがドワーフに少し時間がかかったが全員を気絶させることができた。
「あ、やべ。王様がいるところ聞くの忘れてた」
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