クラス転移したからクラスの奴に復讐します

wrath

文字の大きさ
上 下
152 / 250
五章 一時の帰還

閑話 屑どもの末路

しおりを挟む
教師side

校長に学校を追い出され学校にいた記者どもに見送られながら俺たちは県警のところで取り調べを受けた後牢屋に入れられることになった。
部屋の構造は、硬い簡易ベットと薄汚れた洋式トイレと壁の上の換気扇と時計があった。
服装はグレーの舎房衣で今まではユニクロやGUの服を着ていた教師にはゴワゴワしておりお世辞にも着心地が良いとは言えなかった。

体育科山田視点

その日は特に何も言われずに牢の中で過ごしたが翌朝の6時半に大音量でチャイムが鳴りその音で目が覚めた。

「チッ、なんなんだぁ?こんな朝っぱらから」
「おい新入り!さっさと用意しやがれ!このノロマが!点呼に間に合わなかったらお前の責任だからな!」
「あ?誰だオメェ。俺に指図すんじゃねぇよ!」
「ガキかテメェは!いいからさっさとその壁に貼られていることをしやがれ」

俺は昨日は気づかなかった紙を見つけ内容を読んだ。

その1、チャイム起床後、着替・布団たたみ・掃除、洗面を10分以内に終わらせること。
その2、上のことが時間内に間に合わなかった場合連帯責任として罰を与える。
その3、近くにいる囚人とも仲良くする。
その4、囚人同士の問題騒ぎが起きた場合は連帯責任で罰を与える。
この5、宗教者がここにいる間に勝手な行動をした場合は罰を与える。
その6、看守に逆らうならば連帯責任として罰を与える。

と書いてあった。

「はぁーめんどくせぇな囚人も」
「何呑気なこと言ってんだよ!早くしろ!」
「へいへい」

俺はそう返事してその1のことを時間ギリギリに終わらせた。
看守に場所の注意をされたが始めてということでお咎めは無しで終わった。向かいのやつはひえひえしてたが知ったこっちゃない。

7時に朝食の時間になった。食事は簡易なもので栄養価とカロリーが高いものだった。それらを周りから速く食えと言われて20分程で食べきり片付けた後看守の号令で工場に移動した。途中パンイチにさせられて危険物なんかを持ってないか検身されたが何も言われることなく工場に入れた。
そこからは昼休憩や途中休憩以外は私語無しで黙々と作業をしていたが眠気が来て俺は欠伸をしてしまった。

「そこのクソッタレ!なに欠伸なんかしてんだ!もっと真面目に働け!」

欠伸をしただけでこれだ、解せん。

「今、なぜ怒られなければいけないんだとか思っただろ。テメェら屑は生半可に指導しても更生なんかしないからな。この仕事がつまらないならお前だけ特別に仕事を与えようじゃないか!」

そう言って、筋肉隆々の男に連れられ扉が分厚い空間に案内させられた。

「ここは、終身刑や無期懲役なんかを受けた極悪犯罪者が集まるところだ。ほとんどがまだ入ったばっかりだから気性が荒いんだよ。お前はここの掃除をしてくれ。私語は一切無し。喋ればさらに仕事を増やすからな」

男はそう言って俺を置いて戻っていった。
俺は突っ立っていたら後が怖いため掃除道具を持って床掃除から始めた。

「おい!お前。もっとちゃんと掃除しろや」

掃除を始めてすぐに、金髪でチャラチャラした男がい近づいてきた。
先程喋らのは禁止と言われているため俺は黙って仕事を続けた。
それが気に触ったのか男は俺を殴り飛ばしてきた。

「ハハッ、弱っちぃなお前」
「暴力は禁止のはずだ」
「警察がこれを見てなかったら何にもならんだろうよ。それと、お前今喋ったな。後でオッチャンに報告しといてやるよ。感謝しな」

「何言ってんだ!そんなことするなら俺もお前が暴力は を振るってきたのを言うぞ」
「だから言ったろ?証拠がなきゃダメだって。その顔の怪我だって転んだとかぶつかったで済む程度だ」
「それだったらおれが喋ったって言う証拠もないだろ!」
「証拠ならあるぞ、なぁ!お前ら!」

男がそういうと、周りから囚人服を着た奴らがぞろぞろきた。

「ここはおれのテリトリーだ。おれの言うことは聞いてくれるのさ」
「ぁ……ぁあ……」
「せいぜい足掻きな」

そして俺は、その日からそいつらのオモチャとして扱われるようになった。
数日後、いつものようにオモチャにされていると、ほかの教員たちと知らない奴が数名こちらにやって来た。

「お前らもここでそいつと一緒に仕事をしてるんだな。お前ら囚人もおとなしくしてるんだぞ!」


そう言って看守は戻っていった。

「ハハッ!またオモチャが増えたぜ!野郎どもいっちょ派手に行くぞ!」
「「「「おう」」」」

その掛け声とともに俺たちは全裸にされて掃除道具で身体中を殴られた。
バケツの水を頭から被せられたり、唾を吐かれたり、けつの穴で性処理に使われたり、かおに糞尿をかけられたりと日々行動がエスカレートしていっていた。

そして、自首してから7年の月日が経ち教師たちは出所後こう語った。

“二度と同じことはしない”と。

懲役7年なのは、たんに強姦罪と暴行罪と傷害罪を犯しているからだ。

ーーーーーーーーー
作者より。
今日は早めに更新しておきます。午後からバイトなのでどうなるか分かりませんができれば夜に屑親どものザマァも作れたらいいと思ってます。
間に合わない可能性の方が高いのであまり期待はしないでください。
これからも頑張るので応援よろしくお願いします!
しおりを挟む
感想 505

あなたにおすすめの小説

追放されたギルドの書記ですが、落ちこぼれスキル《転写》が覚醒して何でも《コピー》出来るようになったので、魔法を極めることにしました

遥 かずら
ファンタジー
冒険者ギルドに所属しているエンジは剣と魔法の才能が無く、文字を書くことだけが取り柄であった。落ちこぼれスキル【転写】を使いギルド帳の筆記作業で生計を立てていた。そんなある日、立ち寄った勇者パーティーの貴重な古代書を間違って書き写してしまい、盗人扱いされ、勇者によってギルドから追放されてしまう。 追放されたエンジは、【転写】スキルが、物やスキル、ステータスや魔法に至るまで何でも【コピー】できるほどに極められていることに気が付く。 やがて彼は【コピー】マスターと呼ばれ、世界最強の冒険者となっていくのであった。

スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~

きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。 洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。 レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。 しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。 スキルを手にしてから早5年――。 「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」 突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。 森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。 それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。 「どうせならこの森で1番派手にしようか――」 そこから更に8年――。 18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。 「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」 最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。 そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる 

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ 25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。  目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。 ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。 しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。 ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。 そんな主人公のゆったり成長期!!

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います

しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。

俺だけ2つスキルを持っていたので異端認定されました

七鳳
ファンタジー
いいね&お気に入り登録&感想頂けると励みになります。 世界には生まれた瞬間に 「1人1つのオリジナルスキル」 が与えられる。 それが、この世界の 絶対のルール だった。 そんな中で主人公だけがスキルを2つ持ってしまっていた。 異端認定された主人公は様々な苦難を乗り越えながら、世界に復讐を決意する。 ※1話毎の文字数少なめで、不定期で更新の予定です。

最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした

服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜 大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。  目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!  そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。  まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!  魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。

sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。 目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。 「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」 これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。 なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

レベルが上がらずパーティから捨てられましたが、実は成長曲線が「勇者」でした

桐山じゃろ
ファンタジー
同い年の幼馴染で作ったパーティの中で、ラウトだけがレベル10から上がらなくなってしまった。パーティリーダーのセルパンはラウトに頼り切っている現状に気づかないまま、レベルが低いという理由だけでラウトをパーティから追放する。しかしその後、仲間のひとりはラウトについてきてくれたし、弱い魔物を倒しただけでレベルが上がり始めた。やがてラウトは精霊に寵愛されし最強の勇者となる。一方でラウトを捨てた元仲間たちは自業自得によるざまぁに遭ったりします。※小説家になろう、カクヨムにも同じものを公開しています。

処理中です...