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三章 復讐の始まり
31話 路地裏のゴロツキ
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俺とミリーナはもう一度席に座ってアリスの次の言葉を待った。
アリスは今、ごちゃごちゃしている机の上を整理しながら何かを探している。
「えーっと。確かここら辺に……あったあった。これなんだけど」
そう言ってアリスはこんなクエスト用紙を見せて来た。
ーーーーーーーーーー
超厳重クエスト
対象ランク:Aランク以上
概要:帝国からの厳重依頼。他言無用。
今年開催される武魔闘技全国大会に出場する選手を奴隷化し帝国に献上する。
期限は生徒が自国に戻るまで。
報酬:献上一人につき1億toss
ーーーーーーーーーー
「なんだよ……これ」
「確か王国のシルフレール学園も今回の武魔闘技全国大会で帝国に来てたわよね。それだったらあなたには関係は1つもないとは言い切れないと思ってね」
「ああ、この情報が見れただけで大収穫だ。ありがとう」
「別にいいわよ。そういう約束だしね」
「まぁそうだな。その依頼受けた冒険者はどんな奴か教えてくれるか?」
「今のところはAランク冒険者が報酬目当てにほとんど参加してるわ。その中にポツポツとSランクがいたりね。人数だと全員で50人ぐらいかしら」
「結構いるな。……わかった。じゃあそろそろ帰るわ」
「分かったわ。もう何もないしいいわよ」
「じゃあ失礼した」
俺はそう言ってギルド長室を後にした。
「ねぇ、アストと帝国のギルドマスターって何か繋がりがあるの?」
帰り道、ミリーナにそう聞かれた。
「急にどうしたんだ?」
「なんだか親しげに話してたから」
「あー。ちょっと前に勇者をダンジョンで殺しただろ?」
「うん」
「その情報をあのギルドマスターがくれたんだよ」
「へぇ。じゃああのギルドマスターもアストの復讐の仲間?」
「いいや。あいつは一度俺を敵に回した。だから洗脳して道具として使っている」
「無理は……あまりしないでね」
「ああ、分かってる。ミリーナを悲しませたりなんかしないよ」
俺はミリーナの手を握り軽く唇が当たる程度のキスをした。
「さあ。買い物の続きをしよう」
「うん……えへへ」
ミリーナは顔を赤くしてニヤつきながら俯いてしまったが握っている手は離さず力を込めて来た。
その後俺たちは、下着や服を買ったり日用品の替えを買っておいたり、俺は男だから深くは知らないが女性にとって辛いと思う生理用のナプキンを買ったり道中でミリーナに絡んで来たゴロツキをボコボコにしたり昼食を少し高いところで済ませたり、そこにいた男爵の嫡男を名乗るブタに「そこにおるオンナをよこせ」って言われたからその家ごと抹消してその事実はアリスがもみ消して決して表には出ないようにしてやった。一応そいつが持っていた資産は全部回収しておいた。
「今日も楽しかったね」
「そうだな。やっぱミリーナに手を出す輩が多くて大変だったけどな」
「私が魅力的すぎてごめんね」
「それはむしろ嬉しいな。ミリーナの美しさが分からん奴は俺が骨身にまで染み込ませてやるよ」
俺たちは今日の出来事を笑いながら談笑したりしていた。
すると、俺の目の端にもぞもぞと動く袋を持った4、5人のゴロツキが路地裏に入っていくのが見えた。
ミリーナもその光景を見たのかその路地裏を見ている。
「アスト…あれって」
「多分、生き物だと思う。大きさからして子供か」
俺は自分の考えが当たってないことを祈りながらミリーナと共にさっきのゴロツキを追った。
「親分、持って来やしたぜ」
そこは、路地裏にある立地の関係で公園ほどのスペースがある暗くてジメジメしたところだった。
そこには、6人のいかにも悪そうな男と身分がいいのか少し派手な服を身につけている男がいた。
その中の親分と言われた男が袋の紐を切り中のものをさらけ出した。そのさらけ出されたのは人であった。
「これでどうですかい旦那」
「ああ、たしかに教国の大会参加者だな。こいつらが合計で5人か。よくやったな」
「そりぁ俺らはそう言うプロだからな。ガキの5人ぐらいは余裕でこなせねぇで何がプロだ」
「フッ、貴様らに頼んで正解だったな。ほら、これが報酬の5億だ。これは俺からの感謝だ。受け取ってくれ」
旦那と言われた男は大きめの麻袋いっぱいに硬貨が入ったものをその場に5つ置き最後に親分と言われていた男に大きめの麻袋の半分ほどの大きさの麻袋が硬貨でいっぱいになっているのを渡した。
「へへへっ。また何かあったら頼ってくれや。できることなら手を貸すぜ」
「じゃあ王城までこいつらを運ぶのを手伝ってくれ。もちろん、ただでとは言わねぇよ」
「分かりやした。野郎ども、行くぞ」
「誰が行かすかよ」
俺は、このままでは気づかれることなく行かれてしまうため、会えて奴らの目の前に飛び出した。
アリスは今、ごちゃごちゃしている机の上を整理しながら何かを探している。
「えーっと。確かここら辺に……あったあった。これなんだけど」
そう言ってアリスはこんなクエスト用紙を見せて来た。
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超厳重クエスト
対象ランク:Aランク以上
概要:帝国からの厳重依頼。他言無用。
今年開催される武魔闘技全国大会に出場する選手を奴隷化し帝国に献上する。
期限は生徒が自国に戻るまで。
報酬:献上一人につき1億toss
ーーーーーーーーーー
「なんだよ……これ」
「確か王国のシルフレール学園も今回の武魔闘技全国大会で帝国に来てたわよね。それだったらあなたには関係は1つもないとは言い切れないと思ってね」
「ああ、この情報が見れただけで大収穫だ。ありがとう」
「別にいいわよ。そういう約束だしね」
「まぁそうだな。その依頼受けた冒険者はどんな奴か教えてくれるか?」
「今のところはAランク冒険者が報酬目当てにほとんど参加してるわ。その中にポツポツとSランクがいたりね。人数だと全員で50人ぐらいかしら」
「結構いるな。……わかった。じゃあそろそろ帰るわ」
「分かったわ。もう何もないしいいわよ」
「じゃあ失礼した」
俺はそう言ってギルド長室を後にした。
「ねぇ、アストと帝国のギルドマスターって何か繋がりがあるの?」
帰り道、ミリーナにそう聞かれた。
「急にどうしたんだ?」
「なんだか親しげに話してたから」
「あー。ちょっと前に勇者をダンジョンで殺しただろ?」
「うん」
「その情報をあのギルドマスターがくれたんだよ」
「へぇ。じゃああのギルドマスターもアストの復讐の仲間?」
「いいや。あいつは一度俺を敵に回した。だから洗脳して道具として使っている」
「無理は……あまりしないでね」
「ああ、分かってる。ミリーナを悲しませたりなんかしないよ」
俺はミリーナの手を握り軽く唇が当たる程度のキスをした。
「さあ。買い物の続きをしよう」
「うん……えへへ」
ミリーナは顔を赤くしてニヤつきながら俯いてしまったが握っている手は離さず力を込めて来た。
その後俺たちは、下着や服を買ったり日用品の替えを買っておいたり、俺は男だから深くは知らないが女性にとって辛いと思う生理用のナプキンを買ったり道中でミリーナに絡んで来たゴロツキをボコボコにしたり昼食を少し高いところで済ませたり、そこにいた男爵の嫡男を名乗るブタに「そこにおるオンナをよこせ」って言われたからその家ごと抹消してその事実はアリスがもみ消して決して表には出ないようにしてやった。一応そいつが持っていた資産は全部回収しておいた。
「今日も楽しかったね」
「そうだな。やっぱミリーナに手を出す輩が多くて大変だったけどな」
「私が魅力的すぎてごめんね」
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俺たちは今日の出来事を笑いながら談笑したりしていた。
すると、俺の目の端にもぞもぞと動く袋を持った4、5人のゴロツキが路地裏に入っていくのが見えた。
ミリーナもその光景を見たのかその路地裏を見ている。
「アスト…あれって」
「多分、生き物だと思う。大きさからして子供か」
俺は自分の考えが当たってないことを祈りながらミリーナと共にさっきのゴロツキを追った。
「親分、持って来やしたぜ」
そこは、路地裏にある立地の関係で公園ほどのスペースがある暗くてジメジメしたところだった。
そこには、6人のいかにも悪そうな男と身分がいいのか少し派手な服を身につけている男がいた。
その中の親分と言われた男が袋の紐を切り中のものをさらけ出した。そのさらけ出されたのは人であった。
「これでどうですかい旦那」
「ああ、たしかに教国の大会参加者だな。こいつらが合計で5人か。よくやったな」
「そりぁ俺らはそう言うプロだからな。ガキの5人ぐらいは余裕でこなせねぇで何がプロだ」
「フッ、貴様らに頼んで正解だったな。ほら、これが報酬の5億だ。これは俺からの感謝だ。受け取ってくれ」
旦那と言われた男は大きめの麻袋いっぱいに硬貨が入ったものをその場に5つ置き最後に親分と言われていた男に大きめの麻袋の半分ほどの大きさの麻袋が硬貨でいっぱいになっているのを渡した。
「へへへっ。また何かあったら頼ってくれや。できることなら手を貸すぜ」
「じゃあ王城までこいつらを運ぶのを手伝ってくれ。もちろん、ただでとは言わねぇよ」
「分かりやした。野郎ども、行くぞ」
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