クラス転移したからクラスの奴に復讐します

wrath

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一章 転移した先は

閑話5 王女来訪

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魔法特訓を終わらせた俺たちは晩御飯を食べて風呂に入ったあと早々に眠りに入った。

翌日、廊下が少し騒がしく目が覚めてしまった。
俺は服を着替えて廊下に出てみるとちょうどよく、小走りのメイドさんが通りかかった。

「すいません。一体何が起こってるんですか?」
「他国の王女様がおいでになされたんです。そして今は謁見の準備をしているのです」

メイドの話を聞く限りでは他国から王女様が来たらしい。
王女様かぁ、可愛いのかなぁ。

「それってついて行っちゃダメですか?」
「えっとー、私だけの判断じゃなんとも言えませんがメイド長を通して聞いてみるのでとりあえず一緒に来てください」

俺はメイド長に了承を得るためにメイド長がいるところに行き俺が王女に会いたいと言うと、「大人しくしているのであればいいですよ」と言ってくれた。

そして今俺は王女との謁見がある部屋に入って騎士たちが並んでいるとなりに並んだ。

しばらくすると、この国の国王が出てきて真ん中の椅子に座った。その時に国王に呼ばれたから国王のそばによると耳打ちをされた。

「ミリーナ王女に君の素晴らしさ伝えるから取り込め」

最初、言ってる意味がわからなかったが、徐々に理解できた。つまりはミリーナ王女を僕のものにしろってことだよな。

「わかりました」

俺はそう返事をしてさっきいた場所に戻った。美人な人だったら大歓迎だけどブサイクだったら国王に言ってやめてもらおう。

「『コンコン』、宰相のセラスです。グラント王国王女ミリーナ・サンデル・グラント様がおいでになりました」
「入れ」

国王がそう言うと、ドアが開き宰相さんと幻かと思うぐらいに可愛く綺麗な子が入ってきた。


ミリーナside

私はアストさんと別れて2日ほどが経ってやっと帝国に着きました。
私は護衛の人と共に王宮まで足を運び謁見をしてもらえるように頼みました。
以前に手紙で連絡したのですが、用意ができてなかったらしいので少し待つとこの国の宰相さんがやってきた。

「お待たせいたしましたミリーナ王女。謁見の準備が整いましたのでお連れいたします」

そうして私はこれまでに何度かきたことがある扉の前に案内された。

「『コンコン』、宰相のセラスです。グラント王国王女ミリーナ・サンデル・グラント様がおいでになられました」
「入れ」

宰相さんがそう言うと中から聞き覚えのある声が返ってきたので扉を開けて中に入り国王の前まで行った。

「お久しぶりです。ガーデル国王様。早速ですが、貿易の話は如何お考えでしょうか」

私は早く帰ってアストさんとお話がしたいので今回の要件を提示した。

「貿易よりも、どうですうちの勇者たちは。貿易国として少し内を有利にしてくだされば困ったときはいつでも助けに行きますよ」

そんなことを言ってるが正直勇者なんてごめんだ。お父様にも何度か勇者のことを聞いたことがあったから。私はきっぱり断ることにした。

「勇者はいいです。私のお父様は全ての国と仲良くなりたいと願っていますので。そのように贔屓などいたしません」
「まぁまぁそう言わずに。一度勇者を見てくださいよ」

勇気side

ミリーナ王女と国王が話している内容を聞いているといきなり僕の話になって国王にこっちに来いと手招きされた。
俺はそれに従って国王の前に行くがその前に俺は固有スキルの魅力を使った。これを使えばほとんどの女は俺のものになったからな。

俺が国王の前に行き跪いた。

「この者が今回召喚した勇者のユウキ殿です。顔もいいですし、戦力としても申し分ないですよ」
「そうですか。で、貿易の話はどうしますか?」

あれ?魅了が聞いてない⁉︎。いやそんなはずはない。ただ自分の気持ちを隠しているだけだ。そうだそうに違いない。

「そうですねぇ。どうです?この勇者を伴侶にするなどは?。家事全般はできると思いますし、何よりお強いですから身の安全も保障できますよ」
「話を逸らさないでください。あと、本当に必要ありません。私には思い人がいますので。帰国したらその人に告白するつもりなのです」
「…………えっ」

俺はミリーナ王女の声を前に素っ頓狂な声を上げてしまった。幸いにも王女には聞かれずに済んだが、俺はそのまましばし呆然としてしまった。

気がついたら既に謁見は終わっており貿易の話はなしということになった。

「絶対にあの女を俺のものにしてやる。相手がどんな奴だろうと俺にかなう奴なんていないんだ。俺が最強なんだ。そうさ、俺はこの世界で一番なんだ。全部俺のものなんだ。絶対に俺のものにしてやる。待ってろよミリーナ」

俺は不敵な笑みを浮かべ声を発した後、そのまま眠りについた。
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