31 / 250
一章 転移した先は
17話 ワイバーン殲滅完了
しおりを挟む
俺はステータスを確認し終わった後、死んだワイバーンたちを異次元倉庫にしまって奥の洞窟へと歩みを寄せた。
中に入ろうとするとさっきのワイバーンとおんなじようなワイバーンが何匹か出てきたからさっきのように鎌で魂斬を発動してどんどん狩っていった。
そして気づいたら残り1匹になっていた。
「あと1匹かー。楽しい時間はすぐに過ぎるな」
俺は一人愚痴りながら奥に進んだ。すると少し言ったところに開けた場所があった。俺はそこへ迷いなく行き……。
「これって……ワイバーン?」
「グルルルァァァァァ!!!」
いつか聞いたことがあるような雄叫びをあげたのは、紛れもなくドラゴンだった。色はこの間とは違って緑だからグリーンドラゴンってところかな。
まぁ、今さっき終わったけど。多分俺よりレベルが低かったんだろうな。これって便利だけど正直面白く無いな。本当にピンチになった時だけ使うようにして封印しとくか。
俺はグリーンドラゴンを異次元倉庫にしまったあと、時空魔法の記憶転移を使って王都の近くの森まで転移した。
時空魔法・記憶転移
この魔法は一度でも行ったことがある場所を頭に思い浮かべると転移することができる魔法だ。
この魔法を覚えた時は地球に変えれるんじゃね?と思ったがそんなに甘くはなかった。これはスキルを手に入れてからカウントされるらしく神界で手に入ったから多分神界には行けるが地球には行けないようになっている。
俺は門番のところへ行くと、昨日お世話になったおっちゃんだった。
「おっちゃん。久しぶり」
「おう。坊主か。どうだ?王都には慣れたか?」
「まだなんともいえないな。あと、俺冒険者になったぜ」
「坊主が冒険者か。まぁ死なないように頑張りな」
「ああ」
俺はおっちゃんのおかげでほとんど顔パスで入れた。よかった~、身分を証明するものを出してくれなんか言われたら冒険者カード見せないといけないし俺一応嘘ついて入国してっから気をつけないとな。まぁ一応仮身分証もあるけど。
俺は真っ直ぐに冒険者ギルドに行った。
冒険者ギルドに入るとおっちゃんたちが待ち構えてたが軽くスルーしてサーナさんが受付をしているところに行った。俺がスルーするとやっぱり悲しんでいた。
「サーナさん。依頼が完了したから報告しに来た。あと、ギルマスに伝えたいことがあるから頼んでくれないか?」
「?。はい。分かりました。では伝えて来ます」
サーナさんは何が何やらわかっていなかったみたいだがちゃんとギルマスに伝えに行ってくれたらしい。今日のことはちょっと文句言わないとな。
ちょっとしたらサーナさんが戻ってきた。
「大丈夫ですよ。朝と同じ部屋にいるので行ってください」
「分かった」
俺は今日の朝行った部屋の前に行ってドアをノックした。
「アストだ」
「入っていいぞ」
許可をもらったから入ってみると朝のような穴は綺麗に塞がっていてギルマスは椅子に座ってコーヒーを優雅に飲んでこっちを見ていた。
多分俺が部屋を壊したのに何もしなかった腹いせでそんなことをしてんだろ。ちょっと頭にくるな。
「あんた……もう一回世界一周するか?」
「それだけはお願いなのでやめてください」
ギルマスは朝のことを思い出したのか顔を青白くさせて姿勢をただした。
「はぁ~。今日の依頼を完了させた。だが報酬が割に合ってない」
「なんかいたのか?」
「いたもなにもでかいドラゴンがいたぞ」
「はっ?ドラゴン?そんなのいるわけ……マジか?」
俺が真剣な目でずっとギルマスを睨んでいたらやっと信じてくれた。
「ああ。グリーンワイバーンは30匹ほどで緑色のドラゴンが1匹だ。俺じゃなかったら死んでたぞ」
「ああ。それは悪かったな。すぐに報酬を見つめ直す。それと、お前のランクをSSSにあげる。このこととドラゴンのことは国王に連絡する」
「…………はっ?」
中に入ろうとするとさっきのワイバーンとおんなじようなワイバーンが何匹か出てきたからさっきのように鎌で魂斬を発動してどんどん狩っていった。
そして気づいたら残り1匹になっていた。
「あと1匹かー。楽しい時間はすぐに過ぎるな」
俺は一人愚痴りながら奥に進んだ。すると少し言ったところに開けた場所があった。俺はそこへ迷いなく行き……。
「これって……ワイバーン?」
「グルルルァァァァァ!!!」
いつか聞いたことがあるような雄叫びをあげたのは、紛れもなくドラゴンだった。色はこの間とは違って緑だからグリーンドラゴンってところかな。
まぁ、今さっき終わったけど。多分俺よりレベルが低かったんだろうな。これって便利だけど正直面白く無いな。本当にピンチになった時だけ使うようにして封印しとくか。
俺はグリーンドラゴンを異次元倉庫にしまったあと、時空魔法の記憶転移を使って王都の近くの森まで転移した。
時空魔法・記憶転移
この魔法は一度でも行ったことがある場所を頭に思い浮かべると転移することができる魔法だ。
この魔法を覚えた時は地球に変えれるんじゃね?と思ったがそんなに甘くはなかった。これはスキルを手に入れてからカウントされるらしく神界で手に入ったから多分神界には行けるが地球には行けないようになっている。
俺は門番のところへ行くと、昨日お世話になったおっちゃんだった。
「おっちゃん。久しぶり」
「おう。坊主か。どうだ?王都には慣れたか?」
「まだなんともいえないな。あと、俺冒険者になったぜ」
「坊主が冒険者か。まぁ死なないように頑張りな」
「ああ」
俺はおっちゃんのおかげでほとんど顔パスで入れた。よかった~、身分を証明するものを出してくれなんか言われたら冒険者カード見せないといけないし俺一応嘘ついて入国してっから気をつけないとな。まぁ一応仮身分証もあるけど。
俺は真っ直ぐに冒険者ギルドに行った。
冒険者ギルドに入るとおっちゃんたちが待ち構えてたが軽くスルーしてサーナさんが受付をしているところに行った。俺がスルーするとやっぱり悲しんでいた。
「サーナさん。依頼が完了したから報告しに来た。あと、ギルマスに伝えたいことがあるから頼んでくれないか?」
「?。はい。分かりました。では伝えて来ます」
サーナさんは何が何やらわかっていなかったみたいだがちゃんとギルマスに伝えに行ってくれたらしい。今日のことはちょっと文句言わないとな。
ちょっとしたらサーナさんが戻ってきた。
「大丈夫ですよ。朝と同じ部屋にいるので行ってください」
「分かった」
俺は今日の朝行った部屋の前に行ってドアをノックした。
「アストだ」
「入っていいぞ」
許可をもらったから入ってみると朝のような穴は綺麗に塞がっていてギルマスは椅子に座ってコーヒーを優雅に飲んでこっちを見ていた。
多分俺が部屋を壊したのに何もしなかった腹いせでそんなことをしてんだろ。ちょっと頭にくるな。
「あんた……もう一回世界一周するか?」
「それだけはお願いなのでやめてください」
ギルマスは朝のことを思い出したのか顔を青白くさせて姿勢をただした。
「はぁ~。今日の依頼を完了させた。だが報酬が割に合ってない」
「なんかいたのか?」
「いたもなにもでかいドラゴンがいたぞ」
「はっ?ドラゴン?そんなのいるわけ……マジか?」
俺が真剣な目でずっとギルマスを睨んでいたらやっと信じてくれた。
「ああ。グリーンワイバーンは30匹ほどで緑色のドラゴンが1匹だ。俺じゃなかったら死んでたぞ」
「ああ。それは悪かったな。すぐに報酬を見つめ直す。それと、お前のランクをSSSにあげる。このこととドラゴンのことは国王に連絡する」
「…………はっ?」
33
お気に入りに追加
3,447
あなたにおすすめの小説
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
【創造魔法】を覚えて、万能で最強になりました。 クラスから追放した奴らは、そこらへんの草でも食ってろ!
久乃川あずき(桑野和明)
ファンタジー
次世代ファンタジーカップ『面白スキル賞』受賞しました。
2022年9月20日より、コミカライズ連載開始です(アルファポリスのサイトで読めます)
単行本は現在2巻まで出ています。
高校二年の水沢優樹は、不思議な地震に巻き込まれ、クラスメイト三十五人といっしょに異世界に転移してしまう。
三ヶ月後、ケガをした優樹は、クラスメイトから役立たずと言われて追放される。
絶望的な状況だったが、ふとしたきっかけで、【創造魔法】が使えるようになる。
【創造魔法】は素材さえあれば、どんなものでも作ることができる究極の魔法で、優樹は幼馴染みの由那と快適な暮らしを始める。
一方、優樹を追放したクラスメイトたちは、木の実や野草を食べて、ぎりぎりの生活をしていた。優樹が元の世界の食べ物を魔法で作れることを知り、追放を撤回しようとするが、その判断は遅かった。
優樹は自分を追放したクラスメイトたちを助ける気などなくなっていた。
あいつらは、そこらへんの草でも食ってればいいんだ。
異世界で活躍する優樹と悲惨な展開になるクラスメイトたちの物語です。
無能と呼ばれたレベル0の転生者は、効果がチートだったスキル限界突破の力で最強を目指す
紅月シン
ファンタジー
七歳の誕生日を迎えたその日に、レオン・ハーヴェイの全ては一変することになった。
才能限界0。
それが、その日レオンという少年に下されたその身の価値であった。
レベルが存在するその世界で、才能限界とはレベルの成長限界を意味する。
つまりは、レベルが0のまま一生変わらない――未来永劫一般人であることが確定してしまったのだ。
だがそんなことは、レオンにはどうでもいいことでもあった。
その結果として実家の公爵家を追放されたことも。
同日に前世の記憶を思い出したことも。
一つの出会いに比べれば、全ては些事に過ぎなかったからだ。
その出会いの果てに誓いを立てた少年は、その世界で役立たずとされているものに目を付ける。
スキル。
そして、自らのスキルである限界突破。
やがてそのスキルの意味を理解した時、少年は誓いを果たすため、世界最強を目指すことを決意するのであった。
※小説家になろう様にも投稿しています
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
レベルが上がらずパーティから捨てられましたが、実は成長曲線が「勇者」でした
桐山じゃろ
ファンタジー
同い年の幼馴染で作ったパーティの中で、ラウトだけがレベル10から上がらなくなってしまった。パーティリーダーのセルパンはラウトに頼り切っている現状に気づかないまま、レベルが低いという理由だけでラウトをパーティから追放する。しかしその後、仲間のひとりはラウトについてきてくれたし、弱い魔物を倒しただけでレベルが上がり始めた。やがてラウトは精霊に寵愛されし最強の勇者となる。一方でラウトを捨てた元仲間たちは自業自得によるざまぁに遭ったりします。※小説家になろう、カクヨムにも同じものを公開しています。
夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる