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一章 転移した先は
ミリーナの気持ち(ネタバレあり)
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ミリーナの気持ち
私はグラント王国第三王女のミリーナです。
私は今日も、帝国に同盟の話を持ちかけに帝国へと行く予定です。も、というのは今までも同盟の話を持ちかけに行ったのですが残念ながらできないでいました。
王都を出てから2日、あと2日で帝国という時に盗賊に襲われました。
しかも、その盗賊は最近勢力を伸ばしていた牢獄の冥王でした。
騎士達は一人、また一人とやられていき最後の五人になった時に私は死ぬんだと悟りました。
「お父様、お母様、兄様、姉様。もっとお話ししていたかった。もっと一緒にいたかった。……今までありがとう」
私はそう言って涙を流しました。
すると、外の騒音が止みました。私は恐る恐る窓の外を見ると。
ある男性が魔法で盗賊を一掃していました。
私はその姿を見てこう思いました。
「カッコいい……」
そう、この時の私は彼に恋をしてしまったのです。で、でも。これは仕方ないといいますか。その、ピンチを助けてくれたら、誰でも恋に堕ちると思うんです。女性の方でしたら分かりますよね。男性の方?。あんな人になれたらモテますよ。少なくとも私はそう思います。でも今は彼の方一筋ですけどね。
彼の方が何かコルデットさんとお話ししてるみたいです。
ちょっと聞き耳を立ててみましょうか。
「……おま……もの……だ?」
「ただの……だ。にして…、あの馬車は……だ」
少し聞こえづらいですがなんとか聞こえますね。
「ああ、……はさっ……言った重要…人が……な。命…恩人に……欲しい……が。あいに…人見……でな。あまり……出さない…だよ」
私のことを言ってるのでしょうか?
「そう……か?。まぁ気を……ろよ。俺はこれ……王都に行く……」
直ぐに言ってしまうのですか。ですが王都でしたらまだ会える可能性がありますね。でも、私のことを知らないと意味がなさそうですね。
「そうか、……王都に戻っ…時に国王……謝礼される…思うか……ん時は頼…な」
「あ……じゃあ…」
「ま、待ってください」
彼が後ろを向いた時に、私はいてもたってもいられなくなり馬車のドアを開け彼に近すぎました。
「こ、この度は、た、助けてくださり、あ、ありがとうございます。私はグラント王国第三王女ミリーナ・サンデル・グラントで、です」
私の顔は多分真っ赤になってるでしょうか。いや、今はそれどころじゃない。彼に私のことを覚えてもらわないと。
「頭を上げてくれ。俺は当然のことをしたまでだ。それに、俺がもう少し早く来てればこんなに犠牲者が出なくて済んだのに。俺の方こそすまなかった」
彼はすごく優しいのですね。ますます好きになりました。
「あなたのせいではありません。私は今から帝国に行ってきます。もし戻ってきたらお話ししてくれませんか」
どうでしょうか。いきなりすぎでしょうか。嫌われてなかったらいいのですが。
「分かった。気をつけて行ってこいよ」
「は、はい」
私はその返しが来てとても嬉く馬車ではしゃいでいました。そのあと彼はコルデットさんと何やら話したあと私たちを見送ってくれました。
後から、彼の方がアラストールさん略してアストさんという方だと聞いて私は早く国に戻りたいという衝動を抑えて帝国へ向かいました。
私はグラント王国第三王女のミリーナです。
私は今日も、帝国に同盟の話を持ちかけに帝国へと行く予定です。も、というのは今までも同盟の話を持ちかけに行ったのですが残念ながらできないでいました。
王都を出てから2日、あと2日で帝国という時に盗賊に襲われました。
しかも、その盗賊は最近勢力を伸ばしていた牢獄の冥王でした。
騎士達は一人、また一人とやられていき最後の五人になった時に私は死ぬんだと悟りました。
「お父様、お母様、兄様、姉様。もっとお話ししていたかった。もっと一緒にいたかった。……今までありがとう」
私はそう言って涙を流しました。
すると、外の騒音が止みました。私は恐る恐る窓の外を見ると。
ある男性が魔法で盗賊を一掃していました。
私はその姿を見てこう思いました。
「カッコいい……」
そう、この時の私は彼に恋をしてしまったのです。で、でも。これは仕方ないといいますか。その、ピンチを助けてくれたら、誰でも恋に堕ちると思うんです。女性の方でしたら分かりますよね。男性の方?。あんな人になれたらモテますよ。少なくとも私はそう思います。でも今は彼の方一筋ですけどね。
彼の方が何かコルデットさんとお話ししてるみたいです。
ちょっと聞き耳を立ててみましょうか。
「……おま……もの……だ?」
「ただの……だ。にして…、あの馬車は……だ」
少し聞こえづらいですがなんとか聞こえますね。
「ああ、……はさっ……言った重要…人が……な。命…恩人に……欲しい……が。あいに…人見……でな。あまり……出さない…だよ」
私のことを言ってるのでしょうか?
「そう……か?。まぁ気を……ろよ。俺はこれ……王都に行く……」
直ぐに言ってしまうのですか。ですが王都でしたらまだ会える可能性がありますね。でも、私のことを知らないと意味がなさそうですね。
「そうか、……王都に戻っ…時に国王……謝礼される…思うか……ん時は頼…な」
「あ……じゃあ…」
「ま、待ってください」
彼が後ろを向いた時に、私はいてもたってもいられなくなり馬車のドアを開け彼に近すぎました。
「こ、この度は、た、助けてくださり、あ、ありがとうございます。私はグラント王国第三王女ミリーナ・サンデル・グラントで、です」
私の顔は多分真っ赤になってるでしょうか。いや、今はそれどころじゃない。彼に私のことを覚えてもらわないと。
「頭を上げてくれ。俺は当然のことをしたまでだ。それに、俺がもう少し早く来てればこんなに犠牲者が出なくて済んだのに。俺の方こそすまなかった」
彼はすごく優しいのですね。ますます好きになりました。
「あなたのせいではありません。私は今から帝国に行ってきます。もし戻ってきたらお話ししてくれませんか」
どうでしょうか。いきなりすぎでしょうか。嫌われてなかったらいいのですが。
「分かった。気をつけて行ってこいよ」
「は、はい」
私はその返しが来てとても嬉く馬車ではしゃいでいました。そのあと彼はコルデットさんと何やら話したあと私たちを見送ってくれました。
後から、彼の方がアラストールさん略してアストさんという方だと聞いて私は早く国に戻りたいという衝動を抑えて帝国へ向かいました。
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