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1章
11.※
しおりを挟む優「この状態でするのか?」
目の前で俺を見つめる瞳に問いかけた
連「そうだな、この体制のがやりやすいしな」
やりやすい?簡単にOKしてしまったけどまじで何されるんだろ俺、、、声だしたらダメって事はくすぐられるとか?はたまたさっき考えたみたいに殴られるとかか?痛いのは嫌だな。とか考えてるとやつは携帯をいじりながら話し出した。
連「今から5分、はじめるぞ?」
優「う、うん」
やつは携帯でアラームを合わせソファに備え付けの机に携帯を置いた。その手がゆっくり俺の顔に近づいてくる。俺の反応を確かめるかのように、スローモーションにさえ見えるその動きは俺の緊張を煽った。
何をされるのかとつい目をぎゅっと瞑ってしまうとやつはクスっと笑い俺の着ているセーラー服のリボンを解き出した。慣れた手つきでリボンをシュルっと解くと俺の視界を奪うように結び始める。
優「っ!?」
いきなりなにするんだ!?と言ってやりたいとこだが声を出しては負けになってしまう。声にならない驚きをやつは感じとったのかおれの耳元に近づき囁いた。
連「、、目をつぶるよりこっちの方がいいだろ?」
視界を奪われて近づかれてた事に気づかず、さっきとは違う甘い掠れた声色に俺は心臓が跳ねるのを感じた。今まで感じたことの無い緊張感と謎の胸の高鳴りに俺はゴクッと唾を飲み込んだ。
服の擦れる音とやつの息遣いだけがやけに大きく聞こえ、次は何をされるのか不安になり身体に力が入る。
サラっ
急に髪の毛を触られ、ウィッグなのに視界を奪われてるせいか感覚があるように感じてしまう。やつは何がしたいのか何をしようとしているのか、全く読めないやつの動きに翻弄される。
連「やっぱりカツラか」
そう言ったかと思ったらズルって音がして頭から重さがなくなった。ウィッグを外されたのだ。
優「っ、、」
俺は一瞬焦った。地毛を隠すためウィッグを被り、その上から更にロングのウィッグを被っていたからだ。感覚的にピンで止めてなく被っただけのロングの方だけ外されたようだが。ちゃんとピンで止めておいてよかったと胸を撫で下ろした。
連「短い方がいいな」
俺の頭の上の乱れたウィッグを整えながらそう言うと、整え終わったのかやつの指は俺の頭の上から頬をなぞるように降りてきて輪郭を確かめるかのように指でなぞり始める。頬、耳、首と触れるか触れないかの微妙な感覚にくすぐったさを感じた俺は顔を軽く背けた。やつの指は首筋から下に降りていきさっき解いたリボンの下に隠れていたチャックを見つけゆっくり下ろしていく。
なぜチャックを下ろすのか疑問に思っている間にセーラー服を前だけはだけさせられた。下には自前の白Tを着ていてむしろセーラー服を着ているよりかはそっちの方がいい。特に何の抵抗もせずじっとしているとさっきのように首筋に指を置き形を確かめるかのようになぞっていくその指先はゆっくり下に降りていき首元の窪みをなで鎖骨を撫でる。
優「、、、ふっ、、っ」
擽ったさで吐息がもれだしやつの手が止まる。止まったのは一瞬ですぐに動き出しさらに下に降りていきある一点を掠める。
優「っ!?」
擽ったさでシャツの上からでもわかるぐらい主張し始めた胸の突起をやつは見逃さなかった。
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