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24.念願の再会
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羽を広げた飛竜は王宮の庭にスッと着地をした。一瞬身体がグラッと傾き、落ちるかと思ったがエドゥアール様の鍛えられた腕に抑えられたことにより、何とか持ち堪えた。
エドゥアール様の手を借りながら何とか王宮の庭に飛び降りた私。さほど長い時間飛行していたわけではないが、何だか地面の感触が久しぶりに感じてほっとした。
「おかえり、エドゥアール、エリワイド嬢。何やら大変だったみたいだね」
無事に全員が飛竜から地面へと飛び降りたところで、立派な服に身を包んだ壮年の男性が声をかけてきた。暗闇で顔が見えづらかったが、月明かりに照らされたその顔を見て、その場にいた一同はサッと姿勢を正すと、彼に向かって頭を垂れた。
「陛下。敵の侵入を防げず申し訳ありません。皇女殿下は無事にお連れいたしました」
エドゥアール様の言葉に、陛下はウォルターの隣にいたアディに視線を向ける。アディは一歩前に足を踏み出すと、落ち着いた様子で挨拶をした。
「お初にお目にかかります。ブランセント国王陛下。ベルバッハ第一皇女、アデライト・ベルバッハです。この度は私情でこの国を巻き込んでしまい大変申し訳ありませんでした」
最初は何かを見極めるようにじっとアディを見つめていた陛下であったが、アディの挨拶が終わる頃にはふっと表情を和らげた。
「頭を上げてくだされ、アデライト殿。王族もまた人の子。兄弟喧嘩はするものです。今回は結果として丸く収まったことですし、何よりうちの宰相の娘の大切なご友人ですからな。お咎めする気はございませんよ」
「寛大なお心に感謝申し上げます」
よかった。特にアディが咎められることはなさそうだ。…それにしてもさっきからずっと陛下の後ろの方でソワソワしている男性は一体誰だろう。見たことがないなぁ。心なしか誰かに似ているような気はするんだけど…。
「はっはっは。君のお兄さんが早く君と話したくてうずうずしているようだ。さぁ、ジークフリード殿。貴方の妹殿だ」
「アディ!」
「ジークお兄さま!?」
なんと、この人がアディのお兄さんであり、現ベルバッハの皇帝だったのか。うわぁ、凄い美形。アディと並ぶととてもいい画になる。
3年越しの再会を熱い抱擁で喜ぶように、アディはパッと腕を広げた皇帝の胸の中に飛び込んだ。
「襲われたと聞いて心配したよ。…ああ、無事で良かった。…もうお前には会えないのかと…」
「お兄さま…」
王宮の広い庭に二人の声が響き渡る。私達は2人の兄妹の再会を静かに見守っていた。
「ずっと後悔していたよ。あの時、お前の気持ちを受け止めてやれなかったことを」
「私の方こそごめんなさい。一時の感情に任せて家出をしてしまって。…心配をかけてしまって」
「いや、いいんだ。こうして生きて戻ってきてくれた。それだけで十分だ」
無事にアディがお兄さんと仲直りできたようで本当に良かった。友達は誰とでもなれるけど、家族はその人としかなれないからね。たった1人の血の繋がったお兄さん。ずっと仲違いしたまま会えないなんて、悲しいもの。
「ブルーナイト卿、妹を守ってくれたこと感謝をする」
アディとの抱擁を終えた皇帝は、エドゥアール様に向き合うとそうお礼を述べた。エドゥアール様はいえと短く言葉を発すると、私の方に視線を向けた。
「礼は彼女に。3年前に皇女殿下を保護したのも、こうして王宮まで皇女殿下をお連れすることができたのも、全て彼女のおかげですから」
「そうか」
エドゥアール様の言葉に皇帝は頷くと、私の方へ視線を向けた。まさか、こんな形で紹介されると思っていなかった私は内心驚きながらも、すっと姿勢を正し皇帝陛下に向き合った。
「貴方のことはアディから聞いている。妹の命を助けてくれたこと心より感謝を申し上げる。君が保護してくれていなければ、王宮暮らしで世間的知識のない妹がこんな風に生きてはいられなかっただろう」
「いえ、私の方のこそアディ…アデライト皇女殿下に心を救われましたから。同じ趣味を持つ友達と出会えたことで、私は私のままでいいんだと自信が持てたんです。こうしてアデライト様と過ごすことができて感謝しています」
本当にアディと友達になれたのは物凄い幸運だった。本来ならアディと私は決して交じり合うことのない世界にいるのだ。アディが家出をせず、私と出会うことがなければ、私は今のように自信をもってイケオジが好きだと豪語することはできなかっただろう。今のジェントルグシュマーク商会だって、最初は令嬢である自分がこんなことをしていて本当にいいのかと悩んでいた。でもアディが素晴らしいことだと、自信をもって取り組んでいいことなんだと教えてくれたおかげで続けることができたのだ。
私がそう感謝を述べると、皇帝陛下は何やら感心したような声をあげて言った。
「ふむ、アディはいい友人を持ったようだな。君にはアディを救ってくれたお礼をしたい。何か、希望はあるか?」
お礼…別にお礼を言われるようなことでもないし、何も要らないんだけどな。きっと皇帝陛下からしたら何かお礼をしないと気がすまないんだろうな。…どうしよう。欲しいもの、欲しいもの…あ、あった!
「…こんなことを申し上げるのは非常に恐れ多いのですが」
「気にするな。話してみてくれ」
「先ほど申し上げた通り、アデライト様は私にとって大切な友人なんです。身分が違うということは重々承知ですが、これからも変わらず友人としてお話する機会をいただきたく存じます。…お許しいただけますか?」
「勿論だ。歓迎しよう。寧ろ、それはアディが望んでいることだろうしな」
そう言って皇帝陛下がアディへと視線を向けると、アディも笑顔で頷いた。よかった。アディとはこれからもイケオジ話ができそうだ。
「…しかし、それでは礼としては物足りないな。他にないのか?」
…ないんだよな。別に。戦争をしないでほしいとかそんな願いはあるけど、それは皇帝の一存でどうにかなる問題でもないだろうし、約束なんてできないだろうしなぁ。
「それならベルバッハに戻った後、社交界でエリィの商会の服をお兄さまが身に着けてあげるといいですわ」
「エリワイド殿の商会の服をか?」
「ええ。お兄さまが身に着ければ自然とうちの貴族もエリィの商会の服に興味をもつでしょう?いい宣伝になりますわ」
「なるほど。それはいいかもしれないな」
え、いやいやいや。気持ちはありがたいけど、そこまでしてもらうわけには―
「そうすればベルバッハにも貴方の紳士服を身にまとったイケオジたちが増えるわよ」
「ぜひそれでお願いします」
アディの囁きで私は即座に頷いた。自分が作った服に身を包んだベルバッハのイケオジ、ぜひとも拝みたい。
「分かった。では後ほど、貴方の商会で服を購入することにしよう」
「その必要はありませんわ。既にお兄さまのためにエリィに服を注文してありますの。もう少しで出来上がるとのことですから、楽しみにしていてくださいな」
「アディが私のために服を!?…ああ、なんて素晴らしいんだ。わかった。是非ともそれを着よう」
さっきから思っていたけど、アディと接している時だけキャラがちょっと変わるなぁこの人。本当にアディのことが好きでしょうがないんだろうね。アディと話している時だけ表情筋がゆるっゆるだし、多分人目があるからクールを装ってはいるんだろうけど装いきれていないだよなぁ。
「さて、積もる話もあるだろうが皆疲れているだろう。続きは明日にするとして、今日は各自用意された部屋で休むといい」
国王陛下の言葉に全員が頷いた。確かに疲れた。夜中に起こされ、訳も分からないまま生死の狭間で逃げてきたのだから当然だ。ようやく事態が落ち着いてきたこともあり、忘れていた眠気が再び戻って来た。
「おやすみ、エリィ」
「おやすみ、アディ」
アディと別れ用意された部屋でベッドにダイブした私は、一瞬で眠りに落ちたのであった。
エドゥアール様の手を借りながら何とか王宮の庭に飛び降りた私。さほど長い時間飛行していたわけではないが、何だか地面の感触が久しぶりに感じてほっとした。
「おかえり、エドゥアール、エリワイド嬢。何やら大変だったみたいだね」
無事に全員が飛竜から地面へと飛び降りたところで、立派な服に身を包んだ壮年の男性が声をかけてきた。暗闇で顔が見えづらかったが、月明かりに照らされたその顔を見て、その場にいた一同はサッと姿勢を正すと、彼に向かって頭を垂れた。
「陛下。敵の侵入を防げず申し訳ありません。皇女殿下は無事にお連れいたしました」
エドゥアール様の言葉に、陛下はウォルターの隣にいたアディに視線を向ける。アディは一歩前に足を踏み出すと、落ち着いた様子で挨拶をした。
「お初にお目にかかります。ブランセント国王陛下。ベルバッハ第一皇女、アデライト・ベルバッハです。この度は私情でこの国を巻き込んでしまい大変申し訳ありませんでした」
最初は何かを見極めるようにじっとアディを見つめていた陛下であったが、アディの挨拶が終わる頃にはふっと表情を和らげた。
「頭を上げてくだされ、アデライト殿。王族もまた人の子。兄弟喧嘩はするものです。今回は結果として丸く収まったことですし、何よりうちの宰相の娘の大切なご友人ですからな。お咎めする気はございませんよ」
「寛大なお心に感謝申し上げます」
よかった。特にアディが咎められることはなさそうだ。…それにしてもさっきからずっと陛下の後ろの方でソワソワしている男性は一体誰だろう。見たことがないなぁ。心なしか誰かに似ているような気はするんだけど…。
「はっはっは。君のお兄さんが早く君と話したくてうずうずしているようだ。さぁ、ジークフリード殿。貴方の妹殿だ」
「アディ!」
「ジークお兄さま!?」
なんと、この人がアディのお兄さんであり、現ベルバッハの皇帝だったのか。うわぁ、凄い美形。アディと並ぶととてもいい画になる。
3年越しの再会を熱い抱擁で喜ぶように、アディはパッと腕を広げた皇帝の胸の中に飛び込んだ。
「襲われたと聞いて心配したよ。…ああ、無事で良かった。…もうお前には会えないのかと…」
「お兄さま…」
王宮の広い庭に二人の声が響き渡る。私達は2人の兄妹の再会を静かに見守っていた。
「ずっと後悔していたよ。あの時、お前の気持ちを受け止めてやれなかったことを」
「私の方こそごめんなさい。一時の感情に任せて家出をしてしまって。…心配をかけてしまって」
「いや、いいんだ。こうして生きて戻ってきてくれた。それだけで十分だ」
無事にアディがお兄さんと仲直りできたようで本当に良かった。友達は誰とでもなれるけど、家族はその人としかなれないからね。たった1人の血の繋がったお兄さん。ずっと仲違いしたまま会えないなんて、悲しいもの。
「ブルーナイト卿、妹を守ってくれたこと感謝をする」
アディとの抱擁を終えた皇帝は、エドゥアール様に向き合うとそうお礼を述べた。エドゥアール様はいえと短く言葉を発すると、私の方に視線を向けた。
「礼は彼女に。3年前に皇女殿下を保護したのも、こうして王宮まで皇女殿下をお連れすることができたのも、全て彼女のおかげですから」
「そうか」
エドゥアール様の言葉に皇帝は頷くと、私の方へ視線を向けた。まさか、こんな形で紹介されると思っていなかった私は内心驚きながらも、すっと姿勢を正し皇帝陛下に向き合った。
「貴方のことはアディから聞いている。妹の命を助けてくれたこと心より感謝を申し上げる。君が保護してくれていなければ、王宮暮らしで世間的知識のない妹がこんな風に生きてはいられなかっただろう」
「いえ、私の方のこそアディ…アデライト皇女殿下に心を救われましたから。同じ趣味を持つ友達と出会えたことで、私は私のままでいいんだと自信が持てたんです。こうしてアデライト様と過ごすことができて感謝しています」
本当にアディと友達になれたのは物凄い幸運だった。本来ならアディと私は決して交じり合うことのない世界にいるのだ。アディが家出をせず、私と出会うことがなければ、私は今のように自信をもってイケオジが好きだと豪語することはできなかっただろう。今のジェントルグシュマーク商会だって、最初は令嬢である自分がこんなことをしていて本当にいいのかと悩んでいた。でもアディが素晴らしいことだと、自信をもって取り組んでいいことなんだと教えてくれたおかげで続けることができたのだ。
私がそう感謝を述べると、皇帝陛下は何やら感心したような声をあげて言った。
「ふむ、アディはいい友人を持ったようだな。君にはアディを救ってくれたお礼をしたい。何か、希望はあるか?」
お礼…別にお礼を言われるようなことでもないし、何も要らないんだけどな。きっと皇帝陛下からしたら何かお礼をしないと気がすまないんだろうな。…どうしよう。欲しいもの、欲しいもの…あ、あった!
「…こんなことを申し上げるのは非常に恐れ多いのですが」
「気にするな。話してみてくれ」
「先ほど申し上げた通り、アデライト様は私にとって大切な友人なんです。身分が違うということは重々承知ですが、これからも変わらず友人としてお話する機会をいただきたく存じます。…お許しいただけますか?」
「勿論だ。歓迎しよう。寧ろ、それはアディが望んでいることだろうしな」
そう言って皇帝陛下がアディへと視線を向けると、アディも笑顔で頷いた。よかった。アディとはこれからもイケオジ話ができそうだ。
「…しかし、それでは礼としては物足りないな。他にないのか?」
…ないんだよな。別に。戦争をしないでほしいとかそんな願いはあるけど、それは皇帝の一存でどうにかなる問題でもないだろうし、約束なんてできないだろうしなぁ。
「それならベルバッハに戻った後、社交界でエリィの商会の服をお兄さまが身に着けてあげるといいですわ」
「エリワイド殿の商会の服をか?」
「ええ。お兄さまが身に着ければ自然とうちの貴族もエリィの商会の服に興味をもつでしょう?いい宣伝になりますわ」
「なるほど。それはいいかもしれないな」
え、いやいやいや。気持ちはありがたいけど、そこまでしてもらうわけには―
「そうすればベルバッハにも貴方の紳士服を身にまとったイケオジたちが増えるわよ」
「ぜひそれでお願いします」
アディの囁きで私は即座に頷いた。自分が作った服に身を包んだベルバッハのイケオジ、ぜひとも拝みたい。
「分かった。では後ほど、貴方の商会で服を購入することにしよう」
「その必要はありませんわ。既にお兄さまのためにエリィに服を注文してありますの。もう少しで出来上がるとのことですから、楽しみにしていてくださいな」
「アディが私のために服を!?…ああ、なんて素晴らしいんだ。わかった。是非ともそれを着よう」
さっきから思っていたけど、アディと接している時だけキャラがちょっと変わるなぁこの人。本当にアディのことが好きでしょうがないんだろうね。アディと話している時だけ表情筋がゆるっゆるだし、多分人目があるからクールを装ってはいるんだろうけど装いきれていないだよなぁ。
「さて、積もる話もあるだろうが皆疲れているだろう。続きは明日にするとして、今日は各自用意された部屋で休むといい」
国王陛下の言葉に全員が頷いた。確かに疲れた。夜中に起こされ、訳も分からないまま生死の狭間で逃げてきたのだから当然だ。ようやく事態が落ち着いてきたこともあり、忘れていた眠気が再び戻って来た。
「おやすみ、エリィ」
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