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13.料理長イケオジ化計画②
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翌日、私は接待室の一角を借り、フランツさんと打ち合わせをすることにした。既に部屋には私の商会のメンバーから送って貰った服が揃えられている。この中からフランツさんに会う服を選んで変身させるつもりだ。フランツさんがここに来てくれるか心配だったが、その心配は杞憂だったようで、約束の時間になるとレオと共に部屋に顔を出した。
「依頼を引き受けてくださってありがとうフランツさん。改めまして、ジェントルグシュマーク商会会長、エリィ・グシュマックです。よろしくお願いしますね」
「…あ、ああ」
私がそう言って手を差し出すと、フランツさんは戸惑いながらもその手を握り返してくれた。挨拶が済んだところで私は早速、フランツさんの全身をくまなく観察する。中肉中背のぽっちゃり体系。全体的にダボダボの服を着ているせいで締まりのないファッションスタイルとなっている。…うん。これならちょうど発売予定の新作がぴったりだ。この世にまた新たなイケオジ誕生の予感がして、私はつい前のめりになってフランツさんに言った。
「完璧ですわ!このちょっとまるんとした、わがままボディ!それでいてふくよかになっても失われていない洗練された顔の面影。まさに理想どおり!」
「…はぁ?」
わけのわからないといった表情で固まるフランツさんをよそに、私は近くに控えていたナタリーに指示して全身のサイズを計測してもらう。レオもナタリーを手伝って記録をしていた。
「今回、フランツさんは奥さんにもう一度惚れ直してもらえるようになることをご所望とレオから聞きました。ということで今回は新作の中から奥さんに気にってもらえるような服を選び、着用してもらおうと思います。選んだ服は無料で差し上げますので、一日着用していただいてその着心地とか感想を教えてください。それが今回の依頼の条件です」
「分かった。その依頼引き受けよう」
よしっ!フランツさんの了承を得たわけだし、早速、洋服選びに移ろう!と私が意気込んだところで、フランツさんは少し不安そうな顔で呟いた。
「…だが、服でそんなに変わることなんてできるのか?正直、どれもただの布だろう?」
ただの布?とんでもない。服一つで人の印象はだいぶ変わるものだ。舐めちゃいけない。どんなにイケメンだって、ダサい服を着ればその魅力は半減されるのだ。
「変わります。服が人に与える印象って物凄いんです。例えば、私が真っ赤で胸の谷間まで見えるようなドレスを身にまとっていたらフランツさんはどう思います?」
「た、谷間?…男を弄んで誑かしている悪女だと思って近づきたくなくなるな」
「それです。そういうことですよ。フランツさんみたいに大きな体系の人は、面積のある服を着ているとさらに身体が大きく見えるんです。それがだらしない印象につながります」
私がそう言うとフランツさんは納得したように頷いた。
「な、なるほど。確かにだらしない見た目だと妻に嘆かれたな」
その時のことを思い出したのか落ち込むような顔でそう告げたフランツさんに、私は励ますように声をかける。
「着方を工夫すれば体型を上手に隠しながら、爽やかに見せることができますよ。フランツさん、一緒に爽やかでかっこいい紳士になって奥さんを惚れ直されましょう!」
「ああ!」
ようやくフランツさんがやる気を出してくれたところで、私は早速フランツさんに奥さんのことを尋ねた。
「早速ですが、奥さんはどういう服を好まれる人ですか?」
「どういう…難しいな」
悩むフランツさんに私はいくつか商品の服を見せながら説明をする。
「例えば、お二人でデートにいかれる時、今着ているようなラフな格好と、こういうきっちりとした紳士服、どちらの方が奥様は喜ばれていましたか」
「…ここまで高そうなのはきたことはないが、初めてデートしたときに奮発して買ったこういう紳士服を着たらカッコイイと褒めてくれていたな。紳士な見た目の男性とデートをするのが夢だったと言っていたような気がする」
そういってフランツさんが示したのは襟付きのフォーマルなジャケット。なるほど。奥さんは貴族が良く着るような高級感のある上品な服が好みか。
「なるほど。では今回はキッチリめのフォーマルな服でいきましょう」
「ああ、だけど俺、こんな体型だからああいう固い服は息苦しくてな…」
フランツさんのような悩みを抱える男性は、実はこの国で少なくない。特に食に困らない貴族の男性ほどお腹のでっぱりがどうしても抑えられない人が多いのだ。今回はそんな悩みを抱える人に向けて商品を開発しているところだった。それがちょうど出来上がったところだったのでタイミングが良かった。
「大丈夫です。ボタンは留めずジャケットは羽織るだけにしましょう」
「ボタンって留めるためにあるものでは?」
「いいんです。細かいことは気にしなくて!そういうお洒落もあるんです。それに通常はシャツを下に着ることがおおいですが、それだと窮屈だと思うのでシンプルなスウェットシャツにしましょう」
「すうぇっと?」
聞いたことがない単語にフランツさんはたどたどしく繰り返した。それはまだこの国には広まっていない新しいタイプの服だ。私は新作のスウェットシャツについてフランツさんに説明をする。
「はい。実はこれが新作なんです。今まではボタンをしっかり留める必要があるタイプのシャツしかありませんでしたが、それだとお腹周りが大きい人にはキツイでしょう?それで、ボタンがなくても着れるタイプで、尚且つ紳士服に似合う服を用意したんです」
「おお~!これが『すうぇっとしゃつ』…確かに着やすそうだな」
商品を手に取りながら物珍しそうにそれを観察したフランツさんは感心したように言った。私はフランツさんの好感触な様子に少し嬉しくなりながら、私はさらに説明を加える。
「でしょう?発祥はここから東にある大陸なんですけどね。たまたま目にする機会がありまして、色々研究してこの国の好みにあうように改良したんですよ。ちょっと羊毛を織り込んでましてね、涼しいこの地域でも寒さを感じることなく着ることができるんです」
「そうなのか」
下は白いスウェットシャツでいこう。シンプルだけどこれならどんな服にも合うからね。続いてはジャケットだ。私は並べられたジャケットの中から、自信作のものを取り出した。
「体型を隠すのには薄い色の服を下に、濃い目の服を上に着ると着やせして見えるんです。なので、ジャケットの色はこれにしましょうか」
白い縦線が強調された格子状の黒いジャケット。これで身体のラインが少しスッキリして見えるはずだ。後ろ姿も体のラインがスッキリして見えるように縫い方を工夫している。
「パンツはこれとセットのもので、これも裾の部分に折り目をつけることで足をすらっと見せる効果があるんですよ」
ちょっと着替えてきてくださいと私はフランツさんにお願いする。フランツさんは服を受取ると、部屋を出て行った。その間に私は靴と帽子も選ぶ。せっかくなら頭から足先までお洒落にしてあげたいしね。うん。このジャケットにあわせるならこの赤いキャスケットが良さそう。靴はこっちの黒い革靴かな。
そうしている間に着替えを終えたフランツさんが戻ってきた。なかなかに似合っていていい感じだ。最後に選んだ靴と帽子もかぶってもらって、フランツさんに鏡を見てもらう。するとフランツさんは驚いたように目を丸くした。
「おお!これは…本当に俺か?」
まじまじと鏡を見つめながらそう呟くフランツさん。私はナタリーとレオと目を合わせて微笑みあった。うふふふ。これでまたこの世に一人のイケオジが誕生したね。グッジョブ、私!
「へへ。似合ってるぜ、フランツさん。今まで見たなかで一番イケメンだ」
「レオ…」
レオの言葉にフランツさんは感動したように目を潤ませた。こんな俺でもかっこよくなれるなんてとフランツさんは声を震わせている。
「あとは無精髭をそっていただいて、伸びきってしまっている髪も整えれば奥様も惚れるフランツさんの出来上がりです」
いくら服がかっこよくても、顔に清潔感がなければ台無しだ。きちんと顔を手入れするのは大切なことだよね。
「分かった。髪を整えてもらってくる」
私の言葉にフランツさんは頷くとそそくさと部屋を出て行った。そんな彼を私たちは笑顔で見送ったのだった。
翌日、フランツさんは一日休暇をとって朝から奥さんとデートに出かけた。どうやら奥さんのハートにあの服はドンピシャだったらしい。久々に頬を赤く染めながら楽しそうに俺と過ごしてくれたと、帰ってきたフランツさんが嬉しそうに報告してくれた。
その次の日の朝食からきちんと味のついた美味しい料理がでるようになった。あまりの美味しさに沢山おかわりをして周囲の人間を驚愕させたのはまた別の話である。
「依頼を引き受けてくださってありがとうフランツさん。改めまして、ジェントルグシュマーク商会会長、エリィ・グシュマックです。よろしくお願いしますね」
「…あ、ああ」
私がそう言って手を差し出すと、フランツさんは戸惑いながらもその手を握り返してくれた。挨拶が済んだところで私は早速、フランツさんの全身をくまなく観察する。中肉中背のぽっちゃり体系。全体的にダボダボの服を着ているせいで締まりのないファッションスタイルとなっている。…うん。これならちょうど発売予定の新作がぴったりだ。この世にまた新たなイケオジ誕生の予感がして、私はつい前のめりになってフランツさんに言った。
「完璧ですわ!このちょっとまるんとした、わがままボディ!それでいてふくよかになっても失われていない洗練された顔の面影。まさに理想どおり!」
「…はぁ?」
わけのわからないといった表情で固まるフランツさんをよそに、私は近くに控えていたナタリーに指示して全身のサイズを計測してもらう。レオもナタリーを手伝って記録をしていた。
「今回、フランツさんは奥さんにもう一度惚れ直してもらえるようになることをご所望とレオから聞きました。ということで今回は新作の中から奥さんに気にってもらえるような服を選び、着用してもらおうと思います。選んだ服は無料で差し上げますので、一日着用していただいてその着心地とか感想を教えてください。それが今回の依頼の条件です」
「分かった。その依頼引き受けよう」
よしっ!フランツさんの了承を得たわけだし、早速、洋服選びに移ろう!と私が意気込んだところで、フランツさんは少し不安そうな顔で呟いた。
「…だが、服でそんなに変わることなんてできるのか?正直、どれもただの布だろう?」
ただの布?とんでもない。服一つで人の印象はだいぶ変わるものだ。舐めちゃいけない。どんなにイケメンだって、ダサい服を着ればその魅力は半減されるのだ。
「変わります。服が人に与える印象って物凄いんです。例えば、私が真っ赤で胸の谷間まで見えるようなドレスを身にまとっていたらフランツさんはどう思います?」
「た、谷間?…男を弄んで誑かしている悪女だと思って近づきたくなくなるな」
「それです。そういうことですよ。フランツさんみたいに大きな体系の人は、面積のある服を着ているとさらに身体が大きく見えるんです。それがだらしない印象につながります」
私がそう言うとフランツさんは納得したように頷いた。
「な、なるほど。確かにだらしない見た目だと妻に嘆かれたな」
その時のことを思い出したのか落ち込むような顔でそう告げたフランツさんに、私は励ますように声をかける。
「着方を工夫すれば体型を上手に隠しながら、爽やかに見せることができますよ。フランツさん、一緒に爽やかでかっこいい紳士になって奥さんを惚れ直されましょう!」
「ああ!」
ようやくフランツさんがやる気を出してくれたところで、私は早速フランツさんに奥さんのことを尋ねた。
「早速ですが、奥さんはどういう服を好まれる人ですか?」
「どういう…難しいな」
悩むフランツさんに私はいくつか商品の服を見せながら説明をする。
「例えば、お二人でデートにいかれる時、今着ているようなラフな格好と、こういうきっちりとした紳士服、どちらの方が奥様は喜ばれていましたか」
「…ここまで高そうなのはきたことはないが、初めてデートしたときに奮発して買ったこういう紳士服を着たらカッコイイと褒めてくれていたな。紳士な見た目の男性とデートをするのが夢だったと言っていたような気がする」
そういってフランツさんが示したのは襟付きのフォーマルなジャケット。なるほど。奥さんは貴族が良く着るような高級感のある上品な服が好みか。
「なるほど。では今回はキッチリめのフォーマルな服でいきましょう」
「ああ、だけど俺、こんな体型だからああいう固い服は息苦しくてな…」
フランツさんのような悩みを抱える男性は、実はこの国で少なくない。特に食に困らない貴族の男性ほどお腹のでっぱりがどうしても抑えられない人が多いのだ。今回はそんな悩みを抱える人に向けて商品を開発しているところだった。それがちょうど出来上がったところだったのでタイミングが良かった。
「大丈夫です。ボタンは留めずジャケットは羽織るだけにしましょう」
「ボタンって留めるためにあるものでは?」
「いいんです。細かいことは気にしなくて!そういうお洒落もあるんです。それに通常はシャツを下に着ることがおおいですが、それだと窮屈だと思うのでシンプルなスウェットシャツにしましょう」
「すうぇっと?」
聞いたことがない単語にフランツさんはたどたどしく繰り返した。それはまだこの国には広まっていない新しいタイプの服だ。私は新作のスウェットシャツについてフランツさんに説明をする。
「はい。実はこれが新作なんです。今まではボタンをしっかり留める必要があるタイプのシャツしかありませんでしたが、それだとお腹周りが大きい人にはキツイでしょう?それで、ボタンがなくても着れるタイプで、尚且つ紳士服に似合う服を用意したんです」
「おお~!これが『すうぇっとしゃつ』…確かに着やすそうだな」
商品を手に取りながら物珍しそうにそれを観察したフランツさんは感心したように言った。私はフランツさんの好感触な様子に少し嬉しくなりながら、私はさらに説明を加える。
「でしょう?発祥はここから東にある大陸なんですけどね。たまたま目にする機会がありまして、色々研究してこの国の好みにあうように改良したんですよ。ちょっと羊毛を織り込んでましてね、涼しいこの地域でも寒さを感じることなく着ることができるんです」
「そうなのか」
下は白いスウェットシャツでいこう。シンプルだけどこれならどんな服にも合うからね。続いてはジャケットだ。私は並べられたジャケットの中から、自信作のものを取り出した。
「体型を隠すのには薄い色の服を下に、濃い目の服を上に着ると着やせして見えるんです。なので、ジャケットの色はこれにしましょうか」
白い縦線が強調された格子状の黒いジャケット。これで身体のラインが少しスッキリして見えるはずだ。後ろ姿も体のラインがスッキリして見えるように縫い方を工夫している。
「パンツはこれとセットのもので、これも裾の部分に折り目をつけることで足をすらっと見せる効果があるんですよ」
ちょっと着替えてきてくださいと私はフランツさんにお願いする。フランツさんは服を受取ると、部屋を出て行った。その間に私は靴と帽子も選ぶ。せっかくなら頭から足先までお洒落にしてあげたいしね。うん。このジャケットにあわせるならこの赤いキャスケットが良さそう。靴はこっちの黒い革靴かな。
そうしている間に着替えを終えたフランツさんが戻ってきた。なかなかに似合っていていい感じだ。最後に選んだ靴と帽子もかぶってもらって、フランツさんに鏡を見てもらう。するとフランツさんは驚いたように目を丸くした。
「おお!これは…本当に俺か?」
まじまじと鏡を見つめながらそう呟くフランツさん。私はナタリーとレオと目を合わせて微笑みあった。うふふふ。これでまたこの世に一人のイケオジが誕生したね。グッジョブ、私!
「へへ。似合ってるぜ、フランツさん。今まで見たなかで一番イケメンだ」
「レオ…」
レオの言葉にフランツさんは感動したように目を潤ませた。こんな俺でもかっこよくなれるなんてとフランツさんは声を震わせている。
「あとは無精髭をそっていただいて、伸びきってしまっている髪も整えれば奥様も惚れるフランツさんの出来上がりです」
いくら服がかっこよくても、顔に清潔感がなければ台無しだ。きちんと顔を手入れするのは大切なことだよね。
「分かった。髪を整えてもらってくる」
私の言葉にフランツさんは頷くとそそくさと部屋を出て行った。そんな彼を私たちは笑顔で見送ったのだった。
翌日、フランツさんは一日休暇をとって朝から奥さんとデートに出かけた。どうやら奥さんのハートにあの服はドンピシャだったらしい。久々に頬を赤く染めながら楽しそうに俺と過ごしてくれたと、帰ってきたフランツさんが嬉しそうに報告してくれた。
その次の日の朝食からきちんと味のついた美味しい料理がでるようになった。あまりの美味しさに沢山おかわりをして周囲の人間を驚愕させたのはまた別の話である。
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