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私は何も見なかった!そう!見なかった!
しおりを挟む私の名前はエミィちょっと前まで平民でお母さんと二人で暮らしてたの
だけど本当は私エルマー男爵とお母さんの子供で、
エルマー男爵の奥さんとは子供ができず奥さんも亡くなっちゃって
私とお母さんはエルマー男爵と一緒に暮らす事になったの
それで貴族だけしか入れない学校に通うんだけど
そこで出会ったのがライアンっていうカッコイイ人!
実はこの国の王子様なんだって
一緒にいていろんなことおしゃべりして楽しいの
ライアンも私もおしゃべり中ずっっと笑ってて私達気が合うかも
この間ねライアンのお家に行きたいって言ったらいいよっだって
だから今日はライアンのお家つまりお城にお泊まりに来たの
ここまで来たらもうお嫁さんにしたいって事だよね
ライアンったら恥ずかしがりなのかな?
よし!私から会いに行ってプロポーズ聞いちゃおう!
それにしてもライアンの部屋はどこ?さっきから誰も会わないし
似たような壁ばっか……え?
何なのこの扉、なんか他と違ってキラキラしてる
間違いない絶対ライアンの部屋はここだわ!
扉重っ!少しだけ隙間が空いた
体を捩じ込め………っば何とか入った!
ん~もう!厚いの布が纏わりついて邪魔!
もがいてたら、少しだけ声が聞こえた
やっぱりここライアンの部屋なのよ!
布の端を見つけ寄って行くけどなんか声が違う?
やばっ!違う部屋だったの?
部屋の様子を見るため布の端から覗き見ると
パシッ!
「っつっあっ!」
「どうしてエルマー男爵令嬢を勝手に泊めたりしたの?」
パシッ!
「っっくっふぅっ……」
え?え???どういうこと?
光を浴びてキラキラ光る金色の髪で若い葉っぱのような緑色の目の
ライアンが、真っ裸になって床に四つん這いになって
前にライアンが乗馬の授業の時持っていた鞭っていうの?を使って
お尻を何回も打たれてる
あっ違った裸じゃなくてほとんど紐しかないパンツ履いてた
いやいや!そうじゃなくて
何で王子様が鞭打たれてるのよ!
しかも、鞭打ってる人マリアンナっていう
侯爵って所のお嬢様らしいじゃない
んでなんかライアンのコンヤクシャっていうのだったっけ?
コンヤクシャって………こんな事……する人な…の?
「前触れも無く人を泊まらせるとお城で働いている人達に
迷惑がかかるって言ったわよね!」
パシッ!
「…っふっくっ、はぁっ、だって、だって最近マリアンナ様がつれないから
ちょうど纏わりついてたあの子を使えばまた打ってくれるかなぁって♡」
打たれたライアンは縋って言った
「へぇ~だからこのあなたの私物でもないお城や使用人達を
好き勝手に使ってもいいと?随分とお偉い方になった様ね?」
「いいえっ!わたくしめはあなたさまの下僕で……」
途端、マリアンナはライアンの首を掴む
首を掴まれたライアンは笑みを浮かべている
「誰の下僕と言ったかしら?」
ライアンの首を放すとライアンはひれ伏し
「この国に住む民の皆様の下僕にございます」
「よろしい」
「で、ではもっと、もっとそのお美しい肢体とその鞭で
わたくしの体をもて遊ばしくださいませ!」
「いやよ。ご褒美になっちゃうんだもの
これは罰なんだからもう打つのおしまい。」
「そんなっあの男爵令嬢はさっさと追い出します!!
ですから!どうか!どうかわたくしめを打ってくださいませ!!」
ライアンは必死に足にしがみつく
「ちょっ、離れなさい!」
咄嗟に鞭でライアンを打つ
パシッ!
「ああっ♡」
な、ナ、な…ニ…コ…r…
逃げるのに必死だったからどう逃げたのか覚えてないけど
気がついたら自分が泊まっている部屋のソファに座っていた
お母さんが言ってたっけ
お貴族様には私達平民が理解できない世界があるって
………………………………………………………………。
うん、そもそも私が王子様と恋人になることがおかしいのよ
明日帰ったらお父さ…エルマー男爵にお願いして平民に戻してもらおう!
貴族になる前は私だって働いてたしそこそこいい男いるし
やっぱ自由な平民が1番!
そう決めて今夜見た事を無かったかの様に忘れる為
さっさとベットに入り眠るのだった
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