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脅迫状パニック!
脅迫状パニック!⑬-2
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「なあ、凛。少しドライブしないか?」
一哉の提案に、おれは頷く。
確かに少し気分転換がしたい。
一哉はハンドルを握ると、首都高を走らせる。
そうしてしばらく車を走らせ、首都高を降りると、静かな海の見える公園に車を停めた。
真冬ではないが、エアコンを止めると夜の今は少しだけ肌寒い。
一哉は無言で自分のジャケットをおれにかけると、おれの頭をぽんぽんと叩く。
「無理しねえで、泣きたい時は泣いちまえ」
そう言って、一哉はおれの頭を自分の胸に抱き寄せた。
「……っ」
おれは張り詰めていた緊張が一気に解け、目からポロポロと涙を溢れさせる。
脅迫状、酷い贈り物、事故に見せかけた障害未遂、誘拐、部屋への侵入……それらの事は、とっくにおれの心のキャパを超えていた。
おれは低く嗚咽すると、一哉に縋り付いて静かに泣く。
涙が後から後から止めどなく溢れ出て、胸が苦しい。
一哉は何も言わずにおれを抱きしめ、背中を撫でくれていた。
「おれはっ……殺したいほど…っ…憎まれてるんだな……っ」
人の悪意がこんなに怖いなんて知らなかった。
当たり前のように、好意だけ受け取って生きてきた……おれはあまちゃんだ。
「………その、百倍…いや、一千倍好かれてるだろうが」
おれの背を撫でながら、一哉がそう言う。
「おれだって……そうだ」
そう言った一哉の声が僅かに震えている。
「このおれが、好きでいるんだぞ」
一哉はそう言うと、おれの頬を撫でる。
「……一哉…」
おれが濡れた瞳で一哉を見上げると、視線が一哉の真剣な青い瞳とぶつかった。
一哉はその唇を開きかけて、閉じて…また開く。
「凛ーー好きだ。……いいか、ライクじゃねえぞ」
一哉の真剣な視線が、嘘でも冗談ではないことを表している。
「凛、愛してる」
そう言うと、一哉の唇がおれの唇を覆った。
ゆっくりと押し付けるようなそれは次第に激しくなり、おれは車のシートに押し倒される形で強く唇を奪われる。
唇を揺さぶって開いたところから舌が入り込み、おれの舌を絡め取った。
「…っ…んっ」
そのあまりの激しさに、おれは息もできず一哉の肩に掴まってただキスを受ける。
ゾクゾクと背中に走る電流を感じながら、おれは唇を貪られた。
一哉は唇を離すと、再びおれを抱き寄せる。
本当は、わかっていた。
優も、清十郎も、翔太も、敦士も、一哉も……そういう意味でおれを好きだっていうことは。
でも、おれはそれに気が付かないふりをしていた。
気が付きたくなかったからだ。
気がついてしまったらーーその中の誰かを選んでしまったら……AshurAとしての関係性が壊れてしまうんじゃないかと思っていた。
おれは、今のAshurAが好きだ。
誰が欠けても駄目なんだ。
仮に、おれが誰かの手を取ったらーー他のメンバーはどう思うのだろう。
今のままではいられなくなるのだろうか。
そんなのは、嫌だ。
おれは、そんな自己中心的な考えから、皆の好意に気がつかないふりをした。
おれは、最低だ。
好意だけ受け取って、何も返そうとしない、選ぼうとしない……。
「……ごめ…一哉……ごめ……おれ……っ」
おれの言葉に、一哉はその瞳を切なそうに細めた。
「ーー悪い。おれは、最低だな。おまえを困らせることをわかってて、自分の気持ちを押し付けた……」
違う、最低なのはおれの方だ。
「なあ、凛。でもな、ひとつだけ聞いてくれ」
一哉はそう言うと、おれの背をあやすように撫でる。
「おれは……おれたちは、おまえが誰を選ぼうと、誰も選ばなかろうと、おまえへの気持ちを変えたりはしない」
そう言うと、優しく笑う。
「だから凛、あまり自分を追い詰めるな。おれたちは、おまえが一番幸せになれる道を探してるんだ」
「一哉……」
「ま、もちろん自分が選ばれるための努力はどんどん続けていくけどな?もちろんそれは、他の奴らも同じだ。ーーだから、覚悟しておけよ、凛」
なんで……なんで皆こんなおれを好きでいてくれるんだ。
おれは再び涙を溢れさせると、ポロポロと零す。
「ありがっ…と…ごめっ…ありっ…とっ…っ」
「ふっ…まったく、おまえは本当に泣き虫凛だな」
一哉はそう言うと、乱暴にハンカチでおれの顔を拭いた。
皆の好意が胸に沁みていく。
嫌われている事の、何万倍も愛されていると感じられた。
だからおれはひとつ、心に決める。
皆の気持ちには、誠実にいよう。
一哉の言う通り、誰を選んでも、誰も選ばなくても……無かったことにはしないでいよう。
皆の気持ちに、おれも向かい合っていこう。
「ふっきれたみたいだな」
一哉はおれの鼻を摘むと、ニヤリと笑う。
「ひゃめろ!おれのひゃなはおばえみたいにたかくなひんだ!」
「だから高くなるように摘んでやってるんだろうが」
くっそー!
おれは負けじと一哉の頬を摘むと、びよんと伸ばしてやった。
おおー伸びる!
流石、お肌のコンディションバッチリだな。
「へめー、やひやがったな」
おれたちは互いの行動に顔を見合わせると、大声で笑った。
こんな大声で笑ったの、久しぶりだ。
「……ありがと、一哉」
「ふっ、下心があるからな」
そう言うと、一哉は車のエンジンをかける。
「さ、帰って風呂入って、その不細工な顔を明日までになんとかするぞ」
「うっ……」
おれはサイドミラーに写った自分の顔を見て愕然とする。
流石に泣きすぎた。
目がパンパンだ。
「一哉様、明日までになんとかなりますか?」
「仕方ねえな、なんとかしてやるよ……その代わり痛くても我慢しろよ?」
その日帰ってからしてもらった一哉のフェイスリンパマッサージは、確かに効いたが、死ぬ程痛かった……。
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確かに少し気分転換がしたい。
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一哉は無言で自分のジャケットをおれにかけると、おれの頭をぽんぽんと叩く。
「無理しねえで、泣きたい時は泣いちまえ」
そう言って、一哉はおれの頭を自分の胸に抱き寄せた。
「……っ」
おれは張り詰めていた緊張が一気に解け、目からポロポロと涙を溢れさせる。
脅迫状、酷い贈り物、事故に見せかけた障害未遂、誘拐、部屋への侵入……それらの事は、とっくにおれの心のキャパを超えていた。
おれは低く嗚咽すると、一哉に縋り付いて静かに泣く。
涙が後から後から止めどなく溢れ出て、胸が苦しい。
一哉は何も言わずにおれを抱きしめ、背中を撫でくれていた。
「おれはっ……殺したいほど…っ…憎まれてるんだな……っ」
人の悪意がこんなに怖いなんて知らなかった。
当たり前のように、好意だけ受け取って生きてきた……おれはあまちゃんだ。
「………その、百倍…いや、一千倍好かれてるだろうが」
おれの背を撫でながら、一哉がそう言う。
「おれだって……そうだ」
そう言った一哉の声が僅かに震えている。
「このおれが、好きでいるんだぞ」
一哉はそう言うと、おれの頬を撫でる。
「……一哉…」
おれが濡れた瞳で一哉を見上げると、視線が一哉の真剣な青い瞳とぶつかった。
一哉はその唇を開きかけて、閉じて…また開く。
「凛ーー好きだ。……いいか、ライクじゃねえぞ」
一哉の真剣な視線が、嘘でも冗談ではないことを表している。
「凛、愛してる」
そう言うと、一哉の唇がおれの唇を覆った。
ゆっくりと押し付けるようなそれは次第に激しくなり、おれは車のシートに押し倒される形で強く唇を奪われる。
唇を揺さぶって開いたところから舌が入り込み、おれの舌を絡め取った。
「…っ…んっ」
そのあまりの激しさに、おれは息もできず一哉の肩に掴まってただキスを受ける。
ゾクゾクと背中に走る電流を感じながら、おれは唇を貪られた。
一哉は唇を離すと、再びおれを抱き寄せる。
本当は、わかっていた。
優も、清十郎も、翔太も、敦士も、一哉も……そういう意味でおれを好きだっていうことは。
でも、おれはそれに気が付かないふりをしていた。
気が付きたくなかったからだ。
気がついてしまったらーーその中の誰かを選んでしまったら……AshurAとしての関係性が壊れてしまうんじゃないかと思っていた。
おれは、今のAshurAが好きだ。
誰が欠けても駄目なんだ。
仮に、おれが誰かの手を取ったらーー他のメンバーはどう思うのだろう。
今のままではいられなくなるのだろうか。
そんなのは、嫌だ。
おれは、そんな自己中心的な考えから、皆の好意に気がつかないふりをした。
おれは、最低だ。
好意だけ受け取って、何も返そうとしない、選ぼうとしない……。
「……ごめ…一哉……ごめ……おれ……っ」
おれの言葉に、一哉はその瞳を切なそうに細めた。
「ーー悪い。おれは、最低だな。おまえを困らせることをわかってて、自分の気持ちを押し付けた……」
違う、最低なのはおれの方だ。
「なあ、凛。でもな、ひとつだけ聞いてくれ」
一哉はそう言うと、おれの背をあやすように撫でる。
「おれは……おれたちは、おまえが誰を選ぼうと、誰も選ばなかろうと、おまえへの気持ちを変えたりはしない」
そう言うと、優しく笑う。
「だから凛、あまり自分を追い詰めるな。おれたちは、おまえが一番幸せになれる道を探してるんだ」
「一哉……」
「ま、もちろん自分が選ばれるための努力はどんどん続けていくけどな?もちろんそれは、他の奴らも同じだ。ーーだから、覚悟しておけよ、凛」
なんで……なんで皆こんなおれを好きでいてくれるんだ。
おれは再び涙を溢れさせると、ポロポロと零す。
「ありがっ…と…ごめっ…ありっ…とっ…っ」
「ふっ…まったく、おまえは本当に泣き虫凛だな」
一哉はそう言うと、乱暴にハンカチでおれの顔を拭いた。
皆の好意が胸に沁みていく。
嫌われている事の、何万倍も愛されていると感じられた。
だからおれはひとつ、心に決める。
皆の気持ちには、誠実にいよう。
一哉の言う通り、誰を選んでも、誰も選ばなくても……無かったことにはしないでいよう。
皆の気持ちに、おれも向かい合っていこう。
「ふっきれたみたいだな」
一哉はおれの鼻を摘むと、ニヤリと笑う。
「ひゃめろ!おれのひゃなはおばえみたいにたかくなひんだ!」
「だから高くなるように摘んでやってるんだろうが」
くっそー!
おれは負けじと一哉の頬を摘むと、びよんと伸ばしてやった。
おおー伸びる!
流石、お肌のコンディションバッチリだな。
「へめー、やひやがったな」
おれたちは互いの行動に顔を見合わせると、大声で笑った。
こんな大声で笑ったの、久しぶりだ。
「……ありがと、一哉」
「ふっ、下心があるからな」
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目がパンパンだ。
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