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「そこのお方、我が国の勝手な都合でご迷惑をおかけして申し訳ございません」
床からほんの少しだけ浮かんだ場所に、うっすらと光っている魔法陣。
その中心にいる白銀の少女に、まずそう謝罪をして。
でも、あそこにいてそのままということは……。
わたくしに気がついてこちらを見る少女。その瞳は碧と金の綺麗なオッドアイでした。
「ねえ、貴女、デウスの匂いがする。どうして?」
デウスの匂い?
ああ、もしかして。
「もしご自分でもといた世界に帰ることが出来ないのであれば、もしかしたらわたくしが力になれるやも入れません。どうかこちらにおいでくださいませ」
ゆったりと、そう提案してみます。
「え? 元の世界に帰してくれるの?」
白銀の少女は、キラキラとした瞳をこちらにむけ、そう答えてくださいました。
「ええ。わたくしには今の事態を収束し、元の状態に戻す義務があるのです」
わたくしの言葉を聞いた途端、花のように綻ぶ白銀の少女。
そのままふんわりと浮き上がり、わたくしの側まで飛んできてくださいました。
やはりかなりの力を持ったお方です。
ここにいる者達でどうにかなる相手ではございません。
今まで皆が無事だったのは、ひとえに彼女が好戦的で無かったからに他なりませんね。
「貴様、何を勝手なことを! その聖女は私のものだ。返せ」
殿下がそう叫び、こちらに手を伸ばして。
わたくしは彼女を渡すまいと抱きしめ、彼から彼女を庇うように避ける。
ああ、違う。
彼女を怒らせるような真似をするのを避けたかった。
だから。
「シャルル殿下、いい加減になさいませ。この世界のことはわたくしども人間が自分達の力でなんとかするべきなのですよ。彼女を、いえ、神を頼っていいわけではありません!」
そう言って、彼の手をはたく。
びっくりとした瞳でわたくしを見る殿下。
ああ。こうして手をはたかれるといった経験も、この方には無かったことなのでしょう。
怒るよりも驚きの方が先に来ているようで。
そして。
お顔が真っ赤になるのがわかります。
怒りが込み上げてきているのでしょう。
わなわなと唇が震え。
「この、無礼者め! だから人間はダメなのだ! 私が支配し管理しなければこの世界は終わってしまう。そのためにもその聖女は必要だ! よこせ!」
そう叫ぶ殿下。
「聖女の力があれば人は死からも逃れられる。そして、個々の欲望や悪意も全て捨てさせることができるのだ! 私はそんな民衆を率い帝国をもこの手におさめる。そうすれば不毛な争いは起こらず、この世界を救えるのだ!!」
「死霊のような軍団をご希望なのですか、殿下は……。全ての人からその欲も感情も奪う、と? 確かに、人は皆弱いです。欲に溺れるもの、悪意を持つもの、そういった者もいるでしょう。それでも。それでもあらがって精一杯生きるのが人という生き物です。国を治めるものは、そうした人々の幸福を願い、健やかに過ごせるように努めるべきではないのですか?」
「ふん! 知ったような事を! お前は帝国の恐ろしさを知らないからそんなことを言うのだよ。あちらはこんな国、ひと踏みで蹂躙できるだけの軍勢を揃えているのだぞ!」
「それでも。百年前我が国を救ってくださったのは帝国ではありませんか。神の怒りを買い滅びかけた我が国の存続を助けてくださいました」
「今の状態は属国となんら変わりはないではないか。私は属国の王として帝国の言いなりになるのは我慢がならないのだ」
ああ。何が彼をここまで追い詰めたのか。
神代の時代より時が流れ。
世界はゆったりと終焉に向かっていると言われてはや数百年。
終末思想が蔓延し、人々の顔から希望が消え去ったこの世紀末。
この世界は、シャボン玉の泡のように儚い物。
それはいつ破裂し破滅を迎えるか、そんな危機が囁かれ。
百年前。
当時の王はそんな終末から逃れる為の研究を当時の魔法庁の重鎮に命じ。
そして、そんな研究の結果導き出された魔法技術が今回王太子の側近が使用した禁忌と呼ばれる魔法陣でした。
この世界を神の世界と結ぶというその魔法。
それは、確かにこことは違う別の世界とこの世界をつなぐことに成功し。
そして。
その穴から一人の男性が現れたのです。
その方は、銀色の長い髪がとても美しい美丈夫であったと。
王とその方の間に実際に何があったのかはわかりません。
しかし、王がそのお方の怒りをかったのは確かでした。
当時の王都の半分が一瞬で灰になり、そして生き延びた者も、いや、あれは生き延びたとは言えないかもしれません、彼らは皆死霊、ゾンビと化して居ましたから。
わたくしのひいお爺様が駆けつけたときには、もはや王都にはめぼしい貴族は残ってはいませんでした。
彼は、ひいお爺様に言いました。
この魔法陣は世界に穴を穿つもの、それはこの世界のみならず他の世界をも破滅の危機に晒すものだと。
万一またこのような穴が開いた場合には、必ずそれが広がる前に閉じるように、と。
彼は、いや、彼のことは神と呼びましょう。神は、ひいお爺様にその穴を閉じる魔法を授け。
わたくしの一族は贖罪の意味も込め、この魔法を代々その血族の魂に継承していったのでした。
帝国は、そんな我が国の復興に手を差し伸べてくださいました。
圧倒的に貴族の数が減った我が国では、帝国の皇子を次代の王に戴き、この百年復興に努めてきたのです。
聖女庁は当時の魔法庁から発展させたものですが、その本質は神の教えを守り伝えるものであったはずでしたのに。
「殿下。それでもわたくしは義務を果たさなければなりません。神との約束を違えることはできませんから」
わたくしは聖女様を背にし両手を広げ。
目の前の魔法陣を見つめます。
魂のゲートが開くのがわかります。そして。
わたくしの胸の奥から、大量のマナが溢れだしました。
金色の粒子が奥から奥から溢れ周囲に広がって。
わたくしの魔力特性が無かったのも、聖魔法が使えなかったのも、全てはこの時のため。
魂の奥底に閉じ込めた神の魔法。それを守るためにゲートを閉じて留めていたからでした。
床からほんの少しだけ浮かんだ場所に、うっすらと光っている魔法陣。
その中心にいる白銀の少女に、まずそう謝罪をして。
でも、あそこにいてそのままということは……。
わたくしに気がついてこちらを見る少女。その瞳は碧と金の綺麗なオッドアイでした。
「ねえ、貴女、デウスの匂いがする。どうして?」
デウスの匂い?
ああ、もしかして。
「もしご自分でもといた世界に帰ることが出来ないのであれば、もしかしたらわたくしが力になれるやも入れません。どうかこちらにおいでくださいませ」
ゆったりと、そう提案してみます。
「え? 元の世界に帰してくれるの?」
白銀の少女は、キラキラとした瞳をこちらにむけ、そう答えてくださいました。
「ええ。わたくしには今の事態を収束し、元の状態に戻す義務があるのです」
わたくしの言葉を聞いた途端、花のように綻ぶ白銀の少女。
そのままふんわりと浮き上がり、わたくしの側まで飛んできてくださいました。
やはりかなりの力を持ったお方です。
ここにいる者達でどうにかなる相手ではございません。
今まで皆が無事だったのは、ひとえに彼女が好戦的で無かったからに他なりませんね。
「貴様、何を勝手なことを! その聖女は私のものだ。返せ」
殿下がそう叫び、こちらに手を伸ばして。
わたくしは彼女を渡すまいと抱きしめ、彼から彼女を庇うように避ける。
ああ、違う。
彼女を怒らせるような真似をするのを避けたかった。
だから。
「シャルル殿下、いい加減になさいませ。この世界のことはわたくしども人間が自分達の力でなんとかするべきなのですよ。彼女を、いえ、神を頼っていいわけではありません!」
そう言って、彼の手をはたく。
びっくりとした瞳でわたくしを見る殿下。
ああ。こうして手をはたかれるといった経験も、この方には無かったことなのでしょう。
怒るよりも驚きの方が先に来ているようで。
そして。
お顔が真っ赤になるのがわかります。
怒りが込み上げてきているのでしょう。
わなわなと唇が震え。
「この、無礼者め! だから人間はダメなのだ! 私が支配し管理しなければこの世界は終わってしまう。そのためにもその聖女は必要だ! よこせ!」
そう叫ぶ殿下。
「聖女の力があれば人は死からも逃れられる。そして、個々の欲望や悪意も全て捨てさせることができるのだ! 私はそんな民衆を率い帝国をもこの手におさめる。そうすれば不毛な争いは起こらず、この世界を救えるのだ!!」
「死霊のような軍団をご希望なのですか、殿下は……。全ての人からその欲も感情も奪う、と? 確かに、人は皆弱いです。欲に溺れるもの、悪意を持つもの、そういった者もいるでしょう。それでも。それでもあらがって精一杯生きるのが人という生き物です。国を治めるものは、そうした人々の幸福を願い、健やかに過ごせるように努めるべきではないのですか?」
「ふん! 知ったような事を! お前は帝国の恐ろしさを知らないからそんなことを言うのだよ。あちらはこんな国、ひと踏みで蹂躙できるだけの軍勢を揃えているのだぞ!」
「それでも。百年前我が国を救ってくださったのは帝国ではありませんか。神の怒りを買い滅びかけた我が国の存続を助けてくださいました」
「今の状態は属国となんら変わりはないではないか。私は属国の王として帝国の言いなりになるのは我慢がならないのだ」
ああ。何が彼をここまで追い詰めたのか。
神代の時代より時が流れ。
世界はゆったりと終焉に向かっていると言われてはや数百年。
終末思想が蔓延し、人々の顔から希望が消え去ったこの世紀末。
この世界は、シャボン玉の泡のように儚い物。
それはいつ破裂し破滅を迎えるか、そんな危機が囁かれ。
百年前。
当時の王はそんな終末から逃れる為の研究を当時の魔法庁の重鎮に命じ。
そして、そんな研究の結果導き出された魔法技術が今回王太子の側近が使用した禁忌と呼ばれる魔法陣でした。
この世界を神の世界と結ぶというその魔法。
それは、確かにこことは違う別の世界とこの世界をつなぐことに成功し。
そして。
その穴から一人の男性が現れたのです。
その方は、銀色の長い髪がとても美しい美丈夫であったと。
王とその方の間に実際に何があったのかはわかりません。
しかし、王がそのお方の怒りをかったのは確かでした。
当時の王都の半分が一瞬で灰になり、そして生き延びた者も、いや、あれは生き延びたとは言えないかもしれません、彼らは皆死霊、ゾンビと化して居ましたから。
わたくしのひいお爺様が駆けつけたときには、もはや王都にはめぼしい貴族は残ってはいませんでした。
彼は、ひいお爺様に言いました。
この魔法陣は世界に穴を穿つもの、それはこの世界のみならず他の世界をも破滅の危機に晒すものだと。
万一またこのような穴が開いた場合には、必ずそれが広がる前に閉じるように、と。
彼は、いや、彼のことは神と呼びましょう。神は、ひいお爺様にその穴を閉じる魔法を授け。
わたくしの一族は贖罪の意味も込め、この魔法を代々その血族の魂に継承していったのでした。
帝国は、そんな我が国の復興に手を差し伸べてくださいました。
圧倒的に貴族の数が減った我が国では、帝国の皇子を次代の王に戴き、この百年復興に努めてきたのです。
聖女庁は当時の魔法庁から発展させたものですが、その本質は神の教えを守り伝えるものであったはずでしたのに。
「殿下。それでもわたくしは義務を果たさなければなりません。神との約束を違えることはできませんから」
わたくしは聖女様を背にし両手を広げ。
目の前の魔法陣を見つめます。
魂のゲートが開くのがわかります。そして。
わたくしの胸の奥から、大量のマナが溢れだしました。
金色の粒子が奥から奥から溢れ周囲に広がって。
わたくしの魔力特性が無かったのも、聖魔法が使えなかったのも、全てはこの時のため。
魂の奥底に閉じ込めた神の魔法。それを守るためにゲートを閉じて留めていたからでした。
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