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第3章
41.女神見習い、薬包に挑戦する
しおりを挟む材料が余ったので、薬包も作ってみる……というよりポーションの瓶がもう少ないからたくさんある小袋を利用してみようかと思って。
「えっと、まずは初級から……」
粉にする場合はポーションを作るときと同じように浄化をかけた材料を鍋に入れ煮込んでいく……あ、そうそうアルさんのおかげで台所にコンロの魔道具? ができたからすごく便利。
色が変化してきたら火からおろして女神の調合を使い、さらに焦げないよう慎重に煮詰めていき水分がなくなったら日に当てずに乾燥させ、すりつぶして粉にする。
最後に出来上がったものに加護を与える。
ポーションひと瓶の材料でひとつの薬包が出来上がった。うん、持ち運びに便利だ……瓶と比べてかさばらないし、割れる心配がないからポケットとかちょっとした隙間に入れておくことも出来る。
今回は感謝ポイントで交換した小袋に入れたけど紙はなるべく薄く丈夫なものを使用したほうがいいかな……破れないように。
あ、でも野営とかの時に使用済みの紙を火にくべやすいように燃えやすい方がいいかな……丈夫で燃えやすい紙か……
ただ、難点としてはポーションと違って作るのに時間がかかることかな……煮詰めた後に乾燥させてすりつぶすっていう工程は結構手間があるし大変かも。
「そもそもギルドで薬包見たことないんだけど……売れないとか無いよね?」
それぞれ出来上がった薬包はハイポーションが品質:可が6つ、品質:良が4つ。
マナポーションが品質:可が5つ、品質:良が5つだった。
マルガスさんか、カーラさんに聞いてみるかな?……でも、もう少し品質が良くならないとダメだよなぁ。
やっぱり味見は大事だよね……ということでむせてもいいよう水を用意してから食べて? 飲んで? みた。
粉にしたことで苦くて不味くなるかと思いきや……
ハイポーションは少し苦く抹茶のような味に。
マナポーションはさらに甘くなり、果実の甘さに近い味に。
「うん、飲めなくはない……というか割と好きだなぁ」
◆ ◆ ◆
【ステータス】
種族:女神(見習い)/人族
氏名:エナ・ハヅキ
状態:通常
体力:300/300
魔力:55100/55100
運:77 (+2)
冒険者ランク:D
スキル
・火属性魔法レベル2
・水属性魔法レベル3
・風属性魔法レベル3
・地属性魔法レベル3
・光属性魔法レベル3
・回復魔法レベル3
・状態異常無効レベル4
・接触防衛レベル2
・火属性耐性レベル2
・水属性耐性レベル2
・風属性耐性レベル2
・地属性耐性レベル2
・光属性耐性レベル2
・闇属性耐性レベル2
・体力自動回復(中)
・魔力自動回復(大)
・成長経験値上昇(大)
・精霊魔法 レベル2
・瞬間移動 レベル2
・料理レベル1
・栽培レベル1
・解体レベル1
・修繕レベル2
・世界地図レベル2
特殊スキル
・女神の祝福レベル3
・女神の浄化レベル2
・女神の調合レベル2
・女神の心眼レベル3
・女神の聖域レベル3
・言語翻訳
・感謝ポイント〈21089ポイント〉累計〈26449ポイント〉
ー称号ー
巻き込まれし者・当選者・女神見習い・中堅冒険者・ポーション職人
ー加護ー
慈悲の女神フィラの加護・慈悲の女神の部下コルドの憐憫・大地神アルネルディの加護・愛の女神メルディーナの加護
その他機能【交信】【履歴】
◆ ◆ ◆
【ストレージ】〔56/100〕
一覧
〈水 25リットル〉
〈じゃがいも 19個〉
〈玉ねぎ 19個〉
〈レモン 31個〉
〈オレンジ 36個〉
〈オリーブ 3キロ〉
〈パン 10個〉
〈塩 4.7キロ〉
〈油 1.8リットル〉
〈鍋:スープ 10人前〉
〈皿:串焼き 10本〉
〈仕分け用袋(大):干し肉 2袋〉
〈仕分け用袋(大):ナッツ 3袋〉
〈仕分け用袋(中):ランプ、ポーション空瓶 7本〉
〈野営セット:テント、毛布、水袋、火打石、ロープ、ハイポーション初級1本、マナポーション初級1本、簡易コンロ、食器〉
〈農作業セット:作業服、木のクワ、木のスコップ、木のバケツ〉
〈調合セット:鍋/大小、匙、器/大小、小ナイフ、寸胴鍋、すり鉢、乳棒、小袋100枚、初級・中級・上級レシピ〉
〈料理道具:鍋、匙、包丁、まな板、木のボウル/大中小〉
〈食器:コップ、皿/中小、深皿、カラトリーセット〉
〈調味料セット:塩、胡椒、砂糖、はちみつ、スパイス、コンソメ〉
〈仕分け用袋(巾着):シュービッツ、スポンジ〉
〈仕分け用袋(大):女神の服一式、市民の服一式、寝間着 上下、エプロン、下着セット〉
〈生地 4メートル〉
〈仕分け用袋(中):ワームの魔核、ヒュージアントの魔核、トレントの魔核、ブラッドベアの魔核〉
〈トレントの木材 3メートル×5本、枝6本〉
〈体力草 38本〉
〈魔力草 36本〉
〈リーセ草 8本〉
〈ラミールの花 6本〉
〈レグラの花 3つ〉
〈デュラムの木の実 26個〉
〈ファル草 17本〉
〈ガノンの木の根 2本〉
〈パーシュの花 22本〉
〈ベニーの花(蕾) 12本〉
〈ファルシュ草 24本〉
〈サーシュ草 8本〉
〈アジュラムの花の蜜 2瓶〉
〈仕分け用袋(大):体力草〔株〕10/魔力草〔株〕10/ラミールの花〔株〕5/レグラの花〔株〕3/ファル草〔株〕5/パーシュの花〔株〕7/ベニーの花〔株〕2/ファルシュ草〔株〕10/サーシュ草〔株〕1〉
〈ハイポーション〔初級〕品質:可 2本〉
〈ハイポーション〔初級〕品質:良 38本〉
〈ハイポーション〔初級〕品質:優 63本〉
〈ハイポーション〔中級〕品質:可 3本〉
〈ハイポーション〔中級〕品質:良 23本〉
〈ハイポーション〔中級〕品質:優 15本〉
〈マナポーション〔初級〕品質:良 43本〉
〈マナポーション〔初級〕品質:優 65本〉
〈マナポーション〔中級〕品質:可 2本〉
〈マナポーション〔中級〕品質:良 23本〉
〈マナポーション〔中級〕品質:優 15本〉
〈ハイポーション〔初級:薬包〕品質:可 5つ〉
〈ハイポーション〔初級:薬包〕品質:良 4つ〉
〈マナポーション〔初級:薬包〕品質:可 4つ〉
〈マナポーション〔初級:薬包〕品質:良 5つ〉
〈仕分け用袋(巾着):銀貨10枚、金貨2枚〉
〈仕分け用袋(大):大10、中8、巾着3、革袋3〉
◆ ◆ ◆
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この国では婚約破棄された令嬢は、キズモノとして扱われることから、なんとか自立しようと修道院回避のために幼いときから貯金していたみたいだった
足取り重く公爵邸に帰ったステファニーに待ち構えていたのが、父からの勘当宣告で……
エストロゲン家では、昔から異能をもって生まれてくるということを当然としている家柄で、異能を持たないステファニーは、前から肩身の狭い思いをしていた
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エストロゲン家の人々は、ステファニーの恩恵を受け異能を覚醒したということを知らない
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