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第9章
119.女神見習い、おしかけドワーフと対峙す(1)~おしかけドワーフの事情 sideエヴェリーナ~
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わたしはエヴェリーナ。ソロの冒険者だ。幼い頃から憧れていた冒険者になってもうすぐ1年になる。そこそこの冒険者として頑張ってると思う。新人としては順調にランクアップしてるかな?
種族的な見た目とのギャップで舐められたり、絡まれることもあるけどその時は力業でなんとかしてる。致命的な怪我はさせてないけど、そのあとはこっちを見ても震えて寄ってこないし多分効果はあるはず。護衛任務に誘ってくれるパーティもいて、ソロじゃ経験できないことも教えてもらって勉強の日々。
さて、わたしには大切なひとがいる。優しくてかっこいいひと。自分に自信がない彼に勇気を出して「大丈夫よ!ユリス、大人になったら私が結婚してあげる」って伝えた時のあの笑顔でわたしの心臓がぎゅーっとなったことを鮮明に覚えてる。
そんな彼にずっと憧れていた冒険者になるため衝動的に飛び出してしまったことを少し後悔してる。手紙を置いていくんじゃなくてちゃんと話すべきだったかもって……でも!顔を見てたら決心が鈍りそうだった。きっと打ち明ければ彼は自分の気持ちを押し殺してでも応援してくれることはわかってた。だからこそ直接会わずに飛び出した。
きっと彼は……ユリスは手紙を……読んで待っていてくれるはず。
一応、両親宛の「わたし冒険者になります」って書き置きもしておいたから……ん?あれ?ユリス宛に必ず戻ってくるので1年だけ待ってほしいという手紙を書いて……書いて、どうしたんだっけ……え、うそ。まさか……渡し忘れた?
「そんなっ、うそ、嘘!」
だって渡す前に無くさないようにお守りにはさんで……やっぱり直接渡すのはやめて手紙を置いていくことにしようって決めて……震える手でお守りを取り出す。
「あれ、なんであるのぉ!」
と、とにかく今の依頼が終わったら手紙を出すか集落に戻るかしないとって慌てたところに集落への護衛任務があってそれを引き受けた。でも、集落にユリスはいなかった。
家に顔をだした。そして自身の親に死ぬほど怒られた。緊張しつつ、彼のことを聞いても「お前に教える義理はない」と教えてくれないので直接訪ねることにした。
彼がいるはずの部屋はもぬけの殻だったのだ……
「そんな……」
もし、待っていてくれたならと何度も何度も想像した。
自身のわがままで彼を待たせてしまったし、ひと通り憧れだった冒険者生活もできたのだから、彼が望むなら1度身辺整理に拠点としている街に戻る必要はあるけれど冒険者を引退してもよかったし、彼が街で暮らすなら一緒に行ってもよかった。
わたしは彼と結婚する気満々だった。交わした腕輪もずっと身につけてお守りにしているのに……
急に腕輪が冷たくなるような気がした。そんなの気のせいってわかっててもどうすればいいかわからず、ふと顔を上げたとき辺りは真っ暗になっていた。
今考えればもっと他に方法があったかもしれないと思うけど、 あの時は考えつかなかった。
彼なら待っていてくれるとどこかで安心していたのに蓋を開けてみれば……彼は待ってなどいなかった。
「でも、腕輪を置いていってないなら……」
ほんのわずかな希望にすがり、実家へ戻る。きっと両親は何か知っているはずだから。
「お願いしますっ!ユリスがどこへ行ったのか教えてください」
「お前な……そんなこと聞ける立場だと思ってるのか?あいつがどんな気持ちでいなくなったと」
「どうか教えてください」
父親に何度も何度も頭を下げてようやく教えてもらったこと。それは知らなければよかったと思うほどの絶望を与えた。
その内容は彼はわたしと会ったら腕輪を返すといって集落を出たということ。
そんなこと信じない。信じたくない……彼に直接会って聞くまでは。
両親は彼がどこにいるか知らないということなので彼のご両親に頭を下げて居場所を聞いた。はじめは渋っていたけど最終的には苦笑しつつ教えてくれたのはユリスから月に1度程度手紙が届いているということ。
手紙を読ませてもらうとそこには街で小さな工房を開いた。や、元気なので安心してください。など当たり障りのないことしか書かれていなかった。
自分のことなどひとかけらも出てこない手紙に落胆しつつ、彼はとある街で工房を開いたという情報をしっかりと脳裏に刻む。幸い自分が拠点にしている街からそう遠くないので訪ねてみようと思う。
彼のご両親にお礼をしてすぐに出発……拠点に戻り、街へのギルド依頼を探す。見つからなければひとりで行くつもりだったが幸いこちらも護衛任務があったのでそれを受ける。無事に到着。ギルドにより報酬を受け取り、宿を確保した。それなりに日数がかかってしまったけど、今わたしにできる最善だった。
受付嬢に工房がある地区を聞くことにする。土地勘がないからこういうのは聞いた方が早い。
「あ、それならいくつかオススメの工房を教えましょうか?」
「はい。できればドワーフのいる工房を教えてください」
この街にはあまりいらっしゃらないんですけど……と言いつつも大きな工房から小さな工房までいくつか教えてもらった。その中にはあそこの工房は腕がいいけど値段もいいとかそこの工房主は美男美女のカップルだと噂になっているんですよ。とかあっちの工房は弟子の前では威張ってるのに恐妻家の奥さんに尻に敷かれているらしいですよとか色々。
なかなかの情報通で親切な受付嬢に礼を言ってからギルドを出た。
まずは職人地区を歩き回り、受付嬢の言っていた工房も確かめていくが見つからない。焦る気持ちを抑え最後に教えられた工房へたどり着く。
小さな工房だが既に店は閉まっていた。気にはなるものの受付嬢の話ではここは美男美女のどうたらこうたらだったから、確率は低いはず……でも、ここじゃなかったらどこに……
「っ!そうだ。ユリスはドワーフらしくない姿だから、違う工房なのかも」
そうに違いない。情報通の受付嬢に最近できた工房を聞いてみるのもありかもしれない。それでも念のため明日の朝、出直そうかと引き返そうとすると……どこかで聞いたことのある声がこちらに向かって歩いてくる。
まさかっ、だってここは噂のカップルの工房だもの。そんなはずないっ……思わず物陰に身を隠す。こちらに向かってくると思いきや楽しそうに会話しながら2つの影は工房の裏の方へ歩いていき、やがてきれいな花の咲く家に入っていった。
うそ、嘘……その影の1つは紛れもなく許婚のユリスであった……
その事実にショックを受けたためか気づいたときには宿屋の部屋にいた。ぐちゃぐちゃな頭で思うことは
「……真相を確かめなくちゃ。噂は噂だもん。か、勘違いってことも……あるから」
翌日、ギルドの受付嬢に噂の真偽を確認しに向かうとそこには今1番会いたくない人物がいた。後ろ姿だというのにはっきりわかってしまった。震えそうな手を握りしめる。
「おはようございます。工房はどうでした?」
「あ、いや……その」
受付嬢がこちらへ声をかけたことでそのひとが振り返った。
「あ、あれ?その腕輪……もしかしてユリスさんってひと知ってますか?」
なぜこの人は腕輪のことを知っている?ユリスから聞いたというのか……思わず腕輪を隠す。
「あれ、勘違いかな。ごめんなさいね」
ごめんなさいだと?彼を取ってごめんなさいってことかぁ!宣戦布告とは良い度胸じゃないかっ。
「こぉんの、ユリスはわたしの許婚だあぁ!」
種族的な見た目とのギャップで舐められたり、絡まれることもあるけどその時は力業でなんとかしてる。致命的な怪我はさせてないけど、そのあとはこっちを見ても震えて寄ってこないし多分効果はあるはず。護衛任務に誘ってくれるパーティもいて、ソロじゃ経験できないことも教えてもらって勉強の日々。
さて、わたしには大切なひとがいる。優しくてかっこいいひと。自分に自信がない彼に勇気を出して「大丈夫よ!ユリス、大人になったら私が結婚してあげる」って伝えた時のあの笑顔でわたしの心臓がぎゅーっとなったことを鮮明に覚えてる。
そんな彼にずっと憧れていた冒険者になるため衝動的に飛び出してしまったことを少し後悔してる。手紙を置いていくんじゃなくてちゃんと話すべきだったかもって……でも!顔を見てたら決心が鈍りそうだった。きっと打ち明ければ彼は自分の気持ちを押し殺してでも応援してくれることはわかってた。だからこそ直接会わずに飛び出した。
きっと彼は……ユリスは手紙を……読んで待っていてくれるはず。
一応、両親宛の「わたし冒険者になります」って書き置きもしておいたから……ん?あれ?ユリス宛に必ず戻ってくるので1年だけ待ってほしいという手紙を書いて……書いて、どうしたんだっけ……え、うそ。まさか……渡し忘れた?
「そんなっ、うそ、嘘!」
だって渡す前に無くさないようにお守りにはさんで……やっぱり直接渡すのはやめて手紙を置いていくことにしようって決めて……震える手でお守りを取り出す。
「あれ、なんであるのぉ!」
と、とにかく今の依頼が終わったら手紙を出すか集落に戻るかしないとって慌てたところに集落への護衛任務があってそれを引き受けた。でも、集落にユリスはいなかった。
家に顔をだした。そして自身の親に死ぬほど怒られた。緊張しつつ、彼のことを聞いても「お前に教える義理はない」と教えてくれないので直接訪ねることにした。
彼がいるはずの部屋はもぬけの殻だったのだ……
「そんな……」
もし、待っていてくれたならと何度も何度も想像した。
自身のわがままで彼を待たせてしまったし、ひと通り憧れだった冒険者生活もできたのだから、彼が望むなら1度身辺整理に拠点としている街に戻る必要はあるけれど冒険者を引退してもよかったし、彼が街で暮らすなら一緒に行ってもよかった。
わたしは彼と結婚する気満々だった。交わした腕輪もずっと身につけてお守りにしているのに……
急に腕輪が冷たくなるような気がした。そんなの気のせいってわかっててもどうすればいいかわからず、ふと顔を上げたとき辺りは真っ暗になっていた。
今考えればもっと他に方法があったかもしれないと思うけど、 あの時は考えつかなかった。
彼なら待っていてくれるとどこかで安心していたのに蓋を開けてみれば……彼は待ってなどいなかった。
「でも、腕輪を置いていってないなら……」
ほんのわずかな希望にすがり、実家へ戻る。きっと両親は何か知っているはずだから。
「お願いしますっ!ユリスがどこへ行ったのか教えてください」
「お前な……そんなこと聞ける立場だと思ってるのか?あいつがどんな気持ちでいなくなったと」
「どうか教えてください」
父親に何度も何度も頭を下げてようやく教えてもらったこと。それは知らなければよかったと思うほどの絶望を与えた。
その内容は彼はわたしと会ったら腕輪を返すといって集落を出たということ。
そんなこと信じない。信じたくない……彼に直接会って聞くまでは。
両親は彼がどこにいるか知らないということなので彼のご両親に頭を下げて居場所を聞いた。はじめは渋っていたけど最終的には苦笑しつつ教えてくれたのはユリスから月に1度程度手紙が届いているということ。
手紙を読ませてもらうとそこには街で小さな工房を開いた。や、元気なので安心してください。など当たり障りのないことしか書かれていなかった。
自分のことなどひとかけらも出てこない手紙に落胆しつつ、彼はとある街で工房を開いたという情報をしっかりと脳裏に刻む。幸い自分が拠点にしている街からそう遠くないので訪ねてみようと思う。
彼のご両親にお礼をしてすぐに出発……拠点に戻り、街へのギルド依頼を探す。見つからなければひとりで行くつもりだったが幸いこちらも護衛任務があったのでそれを受ける。無事に到着。ギルドにより報酬を受け取り、宿を確保した。それなりに日数がかかってしまったけど、今わたしにできる最善だった。
受付嬢に工房がある地区を聞くことにする。土地勘がないからこういうのは聞いた方が早い。
「あ、それならいくつかオススメの工房を教えましょうか?」
「はい。できればドワーフのいる工房を教えてください」
この街にはあまりいらっしゃらないんですけど……と言いつつも大きな工房から小さな工房までいくつか教えてもらった。その中にはあそこの工房は腕がいいけど値段もいいとかそこの工房主は美男美女のカップルだと噂になっているんですよ。とかあっちの工房は弟子の前では威張ってるのに恐妻家の奥さんに尻に敷かれているらしいですよとか色々。
なかなかの情報通で親切な受付嬢に礼を言ってからギルドを出た。
まずは職人地区を歩き回り、受付嬢の言っていた工房も確かめていくが見つからない。焦る気持ちを抑え最後に教えられた工房へたどり着く。
小さな工房だが既に店は閉まっていた。気にはなるものの受付嬢の話ではここは美男美女のどうたらこうたらだったから、確率は低いはず……でも、ここじゃなかったらどこに……
「っ!そうだ。ユリスはドワーフらしくない姿だから、違う工房なのかも」
そうに違いない。情報通の受付嬢に最近できた工房を聞いてみるのもありかもしれない。それでも念のため明日の朝、出直そうかと引き返そうとすると……どこかで聞いたことのある声がこちらに向かって歩いてくる。
まさかっ、だってここは噂のカップルの工房だもの。そんなはずないっ……思わず物陰に身を隠す。こちらに向かってくると思いきや楽しそうに会話しながら2つの影は工房の裏の方へ歩いていき、やがてきれいな花の咲く家に入っていった。
うそ、嘘……その影の1つは紛れもなく許婚のユリスであった……
その事実にショックを受けたためか気づいたときには宿屋の部屋にいた。ぐちゃぐちゃな頭で思うことは
「……真相を確かめなくちゃ。噂は噂だもん。か、勘違いってことも……あるから」
翌日、ギルドの受付嬢に噂の真偽を確認しに向かうとそこには今1番会いたくない人物がいた。後ろ姿だというのにはっきりわかってしまった。震えそうな手を握りしめる。
「おはようございます。工房はどうでした?」
「あ、いや……その」
受付嬢がこちらへ声をかけたことでそのひとが振り返った。
「あ、あれ?その腕輪……もしかしてユリスさんってひと知ってますか?」
なぜこの人は腕輪のことを知っている?ユリスから聞いたというのか……思わず腕輪を隠す。
「あれ、勘違いかな。ごめんなさいね」
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