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俺を睨んでる
しおりを挟む「良い天気ですわね。」
「天気の良い日に外でお茶をするのは、とても気持ちが良いですよね。クレノ様もそう思いませんか?」
「はい!アメリア様の作ったお菓子達もすごく美味しいですし!」
剣術大会が終わり平和な日々が戻ってきた俺は現在、シャーロットとアメリア皇女とお喋りをしながらお菓子をつまんでいる。
しばらく刺繍やら剣術大会やらでなかなか時間を取れていなかったので、やはりこういった平和な時間は癒されるし楽しい。
「そういえば聞いた?カグラの話。」
「あ~....、うん...まぁ....ね.....」
「私も話を聞いた時はとても驚きました。」
「まさか逃げ出すなんてね....」
そうなのだ。
本来ならカグラはあの後医務室で治療してから、学園の地下にある牢に処罰が決まるまで入れられるはずだった。
だが治療が終了し牢に向かっている途中、どうやってかは分からないがカグラは警備員を振り切り逃げ出した。
第二皇子が皇宮の騎士達を動員して探したが痕跡すら見つからず、今尚捜索が続いている。
(国の第二皇子を故意ではなくても刺したんだ。
どんな処罰が待っているか、分かったもんじゃないし....処罰の内容を聞いたら、カグラが逃げ出す気持ちは分からなくないなぁ....)
後から第二皇子に聞いた話だと、カグラは学園を退学後ここから一番遠い国の刑務所に送られ、奴隷のように一生働かされるはずだったらしい。
それを知った時、カグラが逃げ出すのも分かるなと思ってしまった。
「皇太子の邪魔も入ったみたいだけど結局カグラは退学になったし、学園の警備もこの話を聞いた皇帝陛下の命令で強化されるみたいだから、まず学園に侵入する事自体が不可能に近いでしょうね。
あの顔をもう見なくて済むかと思うと清々するわ!」
「まだ不安は残りますが、これで少しは落ち着けますね。よかったですね、クレノ様。」
「はい。カグラがいなくなって安心しました。
.....あの.......それで、アメリア様の後ろで俺を睨んでる方は知り合いですか....?」
そう俺は、アメリア皇女の後ろにある木に隠れながら俺を睨みつけている人物の事について問いかけた。
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