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礼儀知らずなカグラ
しおりを挟む「え?」
カグラよりって.....
「シンが連れて来た子だったから、身分が低くてもそれなりに礼儀作法や性格が良ければと思っていたのだけれど.....まったくダメだったわ。」
深いため息をつく皇后陛下に、一体カグラはどれほどの無礼をしでかしたのだろうか。
「その、カグ.....ミルズ男爵令息は、一体どんな粗相を....」
「うーん...そうねぇ......
初めて会った日に挨拶もなしにいきなり私の前にある椅子に腰掛けたり、自分の容姿は可愛いだのシンに釣り合ってるだの自慢話ばかりして、しまいには私の事をお義母様と呼び出したのよ?
私は貴方の義母になるつもりはないわ!ってつい言っちゃった。
今思い出すだけでもイライラするわぁ......
まぁ、カグラ・ミルズと違ってシンの方は顔面蒼白だったけどね。
私と別れた後、夫にカグラくんとの婚約を認めてもらおうと謁見したみたいだけど、すぐに追い返されたみたいだし。」
俺は少なからずカグラには、この世界での常識...礼儀くらいはあるのだろうと思っていた。だがその考えを裏切るような酷いカグラの言動に、これ以上ないくらいにドン引きだ。
(この世界の一般常識くらい身につけておけよな....
まさかカグラの中に入った奴が、俺が思っている以上に非常識なヤバい奴だとは......)
「あ!クレノくんは私の事、お義母様って呼んで良いからね?
特別に許可します!というか呼んで?」
「いや、さすがに皇后陛下に対してそのような事は....」
「お・か・あ・さ・ま。」
「.....お、お義母様.....」
皇后陛下の圧にやられ、俺は結局皇后陛下に対して"お義母様"と半強制的に呼ばされる事なってしまった。
「嬉しいわぁ...こんな可愛い息子ができて!」
まだ息子どころか第二皇子の婚約者にもなってないのに、皇后陛下はもう俺の事を息子と呼ぶ。
その事が恥ずかしくて、だけどなぜか嬉しく感じた。
「これだけいい子で可愛いクレノくんなら、これから会う私の夫も気に入ること間違いなしね!!」
「......え?」
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