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第10章 アマビリスの乙女
8 些細な違和感…アメリアside
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結果から言うと今日のデート大作戦は大成功だったと思う。
会話に花を咲かせたと言っても傍から見たら他愛もないもので。それでもそんな時間が私には小さな幸せで。
態度で分かるけれど、フランも楽しそうにしていたし、それを見ると更に気持ちが高ぶるのだ。
それだけで今日ここへ彼を連れて来て良かったと思えるし、勇気を出して誘ったのにも意味があったなと思える。
寧ろこんなに楽しいのならもっと早く誘えば良かったと反省した程。
そう言えばカフェテラスを出る時、エルとルカを見かけたけれど、敢えて何も言わず気づかないふりをして出たけど、そこは素直に褒めて欲しい。
慌ててメニューで顔を隠していたけれど、あれで隠せているとでも思っていたのかしら?
逆に目立って可笑しかったけれど。
でもまあそれだけ心配してくれていたのだろうし、そんなところも可愛くて自慢の妹とその従者だからまあ許すとしましょう。
エルには今回の事で色々気を使わせてしまったし、今度は姉妹水入らずでメリーナにお邪魔させてもらおうと勝手にだけど決めた。
その時にはメリーナのスタッフさん達に、沢山可愛い可愛いエルの自慢話をしなくちゃね。
そしてその日を境にフランとの距離も縮まり、学院でも私達は以前よりも一緒にいる事が多くなり、本当に嬉しいと、良かったと思い始めていた。その時間がずっと続けば良いとそうも思っていた。
その矢先だった。フランにある違和感を感じたのは。
それは何て事ない普段の日常。学院で魔法を学ぶ日々。その中での些細な違和感。
いつからかフランが少しそっけなく、と言えば良いのか、カフェテラスで楽しくしていたのとは打って変わり、冷たくなったような気がするのだ。
その事に気が付いたのは本当にここ数日の事で、いつも通り話していると不意にどこかを、私ではない違うところを見ていたり、以前はあんなに笑ってくれていたのに笑わなくなったり…。
その様子を見ていた周りの友人やクラスメイトに、最近どうしたの?と心配されるくらいの変わりようだった。
単に私の勘違いで今まで一人で盛り上がっていただけで、本当はフランは私に合わせてくれていただけで、嫌々一緒にいたのではないか?
もう私と話すのすら嫌になってしまったのだろうか?
最初は悲しくてそんなマイナスな事ばかりが頭を占めた。
けれどふとやはりこれはおかしいのだと気付く。
フランは性格的に言いたい事をはっきりと伝えてくれる人で、いくら仲が良くても嫌な事は嫌とはっきり言うし、好きな事も話してくれる。
だから前回のデート大作戦の時も誘うのに相当の勇気が必要だったし、断られたらどうしよう、なんてらしくない事まで考えたのだ。
更にこの事はエルや母様にも話が通っており、二人とも絶対におかしいと言っていた。だから私の思い違いではないと、絶対に何かあると確信したのだった。
ただ私が落ち込んでいる理由がフランの事だけではないと言うのも問題だった。
ここ最近何の接触もなく大人しかったベラ達の事で。
以前教室で大胆にもフランに近寄っていたベラとその取り巻きの二人。
あの出来事以降、これと言った行動を見せて来なかった為、てっきり諦めたのかと思っていたのだけれど、それが思い違いだったらしい。
実は数日前から、学院内でフランとベラ達が一緒にいるのを何度も見るようになり、ベラはあの時と同じように彼の腕に自分の腕を絡めて密着しており、以前はそれに嫌悪感を示していた彼も何故か平然としていてされるがままと言う。
その光景に私は更にショックを受け、屋敷に帰りその話をしていたら思わず泣いてしまったのだった。それで自分が思っているよりも衝撃が大きかったのだと再度思い知らされる出来事となった。
エルシアside
ここ数日フランさんの様子がおかしいと姉様から相談をされた。
その場には母様もおり、全ての話を聞いた私達はお互い顔を見合わせる。
とても信じられなかった。母様はフランさんを直接見た事はなかったけれど、私は学院でも先日のデート大作戦でも彼の事を実際に見ているから何となく分かる。いつも姉様が話しているフランさんと言う人の人柄だったり、あの姉様があれだけべた褒めするという事は本当に素敵で良い人なんだろうなって思っていたのだ。
それなのにこんな事になっていたなんて…。
急にどうしちゃったんだろう…?デート大作戦の時は良い雰囲気だったよね?それにその後も距離が急接近したって姉様喜んでたのに……。
と、そこまで考えた時にあの人の顔が脳裏に過ぎる。
姉様の話にも出ていたクーバー子爵令嬢――ベラ先輩だ。
姉様が一番ショックを受けていた教室でのあの出来事から全く音沙汰が無くなっていたベラ先輩。
それがここに来て急な接触なんてタイミングが良すぎて、もう狙っていたとしか思えない。
例え偶然だとしてもこれは徹底的に調べ上げなければ!
そう思い立ったのが昨日の事。
思い立ったら即行動の私は、翌日には探りを入れる為、六年生の教室がある階へと足を向けていた。
とは言ってもあまり大胆に動けば感づかれてしまう可能性がある為出来る限り行動は慎重に。(ベラ先輩が何かを知っている場合もあるから)
そして六年生がいる階へとやって来た私は、出来るだけ普段通りを心掛けながらその場にいた先輩達に話しかけた。
と言っても先輩達とはほとんど顔見知りになっている為、これはほぼ日常の光景となりつつある。
何故私が六年生の先輩達と顔見知りかと言うと、それは姉様の存在が大きく関係していた。
学院でも有名であり大人気のアメリア姉様。私はその妹という立場であり、それが大きな理由の一つであった。今では私からと言うよりも、先輩達の方から声を掛けられるのだ。
話と言っても世間話のようなものが大半。でもこう言ってはなんだが、学年も下と言う事で先輩方は私を可愛がってくれているのだと勝手に思い込んでいる。
だって普通に可愛がってもらえるのは嬉しいし、話すのも嫌じゃない。寧ろ楽しいもの。
ただ今回はその日課が役に立つ。
暫く先輩達と話をしていると目的の人物が姿を現した。私は気づかれないようにそっとそちらに目を向ける。
ベラ先輩、それにフランさん…。
現れた例の二人、ベラ先輩とその隣に姉様の想い人であるフランさんだ。
見つけたのは良いけど二人してどこに行くんだろう?
疑問を抱きつつも私は忘れずに先輩達へ軽く挨拶を済ませて、それから悟られないよう注意しながら、並んで歩く二人の後を追いかけた。
そうして辿り着いた先は学院内の大食堂。
追いかけている最中、二人の間に変わった様子は特になく、ただベラ先輩がフランさんに話しかけており、彼はそれに相槌を打っているだけのようだった。
そしてこの大食堂。
学院の生徒の大半が使用している場であり、お昼のこの時間帯には学年問わず、大勢の生徒が集まる場所。
そんな混み合う食堂の中、二人は生徒達の間を通り進んで行く。その先にある四人掛けの席へと向かっているようで、そのテーブル席には既に二人の女子生徒が座っていた。
あれは…。
そこにいたのはベラ先輩と行動を良く共にしている、ジェシカ・マーティン先輩とマーリン・モリス先輩の二人。
どうやらあの二人はフランさん達が来るのを待っていたらしく、彼らの姿が見えると嬉しそうに手を振っていた。
ベラ先輩はそれに笑顔で手を振り返すと、フランさんと共にそのテーブル席へと座る。
その後はまたも特に変わった様子は見られず、傍から見れば和気あいあいとして、仲の良いグループに見えるのだろう。
けれど既に私は姉様の悲痛な顔を見ているのだ。四人が仲良く話すのを見る度、姉様の悲し気な顔が思い浮かび、私も悲しい気持ちになるのだった。
その場で暫く様子を伺っていたが、食堂に来たにも関わらず食事をする事もなく、ただ話をしていただけのようで、暫くすると席を立ち食堂を後にする姿が見えた。
隠れながらその様子を見ていた私の方へと幸か不幸か、ベラ先輩とフランさんが近づいて来る。
もしバレたとしても何とでも良い訳は出来るだろうけれど、この事がきっかけとなり目を付けられても困る。
そう思い私はバレないように、出来るだけ息を殺し動かないようにした。
そうして唯々二人が通り過ぎるのを静かに待っていると、直ぐ近くを二人の足音が通る。
が、それと同時に私は変な違和感を覚えほんの数秒思考が停止した。二人が直ぐ近くを通ったという事にもドキドキはしていたけれど、それとはまた違った感覚。
今のって……――魔力の痕跡…?
一瞬、本当に一瞬だったけれど二人が近くを通ったその瞬間、確かに魔力の痕跡、魔法を使用した後の残り香が漂っていた。
魔法を使用すれば暫くはその痕跡が残るし、そんな事は当たり前だ。だが今のは何だかそれとは違う。何と言うか、気分が悪くなると言うか、気持ちが悪いと感じた。
長く嗅いでいれば酔ってしまいそうな、そんな甘い、不快感を抱かせるような痕跡、匂いだった。
最初はベラ先輩自身が強い香水を付けているのか、とも思ったけれど違う。
これはもしかしてフランさんから…!?
だとすれば納得が出来る。ただ‘‘アレ‘‘が何の魔法を使用した痕跡なのか、それを探らないとならない。
……これは少し母様達にも協力をお願いしないといけないかも。
そう思い私は拳を握りしめた。
会話に花を咲かせたと言っても傍から見たら他愛もないもので。それでもそんな時間が私には小さな幸せで。
態度で分かるけれど、フランも楽しそうにしていたし、それを見ると更に気持ちが高ぶるのだ。
それだけで今日ここへ彼を連れて来て良かったと思えるし、勇気を出して誘ったのにも意味があったなと思える。
寧ろこんなに楽しいのならもっと早く誘えば良かったと反省した程。
そう言えばカフェテラスを出る時、エルとルカを見かけたけれど、敢えて何も言わず気づかないふりをして出たけど、そこは素直に褒めて欲しい。
慌ててメニューで顔を隠していたけれど、あれで隠せているとでも思っていたのかしら?
逆に目立って可笑しかったけれど。
でもまあそれだけ心配してくれていたのだろうし、そんなところも可愛くて自慢の妹とその従者だからまあ許すとしましょう。
エルには今回の事で色々気を使わせてしまったし、今度は姉妹水入らずでメリーナにお邪魔させてもらおうと勝手にだけど決めた。
その時にはメリーナのスタッフさん達に、沢山可愛い可愛いエルの自慢話をしなくちゃね。
そしてその日を境にフランとの距離も縮まり、学院でも私達は以前よりも一緒にいる事が多くなり、本当に嬉しいと、良かったと思い始めていた。その時間がずっと続けば良いとそうも思っていた。
その矢先だった。フランにある違和感を感じたのは。
それは何て事ない普段の日常。学院で魔法を学ぶ日々。その中での些細な違和感。
いつからかフランが少しそっけなく、と言えば良いのか、カフェテラスで楽しくしていたのとは打って変わり、冷たくなったような気がするのだ。
その事に気が付いたのは本当にここ数日の事で、いつも通り話していると不意にどこかを、私ではない違うところを見ていたり、以前はあんなに笑ってくれていたのに笑わなくなったり…。
その様子を見ていた周りの友人やクラスメイトに、最近どうしたの?と心配されるくらいの変わりようだった。
単に私の勘違いで今まで一人で盛り上がっていただけで、本当はフランは私に合わせてくれていただけで、嫌々一緒にいたのではないか?
もう私と話すのすら嫌になってしまったのだろうか?
最初は悲しくてそんなマイナスな事ばかりが頭を占めた。
けれどふとやはりこれはおかしいのだと気付く。
フランは性格的に言いたい事をはっきりと伝えてくれる人で、いくら仲が良くても嫌な事は嫌とはっきり言うし、好きな事も話してくれる。
だから前回のデート大作戦の時も誘うのに相当の勇気が必要だったし、断られたらどうしよう、なんてらしくない事まで考えたのだ。
更にこの事はエルや母様にも話が通っており、二人とも絶対におかしいと言っていた。だから私の思い違いではないと、絶対に何かあると確信したのだった。
ただ私が落ち込んでいる理由がフランの事だけではないと言うのも問題だった。
ここ最近何の接触もなく大人しかったベラ達の事で。
以前教室で大胆にもフランに近寄っていたベラとその取り巻きの二人。
あの出来事以降、これと言った行動を見せて来なかった為、てっきり諦めたのかと思っていたのだけれど、それが思い違いだったらしい。
実は数日前から、学院内でフランとベラ達が一緒にいるのを何度も見るようになり、ベラはあの時と同じように彼の腕に自分の腕を絡めて密着しており、以前はそれに嫌悪感を示していた彼も何故か平然としていてされるがままと言う。
その光景に私は更にショックを受け、屋敷に帰りその話をしていたら思わず泣いてしまったのだった。それで自分が思っているよりも衝撃が大きかったのだと再度思い知らされる出来事となった。
エルシアside
ここ数日フランさんの様子がおかしいと姉様から相談をされた。
その場には母様もおり、全ての話を聞いた私達はお互い顔を見合わせる。
とても信じられなかった。母様はフランさんを直接見た事はなかったけれど、私は学院でも先日のデート大作戦でも彼の事を実際に見ているから何となく分かる。いつも姉様が話しているフランさんと言う人の人柄だったり、あの姉様があれだけべた褒めするという事は本当に素敵で良い人なんだろうなって思っていたのだ。
それなのにこんな事になっていたなんて…。
急にどうしちゃったんだろう…?デート大作戦の時は良い雰囲気だったよね?それにその後も距離が急接近したって姉様喜んでたのに……。
と、そこまで考えた時にあの人の顔が脳裏に過ぎる。
姉様の話にも出ていたクーバー子爵令嬢――ベラ先輩だ。
姉様が一番ショックを受けていた教室でのあの出来事から全く音沙汰が無くなっていたベラ先輩。
それがここに来て急な接触なんてタイミングが良すぎて、もう狙っていたとしか思えない。
例え偶然だとしてもこれは徹底的に調べ上げなければ!
そう思い立ったのが昨日の事。
思い立ったら即行動の私は、翌日には探りを入れる為、六年生の教室がある階へと足を向けていた。
とは言ってもあまり大胆に動けば感づかれてしまう可能性がある為出来る限り行動は慎重に。(ベラ先輩が何かを知っている場合もあるから)
そして六年生がいる階へとやって来た私は、出来るだけ普段通りを心掛けながらその場にいた先輩達に話しかけた。
と言っても先輩達とはほとんど顔見知りになっている為、これはほぼ日常の光景となりつつある。
何故私が六年生の先輩達と顔見知りかと言うと、それは姉様の存在が大きく関係していた。
学院でも有名であり大人気のアメリア姉様。私はその妹という立場であり、それが大きな理由の一つであった。今では私からと言うよりも、先輩達の方から声を掛けられるのだ。
話と言っても世間話のようなものが大半。でもこう言ってはなんだが、学年も下と言う事で先輩方は私を可愛がってくれているのだと勝手に思い込んでいる。
だって普通に可愛がってもらえるのは嬉しいし、話すのも嫌じゃない。寧ろ楽しいもの。
ただ今回はその日課が役に立つ。
暫く先輩達と話をしていると目的の人物が姿を現した。私は気づかれないようにそっとそちらに目を向ける。
ベラ先輩、それにフランさん…。
現れた例の二人、ベラ先輩とその隣に姉様の想い人であるフランさんだ。
見つけたのは良いけど二人してどこに行くんだろう?
疑問を抱きつつも私は忘れずに先輩達へ軽く挨拶を済ませて、それから悟られないよう注意しながら、並んで歩く二人の後を追いかけた。
そうして辿り着いた先は学院内の大食堂。
追いかけている最中、二人の間に変わった様子は特になく、ただベラ先輩がフランさんに話しかけており、彼はそれに相槌を打っているだけのようだった。
そしてこの大食堂。
学院の生徒の大半が使用している場であり、お昼のこの時間帯には学年問わず、大勢の生徒が集まる場所。
そんな混み合う食堂の中、二人は生徒達の間を通り進んで行く。その先にある四人掛けの席へと向かっているようで、そのテーブル席には既に二人の女子生徒が座っていた。
あれは…。
そこにいたのはベラ先輩と行動を良く共にしている、ジェシカ・マーティン先輩とマーリン・モリス先輩の二人。
どうやらあの二人はフランさん達が来るのを待っていたらしく、彼らの姿が見えると嬉しそうに手を振っていた。
ベラ先輩はそれに笑顔で手を振り返すと、フランさんと共にそのテーブル席へと座る。
その後はまたも特に変わった様子は見られず、傍から見れば和気あいあいとして、仲の良いグループに見えるのだろう。
けれど既に私は姉様の悲痛な顔を見ているのだ。四人が仲良く話すのを見る度、姉様の悲し気な顔が思い浮かび、私も悲しい気持ちになるのだった。
その場で暫く様子を伺っていたが、食堂に来たにも関わらず食事をする事もなく、ただ話をしていただけのようで、暫くすると席を立ち食堂を後にする姿が見えた。
隠れながらその様子を見ていた私の方へと幸か不幸か、ベラ先輩とフランさんが近づいて来る。
もしバレたとしても何とでも良い訳は出来るだろうけれど、この事がきっかけとなり目を付けられても困る。
そう思い私はバレないように、出来るだけ息を殺し動かないようにした。
そうして唯々二人が通り過ぎるのを静かに待っていると、直ぐ近くを二人の足音が通る。
が、それと同時に私は変な違和感を覚えほんの数秒思考が停止した。二人が直ぐ近くを通ったという事にもドキドキはしていたけれど、それとはまた違った感覚。
今のって……――魔力の痕跡…?
一瞬、本当に一瞬だったけれど二人が近くを通ったその瞬間、確かに魔力の痕跡、魔法を使用した後の残り香が漂っていた。
魔法を使用すれば暫くはその痕跡が残るし、そんな事は当たり前だ。だが今のは何だかそれとは違う。何と言うか、気分が悪くなると言うか、気持ちが悪いと感じた。
長く嗅いでいれば酔ってしまいそうな、そんな甘い、不快感を抱かせるような痕跡、匂いだった。
最初はベラ先輩自身が強い香水を付けているのか、とも思ったけれど違う。
これはもしかしてフランさんから…!?
だとすれば納得が出来る。ただ‘‘アレ‘‘が何の魔法を使用した痕跡なのか、それを探らないとならない。
……これは少し母様達にも協力をお願いしないといけないかも。
そう思い私は拳を握りしめた。
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