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第二話 鴉羽の矢:祭りの客
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「郷土史家の方なら、もうお分かりかもしれませんが……戦前の事件について、伝え聞いております」
和尚が常駐していない寂れた寺院の庫裏で、その女性はぬるい茶を淹れながら話し始めた。
「元々、山女神楽は土砂崩れや害獣害虫の温床となっていた山を鎮めるために始まった祭りで、悪い事が起こる度に行われてきた歴史があるそうです」
「もしかして、口減らしの為に」
暁陽の言葉に、女性は黙って頷いた。
「多くは病気の、たいていは労咳を患った若い男に、災厄を着せ付けて取り払う物だったようです。ただ、らい病、今でいうハンセン病の患者は、病気の概念が理解される以前には仏罰や神罰を受けたと考えられていたので、その対象にはならなかったみたいです」
「もしかして、このお寺の石仏は」
女性は頷いた。
「この土地で犠牲になった生贄を慰める為に建立されたもので、幕末の頃、この寺が建立されると同時に作られたと聞きます」
「……それで、その、戦前の事件ですが」
「表向きには、犠牲者の一人で殴り殺された男性、田畑雄二さんは、妹のスエさんに慕情を持っており、結婚で家を離れる事に反対して衝動的にスエさんを殺し、その事件を目撃した神職の家系出身の山下太蔵さんが田畑雄二さんを止めようとして勢い余って殴り殺してしまったという事になっています」
「表向きという事は」
「あの日生贄にされた男性のご親族から、先代の和尚が話を聞いたそうで……実際のところ、田畑雄二さんは口減らしの為に生贄に出された男性を助けようとしていて、生贄の儀式を邪魔したと考えた山下太蔵さんの手に掛けられたのだと。スエさんが殺されたのは、儀式を邪魔した人物の一族郎党の女性は乳飲み子から老婆まで皆殺しとし、女神様を怒らせない為に顔を潰して埋葬するという風習が原因で、実際に手を下したのは橋本次郎という大工の家の息子だったそうです。勿論、これらの話は生贄にされた男性、井上周三さんのご遺族で、隣の集落で農業をしていた母方の従兄弟に当たる方が伝聞を含めて語った物ですので今となってはやぶの中ですが……ひとつの伝承として、聞いていただければ幸いです」
暁陽は俯いた。
「……三上さんは、元々尼僧さんだったと聞きました」
「はい。今は還俗して、夫の仕事を手伝っていますけれども」
「でしたら、この話、変に思わないで聞いていただけますか?」
暁陽はこの寺院を訪ねる前、親族のつてで取材をした際に見聞きした光景について語った。三上はそれを黙って聞き届け、眉根を寄せた。
「聞いた話では、最後に山女神楽の生贄となった井上周三さんは、色白で背が高く、病気にさえならなければ教師になるはずの人だったそうです」
暁陽は深い溜息を吐き、口を開いた。
「……井上の家は、母の実家です。とはいえ、母は後妻の連れ子で、後妻さんも早くに死んでしまった為、結婚前は錦田の姓を名乗っていましたが
……あと、今、井上の家に居る婿さんはこれまた早死にした前妻さんの娘と結婚した婿養子で、旧姓は橋本、土木建築の仕事をしていた人らしいです」
三上は目を瞠った。
「……僕は得度した事も無ければ、そもそも神様自体まともに信じられずに育ちました。子供の頃、病気をきっかけに井上の家からは忌み嫌われて、神も仏も無いと心底思いました。呼ばれたところで、僕には何も出来ない。ただ……僕は呼ばれてしまったというわけなんですね」
三上は静かに目を伏せる。
「……本堂にいらして下さい」
立ち上がる三上に続き、暁陽はこじんまりとした本堂へと入る。
本堂も先程の建物同様にかなり古い様子で抹香の香りが沁みついてはいるものの、埃っぽさは無く、床には補修の後こそあるが、手入れが行き届いている様子だった。
「今日の事は全て此処に置いて行って下さい。あなたが見たのは、ただ劣化した神楽のお面だけなんです」
暁陽は柔らかさよりも威厳を感じる三上の不思議な読経を聞きながら、人間が作り出した信仰のなれの果てを見た様な気分になっていた。
本堂から出た帰り際、暁陽は三上に尋ねた。
「ところで、山女神楽は鴉羽の矢によって生贄を決めていたという伝承が残されていて、おそらくは事件現場だったであろう場所に残っている石に掛けられている注連縄には、黒い御幣が付けられていました。この辺の事情について、三上さんはご存じですか? 親戚に聞いても、鴉羽の事は知らず、御幣についても知らないというんです」
問われて三上は首を傾げた。
「鴉羽については、一般的に生贄になる女性の家に白羽の矢が、という昔話に由来した俗説ではないでしょうか。女性に対しての白羽の矢と対にして、黒い羽の矢を目印にした、と。しかし、黒い御幣については初耳です。ただ……あの大石は生贄を選ぶ際の口実にされていたと聞きます。あの大石を抱え上げられないほど非力な男なら、女神様を害さないだろう、と。故にあの大石には多くの無念が憑りついているでしょうし……あなたに訴えかけたい未練は、まだ多いのでしょう。悪い事は言いません、あなたはもう二度と、この土地に来てはなりません。此処に関わってはなりません。そもそもあなたは此処に縁のない方なのですから、その必要は、もうないはずです」
暁陽は俯いた。
「この土地には、多くの悲劇がありましたが、今やそれを知る人は少数になりました。だからこそ、分かって欲しいと願う未練があなたを呼んでしまうのです」
「そうでしょうね……実のところ、今日の取材は気が進まない物でした。井上の家は母の実家ではありますが、病気で暫く入院した幼い私に対して暴言を吐き、母も傷つけたのが井上の家です。そして傷ついた母は蒸発し、異父兄弟を生みました。それと、井上の家の婿養子、おそらくは無関係な田畑スエさんを手に掛けた家の親族は、僕に対し、僕の様な人間は女神様の生贄にならなければならないと言いました。つまるところ、死ねと。不謹慎ですよね」
三上は眉を顰め、俯く暁陽を見つめる。
「本当にろくでもない。血縁が無いにもかかわらず家族の縁を求めて関わり続け、暴言を吐き、人生を滅茶苦茶にしてくれる。母も母で大概出鱈目な人間ですが、後妻の連れ子の孤児〈みなしご〉だった彼女だって被害者です。蒸発して関係を持った弁護士の男からも、結局捨てられましたし、元気な男の子が生まれたと喜んだ井上の家も、不出来な異父弟をののしる様になりまして……異父弟は散々な出自から中学生の頃に学校で問題ばかり起こし、暫く引きこもっていました。何とか高校にはやったものの、引きこもっている間の慰めだった音楽やらゲームやらの道に進みたいと、学校も中退、私の父に諭される始末です。おまけに、実父の弁護士の男は自分の事務所の跡継ぎになるなら認知すると言っていて、こんなですからその話は立ち消えですよ。まぁ、被害者も被害者の異父弟に、私の父は寛大な態度で接していて、彼もまた物作りの道に入った人間ですから、馬が合ったんでしょう、うちの父と正式に養子縁組をして、今はまともに生きていますが……」
三上は溜息を吐いた。
「この土地には、本当に良くない物が沁みついています。あなたはこれ以上、この土地に振り回されてはなりませんよ」
和尚が常駐していない寂れた寺院の庫裏で、その女性はぬるい茶を淹れながら話し始めた。
「元々、山女神楽は土砂崩れや害獣害虫の温床となっていた山を鎮めるために始まった祭りで、悪い事が起こる度に行われてきた歴史があるそうです」
「もしかして、口減らしの為に」
暁陽の言葉に、女性は黙って頷いた。
「多くは病気の、たいていは労咳を患った若い男に、災厄を着せ付けて取り払う物だったようです。ただ、らい病、今でいうハンセン病の患者は、病気の概念が理解される以前には仏罰や神罰を受けたと考えられていたので、その対象にはならなかったみたいです」
「もしかして、このお寺の石仏は」
女性は頷いた。
「この土地で犠牲になった生贄を慰める為に建立されたもので、幕末の頃、この寺が建立されると同時に作られたと聞きます」
「……それで、その、戦前の事件ですが」
「表向きには、犠牲者の一人で殴り殺された男性、田畑雄二さんは、妹のスエさんに慕情を持っており、結婚で家を離れる事に反対して衝動的にスエさんを殺し、その事件を目撃した神職の家系出身の山下太蔵さんが田畑雄二さんを止めようとして勢い余って殴り殺してしまったという事になっています」
「表向きという事は」
「あの日生贄にされた男性のご親族から、先代の和尚が話を聞いたそうで……実際のところ、田畑雄二さんは口減らしの為に生贄に出された男性を助けようとしていて、生贄の儀式を邪魔したと考えた山下太蔵さんの手に掛けられたのだと。スエさんが殺されたのは、儀式を邪魔した人物の一族郎党の女性は乳飲み子から老婆まで皆殺しとし、女神様を怒らせない為に顔を潰して埋葬するという風習が原因で、実際に手を下したのは橋本次郎という大工の家の息子だったそうです。勿論、これらの話は生贄にされた男性、井上周三さんのご遺族で、隣の集落で農業をしていた母方の従兄弟に当たる方が伝聞を含めて語った物ですので今となってはやぶの中ですが……ひとつの伝承として、聞いていただければ幸いです」
暁陽は俯いた。
「……三上さんは、元々尼僧さんだったと聞きました」
「はい。今は還俗して、夫の仕事を手伝っていますけれども」
「でしたら、この話、変に思わないで聞いていただけますか?」
暁陽はこの寺院を訪ねる前、親族のつてで取材をした際に見聞きした光景について語った。三上はそれを黙って聞き届け、眉根を寄せた。
「聞いた話では、最後に山女神楽の生贄となった井上周三さんは、色白で背が高く、病気にさえならなければ教師になるはずの人だったそうです」
暁陽は深い溜息を吐き、口を開いた。
「……井上の家は、母の実家です。とはいえ、母は後妻の連れ子で、後妻さんも早くに死んでしまった為、結婚前は錦田の姓を名乗っていましたが
……あと、今、井上の家に居る婿さんはこれまた早死にした前妻さんの娘と結婚した婿養子で、旧姓は橋本、土木建築の仕事をしていた人らしいです」
三上は目を瞠った。
「……僕は得度した事も無ければ、そもそも神様自体まともに信じられずに育ちました。子供の頃、病気をきっかけに井上の家からは忌み嫌われて、神も仏も無いと心底思いました。呼ばれたところで、僕には何も出来ない。ただ……僕は呼ばれてしまったというわけなんですね」
三上は静かに目を伏せる。
「……本堂にいらして下さい」
立ち上がる三上に続き、暁陽はこじんまりとした本堂へと入る。
本堂も先程の建物同様にかなり古い様子で抹香の香りが沁みついてはいるものの、埃っぽさは無く、床には補修の後こそあるが、手入れが行き届いている様子だった。
「今日の事は全て此処に置いて行って下さい。あなたが見たのは、ただ劣化した神楽のお面だけなんです」
暁陽は柔らかさよりも威厳を感じる三上の不思議な読経を聞きながら、人間が作り出した信仰のなれの果てを見た様な気分になっていた。
本堂から出た帰り際、暁陽は三上に尋ねた。
「ところで、山女神楽は鴉羽の矢によって生贄を決めていたという伝承が残されていて、おそらくは事件現場だったであろう場所に残っている石に掛けられている注連縄には、黒い御幣が付けられていました。この辺の事情について、三上さんはご存じですか? 親戚に聞いても、鴉羽の事は知らず、御幣についても知らないというんです」
問われて三上は首を傾げた。
「鴉羽については、一般的に生贄になる女性の家に白羽の矢が、という昔話に由来した俗説ではないでしょうか。女性に対しての白羽の矢と対にして、黒い羽の矢を目印にした、と。しかし、黒い御幣については初耳です。ただ……あの大石は生贄を選ぶ際の口実にされていたと聞きます。あの大石を抱え上げられないほど非力な男なら、女神様を害さないだろう、と。故にあの大石には多くの無念が憑りついているでしょうし……あなたに訴えかけたい未練は、まだ多いのでしょう。悪い事は言いません、あなたはもう二度と、この土地に来てはなりません。此処に関わってはなりません。そもそもあなたは此処に縁のない方なのですから、その必要は、もうないはずです」
暁陽は俯いた。
「この土地には、多くの悲劇がありましたが、今やそれを知る人は少数になりました。だからこそ、分かって欲しいと願う未練があなたを呼んでしまうのです」
「そうでしょうね……実のところ、今日の取材は気が進まない物でした。井上の家は母の実家ではありますが、病気で暫く入院した幼い私に対して暴言を吐き、母も傷つけたのが井上の家です。そして傷ついた母は蒸発し、異父兄弟を生みました。それと、井上の家の婿養子、おそらくは無関係な田畑スエさんを手に掛けた家の親族は、僕に対し、僕の様な人間は女神様の生贄にならなければならないと言いました。つまるところ、死ねと。不謹慎ですよね」
三上は眉を顰め、俯く暁陽を見つめる。
「本当にろくでもない。血縁が無いにもかかわらず家族の縁を求めて関わり続け、暴言を吐き、人生を滅茶苦茶にしてくれる。母も母で大概出鱈目な人間ですが、後妻の連れ子の孤児〈みなしご〉だった彼女だって被害者です。蒸発して関係を持った弁護士の男からも、結局捨てられましたし、元気な男の子が生まれたと喜んだ井上の家も、不出来な異父弟をののしる様になりまして……異父弟は散々な出自から中学生の頃に学校で問題ばかり起こし、暫く引きこもっていました。何とか高校にはやったものの、引きこもっている間の慰めだった音楽やらゲームやらの道に進みたいと、学校も中退、私の父に諭される始末です。おまけに、実父の弁護士の男は自分の事務所の跡継ぎになるなら認知すると言っていて、こんなですからその話は立ち消えですよ。まぁ、被害者も被害者の異父弟に、私の父は寛大な態度で接していて、彼もまた物作りの道に入った人間ですから、馬が合ったんでしょう、うちの父と正式に養子縁組をして、今はまともに生きていますが……」
三上は溜息を吐いた。
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