三度目の衝撃 ―元社畜が破天荒ギルドに転生した理由―

詩方夢那

文字の大きさ
上 下
70 / 77
第三章 異世界だけど、現実的です

 【ネタバレ注意】キャラ紹介【時々更新】

しおりを挟む
 此処までのネタバレ有りで人物紹介&地名紹介。振り返りの方も所見の方も是非。

オルド
 令和三年の日本で『三河恵理』としてブラック企業に勤めて死んでしまった人物。三度目の転生で若い男としてこの世界にやってくるが、平均を極めたチートスキル一切なしの状態で途方に暮れる。成り行きで助けられるまま魔獣退治ギルドへ所属する事に。

メテオーロ
 放浪しているエルフ。魔獣に襲われかけていたオルドを助ける。困っている人を放っておけない性分で、成り行きのまま魔獣退治ギルドの頭領になった。エルフらしからぬ大力で得物は槍。一族は西方に去っており、形見の腕輪を持っている。出身地は星降谷。

ジーナ
 南の島からやってきた女性、褐色肌に金髪が特徴的。戦いには天性の勘が有り、首切り斧を振り回して戦う。ジャングル暮らしが長く、読み書きはおろか都市での生活にすら不慣れな野生児。就職したギルドが壊滅してからメテオーロと行動を共にする。

アナスタシア・グラオ
 第三都市・カリキで錬金術ギルドの助手をしていた女性。蘇生術の研究が原因で錬金術ギルドを追放されボスウェリアの館の女中に志願するが、魔獣退治ギルドへ参加する事になる。先進的な女性でボブカットのスタイル、医学校卒で気が強く、ギルドの中では誰よりも常識的。


アルモニー・ボスウェリア
 第三都市・カリキに館を構える貴族。当主の愛人の子だが、娼館の経営に成功して成り上がる。オートマタと音楽に関心があり、人間以外の種族に対する畏敬と憧憬の念を持つ。メテオーロを頭領とする魔獣退治ギルド・アスピダの後ろ盾。

ボスウェリアの私兵
 ボスウェリアに雇われた音楽家でもあるが、その中身は戦闘能力を持った吸血鬼。娼館の女性を襲う不審者を排除する中でメテオーロと交戦、その縁でギルド結成を提案した。まともに名乗っていない為、ギルドメンバーからは吸血鬼と呼ばれている。

カルチェ
 ボスウェリアの館の女中。
セリュ―
 ボスウェリアの館の警備要員兼馬丁。
プトーシ―
 ボスウェリアの館の女中。私兵の吸血鬼と親しく、人外の可能性が有る。


イロハ
 カイヤグラのシラヌイのサンシの娘。東大陸出身の魔族の女性。婚約破棄されて家を出て以降、第二都市・シダージでデータ入力的な仕事をしている。行商中にエストゥアでごろつきに絡まれた事がきっかけでボスウェリアの私兵と知り合う。二度目の婚約破棄を受けて出奔し、吸血鬼を訪ねた。呪われている可能性のある装飾品を持っている。

トーマ
 カリキから北の辺りを拠点とする野伏集団の一員、狼を引き連れて行動する銀髪の男。暁ヶ淵のクロガネの息子。



第三都市・カリキ
 二本の大河に隔てられた大陸でその大河の間に有る都市のひとつ。帝都北側に有って日雇い労働者が多く、娼館や安宿も多い。炊き出しも行われている。

第二都市・シダージ
 大陸東側の都市。東大陸系住民が多く、帝都から追放された人外種族も流入している。急速に発展しているが日雇い労働者は少なく、大通りには信号も整備されている。

エストゥア
 大陸東側南部の都市。大河の河口に近く、東大陸と帝都の間で荷物を中継する拠点となっている。

カヴァロ
 大陸中央、カリキにほど近い小都市。荷馬車屋が多い。

ミハミズモス
 大陸中央、カヴァロの南側にある小都市。鉄道部品工場が集まった土地で、町の東の外れに鐘楼がある。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

もう死んでしまった私へ

ツカノ
恋愛
私には前世の記憶がある。 幼い頃に母と死別すれば最愛の妻が短命になった原因だとして父から厭われ、婚約者には初対面から冷遇された挙げ句に彼の最愛の聖女を虐げたと断罪されて塵のように捨てられてしまった彼女の悲しい記憶。それなのに、今世の世界で聖女も元婚約者も存在が煙のように消えているのは、何故なのでしょうか? 今世で幸せに暮らしているのに、聖女のそっくりさんや謎の婚約者候補が現れて大変です!! ゆるゆる設定です。

のほほん異世界暮らし

みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。 それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。

修復スキルで無限魔法!?

lion
ファンタジー
死んで転生、よくある話。でももらったスキルがいまいち微妙……。それなら工夫してなんとかするしかないじゃない!

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。

ファンタジー
〈あらすじ〉 信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。 目が覚めると、そこは異世界!? あぁ、よくあるやつか。 食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに…… 面倒ごとは御免なんだが。 魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。 誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。 やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。

2回目の人生は異世界で

黒ハット
ファンタジー
増田信也は初めてのデートの待ち合わせ場所に行く途中ペットの子犬を抱いて横断歩道を信号が青で渡っていた時に大型トラックが暴走して来てトラックに跳ね飛ばされて内臓が破裂して即死したはずだが、気が付くとそこは見知らぬ異世界の遺跡の中で、何故かペットの柴犬と異世界に生き返った。2日目の人生は異世界で生きる事になった

調子に乗りすぎて処刑されてしまった悪役貴族のやり直し自制生活 〜ただし自制できるとは言っていない〜

EAT
ファンタジー
「どうしてこうなった?」 優れた血統、高貴な家柄、天賦の才能────生まれときから勝ち組の人生により調子に乗りまくっていた侯爵家嫡男クレイム・ブラッドレイは殺された。 傍から見ればそれは当然の報いであり、殺されて当然な悪逆非道の限りを彼は尽くしてきた。しかし、彼はなぜ自分が殺されなければならないのか理解できなかった。そして、死ぬ間際にてその答えにたどり着く。簡単な話だ………信頼し、友と思っていた人間に騙されていたのである。 そうして誰もにも助けてもらえずに彼は一生を終えた。意識が薄れゆく最中でクレイムは思う。「願うことならば今度の人生は平穏に過ごしたい」と「決して調子に乗らず、謙虚に慎ましく穏やかな自制生活を送ろう」と。 次に目が覚めればまた新しい人生が始まると思っていたクレイムであったが、目覚めてみればそれは10年前の少年時代であった。 最初はどういうことか理解が追いつかなかったが、また同じ未来を繰り返すのかと絶望さえしたが、同時にそれはクレイムにとって悪い話ではなかった。「同じ轍は踏まない。今度は全てを投げ出して平穏なスローライフを送るんだ!」と目標を定め、もう一度人生をやり直すことを決意する。 しかし、運命がそれを許さない。 一度目の人生では考えられないほどの苦難と試練が真人間へと更生したクレイムに次々と降りかかる。果たしてクレイムは本当にのんびり平穏なスローライフを遅れるのだろうか? ※他サイトにも掲載中

【本編完結】転生したら第6皇子冷遇されながらも力をつける

そう
ファンタジー
転生したら帝国の第6皇子だったけど周りの人たちに冷遇されながらも生きて行く話です

処理中です...