11 / 77
第一章 よろこべ、これが異世界だ!
10.第三都市カリキ:出発の朝
しおりを挟む
村を外れた草原にある小さな建造物は帝国軍が盗賊の監視拠点として設置した物で、今は魔獣監視に当たる兵士の待機所となっているが、旅人や行商人が夜を明かす事も許されている。
メテオーロとオルドは監視小屋の一角に設けられた宿泊用の部屋に入り、一泊の休息をとる。しかし、国民の安全を守る為のの避難場所でしかないその部屋には毛布の一枚も無く、この日はメテオーロとオルド以外にも複数の者が夜を明かすべく滞在しており、小さな部屋では身を横たえる事が出来なかった。
冷たい壁に凭れ掛かったまま夜を明かし、オルドはメテオーロに起こされた。幸いにして監視小屋には飲用水の備蓄があり、前日の夕刻に買ったパンが残っていた為、朝食をとる事は出来た。
「そういえばお前達、ただの無宿者というわけではなさそうだな」
小屋の管理に当たる事務方の兵士が、メテオーロとオルドに声を掛ける。
「放浪しているのでは知らないだろうが、間も無く帝国議会は無許可職能集団及び単騎魔獣退治業の取り締まり強化を決議する。不景気で地下ギルドが横行しているだけでなく、近頃は単騎で退治屋を立ち上げて命を落とす馬鹿者があまりに多いのだ。一応、単騎魔獣退治業の取り締まりは猶予期間がある。この間に従業員を抱え、ギルドとしての体制を整えればお咎めはは無い。とはいえ、仮に二名以上の集団であっても、魔獣駆除の能力を持った人間が一人だけなら認可は下りない、心得ておけ」
兵士はそれだけ言ってすぐに立ち去るが、メテオーロは疑問を抱いている風ではない。
「あの……」
「あぁ、ありゃ営利目的で魔獣退治を請け負ってる連中の事だからな、俺にゃ関係ない。自分の為に屠った獲物で小銭を稼ぐだけだからな」
「そう、なんですか……ところで、これからどうするんですか?」
「この先にある第三都市を目指す。其処には働き口もあるし、送ってやるよ」
監視拠点を発った二人は再び草原を歩き出す。
「メテオーロさんはどうするんです?」
「そうだな……俺も行く当てが有るわけじゃねぇし、帰る故郷は無くなっちまってるし、どこぞの魔獣退治ギルドを訪ねてみるよ」
長く放浪を続けるメテオーロは、これまでに何度となく無謀な魔獣退治で窮地に陥った素人退治屋を助けていた。今後はギルド権益の保護の為にそうした無謀な営業は禁止されることになるが、魔獣が急増する中、貧しい村では正規のギルドよりも安く退治を請け負う者が求められ続けている。
「何人も、何も知らずに魔獣を倒そうとする人間を助けてきたが……ギルドにせよ単独にせよ、目先の魔獣を屠ったところで解決にはならないんだ」
「え?」
「忌避剤を使って寄せ付けない様にしたり、収穫した物を乾燥させる場所に柵を付けたり、魔獣を寄せ付けない策を講じなきゃならないんだ。だが、そういうギルドは無いに等しい」
「どうしてですか?」
「金にならないからだよ」
「確かに、薬を使ったり柵を立てるにはお金が」
「違う。確かに忌避剤や柵を使うと金は掛かるが、忌避剤は放っておいても生えてくる薬草だけでも作れるし、土地によっては硫黄なんかも安く手に入る。柵を付けるのだって、その土地に有る物を使えばいい。魔獣退治屋が間に入れば、領主にそこら辺の木の枝を使う事くらいは承諾させられる。だがな、そうやって暫くの間でも魔獣を遠ざけてしまえば……依頼が来なくなる」
「え……」
「魔獣退治ギルドは、その時出没した魔獣を駆除し続けることで利益が出るんだ……あくどい商売だろ?」
オルドは目を伏せた。彼がかつて生きていた世界では、継続的に利益を出す事は商売人にとって基本的な事だった。
「でも、そのお金で食べていける人が居るんですよね」
「それがそうでもないんだ」
「え」
「そうやってその場限りの退治を続けていれば稼げると見込んで、今はギルドが次々に作られている。しかも依頼料を安くすればそれだけ貧しい村からも依頼が来るが、稼ぎは出なくなる……一度ギルドを作ったからにゃ、一旗揚げるまでは辞められんのだろうが、食えてないギルドも少なくは無い。それどころか、その安さに目を付けた帝国の魔獣対策部隊に使い潰されるのも時間の問題だ」
「……そんなものなんですか、魔獣退治ギルドって」
「そんなもんだよ」
「でも、だったらメテオーロさんは、どうしてそんなギルドに」
「俺がまともな退治屋を作りたいんだ」
オルドはメテオーロの背中を見つめる。
「ただ、その為には実績が求められる……気は進まんが、最低でも経歴書だけは作らにゃならん」
「……かっこいいです」
「は?」
メテオーロは思わず振り返る。
「そうやって、やりたくないけれども、将来の為に頑張るって言うの、凄くかっこいいです。憧れます」
「おいおい……」
溜息を吐きながら、メテオーロは再び歩き始める。
「自分の意に反して生きるって、凄く疲れます。しかも、それを将来の為ってだけじゃなくて、世の為人の為にって我慢出来るのはすごくいい事ですし、素晴らしいって思います」
「褒める事じゃねぇ。他にに手段がねぇからそうしてるだけだ。ただの悪足掻き、見苦しい事この上ねぇよ」
「そんな事ないです」
「んなもん、従う価値のねぇ上役にこき使われるなんざ、屈辱の極みじゃねぇか」
「でも、それに耐えられるのは素晴らしい事ですよ? ぼくは……それに耐えきれなくて、死んじゃったんだと思います。なんか、そんな感じがするんです」
メテオーロは深い溜息を吐いた。
「そりゃあ、多分お前さんがまだ若い人間だからそう思えるんだよ……俺は人間の世代で言えば、十世代近い時間を生きてきた。人間の配下に入る事自体が、俺らエルフにとっては恥辱の極みなんだよ」
オルドは言葉を失い、目を瞠った。
「……でも、だからこそ、それってすごい事じゃないんですかね」
「人間にとってはそうかもしれんが、俺にとっちゃあ酷い辱めだよ」
二人は暫くの間黙って草をかき分けて歩いたが、やがて草の背が低くなり始め、羊飼いの吹く笛の音が二人にも届く。
「この辺は羊飼いの領地らしいな。もう少し川に近い所は牛の方が多いが、いずれにしても、草が片付いて歩きやすい。ただ……糞を踏むんじゃねえぞ」
メテオーロの言葉に、オルドは思わず足元を見る。
「まあ、あいつらは草しか食わないから、人間のそれよりはましだがな」
メテオーロはからかうように笑いながら、第三都市を囲む柵へと向かう。
メテオーロとオルドは監視小屋の一角に設けられた宿泊用の部屋に入り、一泊の休息をとる。しかし、国民の安全を守る為のの避難場所でしかないその部屋には毛布の一枚も無く、この日はメテオーロとオルド以外にも複数の者が夜を明かすべく滞在しており、小さな部屋では身を横たえる事が出来なかった。
冷たい壁に凭れ掛かったまま夜を明かし、オルドはメテオーロに起こされた。幸いにして監視小屋には飲用水の備蓄があり、前日の夕刻に買ったパンが残っていた為、朝食をとる事は出来た。
「そういえばお前達、ただの無宿者というわけではなさそうだな」
小屋の管理に当たる事務方の兵士が、メテオーロとオルドに声を掛ける。
「放浪しているのでは知らないだろうが、間も無く帝国議会は無許可職能集団及び単騎魔獣退治業の取り締まり強化を決議する。不景気で地下ギルドが横行しているだけでなく、近頃は単騎で退治屋を立ち上げて命を落とす馬鹿者があまりに多いのだ。一応、単騎魔獣退治業の取り締まりは猶予期間がある。この間に従業員を抱え、ギルドとしての体制を整えればお咎めはは無い。とはいえ、仮に二名以上の集団であっても、魔獣駆除の能力を持った人間が一人だけなら認可は下りない、心得ておけ」
兵士はそれだけ言ってすぐに立ち去るが、メテオーロは疑問を抱いている風ではない。
「あの……」
「あぁ、ありゃ営利目的で魔獣退治を請け負ってる連中の事だからな、俺にゃ関係ない。自分の為に屠った獲物で小銭を稼ぐだけだからな」
「そう、なんですか……ところで、これからどうするんですか?」
「この先にある第三都市を目指す。其処には働き口もあるし、送ってやるよ」
監視拠点を発った二人は再び草原を歩き出す。
「メテオーロさんはどうするんです?」
「そうだな……俺も行く当てが有るわけじゃねぇし、帰る故郷は無くなっちまってるし、どこぞの魔獣退治ギルドを訪ねてみるよ」
長く放浪を続けるメテオーロは、これまでに何度となく無謀な魔獣退治で窮地に陥った素人退治屋を助けていた。今後はギルド権益の保護の為にそうした無謀な営業は禁止されることになるが、魔獣が急増する中、貧しい村では正規のギルドよりも安く退治を請け負う者が求められ続けている。
「何人も、何も知らずに魔獣を倒そうとする人間を助けてきたが……ギルドにせよ単独にせよ、目先の魔獣を屠ったところで解決にはならないんだ」
「え?」
「忌避剤を使って寄せ付けない様にしたり、収穫した物を乾燥させる場所に柵を付けたり、魔獣を寄せ付けない策を講じなきゃならないんだ。だが、そういうギルドは無いに等しい」
「どうしてですか?」
「金にならないからだよ」
「確かに、薬を使ったり柵を立てるにはお金が」
「違う。確かに忌避剤や柵を使うと金は掛かるが、忌避剤は放っておいても生えてくる薬草だけでも作れるし、土地によっては硫黄なんかも安く手に入る。柵を付けるのだって、その土地に有る物を使えばいい。魔獣退治屋が間に入れば、領主にそこら辺の木の枝を使う事くらいは承諾させられる。だがな、そうやって暫くの間でも魔獣を遠ざけてしまえば……依頼が来なくなる」
「え……」
「魔獣退治ギルドは、その時出没した魔獣を駆除し続けることで利益が出るんだ……あくどい商売だろ?」
オルドは目を伏せた。彼がかつて生きていた世界では、継続的に利益を出す事は商売人にとって基本的な事だった。
「でも、そのお金で食べていける人が居るんですよね」
「それがそうでもないんだ」
「え」
「そうやってその場限りの退治を続けていれば稼げると見込んで、今はギルドが次々に作られている。しかも依頼料を安くすればそれだけ貧しい村からも依頼が来るが、稼ぎは出なくなる……一度ギルドを作ったからにゃ、一旗揚げるまでは辞められんのだろうが、食えてないギルドも少なくは無い。それどころか、その安さに目を付けた帝国の魔獣対策部隊に使い潰されるのも時間の問題だ」
「……そんなものなんですか、魔獣退治ギルドって」
「そんなもんだよ」
「でも、だったらメテオーロさんは、どうしてそんなギルドに」
「俺がまともな退治屋を作りたいんだ」
オルドはメテオーロの背中を見つめる。
「ただ、その為には実績が求められる……気は進まんが、最低でも経歴書だけは作らにゃならん」
「……かっこいいです」
「は?」
メテオーロは思わず振り返る。
「そうやって、やりたくないけれども、将来の為に頑張るって言うの、凄くかっこいいです。憧れます」
「おいおい……」
溜息を吐きながら、メテオーロは再び歩き始める。
「自分の意に反して生きるって、凄く疲れます。しかも、それを将来の為ってだけじゃなくて、世の為人の為にって我慢出来るのはすごくいい事ですし、素晴らしいって思います」
「褒める事じゃねぇ。他にに手段がねぇからそうしてるだけだ。ただの悪足掻き、見苦しい事この上ねぇよ」
「そんな事ないです」
「んなもん、従う価値のねぇ上役にこき使われるなんざ、屈辱の極みじゃねぇか」
「でも、それに耐えられるのは素晴らしい事ですよ? ぼくは……それに耐えきれなくて、死んじゃったんだと思います。なんか、そんな感じがするんです」
メテオーロは深い溜息を吐いた。
「そりゃあ、多分お前さんがまだ若い人間だからそう思えるんだよ……俺は人間の世代で言えば、十世代近い時間を生きてきた。人間の配下に入る事自体が、俺らエルフにとっては恥辱の極みなんだよ」
オルドは言葉を失い、目を瞠った。
「……でも、だからこそ、それってすごい事じゃないんですかね」
「人間にとってはそうかもしれんが、俺にとっちゃあ酷い辱めだよ」
二人は暫くの間黙って草をかき分けて歩いたが、やがて草の背が低くなり始め、羊飼いの吹く笛の音が二人にも届く。
「この辺は羊飼いの領地らしいな。もう少し川に近い所は牛の方が多いが、いずれにしても、草が片付いて歩きやすい。ただ……糞を踏むんじゃねえぞ」
メテオーロの言葉に、オルドは思わず足元を見る。
「まあ、あいつらは草しか食わないから、人間のそれよりはましだがな」
メテオーロはからかうように笑いながら、第三都市を囲む柵へと向かう。
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説

もう死んでしまった私へ
ツカノ
恋愛
私には前世の記憶がある。
幼い頃に母と死別すれば最愛の妻が短命になった原因だとして父から厭われ、婚約者には初対面から冷遇された挙げ句に彼の最愛の聖女を虐げたと断罪されて塵のように捨てられてしまった彼女の悲しい記憶。それなのに、今世の世界で聖女も元婚約者も存在が煙のように消えているのは、何故なのでしょうか?
今世で幸せに暮らしているのに、聖女のそっくりさんや謎の婚約者候補が現れて大変です!!
ゆるゆる設定です。

のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。
襲
ファンタジー
〈あらすじ〉
信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。
目が覚めると、そこは異世界!?
あぁ、よくあるやつか。
食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに……
面倒ごとは御免なんだが。
魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。
誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。
やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。
2回目の人生は異世界で
黒ハット
ファンタジー
増田信也は初めてのデートの待ち合わせ場所に行く途中ペットの子犬を抱いて横断歩道を信号が青で渡っていた時に大型トラックが暴走して来てトラックに跳ね飛ばされて内臓が破裂して即死したはずだが、気が付くとそこは見知らぬ異世界の遺跡の中で、何故かペットの柴犬と異世界に生き返った。2日目の人生は異世界で生きる事になった

調子に乗りすぎて処刑されてしまった悪役貴族のやり直し自制生活 〜ただし自制できるとは言っていない〜
EAT
ファンタジー
「どうしてこうなった?」
優れた血統、高貴な家柄、天賦の才能────生まれときから勝ち組の人生により調子に乗りまくっていた侯爵家嫡男クレイム・ブラッドレイは殺された。
傍から見ればそれは当然の報いであり、殺されて当然な悪逆非道の限りを彼は尽くしてきた。しかし、彼はなぜ自分が殺されなければならないのか理解できなかった。そして、死ぬ間際にてその答えにたどり着く。簡単な話だ………信頼し、友と思っていた人間に騙されていたのである。
そうして誰もにも助けてもらえずに彼は一生を終えた。意識が薄れゆく最中でクレイムは思う。「願うことならば今度の人生は平穏に過ごしたい」と「決して調子に乗らず、謙虚に慎ましく穏やかな自制生活を送ろう」と。
次に目が覚めればまた新しい人生が始まると思っていたクレイムであったが、目覚めてみればそれは10年前の少年時代であった。
最初はどういうことか理解が追いつかなかったが、また同じ未来を繰り返すのかと絶望さえしたが、同時にそれはクレイムにとって悪い話ではなかった。「同じ轍は踏まない。今度は全てを投げ出して平穏なスローライフを送るんだ!」と目標を定め、もう一度人生をやり直すことを決意する。
しかし、運命がそれを許さない。
一度目の人生では考えられないほどの苦難と試練が真人間へと更生したクレイムに次々と降りかかる。果たしてクレイムは本当にのんびり平穏なスローライフを遅れるのだろうか?
※他サイトにも掲載中
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
*****************************
***毎日更新しています。よろしくお願いいたします。***
*****************************
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる