否定と常識

赤城丸

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君は君だよ

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私は、人という生き物ほど、醜くも美しく愚かで将来性のない生き物は他にないと思います。ところで、あなたの周りにこういう人っていませんか?所謂「否定から入る人」と言うのが...そんな人の考え方がわかる話。
 私は、よく人に周りの人と同じようにしなさい、普通にしろ、と言われます。なぜなのでしょうか?私は普通に、生きて周りの人似合わせて生きているのに...まず。普通とはなんなのでしょうか。私は、物心ついた時から分からないのです。人が私を叱る理由が...全てに疑問を抱きました。幼稚園の頃、お父さんお母さんの顔の絵を描こうという物がありましたが、私はあれが本当に嫌いでした。私は、両親を頑張って描いたつもりでも、「そんな絵じゃお母さん悲しむよ!」と、さぞ下手くそな絵だったのでしょう。それで何度も描き直しをさせられたのを覚えています。絵というのは、上手く描くことこそが正解なのでしょうか。幼いこの絵には、大人には分からない芸術が詰まってるのだと思うのです。まず絵に正解などないのでは?私が人生で、印象深い悔しさと疑問を抱いのはこれが最初かもしれません。「なんで、僕お母さん達のこと書いてるのに」と、私が否定から入るのは、きっとこうした人間に対する疑問があまりにも多すぎたからなのでしょうか。
 最近よくインターネット上でこういう人を見かけます。「頑張れなんて言わないで、私は今も頑張ってるのに!」「誰も私の事分かろうとしてくれない」とかね?そういうのを見るとやっぱ、「いや」から入っちゃうんですよね。「いや頑張れは、普通に応援してくれてるだけだろ」とか、「いや君は人のことを分かろうとしてもいないのに、他人に対しては分かってくれとか都合良いな」って、でもこう言うのはまだマシな方、「やっぱ俺って○○なんだよね」って言われるとやはり、「いや」と言うのが出てきてしまうのです。もしかしたらマジレスしてしまったりしているのかな...でも、1番悪いのは、正しいことに対しても、「いや」から入ってしまうこと、そうなると、「いや俺は~」って言い訳のようになってしまうんです。なぜ肯定から入れないのか...それは優しさが足りないと言うよりも、やはり、相手の意見を受け入れることが出来ないのかもしれません。
それで思い出したんですけど、
日常生活の自分の決まったルールや週間のようなものってありますよね。例えば、お風呂上がったあと、タオルで体を拭いたら洗濯機に入れるとか、でもそれって、タオルで拭いたらそのまま掛けておいて次の日使う人もいるんですよ。男性なら、洋式トイレにたちながら用を足す人もいれば座る人もいるわけで...そのような些細な自分の常識の食い違いってありませんか?そういう時相手と違うと疎外感のような、自分がおかしいのかなってなりませんか?でもね、僕が考えるにこの世に常識なんてないんですよ。そんなのは多数が作り出したものであって、必ずしもそれが正解であるはずがないんですよ。右に行く人がいれば、左に行く人もいる訳ですし。だからね、こういう時相手との違いを、「は?お前それは汚いだろとか」って否定してしまうのでなく「へーそうなんだ俺はこうなんだけど」って慣れたらいいんですけどねぇ、なんて言うクソみたいオマケで終わり。
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