クズの異世界転生

中二病

文字の大きさ
上 下
11 / 46
第2章

第11話 屋敷の探索

しおりを挟む
いろいろな意味で、やっと探索が始められる。

もしかしたら言い訳にしか聞こえないかもしれないが、これほど屋敷内の探索を始めるまで時間が掛かった主な理由としては、まず自分1人での屋敷内の移動はまだ許可が出ていないが、兄や姉、他にも父や母、その他に、大人と一緒に行動していればある程度ではあるが大人の見ている範囲を動き回る許可を1歳になった頃にやったと得られたからだったり、他に長時間の考え事を何度もしていたり、兄や姉と遊んでいたり、他にも屋敷内の探索を始めるまでここまで時間が掛かってしまった理由はたくさんあるが、とはいえやっと、いざという時の避難経路を考えられるだけの屋敷内の内部情報がある程度得られるかもしれない。


「んとー……この区画のある程度の説明としてはアレスの部屋があるのが場所だったり、僕たちや母上それに父上たちの部屋、あとはお祖父様やお祖母様の部屋があるのが2階で……他にはあまり行ったことはないけど3階には父上やお祖父様の執務室があって他にも会議室だったかな?とかもあるらしい。そして1階には母上の兄妹の部屋があったり、あとは客室とか、他には人がたくさん集まれる部屋がある、たしか……その部屋はそこで舞踏会?っていうのをすることがあるらしい、舞踏会ってのがなんなのかはよく知らないけど………あっ、ついた!」


兄はこの屋敷にどのよう設備や部屋があるか説明してくれた。

しかし屋敷内の設備の説明の途中で目的地に着いたようで目的地についたことを話そして目的地の扉の前で立ち止まった。

立ち止まったのは……僕たちの部屋がある階と同じ階にある、なにかをする部屋だった。なんの部屋かわからないので、なにかをする部屋と表現した。

そう思っていたら、なにかをする部屋がなんのための部屋か兄が説明をしてくれるようだ。

話は変わるが、この区画ってことは他にも区画があるのか?いや……そんなことはまぁいいかとりあえず兄の話を聞いてみよう。


「ここは図書室っていって本がたくさんある場所だよ!本ってすごく高くて、すごいんだよ!本をたくさん持っている家は教養?勉学?をしっかり重要視?している家と思われるらしいよ。僕は今年から領地経営に関する勉強だったり国の歴史に関する勉強、他にも初歩的な勉強も段階的に学んでいく感じらしい。そして初歩的な勉強がある程度完了するのが9歳、そして初歩的な勉強が終わった後に学校?ってところに行くらしいそれまでに領主として必要なある程度の教養?と今後、どのような学校に進むかを決めるために必要なことを学ぶらしい」



キィーー











兄がそんな話をした後、兄が図書室の扉を開けて、僕と兄それから姉の3人で図書室の中に入っていった。


「あのね!お兄ちゃんが話忘れてたみたいだから話すけどあとこの階にはね、ママがときどきお茶をしている場所とか他に1階の外にはたくさんの花があるの。あとね!ここのあたりは居住区?っていうらしいの!」


姉は楽しそうにそう説明してくれた。

それはそうと本格的に、屋敷の外に出ようと思ったらどうしたら外に出られるのかわからなくなってきた……。

さっきの兄や姉の話から想像するにまず僕が今、生活している場所は居住区画というらしい。

この区画はあくまで現時点での僕の予想では有るが居住スペース兼政治及び軍事、他に王家や他の貴族との外交に関する最終的な決定あるいはその前段階の話のすり合わせたりそのすり合わせた意見の結果を最終的な話し合いの議題にすると決定するための場所だと思っていいだろう。

ということは……だ…以上のことから考えるにこの屋敷……いや?城や要塞、城塞都市と言ったほうが正しいか?の中に今、僕がいる住居区画とは別の区画があると考えて間違いはないと思う。

区画の中には軍事に関する区画もこの城にはあると思う。

この城は領地の政治的中核地としてコンパクトに作られていると思う。
だから住居区画の他に軍事に関する区画、軍事区画、他に内政に関する区画、内政区画、あとは裁判や諜報、……ふと思ったんだが諜報は軍事と言ってもいいんじゃないか?……まぁいいとにかく、諜報の他に、諜報などで手に入れた他領に関する情報を集め今後、他領などにどのように対応していくか決めるための外交区画があるはずだ、以上のことからもしかしたら、この城の外に出るためには他の区画を通過してからでなければ外に出られない可能性が出てきた。



今のところ手に入れられた情報で憶測できる予想はこれで全部だろう……。



「アレス見て!すごいでしょ!この本の数!」


そう兄が言ってきた。

あぁ、たしかにすごい……すごいとは思うが1歳の子供がそのあたりのすごさをしっかり理解していたら不審がられるかもしれないから、ここはあまりしっかりした反応を示すべきではないだろう……。


「うん?」


とりあえず話している内容がよくわからないとでも言いたげな反応を示しておいた。


「ん?あぁ……そっか…まぁそうだよね……。アレスまだまだ赤ちゃんだもんね……。わかんいよね……」


そう言って少し落ち込みながら兄が頭を撫でてくれた。


「キャッキャッキャッキャッ」


とりあえず頭を撫でられたので喜んでおく。

最近は転生してからある程度の時間が経ったからかどのように反応したら良いのかなんとなくわかってきた。


「アハハハハ、うん……これからどうしょうか………」


そう言いながら兄が今後の行動の予定を考えていた。


「ママのところに行こう!」


そんな兄に対して姉そうが言った。


「うん?うん…そうだね……うん!そうしよう!」





そんな感じでこれからの行動が決まり、この後はいつもと変わらない日常が始まった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活

XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。

貞操逆転世界の男教師

やまいし
ファンタジー
貞操逆転世界に転生した男が世界初の男性教師として働く話。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

男女比がおかしい世界に来たのでVtuberになろうかと思う

月乃糸
大衆娯楽
男女比が1:720という世界に転生主人公、都道幸一改め天野大知。 男に生まれたという事で悠々自適な生活を送ろうとしていたが、ふとVtuberを思い出しVtuberになろうと考えだす。 ブラコンの姉妹に囲まれながら楽しく活動!

強奪系触手おじさん

兎屋亀吉
ファンタジー
【肉棒術】という卑猥なスキルを授かってしまったゆえに皆の笑い者として40年間生きてきたおじさんは、ある日ダンジョンで気持ち悪い触手を拾う。後に【神の触腕】という寄生型の神器だと判明するそれは、その気持ち悪い見た目に反してとんでもない力を秘めていた。

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

天日ノ艦隊 〜こちら大和型戦艦、異世界にて出陣ス!〜 

八風ゆず
ファンタジー
時は1950年。 第一次世界大戦にあった「もう一つの可能性」が実現した世界線。1950年4月7日、合同演習をする為航行中、大和型戦艦三隻が同時に左舷に転覆した。 大和型三隻は沈没した……、と思われた。 だが、目覚めた先には我々が居た世界とは違った。 大海原が広がり、見たことのない数多の国が支配者する世界だった。 祖国へ帰るため、大海原が広がる異世界を旅する大和型三隻と別世界の艦船達との異世界戦記。 ※異世界転移が何番煎じか分からないですが、書きたいのでかいています! 面白いと思ったらブックマーク、感想、評価お願いします!!※ ※戦艦など知らない人も楽しめるため、解説などを出し努力しております。是非是非「知識がなく、楽しんで読めるかな……」っと思ってる方も読んでみてください!※

処理中です...