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第1章
第1話 プロローグ
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僕の名前は斎藤 暁、今は学校から帰宅してる途中だ。
「チッ、あ~つまんない」
コツン…
そう小声でつぶやいた後、道端にある小石を軽く蹴った。
今日も相変わらずつまらない、学校の人間関係も……学校の授業も今だって本当につまらない……。
「あ~、何か面白いことないかな~」
そんなことを考えながら、いつもと同じように家に帰った。
夜ーーーーーーーーーー
僕は夜の街が好きだあまり人がいないし一人でいてもプライドが傷つかない!何より夜の街は落ち着くし、それに!朝や昼より断然涼しいからだ!
「あ~、涼しい~」
ハイテンションにそうつぶやき音楽を聞きながら夜の街を歩く。
先にも言ったが僕は夜に街を徘徊している時間がとても好きだ。とても落ち着くし何より一人でいても何も寂しくないそれにこの時間はとても勇気が出るし楽しいからだ。もしかしたらただ深夜テンションションでハイになっているだけかもしれないがそれでもやはりこの時間が好きだ。
いつも通りの道を歩いていたらT字路の先に信号が見えた。
「は~、もうすぐ赤か~」
目の前の信号は青から黄色に変わろうとしていた。
僕は信号の待ち時間が嫌いだ自分の時間が無駄に取られた気がして不快な気持ちになるからだ。
「あ~…最悪……」
少し、いや、だいぶテンションが下がってしまったが赤信号になるし、急ぐ必要もなくなり少し暇になったからあたりを見渡したらT字路に女性が立っていた。
そして信号の先には少し遠いがトラックが走ってきていた。
「ん…?」
これは個人的な話になるが僕はトラックが少し苦手だ、ときどきしか起こらないが、いきなりクラクションを鳴らされたときは心臓が飛び出るかと何度も思った。
「あ~、トラックを目の前にすると胃がキリキリする…。」
そうつぶやきながら落ち着くため少し立ち止まった。
少し立ち止まった後に気を取り直して歩いていたら女性が信号を渡っているのに目の前のトラックのがなぜか速度を落とさずにT字路を突っ切ろうとしている。
「あ……」
目の前の女性をトラックが引きそうになり……
キキー!!
トラックが女性に気付いたのか、もしかしたらよそ見運転か居眠り運転をしていたのかはわからないがトラックは女性を避けて僕の方に突っ込んできた。
「ハハ……」
笑うしかないとはこのことだろう。
マンガやアニメ、小説を読んでる時は気分が高揚していたからかトラックなんて突っ込んで来たところで平気で避けられる…………なんて思ってたのに……。
「アァ……」
実際にトラックが突っ込んで来たら全く体が動かない。
面白いことが起きたらいいなとは思っていたがこんなのは全然面白くないし…なんならつまらないし……あぁ、さっきから関係ないことを考えてるな……はぁ…、……あぁ……漏らしそうだなぁ……。
こんなに……つまらない……、本当に……つまらないことばかりは頭に浮かんでくるのにな……。
足がすくんだのか、足が全然動いてくれない……。
「あぁ…(イヤだな……。死にたくないな……。)」
ドカン!
あっという間にトラックが目の前まで来てトラックに跳ねられて、体が壁とトラックに挟まれた…。
「アァ…」
そんな言葉しか……いや………うめき声しか出なかった。
トラックにぶつかったらもっと痛かったりするのかと思ったが感覚自体なくなったからあまり痛みがしない……、まー、たぶん右半身あたりがグロッキーになっているだろうが…そのあたりが壁とトラックに挟まったから……とにかく少なくとも今はそんななに痛くはなかった。
「あぁ…いや…グッ(即…死)…じゃ…(ない…分…まだマシな……部類……なの)か?………グッ」
そんなことを考えていたら。
「大丈夫ですか!?今、警察と救急車を呼びました!」
そう呼びかけてきたのは男性だった、女性…ではないからたぶんトラックの…運転手……だろう…人がそう言ってきた。
「アァ…(女性はいないから女性は立ち去ったのか…まぁ…当然か変なことには巻き込まれたくないだろうし…)ムリそ……」
事故から少ししか経っていないだろうがすごく眠たい…、血が流れ過ぎたからか…頭が揺さぶられて脳震盪になったからか…どちらにしてももう少しで死ぬだろうことしかわからない。
ま~…それくらい現状を理解していれば十分に現状把握できていると言っていいだろうけど…。
「大丈夫です!大丈夫ですから眠らないでください!!」
交通事故を起こした当人にすれば自分が起こした人身事故で人が死んだら面倒だろうしこういう反応になるだろうとは思うがもうすぐ死ぬだろう状態でそれを言われてもどう言ってよいか困る…。
この人も大変だろうな…。今から死ぬ人間にそれを思われても仕方がないとは思うけど…。
「ムリ……だろう…。もうすぐ………死ぬと思うし…アァ……グァハ」
あぁ、本当…きつい…。
「大丈夫です!大丈夫ですよ!きっと!」
そう言われても…。
「死なないでください!本当に!本当に!!」
ハハ…。アァ…。本当…ムリ…。アァ……
「待っ………さい!…当!待…て!」
アァ…。
ピーポー! ピーポー!! ピーポー!!! ピーポー!!!! ピーポー!!!!! ピーポー!!!!!! ピーポー!!!!!!! ピーポー!!!!!!!!
アァ、救急車や警察が到着する前に…………僕は………ここで……………
「チッ、あ~つまんない」
コツン…
そう小声でつぶやいた後、道端にある小石を軽く蹴った。
今日も相変わらずつまらない、学校の人間関係も……学校の授業も今だって本当につまらない……。
「あ~、何か面白いことないかな~」
そんなことを考えながら、いつもと同じように家に帰った。
夜ーーーーーーーーーー
僕は夜の街が好きだあまり人がいないし一人でいてもプライドが傷つかない!何より夜の街は落ち着くし、それに!朝や昼より断然涼しいからだ!
「あ~、涼しい~」
ハイテンションにそうつぶやき音楽を聞きながら夜の街を歩く。
先にも言ったが僕は夜に街を徘徊している時間がとても好きだ。とても落ち着くし何より一人でいても何も寂しくないそれにこの時間はとても勇気が出るし楽しいからだ。もしかしたらただ深夜テンションションでハイになっているだけかもしれないがそれでもやはりこの時間が好きだ。
いつも通りの道を歩いていたらT字路の先に信号が見えた。
「は~、もうすぐ赤か~」
目の前の信号は青から黄色に変わろうとしていた。
僕は信号の待ち時間が嫌いだ自分の時間が無駄に取られた気がして不快な気持ちになるからだ。
「あ~…最悪……」
少し、いや、だいぶテンションが下がってしまったが赤信号になるし、急ぐ必要もなくなり少し暇になったからあたりを見渡したらT字路に女性が立っていた。
そして信号の先には少し遠いがトラックが走ってきていた。
「ん…?」
これは個人的な話になるが僕はトラックが少し苦手だ、ときどきしか起こらないが、いきなりクラクションを鳴らされたときは心臓が飛び出るかと何度も思った。
「あ~、トラックを目の前にすると胃がキリキリする…。」
そうつぶやきながら落ち着くため少し立ち止まった。
少し立ち止まった後に気を取り直して歩いていたら女性が信号を渡っているのに目の前のトラックのがなぜか速度を落とさずにT字路を突っ切ろうとしている。
「あ……」
目の前の女性をトラックが引きそうになり……
キキー!!
トラックが女性に気付いたのか、もしかしたらよそ見運転か居眠り運転をしていたのかはわからないがトラックは女性を避けて僕の方に突っ込んできた。
「ハハ……」
笑うしかないとはこのことだろう。
マンガやアニメ、小説を読んでる時は気分が高揚していたからかトラックなんて突っ込んで来たところで平気で避けられる…………なんて思ってたのに……。
「アァ……」
実際にトラックが突っ込んで来たら全く体が動かない。
面白いことが起きたらいいなとは思っていたがこんなのは全然面白くないし…なんならつまらないし……あぁ、さっきから関係ないことを考えてるな……はぁ…、……あぁ……漏らしそうだなぁ……。
こんなに……つまらない……、本当に……つまらないことばかりは頭に浮かんでくるのにな……。
足がすくんだのか、足が全然動いてくれない……。
「あぁ…(イヤだな……。死にたくないな……。)」
ドカン!
あっという間にトラックが目の前まで来てトラックに跳ねられて、体が壁とトラックに挟まれた…。
「アァ…」
そんな言葉しか……いや………うめき声しか出なかった。
トラックにぶつかったらもっと痛かったりするのかと思ったが感覚自体なくなったからあまり痛みがしない……、まー、たぶん右半身あたりがグロッキーになっているだろうが…そのあたりが壁とトラックに挟まったから……とにかく少なくとも今はそんななに痛くはなかった。
「あぁ…いや…グッ(即…死)…じゃ…(ない…分…まだマシな……部類……なの)か?………グッ」
そんなことを考えていたら。
「大丈夫ですか!?今、警察と救急車を呼びました!」
そう呼びかけてきたのは男性だった、女性…ではないからたぶんトラックの…運転手……だろう…人がそう言ってきた。
「アァ…(女性はいないから女性は立ち去ったのか…まぁ…当然か変なことには巻き込まれたくないだろうし…)ムリそ……」
事故から少ししか経っていないだろうがすごく眠たい…、血が流れ過ぎたからか…頭が揺さぶられて脳震盪になったからか…どちらにしてももう少しで死ぬだろうことしかわからない。
ま~…それくらい現状を理解していれば十分に現状把握できていると言っていいだろうけど…。
「大丈夫です!大丈夫ですから眠らないでください!!」
交通事故を起こした当人にすれば自分が起こした人身事故で人が死んだら面倒だろうしこういう反応になるだろうとは思うがもうすぐ死ぬだろう状態でそれを言われてもどう言ってよいか困る…。
この人も大変だろうな…。今から死ぬ人間にそれを思われても仕方がないとは思うけど…。
「ムリ……だろう…。もうすぐ………死ぬと思うし…アァ……グァハ」
あぁ、本当…きつい…。
「大丈夫です!大丈夫ですよ!きっと!」
そう言われても…。
「死なないでください!本当に!本当に!!」
ハハ…。アァ…。本当…ムリ…。アァ……
「待っ………さい!…当!待…て!」
アァ…。
ピーポー! ピーポー!! ピーポー!!! ピーポー!!!! ピーポー!!!!! ピーポー!!!!!! ピーポー!!!!!!! ピーポー!!!!!!!!
アァ、救急車や警察が到着する前に…………僕は………ここで……………
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