悪女令嬢に転生したので、ヒロインを破滅させてでも幸せになってみせる

りん

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序章

2.家庭教師

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 魔力を感じられるようになってから、半年ほど経った。
 闇魔法を扱える兆しは、未だない。



 ◆



 僅か五歳という身の上であっても、義務というやつからは逃れられないのが、貴族の辛いところだ。

「お嬢様」

 教師の冷ややかな声に、半ば無意識のうち背筋が伸びた。
 彼女の声にも幾分慣れてきたが、それでも怖気が消えない。

 身分自体は当たり前に私の方が上だが、授業中に限っては圧倒的に彼女の方が上になる。
 先生というのはそういうものだし、そうあるべきだとすら思う。不満があるわけではない。
 彼女は教師故の偉さを振りかざすような人間ではなく、ただ真摯に私の成長のために尽してくれている。

 しかし、私はどうにも彼女、アウラ先生が苦手だった。



 彼女が私の教師となったのは、今から丁度一月前のことだ。
 初めの印象としては、顔が怖いと思った。
 私がただの五歳児であれば、その眼力にやられて泣いていたかもしれない。

 教師を付けられたキッカケは、私の婚約だ。

 王子、それも継承権一位の王太子の婚約者には、女性としてありとあらゆるものが求められる。
 生まれはもちろん、知性、品性、教養、おまけに美貌。更には社交能力など、数えきれないほどに。
 それらは何もしないうちに生えてくるようなものではない。
 美貌すらも含め、これらは弛まぬ努力の上に獲得できるものだ。
 となれば、幼いうちから教育を施されるのは当然と言える。
 それ自体に不満はない。むしろ望むところだ。

 だが、教師に引き合わされてすぐの頃は、いくら何でも早すぎないだろうか、という思いがあった。
 それに闇魔法についての進捗が全くなかったのも手伝って、私は少々気が立っていたのだ。
 そんなことよりも、魔法の練習がしたいなぁ、と。

 いや、そんな露骨に態度には出ていないと思う。
 しかしどんな魔法か、アウラ先生にはあっさりと見抜かれた。魔法の練習がしたいというところまでは流石にバレていなかったが、他のことがしたいのだということは。
 そしてどうなったかというと。

 うん。しこたま怒られた。

 そりゃあもうたっぷりと。
 貴族の義務がなんだとか、その他色々。
 一応前世では成人した身の上で、ガチの説教は中々堪えるものがあった。
 今世ではぬくぬく甘やかされて育ったのもあるだろう。

 くだらないと思われるかもしれないが、割とマジでトラウマに近い。
 それきり、彼女の声を聞くと、ピンと背筋が伸びるようになってしまったのだ。
 しかも、私が彼女を苦手としているのを知っていながら、教育には丁度いいとか考えていそうなところがまたキツイ。

 だが、良い先生であるのは事実だ。
 彼女のお陰で、私のマナーや学力はみるみる伸びている。
 算術なんかは前世バフという特大の下駄で何とでもなるが、それ以外は別だ。貴族、淑女のマナーなど知るはずがなく、こちらの歴史や地理、宗教など、ゲームで出てきたものですら曖昧である。
 学習能力自体も下駄の力で嵩増しされてはいるが、それも本来の五歳児に比べれば、だ。
 今は私も親や教師から天才と持て囃されている。しかし。

 神童も、二十歳過ぎればただの人。

 周りが成熟していけば、私の能力も人並みに落ち着く。
 今のうちにスタートダッシュで周りを引き離しておかなければならない。
 そうするにあたって、アウラ先生は完璧に近い。
 うん、私の苦手意識さえ度外視すれば、本当に良い先生なのだ。



「そういえば、先生」
「何でしょうか?」

 授業の合間、ティーブレイクという名のマナー授業の効果測定である。
 とはいえ、そこまできっちりとしたテストではなく、実践によって日頃から習慣づけるため、という意味合いが強い。ミスった場合には言葉のナイフが飛んでくるが、まあそこら辺はご愛嬌としておこう。
 さておき、本題だ。

「先生は、魔法は教えてくださらないのでしょうか?」

 実のところ、教師にはそれを少なからず期待していたのだ。
 だが、そういった気配はなく、私はただ淑女的マナーと座学的知識を叩き込まれている。

「魔法……が、教わりたいのですか?」
「はい」
「そうですか……申し訳ありませんが、私は魔法が使えません。ですから、もし魔法を教わるのなら、別の教師を雇ってください」

 固い表情のまま、アウラは静かにティーカップを傾けた。

 魔法が使えない。

 アウラは軽く言ったが、これは結構なハンデだ。
 言うまでもないことであるが、アウラは貴族である。私(の家)にも面子というやつがあり、ものを教わるにしても相手は選ばなければならない。
 まずありえない話ではあるが、もしも平民なんかに家庭教師を頼めば、「おいおい、あそこの家は真面な教師に頼む金も伝手もないらしいぞ(笑)」と煽り散らかされる。

 さておき、そんな貴族は以前言った通り、学院に通うことになる。
 学院において魔法とは必修科目であり、ある種の権威だ。
 理由は単純、高位の貴族は大抵優秀な魔法使いだからである。
 今、私の生きる現代では、魔法は平民であっても扱えるものであるが、遥か昔には貴族にしか扱えないものであったと云われている。その名残か、貴族の間では今でも魔法力とは一種のステータスなのだ。
 となれば必然、魔法が使えない者への風当たりは厳しいものとなる。
 アウラも苦労したことは想像に難くない。固い表情にも納得できるというものである。

 しかしまあ、ぶっちゃけると私にはどうでもいい話だ。

 そもそも魔法は評価基準、ものさしの一つでしかない。
 それに、並みの貴族を鼻で笑える化け物みたいなヒロインを知っている身としては、それ以外の部分で競った方が身のためなのではという気持ちもある。
 私自身は魔法への憧れや、必要に迫られていることもあって魔法にはそれなりに熱心だが、だからといってそれだけで人を測ったりはしない。

 少なくとも、アウラは尊敬できる人間である。
 所作は美しいし、教養や知識面でも非常に優秀な女性だ。
 現段階では、私とどちらが彼の婚約者に相応しいかと問われれば、おそらく大半の人間がアウラを選ぶだろう。それだけで、私が尊敬するには充分な要素だ。

 ともあれ、当てが外れたのは事実だ。
 新しく教師を増やせるなら悪くないが、うっかり伝え方を間違えてアウラがクビにでもなったら困る。万が一新しくやって来た教師がいまいちだったら目も当てられない。
 今のところ独学でやれているし、闇魔法の使い方なんて教師でも知らないだろうから大した意味もないだろう。
 妥協というほどでもない選択だ。

「それなら仕方ありませんね」

 然程の落胆もなく、私は教えられた通りにティーカップを傾け、中身を飲み切った。
 そして、辺りに振り子時計が時間を知らせる音が響いた。
 そういえば、ゲームの時から当たり前にあったが、時代設定的に時計の技術はどの程度だったのだろう。家のでも三日に一度くらい技師が調整に来るから、それほど正確でもないのだろうけれど。
 ……いや、どうでもいいか。

「そろそろ歴史の勉強の時間ですね」
「そ、そうですね」

 話しているうちに、ティーブレイクの時間もお仕舞いだ。
 今回は叱られなかったので、中々悪くない出来だったのではないだろうか。
 満足感に浸りつつ、私は授業を受ける準備をするために立ち上がった。



 ◆



 この前のティーブレイクから、アウラからの対応が優しくなった気がする。

 別に元々困っていたこともないし、怖いときは普通に怖いままなので、だから何だって感じではあるのだが、理由も何となく察せられるから悪い気はしない。
 アウラ自身も順調に私の両親から信頼を得られているようで、護衛や付き人込みでなら二人で出かけられるようになった。なにやら課外授業がしたいそうで、前々から交渉していたようなのだが、ついに許されたらしい。

「今日は物価について勉強しましょう」

 なんてニコニコで言われてしまった。
 どう考えても五歳児に教えるやつじゃない。経済の知識とかとっくの昔に使わなくなって久しいぞ。期待が重いよ、ほんとに。

 ただ、外に出られるというのは悪くない。
 うちの両親は過保護なところがあるので、街に行くことは中々できなかった。
 彼女は間違いなくこの王都にいる。いずれ排除するために、調査は必要だ。
 今回調べるのは難しいが、一度でも出歩けば次に家から抜け出したときの効率が段違いになる。地理をしっかり覚えておかなければ。



 まあ冷静に考えて、移動は馬車で行うのだから地理を覚えるのは難しかった。
 外の景色なんか見えないし、降りた場所もよく分からない。
 実際にお店を見に行っても、周りは護衛でガチガチなので周囲の状況は掴めそうにない。

「今日はいかがでしたか?」

 期待外れだったな、なんて嘆息する内心を隠しつつ、今日学んだことをまとめながらアウラに伝えた。
 満足気な様子だったので、多分間違っていなかったのだと思われる。

 そして家に戻り帰宅するアウラを見送った私は、くっついてくる父を引き剝がし、もう一つの勉強を始めた。
 言うまでもなく、魔法である。
 教本の内容は大体覚えたが、実践はまだまだ途中だ。

 一人でこっそりと庭に出て、手のひらに魔力を集めてみる。
 これは基本で、魔法の発動にも関わる技術なため、毎日練習している。
 魔力は相変わらず青色で、闇魔法は使えそうにない。
 これはいつも通りだから、特に落胆するようなことでもない。むしろ、何もしていないのに使えるようになったら、そちらの方が不気味だ。

 集めた魔力を魔法に変えるのは難しいようで難しくない。

 矛盾しているようだが、こうとしか言いようがない。
 何しろ、理屈よりもイメージが肝要になるからだ。
 もっと言うなら、理屈はイメージするための理由付けでしかない。

 簡単に、この集めた魔力を水に変えるとしよう。
 流石に念じるだけで変わるようなことはない。
 もっと具体的に、手が濡れている感覚を思い出すのが、私には合っていた。
 ただ、これだけでは本当に手を濡らすだけの魔法で終わってしまう。
 だから、手を濡らした水をまとめる工程が必要だ。これは布の代わりに魔力で手を拭うような感覚が近い。
 ここまでやって、手のひらの上でシャボン玉のように球体を維持する水球を作ることができた。
 初めての頃はマジでできる気がしなかったが、今では比較的スムーズに水球を作れるようになった。
 可能ならもう少し手順をコンパクトにまとめたいのだが、現状ではこれが限界だ。

 そして、この水球を動かすことや、形を変えるのは案外難しくなく、それこそ三角錐でも立方体でも簡単に変えられる。むしろ、球体を維持するのが一番難しいくらいだ。
 しかし、これ以上が難しい。
 例えば、ゲームでは水の魔法として【水鞭】というものがある。
 これはその名の通り、水を鞭として振り回す魔法だ。
 正直私にはちょっとできる気がしない。
 水の量は使う魔力を増やせば何とかなるし、形を変えることもできる。
 だが、振ろうとするとどうやっても千切れる。
 千切れないように振ると、鞭というよりリボンと表現した方が適切な有様で、攻撃力など少しも期待できそうにない。

 多分、これもイメージの問題なのだと思うが、改善策は今一つ思いつかなかった。
 ウォーターカッターでもイメージすれば強そうだが、あれは継続的に大量の水が必要だから、再現するだけの水を用意できない。

「はあ」

 溜息を吐いて、手のひらで星の形に整えた水を凍らせる。
 パキンと高い音がして、氷星がひび割れた。一気に温度を変えたからだろう。
 教本には、【水鞭】よりも水を凍らせる方がずっと高難度だと書いてあったというのに。まるで真逆だ。
 まあ、私にとっては魔法よりも氷結という現象の方がずっと身近でイメージしやすいという、それだけの話なのだが。

「氷の魔法使い、か」

 かっこいいのは確かだが、冷血な雰囲気でちょっと微妙だ。
 闇魔法を使おうとしている時点で似たようなものとか、そういった意見は知らない。

 ひび割れた氷星を握りつぶし、ぽいと放り捨てる。
 細かな破片が光を反射する光景は美しいが、もう飽きた。
 見ようと思えばいつでも見られる。

 ともかく、もっと強く頑丈な、少量でも破壊力のある水をイメージしなければ。

 例えばそう、水同士の結合を強める……粘度を高めるとか?
 スライムや水飴のような水を作れれば、鞭には丁度いいかもしれない。
 思いつきを実現させるため、再び手のひらに魔力を集めていく。

 イメージは、スライムだ。水飴よりもスライムが良い。
 もう大昔のことだが、手で触って遊んでいた記憶がある。
 あの感触を思い出し、魔力の形を変えていく。

 手を濡らす冷ややかな感触は、確かにあのスライムだ。
 ぎゅっと握れば、懐かしいあの音が鳴る。
 良い感じだ。しかしこれだけではまったく量が足りない。
 集める魔力を増やし、手のひらで球体を形作るスライムの体積を増やしていく。

「よし……」

 悪くない。少なくとも、鞭にするには充分な量だ。
 スライムの形を変え、持ち手となる部分を潰れない程度に強く握る。
 そして大きく振りかぶり、思い切り地面に叩きつけた。
 その結果。

 ぺちゃっ。

 と、可愛らしい音がした。
 地面は少しも抉れるようなことはなく、先刻までと変わらない青々とした芝生が元気に陽の光を浴びている。

 ……冷静に考えて、スライムを叩きつけたからといって大した威力になるわけがなかった。
 鞭が千切れなかったのは成長だが、根本的な問題はそこではない。
 水で破壊力を生み出すために必要なのは、水の性質ではなく速度と量である。
 豆腐だって音速でぶつければ凶器に変わるのと同じように、水にも相応のエネルギーを与えなければお話にもならないのだ。

「……」

 うん。萎えたから今日はもうやめよう。
 お疲れ様でした!!!
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