16 / 22
異世界のアイテムと言えば勿論アレですよね?
しおりを挟む一つ目が決まった俺はそのままメガネを掛けて宝物庫を見て歩くと、やっぱり定番のアレがあったよ!
アイテムをいっぱい収納できる魔法が籠められたカバン………カバン?
いやいやカバンだけど………ランドセルはどうかと思う訳ですよ!
そりゃ~日本が誇る商品ですよ………両手も自由に使えて後ろに転んだ時ショックにもなりますし………でも………俺、高校生ですから!
黒なのが救いですけど………赤だったら………いやいや赤でも黒でも異世界でランドセルを背負った高校生ってカッコイイか?
と、とりあえずキープで………
次に目に止まったのが………聖剣…………の横に置いてあるムチ。
なんでって、聖剣の攻撃力+10000で特殊効果もいろいろ付いてるけど隣のムチ攻撃力+500000ですって………詳しく説明を見ると。
☆S女王様愛用のムチ
攻撃力+500000
特殊効果
不滅、自動追尾、加減、魅了服従、全耐性無視、伸縮自在
使用条件
女性専用、使用者性格Sに変更
聖剣の50倍の威力の上にこの効果。
いやいやこのムチあれば魔王でさえ倒せるんじゃ………服従させる事も?
勇者必要?
まっ女性専用だから俺使えないけど、誰か女性の仲間でも1人いればOKなんじゃないの?
とりあえずキープかな?いや………なしだな仲間の女性がSに変わったら怖いし!
あと気になったのが転移魔法の籠められた………名刺?
詳しく見てみると
☆転勤族の山田さんの名刺
特殊効果
一度でも転勤(一度行った所)に移動できる。
同じ場所に定住出来ない。
定住出来ないって………もう呪いじゃん!
でもとりあえずこれもキープかな?
そんな感じでキープを何個かして、最終的に俺は3つ選んだ。
一つ目は勿論鑑定メガネ、やっぱり鑑定出来ると便利でしょ!
そして2つ目に選んだのが転勤族の山田さんの名刺、車も飛行機も無いこの世界の移動はキツイと思うし、逃げる時も便利でしょ?
そして3つ目に選んだのは………村田大悟朗の女装セット………認識阻害の魔法が籠められているのはこれだけだった。
どうして最後にこれを選んだかと言うと、聖女様とサーシャさんからこの世界の事を教えて貰った時に聞いてしまったのだ。
ゴブリンやオークが女性を襲うのでなく今は反対に人間の女性………冒険者がオスを襲っている事を………1人2人の女性に襲われても逃げる事が出来ると思うが、聞く所によると最低でもそうゆう目的で動いている女性冒険者は10人ぐらいで行動していて、捕まったゴブリンもオークも3日ももたないうちに死んでしまうと………
山田さんの名刺があれば逃げるのも簡単だと思うけど、もし寝ている時や名刺を奪われたらと思うとやっぱり必要なのではと思ったからだ。
そしてこの女装セットの凄い所はカツラが一体化して髪の長さや色が自由自在なうえに、一体化するから頭皮にも優しい。
セットなのだから勿論服も靴などもある。
そのどれもが自由自在に変化するとんでもない性能だった。
もう女体化でもするんじゃないかとも思ったけど、村田大悟朗さんは女装癖であって女性になりたかった訳ではなかったみたいだ。
なんでわかるかって?
セットの中に女性物の下着がなかったから………まっ、そんな事よりこれを選んだ理由が実はもう1つある。
召喚されて今は素直に呪いを解く事に協力しているけど、何かあった時の逃亡手段に欲しかったから。
もし無事に呪いを解く事が出来たら、その後俺はどうなる?
ラノベでも裏切りにあうとかよくあるし、マジで異世界怖いよね。
さて、3つ選んだ物を聖女様に見せると
「こちらの3つでいいのですか?どれも私には説明の出来ない物ですが、過去の勇者様の遺品なのだとはわかります。セイト様はどんな物なのか理解されているのですよね?」
「はい!」
ちょっとランドセルに後ろ髪を引かれる思いをしたが、3つのアイテムを貰い宝物庫を後にした。
0
お気に入りに追加
34
あなたにおすすめの小説
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
淫らなお姫様とイケメン騎士達のエロスな夜伽物語
瀬能なつ
恋愛
17才になった皇女サーシャは、国のしきたりに従い、6人の騎士たちを従えて、遥か彼方の霊峰へと旅立ちます。
長い道中、姫を警護する騎士たちの体力を回復する方法は、ズバリ、キスとH!
途中、魔物に襲われたり、姫の寵愛を競い合う騎士たちの様々な恋の駆け引きもあったりと、お姫様の旅はなかなか困難なのです?!
【R18】僕の筆おろし日記(高校生の僕は親友の家で彼の母親と倫ならぬ禁断の行為を…初体験の相手は美しい人妻だった)
幻田恋人
恋愛
夏休みも終盤に入って、僕は親友の家で一緒に宿題をする事になった。
でも、その家には僕が以前から大人の女性として憧れていた親友の母親で、とても魅力的な人妻の小百合がいた。
親友のいない家の中で僕と小百合の二人だけの時間が始まる。
童貞の僕は小百合の美しさに圧倒され、次第に彼女との濃厚な大人の関係に陥っていく。
許されるはずのない、男子高校生の僕と親友の母親との倫を外れた禁断の愛欲の行為が親友の家で展開されていく…
僕はもう我慢の限界を超えてしまった… 早く小百合さんの中に…
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる