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3日目/岡崎優輝※※武ちゃん※※
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検査する予定だった日の夕方、俺は恥ずかしさと恐怖から病室に引きこもっていた。
扉をノックする音がする、俺はちょっとビクッとしたが
「優輝君、夕食持って来たわよ~開けて~」
と武雄さんの声、俺はすぐに扉の鍵をあけ扉を開いた。
あぁ まさか40過ぎのおっさんのナース姿を見て安心する日が来るとは想像もしなかった。
「優輝君 少しは落ちついた?ご飯食べれそう?」
「はい、なんとか落ち着きました。」
「はい 今日はBコースのほっけ定食よ」
「うわ~旨そうですね。武雄さんも後で食べるんですか?」
「武雄さんじゃなくて、武ちゃん!って言って」
そこはこだわるんだ。
「私は食べないわよ。こんな高いの食べてたら、お金いくらあっても足りないわよ」
「え?だって保護受けてるんでしょ?なら……ってあれ?何で働いてるんですか?」
「え?あれ?知らないの?……って覚えてないのか。」
「え? 武ちゃん男ですよね?」
「もちろん 生物的に男よ。でもね 私は不能者だから、保護は受けてるけど、普通の男性の1/5しか支給されないの。」
「ふ 不能者?」
「そう アレがね 機能しないのよね。ほら 私襲われたって言ったでしょ? そのせいもあってね女性が怖くなってね。月2回の採取も出来なくってね、私みたいな男は仕事しないと生活出来ないのよ。」
それから、武ちゃんにいろいろ教わった。
今の男性の3割りぐらいが、女性に恐怖を持ち精神的に不能者になっていた。
[見た目が男だから襲われる]なら女性の格好をすれば襲われないと、不能者は皆女性の姿を真似て仕事をして生活しているらしい。
武ちゃんも、昔病院に入院したそうだ。
その時の看護夫に、こんな生き方もあるのよと教えてもらい感動したそうで、自分も心が傷付いた同じような男性を救いたいと看護夫になったそうだ。
最初は、恐怖の対象の女性の格好をするだけでも吐いたりしていたそうだが、3年程リハビリをして自分は男だけど女だと言い聞かせて、今の武ちゃんになったのだと
そして、今は不能者が集り団体を作り[小学校を卒業した男は寮に入る事]を法律で決めてもらうように運動しているらしい。
今の法律だと高校から寮生活が決まりらしいが、武ちゃんみたいに中学の頃に被害に遭う男が多いらしい。
この世界の男はどんだけ大変なのだろう……
武ちゃんの生き方を知り、俺はこの世界で何か出来ないだろうかと思うようななった。
武ちゃんが帰ってから、俺は三神さんが持って来た3冊を読み始めた。
ネットで調べてわかったつもりだったが、武ちゃんみたいに支給が1/5になる場合などわかっていなかった。
俺は夕食を食べてから、寝るまでに3冊をじっくり読んだ。
最後に挟まっていた1枚の用紙を持って悩んだ。
[子作り申し込み書]
申請者の名前や住所などの記入欄と指名者の名前、婚姻の意思の確認、継続期間、指名した理由など欄があった。
今、指名するとしたら誰かな~
とりあえずタイプとしては、鈴鳴さんが1番で2番目は三神さんかな?
多分鈴鳴さんは35歳前後、三神さんは俺と同年代ぐらいかな
※※※※※※※※※
肉体的には20歳ぐらいだが、精神年齢は46歳
ストライクゾーンは20歳以上46歳ぐらいと幅広くなっていた。
子作り申し込み書なのに、やりたい相手に変わっていた事に気がつかない優輝
相手からしたら、年齢差がありすぎてありえないと思っている。
優輝はそんな事もお構いなしに、申し込み書に軽い気持ちで記入。
それがどんな事になるかも知らずに……
扉をノックする音がする、俺はちょっとビクッとしたが
「優輝君、夕食持って来たわよ~開けて~」
と武雄さんの声、俺はすぐに扉の鍵をあけ扉を開いた。
あぁ まさか40過ぎのおっさんのナース姿を見て安心する日が来るとは想像もしなかった。
「優輝君 少しは落ちついた?ご飯食べれそう?」
「はい、なんとか落ち着きました。」
「はい 今日はBコースのほっけ定食よ」
「うわ~旨そうですね。武雄さんも後で食べるんですか?」
「武雄さんじゃなくて、武ちゃん!って言って」
そこはこだわるんだ。
「私は食べないわよ。こんな高いの食べてたら、お金いくらあっても足りないわよ」
「え?だって保護受けてるんでしょ?なら……ってあれ?何で働いてるんですか?」
「え?あれ?知らないの?……って覚えてないのか。」
「え? 武ちゃん男ですよね?」
「もちろん 生物的に男よ。でもね 私は不能者だから、保護は受けてるけど、普通の男性の1/5しか支給されないの。」
「ふ 不能者?」
「そう アレがね 機能しないのよね。ほら 私襲われたって言ったでしょ? そのせいもあってね女性が怖くなってね。月2回の採取も出来なくってね、私みたいな男は仕事しないと生活出来ないのよ。」
それから、武ちゃんにいろいろ教わった。
今の男性の3割りぐらいが、女性に恐怖を持ち精神的に不能者になっていた。
[見た目が男だから襲われる]なら女性の格好をすれば襲われないと、不能者は皆女性の姿を真似て仕事をして生活しているらしい。
武ちゃんも、昔病院に入院したそうだ。
その時の看護夫に、こんな生き方もあるのよと教えてもらい感動したそうで、自分も心が傷付いた同じような男性を救いたいと看護夫になったそうだ。
最初は、恐怖の対象の女性の格好をするだけでも吐いたりしていたそうだが、3年程リハビリをして自分は男だけど女だと言い聞かせて、今の武ちゃんになったのだと
そして、今は不能者が集り団体を作り[小学校を卒業した男は寮に入る事]を法律で決めてもらうように運動しているらしい。
今の法律だと高校から寮生活が決まりらしいが、武ちゃんみたいに中学の頃に被害に遭う男が多いらしい。
この世界の男はどんだけ大変なのだろう……
武ちゃんの生き方を知り、俺はこの世界で何か出来ないだろうかと思うようななった。
武ちゃんが帰ってから、俺は三神さんが持って来た3冊を読み始めた。
ネットで調べてわかったつもりだったが、武ちゃんみたいに支給が1/5になる場合などわかっていなかった。
俺は夕食を食べてから、寝るまでに3冊をじっくり読んだ。
最後に挟まっていた1枚の用紙を持って悩んだ。
[子作り申し込み書]
申請者の名前や住所などの記入欄と指名者の名前、婚姻の意思の確認、継続期間、指名した理由など欄があった。
今、指名するとしたら誰かな~
とりあえずタイプとしては、鈴鳴さんが1番で2番目は三神さんかな?
多分鈴鳴さんは35歳前後、三神さんは俺と同年代ぐらいかな
※※※※※※※※※
肉体的には20歳ぐらいだが、精神年齢は46歳
ストライクゾーンは20歳以上46歳ぐらいと幅広くなっていた。
子作り申し込み書なのに、やりたい相手に変わっていた事に気がつかない優輝
相手からしたら、年齢差がありすぎてありえないと思っている。
優輝はそんな事もお構いなしに、申し込み書に軽い気持ちで記入。
それがどんな事になるかも知らずに……
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