マイラバリー

1章

マイラバリー 1章

僕の名前はジャルト。今「ブルートファイト」という超人気RPGゲームをしている　このゲームが人気の理由は1ヶ月ごとにレベルがリセットされる。
それでリセットされる前にレベルが一番高かった人が好きな願いを一つ叶えてもらえるという。　だが一つ謎なのは願いを叶えてもらった人はこのゲームに一度も現れていないことだ
「まぁ、どうでもいいや」
僕はそう思いながら今日も冒険をする この世界はモンスターと人間が共存している世界で人間達は剣や魔法などを使ってゲームしている モンスター達には理性があり人と会話ができるものもいる そして今僕の目の前にいるモンスターは
「グオオオオォオ！！」
巨大なドラゴンである ドラコンは人語を理解できず喋ることができない
「はぁー、またかよ……」
このセリフを言うのは何度目だろう？ なぜか知らないけどゲームを始めた時からドラゴンに好かれやすい体質らしくてよくこうしてドラゴンに襲われている。
そんなことを考えていたらドラゴンがこちらに向かってブレスを吐いてきた。
このままでは死んでしまうと思い防御魔法を唱えた。
すると攻撃は防げたのだがその衝撃で吹き飛ばされてしまった。　レベルが低いときはよくあることだ
幸いにもここは森だったから木がクッションになってくれたおかげでなんとか助かった だけど　いつもだったら土とかに当たって痛いんだけどね……
僕は立ち上がり辺りを見渡した ドラゴンの姿はないようだ だけどさっきの攻撃でかなりのダメージを受けたようでもう体力の限界が近い とりあえずここから離れようと思った時 何かが落ちていることに気づいた なんだこれ？ 拾ってみるとそれは剣みたいだ なぜこんなところに剣があるんだろう？　だが僕は魔法使いだから関係ないだけどこれで剣術を極めてみようかなみたいな冗談を言いつつもらうことにした
そして僕は町に戻ろうとしていた この剣が僕の運命を大きく変えるなんて思わなかった……
僕は夜になってきたので森の中にある洞窟の中で休憩をしていた　理由は夜はどれだけ頑張っても倒せないモンスターが出るからだ 　
そして今、先ほど手に入れた剣を持っていたのだ。 見た目より軽いし切れ味もなかなか良いな これなら武器として十分使えるかもしれない それにしてもなぜここに剣があったんだろうか？ この洞窟に来るまで一本道しかなかったはずだから誰かが作った物だとしたら相当手の込んだ作りになっているはず それこそ何百年かけて作られたとしてもおかしくないくらい それにさっきあった大きな岩だって簡単に動かせる 。
だけど考えても仕方ないしそろそろ寝るか 明日になったら町に戻るつもりだし 次の日になり早速、町に戻った やっぱり朝早いだけあって人は少ないな とりあえずギルドに行ってクエストの報告をしてお金を手に入れないと……
そうして歩いていると後ろから声をかけられた 誰だろうと振り返るとそこには背の高い男の人が立っていた。