188 / 197
連載
竜族と魔族の伝説~ダイジェスト~
しおりを挟む
かつて魔族と竜族の間で激しい戦いがあった。
そのきっかけは妖精の記した一冊の書物。
妖精が魂を注ぎ込み作り上げた書は、読んだ者を魅了する魔本であったという。
魅了された者達は妖精の魔本を奪い合い、争いは激化の一途をたどった。
しかしそれだけでは終わらない。妖精の秘宝は『書』だけではなかったのだ。
次々に世に出回る妖精の秘宝を我が手にせんと望む者は多い。
竜と魔族の中にも危機感を覚える者が現れたが、すでに両者の溝は深く、手の施しようがなかった。
そんな時、一人の少女が現れ状況を一変させた。
彼女の無垢な歌声は争いで荒んだ彼らの心に響いた。
争っていた者達はもっと彼女の歌を聞きたいと願った。
そして同じ目的を持っているというのにいがみ合う必要があるのかと気が付いた彼らは争うのをやめ、歩み寄ることを決めた。
こうして竜族と魔族の代表は苦難の末ひとところに集まって話し合うことになった。
事態の趨勢を見極めるため、多くの者達が話し合いの場に出向いた。
話し合いは難航するかと思われたが、歩み寄ろうとする者達の前には導く者もまた、現れる。
今回その役を担ったのは、一人の魔法使いだった。
彼は優れた知恵で彼らのわだかまりを見事解決へと導いた。
しかし問題の解決は魔法使いの力だけで成し遂げられたものではない。
そこに種族を超えた純粋な想いがあったればこそ、彼らは一つになったのだから。
そのきっかけは妖精の記した一冊の書物。
妖精が魂を注ぎ込み作り上げた書は、読んだ者を魅了する魔本であったという。
魅了された者達は妖精の魔本を奪い合い、争いは激化の一途をたどった。
しかしそれだけでは終わらない。妖精の秘宝は『書』だけではなかったのだ。
次々に世に出回る妖精の秘宝を我が手にせんと望む者は多い。
竜と魔族の中にも危機感を覚える者が現れたが、すでに両者の溝は深く、手の施しようがなかった。
そんな時、一人の少女が現れ状況を一変させた。
彼女の無垢な歌声は争いで荒んだ彼らの心に響いた。
争っていた者達はもっと彼女の歌を聞きたいと願った。
そして同じ目的を持っているというのにいがみ合う必要があるのかと気が付いた彼らは争うのをやめ、歩み寄ることを決めた。
こうして竜族と魔族の代表は苦難の末ひとところに集まって話し合うことになった。
事態の趨勢を見極めるため、多くの者達が話し合いの場に出向いた。
話し合いは難航するかと思われたが、歩み寄ろうとする者達の前には導く者もまた、現れる。
今回その役を担ったのは、一人の魔法使いだった。
彼は優れた知恵で彼らのわだかまりを見事解決へと導いた。
しかし問題の解決は魔法使いの力だけで成し遂げられたものではない。
そこに種族を超えた純粋な想いがあったればこそ、彼らは一つになったのだから。
1
お気に入りに追加
2,035
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました
ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
断腸の思いで王家に差し出した孫娘が婚約破棄されて帰ってきた
兎屋亀吉
恋愛
ある日王家主催のパーティに行くといって出かけた孫娘のエリカが泣きながら帰ってきた。買ったばかりのドレスは真っ赤なワインで汚され、左頬は腫れていた。話を聞くと王子に婚約を破棄され、取り巻きたちに酷いことをされたという。許せん。戦じゃ。この命燃え尽きようとも、必ずや王家を滅ぼしてみせようぞ。
愛されない皇妃~最強の母になります!~
椿蛍
ファンタジー
愛されない皇妃『ユリアナ』
やがて、皇帝に愛される寵妃『クリスティナ』にすべてを奪われる運命にある。
夫も子どもも――そして、皇妃の地位。
最後は嫉妬に狂いクリスティナを殺そうとした罪によって処刑されてしまう。
けれど、そこからが問題だ。
皇帝一家は人々を虐げ、『悪逆皇帝一家』と呼ばれるようになる。
そして、最後は大魔女に悪い皇帝一家が討伐されて終わるのだけど……
皇帝一家を倒した大魔女。
大魔女の私が、皇妃になるなんて、どういうこと!?
※表紙は作成者様からお借りしてます。
※他サイト様に掲載しております。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
メインをはれない私は、普通に令嬢やってます
かぜかおる
ファンタジー
ヒロインが引き取られてきたことで、自分がラノベの悪役令嬢だったことに気が付いたシルヴェール
けど、メインをはれるだけの実力はないや・・・
だから、この世界での普通の令嬢になります!
↑本文と大分テンションの違う説明になってます・・・
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【完結】精霊に選ばれなかった私は…
まりぃべる
ファンタジー
ここダロックフェイ国では、5歳になると精霊の森へ行く。精霊に選んでもらえれば、将来有望だ。
しかし、キャロル=マフェソン辺境伯爵令嬢は、精霊に選んでもらえなかった。
選ばれた者は、王立学院で将来国の為になるべく通う。
選ばれなかった者は、教会の学校で一般教養を学ぶ。
貴族なら、より高い地位を狙うのがステータスであるが…?
☆世界観は、緩いですのでそこのところご理解のうえ、お読み下さるとありがたいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。