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狼と炎の話 8
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「あんたなら、できるんだろう?」
「できるけどもさ。いや……それは、あまりにも無茶なんじゃないか?」
ソルスティンは真剣に魔法使いに詰め寄り、魔法使いの目は泳ぐ。
「無茶なのはわかっている。しかし人間のまま行くよりはいい」
「しかし、火を怖がるなら役に立たないんじゃないだろうか?」
「……ああ、そうかもしれない。だが今は少しでも力が欲しいんだ。人狼の時でも意識は保てるものなんだろう? あんたが教えてくれたことだ」
「それはそうだけれども……ここだけの話もうちょっとすごいことしてもいいですよ?」
「……いや、本当なら手を借りるべきですらない。全ては俺の責任だ」
「あー……うん」
魔法使いは、一通り問いただすと天井を仰ぎ見た。
ソルスティンもおかしなことを言っていると、もちろん自覚していた。
呪いを解いてもらっておいて、同じ呪いをもう一度掛けろとは呆れるのも無理はない。
しかし戦闘能力という点において、ソルスティンは人狼についてよく理解していた。
人狼はいわば魔獣の力を人間に上乗せしたような状態だ。
人の体に魔狼の力を加えれば、それはただの人間の力を遥かに超える。
しかしいつも通り意識を乗っ取られれば、戦う事すらできないことになりかねないというリスクはあった。
これはソルスティンの賭けだった。
魔法使いはソルスティンの申し出に心底呆れ顔だったが、ソルスティンが引くつもりがないことを知ると頭を掻いて結局、頷いた。
「じゃあ……せめて、助言を一つ。人狼の魔法は単純に獣になるだけの物じゃない。コンセプトはわかりやすい魔法なんだ。人の体のまま人以上の能力を手に入れようっていう。暴走する原因があるとしたら、人狼に対する過剰な嫌悪感が原因だろう。心当たりがあるだろう? あの姿を認めたくないから理性が飛ぶ。無意識に分けて考えて、心の均衡を保とうとしているのかもしれない」
「……ああ」
ソルスティンは思っていたよりずっと魔法使いの話をすんなりと受け入れることができていた。
人狼の自分を拒絶していたのは、何より俺自身ということか。
ソルスティンもミアも自分の力を過剰に恐れるあまり、自分以外の誰かを過剰に遠ざけてしまっていたのかもしれない。
だが今ならば、どうだろう?
そう考えると、ソルスティンは皮肉めいた笑みを浮かべずにはいられない。
「……そうか。なら躊躇う理由はないな。報酬が必要だというのならここにあるものならなんでも――」
「いいや。呪いを戻すだけならタダでいいよ。人を呪って対価を要求する趣味はない」
魔法使いはソルスティンの言葉を遮る。ならばとソルスティンは頭を下げた。
「……そうか。ありがとう」
「お礼なんて言わないでくれ。決意が固いならもう言う事はない。今回の結末がよいものであることを願っているよ」
「……! ああ」
魔法使いが指をはじくと、魔法陣が現れた。
ソルスティンは、今から呪われるというのに、心は高揚していた。
あれだけ忌諱していた呪いをこんな気持ちで自分から受け入れる。そんな日が来るなんて思ってもみなかった。
だというのに今はその程度のこと、ソルスティンにとってはどうだってよかった。
ミアはそれを望まないだろう。
しかしやらなければ自分自身がおさまらないとソルスティンはわかっていた。
燃え盛るマグマの流れる火口にミアはいた。
「……」
台座に座らされ、そして周囲を岩の檻が取り囲む。
ミアをさらった張本人である精霊は、自らを炎の王と名乗った。
「歓迎するぜ? 俺は炎の精霊を束ねる者だ。この辺りでは最も古株というだけだが、周囲に居る炎の精霊はだいたい俺の言いなりだ」
「……精霊の王様?」
「おおとも! その通り! だからこそ炎の王だ!」
「……」
炎の王がはしゃぐたび、周囲の炎が激しく揺れる。
ミアは表情豊かな炎の王に構わず後から後か出てくる涙を拭った。
そんなミアを炎の王はまじまじと覗き込む。
「そんな顔をするなよ? 炎の王を前にして水で表情を曇らせるのは感心しねぇ。お前もまた炎の恩恵を受ける者だろう?」
炎の精霊は人間の形を保ったまま中腰で、ミアをうれしげに見つめている。
ミアは精霊から顔をそらして、はき捨てるように言った。
「……こんな力、危ないだけよ。楽しいことなんて一つもなかったんだから」
「そうなのか? そいつは意外だ。お前人間だろう?」
「……わかんないよ」
ミアが人間なのかどうか、それはミアにすらわからないことだった。
ただ周りにいた人間はミアの事を総じて化け物と呼んだ。
唇をかみしめるミアを眺め、炎の王は呆れ混じりのため息をついた。
「なんだ。お前自分が何者かすらわかってなかったのか。そりゃあ辛いだろうぜ。だがな? 人間ってやつは火を怖がらない獣だと聞いたんだが?」
「そんなことない……。人間だって火は怖がるよ」
ミアの脳裏には、今まで出会った人たちの表情がよぎった。
みんなミアの炎を見るとひどくおびえた表情になった。それは紛れもない事実だった。
「へぇ。そうなのか? ならなんで、あいつらは炎で肉をあぶり、鉄を熱して武器を作るんだ? 」
「便利だから……」
急に問われても、簡単な答えしか出てこない。
しかしミアの答えは、炎の王にとって愉快かつ、納得のゆくものだったようで、彼はお腹を抱えて笑いだした。
「便利か! はっはっは! つまりそれは恐怖より欲が勝るってことか! ああ、だからあの男はお前と一緒にいたんだな!」
「違う! ソルはそんなんじゃないもん!」
でもそこだけは譲れずにミアは叫んだ。
ソルスティンは便利だからとか、そういう理由でミアをそばに置いていたわけではない。
ただ、その理由がわからなくなったから、家を飛び出したことをミアは思い出していた。
否定したミアに炎の王は逆に問い返した。
「どう違う? お前は人間から怖れられる存在なんだろう? でも便利だからあの男はそばに置いていた。筋が通るじゃないか」
「……ソルは怖がったりしないもん」
「ん? そうなのか? ああ、そういえばあの男は鍛冶師か。人間ってやつはどうにも奇妙な生き物なんだな。火が怖いのか怖くないのか。よくわからん」
「ソルは……優しいんだよ」
何とか絞り出したセリフだった。
炎の王は今度は不機嫌そうに顔をそむけたが、その口から出たセリフはぶっきらぼうだが、恐ろしいものではなかった。
「ふん。まぁなんでもいい。お前は俺とともに来い。お前は炎に好かれる、俺でさえ、お前の魅力はわかるんだ。だから俺が守ってやろう。お前を傷つけようとするあらゆるものを燃やし尽くすと約束する」
ミアは単純に驚いた。
出会ったばかりの自分に対してなんでこんなことが言えるのか?
そもそも精霊がこんなことを口にするとは思ってもみなかったからだ。
「……そんなの、おかしい」
「そうか? いろいろ言ったがな、俺は炎は生き物に恐れられるべきものだと思うぞ? そして常に炎と共にあるお前もまた、そうであるはずだ。体を持つ者どもは、例外なくその身を焼かれれば灰になるしかない。それに俺と一緒に来ることはお前にとってもいいことばかりのはずだ。それとも何か? 怖がられ続ける生活が面白かったのかよ? お前は?」
「……」
ミアは炎の王の問いにやはり答えられない。
また泣きそうになっていると、炎の王は檻を抜けて、ミアに顔を寄せてきた。
「おっと。少しいじめすぎたな。俺は別にお前の顔を曇らせたいわけじゃない。だがお前は炎として生きるべきだと思うんだよ」
「炎として……生きる?」
「ああそうだとも。人でいるのはつらいんだろ? もっと精霊を体に取り込んでみるといい。人としての限界を超え、精霊の力で完全に満たせば、お前は今よりずっと精霊に近い存在になれるんじゃねぇかな?」
そして炎の王が言った言葉はミアが今まで考えもしなかったことだった。
炎として生きる。
その発想は正気を疑うようなものだが、ミアは一瞬でも魅力を感じてしまっていた。
「そんなの……わからないよ」
ミアは曖昧な返事をする。
炎の王はどこからか飛んできた他の炎の精霊から何か報告を受け、そしてすぐにミアに向かってにたりと笑って見せた。
「もちろんすぐに返事はしなくていい。だが手始めに俺の方から、お前に対する誓いを果たそう。お前を追ってきた奴を今すぐ灰にしてやる」
「……まさか」
ミアを追ってくるような心当たりは一人しかいない。
ミアは心底慌てて炎の王を見るが、その表情が気に入らなかったのか炎の王は顔をしかめてミアを睨んだ。
「ああ。たぶんそのまさかだぜ? だがあいつを助けるって約束はあの時一度だ。本来なら炎は燃やすモノを選ばない。火中に飛び込めば、跡に残るのは灰のみだと身の程知らずに教えてやるさ」
「やめて! ソルは関係ないでしょ!」
「そうか? 当人は関係大有りって顔でこっちに向かっているがな」
炎の王は一層激しく燃え上がり、どこかを眺めながら腕を組む。
「……そんな」
ミアは呟くが、今のミアには何をすることもできなかった。
「できるけどもさ。いや……それは、あまりにも無茶なんじゃないか?」
ソルスティンは真剣に魔法使いに詰め寄り、魔法使いの目は泳ぐ。
「無茶なのはわかっている。しかし人間のまま行くよりはいい」
「しかし、火を怖がるなら役に立たないんじゃないだろうか?」
「……ああ、そうかもしれない。だが今は少しでも力が欲しいんだ。人狼の時でも意識は保てるものなんだろう? あんたが教えてくれたことだ」
「それはそうだけれども……ここだけの話もうちょっとすごいことしてもいいですよ?」
「……いや、本当なら手を借りるべきですらない。全ては俺の責任だ」
「あー……うん」
魔法使いは、一通り問いただすと天井を仰ぎ見た。
ソルスティンもおかしなことを言っていると、もちろん自覚していた。
呪いを解いてもらっておいて、同じ呪いをもう一度掛けろとは呆れるのも無理はない。
しかし戦闘能力という点において、ソルスティンは人狼についてよく理解していた。
人狼はいわば魔獣の力を人間に上乗せしたような状態だ。
人の体に魔狼の力を加えれば、それはただの人間の力を遥かに超える。
しかしいつも通り意識を乗っ取られれば、戦う事すらできないことになりかねないというリスクはあった。
これはソルスティンの賭けだった。
魔法使いはソルスティンの申し出に心底呆れ顔だったが、ソルスティンが引くつもりがないことを知ると頭を掻いて結局、頷いた。
「じゃあ……せめて、助言を一つ。人狼の魔法は単純に獣になるだけの物じゃない。コンセプトはわかりやすい魔法なんだ。人の体のまま人以上の能力を手に入れようっていう。暴走する原因があるとしたら、人狼に対する過剰な嫌悪感が原因だろう。心当たりがあるだろう? あの姿を認めたくないから理性が飛ぶ。無意識に分けて考えて、心の均衡を保とうとしているのかもしれない」
「……ああ」
ソルスティンは思っていたよりずっと魔法使いの話をすんなりと受け入れることができていた。
人狼の自分を拒絶していたのは、何より俺自身ということか。
ソルスティンもミアも自分の力を過剰に恐れるあまり、自分以外の誰かを過剰に遠ざけてしまっていたのかもしれない。
だが今ならば、どうだろう?
そう考えると、ソルスティンは皮肉めいた笑みを浮かべずにはいられない。
「……そうか。なら躊躇う理由はないな。報酬が必要だというのならここにあるものならなんでも――」
「いいや。呪いを戻すだけならタダでいいよ。人を呪って対価を要求する趣味はない」
魔法使いはソルスティンの言葉を遮る。ならばとソルスティンは頭を下げた。
「……そうか。ありがとう」
「お礼なんて言わないでくれ。決意が固いならもう言う事はない。今回の結末がよいものであることを願っているよ」
「……! ああ」
魔法使いが指をはじくと、魔法陣が現れた。
ソルスティンは、今から呪われるというのに、心は高揚していた。
あれだけ忌諱していた呪いをこんな気持ちで自分から受け入れる。そんな日が来るなんて思ってもみなかった。
だというのに今はその程度のこと、ソルスティンにとってはどうだってよかった。
ミアはそれを望まないだろう。
しかしやらなければ自分自身がおさまらないとソルスティンはわかっていた。
燃え盛るマグマの流れる火口にミアはいた。
「……」
台座に座らされ、そして周囲を岩の檻が取り囲む。
ミアをさらった張本人である精霊は、自らを炎の王と名乗った。
「歓迎するぜ? 俺は炎の精霊を束ねる者だ。この辺りでは最も古株というだけだが、周囲に居る炎の精霊はだいたい俺の言いなりだ」
「……精霊の王様?」
「おおとも! その通り! だからこそ炎の王だ!」
「……」
炎の王がはしゃぐたび、周囲の炎が激しく揺れる。
ミアは表情豊かな炎の王に構わず後から後か出てくる涙を拭った。
そんなミアを炎の王はまじまじと覗き込む。
「そんな顔をするなよ? 炎の王を前にして水で表情を曇らせるのは感心しねぇ。お前もまた炎の恩恵を受ける者だろう?」
炎の精霊は人間の形を保ったまま中腰で、ミアをうれしげに見つめている。
ミアは精霊から顔をそらして、はき捨てるように言った。
「……こんな力、危ないだけよ。楽しいことなんて一つもなかったんだから」
「そうなのか? そいつは意外だ。お前人間だろう?」
「……わかんないよ」
ミアが人間なのかどうか、それはミアにすらわからないことだった。
ただ周りにいた人間はミアの事を総じて化け物と呼んだ。
唇をかみしめるミアを眺め、炎の王は呆れ混じりのため息をついた。
「なんだ。お前自分が何者かすらわかってなかったのか。そりゃあ辛いだろうぜ。だがな? 人間ってやつは火を怖がらない獣だと聞いたんだが?」
「そんなことない……。人間だって火は怖がるよ」
ミアの脳裏には、今まで出会った人たちの表情がよぎった。
みんなミアの炎を見るとひどくおびえた表情になった。それは紛れもない事実だった。
「へぇ。そうなのか? ならなんで、あいつらは炎で肉をあぶり、鉄を熱して武器を作るんだ? 」
「便利だから……」
急に問われても、簡単な答えしか出てこない。
しかしミアの答えは、炎の王にとって愉快かつ、納得のゆくものだったようで、彼はお腹を抱えて笑いだした。
「便利か! はっはっは! つまりそれは恐怖より欲が勝るってことか! ああ、だからあの男はお前と一緒にいたんだな!」
「違う! ソルはそんなんじゃないもん!」
でもそこだけは譲れずにミアは叫んだ。
ソルスティンは便利だからとか、そういう理由でミアをそばに置いていたわけではない。
ただ、その理由がわからなくなったから、家を飛び出したことをミアは思い出していた。
否定したミアに炎の王は逆に問い返した。
「どう違う? お前は人間から怖れられる存在なんだろう? でも便利だからあの男はそばに置いていた。筋が通るじゃないか」
「……ソルは怖がったりしないもん」
「ん? そうなのか? ああ、そういえばあの男は鍛冶師か。人間ってやつはどうにも奇妙な生き物なんだな。火が怖いのか怖くないのか。よくわからん」
「ソルは……優しいんだよ」
何とか絞り出したセリフだった。
炎の王は今度は不機嫌そうに顔をそむけたが、その口から出たセリフはぶっきらぼうだが、恐ろしいものではなかった。
「ふん。まぁなんでもいい。お前は俺とともに来い。お前は炎に好かれる、俺でさえ、お前の魅力はわかるんだ。だから俺が守ってやろう。お前を傷つけようとするあらゆるものを燃やし尽くすと約束する」
ミアは単純に驚いた。
出会ったばかりの自分に対してなんでこんなことが言えるのか?
そもそも精霊がこんなことを口にするとは思ってもみなかったからだ。
「……そんなの、おかしい」
「そうか? いろいろ言ったがな、俺は炎は生き物に恐れられるべきものだと思うぞ? そして常に炎と共にあるお前もまた、そうであるはずだ。体を持つ者どもは、例外なくその身を焼かれれば灰になるしかない。それに俺と一緒に来ることはお前にとってもいいことばかりのはずだ。それとも何か? 怖がられ続ける生活が面白かったのかよ? お前は?」
「……」
ミアは炎の王の問いにやはり答えられない。
また泣きそうになっていると、炎の王は檻を抜けて、ミアに顔を寄せてきた。
「おっと。少しいじめすぎたな。俺は別にお前の顔を曇らせたいわけじゃない。だがお前は炎として生きるべきだと思うんだよ」
「炎として……生きる?」
「ああそうだとも。人でいるのはつらいんだろ? もっと精霊を体に取り込んでみるといい。人としての限界を超え、精霊の力で完全に満たせば、お前は今よりずっと精霊に近い存在になれるんじゃねぇかな?」
そして炎の王が言った言葉はミアが今まで考えもしなかったことだった。
炎として生きる。
その発想は正気を疑うようなものだが、ミアは一瞬でも魅力を感じてしまっていた。
「そんなの……わからないよ」
ミアは曖昧な返事をする。
炎の王はどこからか飛んできた他の炎の精霊から何か報告を受け、そしてすぐにミアに向かってにたりと笑って見せた。
「もちろんすぐに返事はしなくていい。だが手始めに俺の方から、お前に対する誓いを果たそう。お前を追ってきた奴を今すぐ灰にしてやる」
「……まさか」
ミアを追ってくるような心当たりは一人しかいない。
ミアは心底慌てて炎の王を見るが、その表情が気に入らなかったのか炎の王は顔をしかめてミアを睨んだ。
「ああ。たぶんそのまさかだぜ? だがあいつを助けるって約束はあの時一度だ。本来なら炎は燃やすモノを選ばない。火中に飛び込めば、跡に残るのは灰のみだと身の程知らずに教えてやるさ」
「やめて! ソルは関係ないでしょ!」
「そうか? 当人は関係大有りって顔でこっちに向かっているがな」
炎の王は一層激しく燃え上がり、どこかを眺めながら腕を組む。
「……そんな」
ミアは呟くが、今のミアには何をすることもできなかった。
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