殺愛

父親

殺愛が家に帰ると留守番電話が入っていた。その留守番電話には信じられない音声が入っていた。
「もしもし、〇〇です。殺愛、よく聞いてほしい、なんで僕から電話がかかってきたかわからないだろうけど、あなたのお母さんが何者かに刺されて病院に運ばれた。カッターナイフだったけど刺されたところが悪かったらしく今も生死を彷徨っている。今すぐ来れるか？気づいたら連絡をくれ、病院は四城よつしろ病院だ。とにかく急いでくれ、それと今日は泊まり込みになるかもしれない、最低でもお金と携帯は持ってきたほうがいい。」
そこで音声は切れたが殺愛の中ではまだ〇〇の声が渦巻いていた。着信時間は16:27とあった。急いで時計を見ると18:07と示していた。なんで母が？と疑問に思ったが、時間はない、と急いで家を出た。