森に捨てられたけど【もふもふ語スキル】で神獣たちに囲まれてスローライフを満喫中~もふもふたちに育てられた最強のちびっ子が人間界でも無双します
月ノ@最強付与術師の成長革命/発売中
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第21話 衝突
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「リュカ、森の外は危険だ。お前をいかせるわけにはいかない」
ウルはめずらしく、少し怒ったような口調でそう説明する。
僕はそれに反抗する。
「でも、僕は銀狼の試練にだってクリアした! もう大丈夫だよ! 僕は一人前だ!」
「ああ、この森ではお前は一人前だ。だが外の世界はそう甘くはない。お前はこの森のことしか知らないだろう? 外に出れば、アリシアを守りきれないことだってある」
「外のことなら知ってるもん!」
「それは本で読んだ知識だろう? 生の経験じゃない。アリシアには迎えがくるまでここにいてもらう。必要なら、アリシアの故郷に手紙を出そう。それでいいじゃないか」
「で、でも……!」
僕がなにを言っても、ウルは反対の一点張りだった。
けどラビィは僕に味方してくれた。
「ねえいいじゃないウル。そろそろリュカも外の世界を知ってもいいころよ。リュカはもう一人前なんだから」
「だが……」
ローエンは言う。
「ここで彼を止めたら、きっとあなたは後悔することになりますよ……。リュカさんはもともと人間の世界からきたのですから、きっと大丈夫ですよ。なにも危険なことはありません」
「お前までそういうのか……」
あと少しでウルを説得できそうだ。
僕はもう一度食い下がる。
「僕はアリシアの気持ちを無視できないよ。やっぱり彼女を国に帰してあげたい。僕はもう子供じゃないんだ。守られるだけじゃなく、守ることだってできる! ねえウル、いかせてよ!」
「うーむ……。そこまでいうのなら、その覚悟、俺が試してやる」
「いいよ。どうやって?」
「俺と戦って、勝つことができたら、お前を行かせてやる。期限はアリシアの脚が完治するまでだ。いいな?」
「うん、わかったよ」
今の僕なら、ウルにだって勝てる気がしていた。
それにウルだって別に本気でかかってくるわけじゃないんでしょう?
「じゃあ、まずは今すぐ挑ませてよ」
「ああ、望むところだ」
僕とウルは戦闘の準備をはじめる。
ラビィはあわてて、それを止めようとする。
「ねえちょっとやめてよ! 家族同士で戦うなんてさ……! いくらなんでも、馬鹿みたいだよ! なんで二人が戦う必要があるのさ!」
「うるせえ。これは男同士の本気の戦いだ。必要なことなんだよ。いいから黙ってみていろ」
とウルは、ラビィの訴えを一蹴する。
「んもう……! ぜんっぜんわかんないっ……! 二人とも、勝手にすれば? 怪我したって、治してあげないんだからっ!」
「ラビィさん。こうなったら、もう二人はなにがあっても止まりませんよ……。男という生き物は、そういうものなのです……」
ローエンが言う。
僕とウルの戦いがはじまった。
――――――――――――――――
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ウルはめずらしく、少し怒ったような口調でそう説明する。
僕はそれに反抗する。
「でも、僕は銀狼の試練にだってクリアした! もう大丈夫だよ! 僕は一人前だ!」
「ああ、この森ではお前は一人前だ。だが外の世界はそう甘くはない。お前はこの森のことしか知らないだろう? 外に出れば、アリシアを守りきれないことだってある」
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僕がなにを言っても、ウルは反対の一点張りだった。
けどラビィは僕に味方してくれた。
「ねえいいじゃないウル。そろそろリュカも外の世界を知ってもいいころよ。リュカはもう一人前なんだから」
「だが……」
ローエンは言う。
「ここで彼を止めたら、きっとあなたは後悔することになりますよ……。リュカさんはもともと人間の世界からきたのですから、きっと大丈夫ですよ。なにも危険なことはありません」
「お前までそういうのか……」
あと少しでウルを説得できそうだ。
僕はもう一度食い下がる。
「僕はアリシアの気持ちを無視できないよ。やっぱり彼女を国に帰してあげたい。僕はもう子供じゃないんだ。守られるだけじゃなく、守ることだってできる! ねえウル、いかせてよ!」
「うーむ……。そこまでいうのなら、その覚悟、俺が試してやる」
「いいよ。どうやって?」
「俺と戦って、勝つことができたら、お前を行かせてやる。期限はアリシアの脚が完治するまでだ。いいな?」
「うん、わかったよ」
今の僕なら、ウルにだって勝てる気がしていた。
それにウルだって別に本気でかかってくるわけじゃないんでしょう?
「じゃあ、まずは今すぐ挑ませてよ」
「ああ、望むところだ」
僕とウルは戦闘の準備をはじめる。
ラビィはあわてて、それを止めようとする。
「ねえちょっとやめてよ! 家族同士で戦うなんてさ……! いくらなんでも、馬鹿みたいだよ! なんで二人が戦う必要があるのさ!」
「うるせえ。これは男同士の本気の戦いだ。必要なことなんだよ。いいから黙ってみていろ」
とウルは、ラビィの訴えを一蹴する。
「んもう……! ぜんっぜんわかんないっ……! 二人とも、勝手にすれば? 怪我したって、治してあげないんだからっ!」
「ラビィさん。こうなったら、もう二人はなにがあっても止まりませんよ……。男という生き物は、そういうものなのです……」
ローエンが言う。
僕とウルの戦いがはじまった。
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