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しおりを挟むざらついた分厚い舌が俺の乳首と乳輪を何度も大きく上下し、じっくりと味わう様に音を立てて舐め上げた。舌を立て乳輪を舌先で円を描くように刺激し乳首を少し甘噛みする。チラりと見える鋭い歯が乳首に刺さったらどうしようと少し怖かった。しかし、ガイの荒い息が聞こえだすと、俺で興奮してくれている事に嬉しさが込み上げる。
もっと、もっと俺を食べて欲しい。胸を突き出しガイの頭をを強く抱き込む。片方は舌で、もう片方は指で愛撫され気持ちよくて頭が溶けそう。
「あぁっ、そこッ…気持ちいぃよぉ…」
快感のあまり素直な言葉を口に出すとガイの愛撫がピタリと止まった。はっ?!今…俺は…気持ちいいと…。自分の失態に気付き顔が青ざめる。乳首でなんか感じないと豪語しておきながら何て事だ…。バレちゃうじゃん。俺がエロいってバレちゃうじゃん。
「ガ、ガイ…?検証はもう…いいかな…?」
誤魔化す為に恐る恐る検証の中止を促した。ガイがゆっくりと俺の上から退くと圧迫感と温もりが無くなりなんだか寂しい。
ガイは無表情のまま俺の腕を引き、上体を起こさせると、俺の目の前に指を2本差し出して告げた。しゃぶれと。
ぼんやりしながら見つめる。しゃぶれ…ガイのお口からなんて卑猥な言葉が…。あぁ…いつものシチュエーションがリアル化されているよ!!つまり…俺に舐めと言う事だよな?
そうか、ガイは検証を止める気はない。ここまで来たら俺も男だ。とことん、喜んで付き合ってやる!!エロい事は大好きだよ!!なんの躊躇いもなく、むしろご褒美気分で俺は口を大きく開けた。
シャツの袖ボタンがきちんと閉まった太い腕を両手で掴み、ガイのゴツゴツした指を咥えた。
「んッ、ふっ…」
ぐちゅぐちゅを涎をたっぷりと使い、歯を立てないように舌を指に這わる。指フェラって本当のフェラしてる気持ちになるからムラムラちしちゃう…。
ガイも興奮してくれてるかな?上目遣いでガイを見ると、まさかの俺をガン見していた。見られている…体中がゾクゾクしてお腹の下の辺りがキュンとした。自然と腰もゆるゆると動く。
指フェラもオーラルセックスの1つだ。つまり立派なセックスである!!興奮しないわけがない。俺は我慢出来ず、自分の既に我慢汁を垂らし勃っているペニスに手を伸ばした。
遂に俺は自分の欲望に負けた。エロモード突入だ。もういい、ガイとエロい事したい。頭の中はそれしかない。エロくて何が悪い。むしろ開き直りに近い。ガイを指フェラしながら自身を扱くなんて…いつもより濡れちゃうだろぉ!少し強く握り手を早く動かした。あっ、ダメだ…もぅ…。あと少しでフィニッシュという時、ぎゅぅと強い力で根元を握られる。突然の事にちゅぱッと音を立て俺は口からガイの指を引き抜いた。
「んぁっ…何でぇ…」
イきたいのにイけない。気持ちいい射精が出来るはずだったのに…。ガイの太い指を必死で剥がそうとするがビクともない。
「ガイ…離せッて…ッ!!」
「シオン…誰が勝手にイッてもいいと言った?」
まさかの射精管理発言。嘘だろおい!!そんな事言われた…俺はもうメロメロよ…絶対に目がハートなってる。別に射精管理が好きなドMじゃないので、ガイだから許すんです。
あぁ。精液が込み上げてきているのに…もう頭はビュクビュク射精したいとしか考えられない。
「ガイ…お願ぃ…」
「何をお願いしてるんだ?」
分かってるくせに。意地悪な事を平気で言う。大好物だよちくしょー!!ガイが散々俺の乳首を弄って焦らすから勃ったんだよ!!分かってんのか?!いいさ、俺はエロとガイに従順だからな望み通りの言葉を言ってやるよ。
「イキたぃん…です…けどぉ」
顔を背け小さな声で言う。心裏腹。あざとくお願いしようと思ってたのに、面と向かっては言えませんでした。横目で見るガイはニヤリと大きな口を吊り上げ笑っている。そして、軽々と俺を持ち上げるとズボンもパンツも剥ぎ取り自分の膝の上に乗せた。
足が地面に着かないから不安だけど、なんて恥ずかしいポーズ。俺は背をガイの胸に預け足はほぼ全開まで開いている。そして着ているのはかろうじて腕に引っかかっているシャツのみ。エロい!!自分が自分でエロい!!
「シオン、手伝ってやろう」
耳ともで囁かれるイケボが腰にきた。更に先走りがチョロっと漏れ出す。ガイの拘束から解き放たれ俺は直ぐにペニスに手を伸ばそうとした。が、俺の手より先にガイの手が張り詰めたペニスを包み込む。
「えっ…ガイ?!」
大きな手がゆっくりと扱き出す。自分でするのより全然気持ちいい。ガイが触ってるから格別だ。俺の口からは喘ぎが絶えず、無意識に更なる快楽を求め、自分の胸をまさぐった。
「んっ、気持ちぃぃ…もっとぉ…」
乳首とペニスの同時責めに俺は馬鹿みたいに喘いだ。自分のおしりの穴がヒクついている。入れて欲しい、でもまだ開発していないから裂けると怖い。だって、俺のおしりの下にはガイの硬くなったペニスがある。グリグリとおしりに押し当ててきているが、ちょっとサイズがおかしい…。
「ふッ…ガイの手いぃよぉ…ぁっ、乳首…いっしょ…」
「フッ、可愛いな」
「んぇっ?はっ…ぁっ、ガイ…なんてぇ…?」
自分の喘ぎ声がうるさ過ぎて全然聞こえなかった。応えの代わりにガイのペニスを扱く手が早くなり、お腹を支えてくれていた手が乳首を捏ねくり回す。
「ぁっ、ぁっ…ぃっく…ッ…もぅ…むりぃ…んっ」
俺はいつもより濃い色の精液を机の上に飛ばした。気持ちよすぎて頭が真っ白になり何も考えられない。解放された感覚から俺はどっと疲れが押し寄せ、そのままガイに身を預けた。夢じゃないよね…。起きてもガイがまだ居ますように。そう願いながら俺は目を閉じた。
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