神子召喚に巻き込まれた俺はイベントクラッシャーでした

えの

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俺、フラグ回収

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「すっ、すみません!!」


悪魔の囁きに負けた事とか、失神してるのに放置した事とか、石鹸で…殺害未遂を…ひぃ────!!言っててヤバい。言葉にするとヤバい!!背筋が凍りそう…。


鋼の胸板に手を付き、イシスさんの顔色を伺う。つるんッ。ぶへっ。さっ、さすが鋼…ツルツルだわ…。恐ろしい…恐ろしすぎて顔が上げれない…。アワアワは当分控えます。だから許してください!!心臓の音がやけに早く煩い。


「くっ、どこまで…どこまで…」


脇の下に手を入れられ、上半身を起こしたイシスさんの上に座らせられる。何…裸同士でこんな厭らしい体勢…。恥ずかしい…。


「体は大丈夫か…痛いところは…」


「えっ?あっ、いいぇ…特には…」


顔は痛いよ。特に鼻ね。低くなってないか心配。


「…をされたのだろう?」


えっ?何?ちょっと良く聞こえない…。首を傾げてとぼけてみる。


「だからッ!!…無理やり…されたのだろう…」


「えっ…っと…何をですか?」


「その…ナニを…」


はて?トンチかな?


「はぁ…ナニを…」


俺の態度に痺れを切らしたようにイシスさんが怒鳴る。


「ベッドで中に出されたと!!入れたと!!言っていただろう!!」



イシスさんは顔を歪め、俺から視線を反らす。




なんですと────?!まままま、まさかッ!!俺がモブレされたと勘違いを…?あっ、それで般若の顔。それでお風呂か…。納得しました。


「いやッ…!!ぐふッ…」


イシスさんに強く抱き締められ言葉を続けられなくなる。二人の裸体に挟まれたアワアワ…ダメだ!こんな時に鍛え上げられた妄想力を発揮しては!!邪念よ消えろ!!ブンブンと頭を振り邪念を追い払う。


「思い出させたか…?すまない…だが俺は…」


えっ?何?頭振ってたから聞こえなかった…。どうしよ…とりあえず…沈黙を貫こう…。


「何をされた?」


えっ?何もされてないってか、そもそもモブレなんかされてないしねー!!困ったぞ…


「何もされてません…」


「そうか…」


「はい」


「では、不本意だが…」


イシスさんが、抱き締めたまま、俺をタイルの床に押し倒す。勿論、頭を打たないように大きな手で支えて…。


「体に聞くとしよう。俺に身を委ねろ」



エロイベント突入したぁぁぁ────!!!!どっ、どこだ?!どこでフラグがッ?!そんな…まさか…俺はまだ純潔だぁぁぁぁぁ────ッ!!




▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ 



泡はエロには必要不可欠です。胸を泡で隠せば、妄想を掻き立てられ、そして行為中に使えば、滑りを良くしてくれます。俺は今、自分の体でその事を証明しています。



泡まみれの胸を大きな手が遠慮なく這い回る。ゴツゴツした指が、尖りを擦れる度に声が漏れる。



「綺麗なピンクだ…」


「ゃめッ…んっ…ゃだ…」


「ここはどんな風に触られた?」


何処も触られてないよ!!イシスさんが初めてだよ!!伝えたいがそれどころでは無い…胸ってこんなに感じるの?!まさか…俺がハイエルフだから…あながちエロフって間違ってないんじゃ…。


「何を考えている?」


尖りを強く摘まれる。ひぃッ!!悲鳴のような高い声が出た。俺は初心者ですよ!!確かに妄想力は上級者だけどね!!


空いている手の指が俺の口の中に突っ込まれる。人差し指と中指が口の中を犯す。二本の指で舌を挟まれ、扱かれる。閉じることの許されない俺の口から溢れた唾液が顎を伝いタイルに落ちる。ぴちゃぴちゃと厭らしい音が俺の耳にダイレクトに伝わり、興奮を煽る。やめてー!!初心者にそんな上級テク使わないでー!!涙目で止めてと訴える。


「煽るな」


しまった!!エロイベが次の段階にいってしまう!!止めないと不味いことになるぞ…どうすれば…そうか!!獣人は、耳やしっぽの付け根が性感帯ってのお決まりだ!!これしかない!!



体を少し起こす。めいいっぱい両腕を伸ばし、イシスさんの頭の上にある耳を触り、付け根を指で強く刺激する。これで、怯んだ隙に逃げるんだ!!



んっ、と軽く喘ぎ、俺を見下ろすイシスさん。アレ?もっとさぁ…こう…項垂れたりするんじゃ…えっ?何故?



「大丈夫だ。催促しなくとも気持ちよくしてやる」



は?さいそく…促すって意味だよね?あっ、俺、選択行動間違えたわ。グッバイ俺の純潔…。







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