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後日談③
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ようやくこの日がやってきた。そう、クラウスの家でまったりデートする日。
誘った時のクラウスの表情を思い出すだけで、ニヤニヤが止まらない。久しぶりに私に触れられたからだろう。あの程度の愛撫で蕩けた顔をするとは…。実に今日が楽しみだ。どれ程乱れてくれるのだろうか。
道中にクラウスが好きなお菓子を購入し、一人暮らしににしては大きすぎる一軒家のドアを叩く。少し強ばった顔のクラウスが出迎えてくれた。緊張しているのだろうな。なんせ二週間触れていなかった。まぁ、私が避けていたせいだが、一度もクラウスからお誘いが無かったのは如何なものか?たが、そんな不器用な所も意地らしいと思う私は末期症状なのだろう。あぁ、早くその逞しい体を余すことなく堪能したい!!
部屋に通され、ぎこちない雰囲気で時間は過ぎていく。対面で椅子に座るクラウスの表情は依然変わらず。会話も途切れ途切れ…。どうしたものか…。思案の末、ガタッと席を立つ。それだけで、ビクリとクラウスの肩が揺れた。
お構いなしにクラウスに近づき、ピクピクと動く耳に口を添える。
「期待しているのでしょう?」
そう囁き、筋の目立つ首に顔を埋め、ペロリと味見をし、きつく吸い付いてやる。久しぶりの愛しい人の温もりに心が躍る。それはクラウスも同じだった様だ。ジッポは口ほどにものを言う…。
至近距離で絡む視線。何度も角度を変え啄む。んっ、可愛らしい喘ぎがが聞こえ出した。
空いている手で硬い胸を服の上から弄り、まだ柔らかさを残した中心部を優しく捏ねてやると、刺激に耐えきれなかった喘ぎが漏れ出す。優しさだけではクラウスは物足りないことを知っている。
服の中に手を滑り込ませ、直に触れ指で中心部を弾くと、もっともっとと急かす様に胸を突き出してきた。えぇ、ちゃんと分かっていますよ。あなたは少し痛いぐらいが気持ちいいんですよね?
ギュッ
「ゃっ…、く……っ」
拒絶の言葉は呑み込んだものの、イヤイヤと駄々っ子の様に頭を振って身悶えるクラウス。乱暴にシャツの前を拡げ、晒された中心部をもう一度、ピンッ、と指で弾く。
「嫌じゃないでしょ?ほら…」
執拗に嬲り、弄り、腫れぼったくなったソコは何とも美味そうに色付いている。私の身にまとっている服がソコに触れる微かな刺激でさえ、目を伏せ震えて快感に耐えている姿のなんと可愛らしい事か…。自分の下半身に熱が集まりスボンを膨らます。
クラウスの下半身に目をやると、同じくソコは隠せないほどに膨らんでいた。
「マッ…マーベル…ッ…もぅ…」
切ないほどの懇願を聞き流す。
だって欲しいものを与えたらお仕置にならないでしょう?
「クラウス…私は…あなたの事を信用しています。不器用なあなたが浮気など…例え隊員達の世間話にあたなの話題が出てきても。そう…女の人を伴い宝石店に足を運んだなど…」
悲しそうに、少しおどけて溜息まじりに伝える。ポイントは寂しそうな顔で伝える事だ。感情表情の乏しいと自覚している私だか、クラウスの前でだけは笑顔が零れるなど、感情が顔に出やすい。だからそこ、クラウスは敏感に反応する。顔は見えなくとも声色や雰囲気で伝わっただろう。
「マーベルッ!!マーベル!!違うんだ…!!」
バッ!!
勢いよく振り向いたクラウスが、逞しい二の腕で力強く私の腰に抱きつく。思っていたより効果覿面だな。心の中でほくそ笑む。
「えぇ。わかっていますとも。ただ、あなたが女性と一緒だと聞いた時は頭を鈍器で殴られた様でした。仕事も思うように捗らず…思えば知らぬ間に心が弱っていたのでしょう…」
畳み掛けるように話を続ける。優しいクラウスの事だ。私が期待している言葉を言ってくれるだろう。
「マーベル…すまない…そんなにまで…!!…許される為ならば俺はどんな事でもする…」
「どんな事でも…」
驚いた顔でクラウスの言葉を繰り返す。もちろん、心の中ではガッツポーズ決めていた。あぁ!!クラウス!!なんて素晴らしい!!
真面目な顔で真っ直ぐこちらを見つめるクラウスとは対照に、私は恍惚とした顔を向けた。
そして残酷な言葉を叩きつける。
「では…私の目の前で…自分を慰めて下さい」
誘った時のクラウスの表情を思い出すだけで、ニヤニヤが止まらない。久しぶりに私に触れられたからだろう。あの程度の愛撫で蕩けた顔をするとは…。実に今日が楽しみだ。どれ程乱れてくれるのだろうか。
道中にクラウスが好きなお菓子を購入し、一人暮らしににしては大きすぎる一軒家のドアを叩く。少し強ばった顔のクラウスが出迎えてくれた。緊張しているのだろうな。なんせ二週間触れていなかった。まぁ、私が避けていたせいだが、一度もクラウスからお誘いが無かったのは如何なものか?たが、そんな不器用な所も意地らしいと思う私は末期症状なのだろう。あぁ、早くその逞しい体を余すことなく堪能したい!!
部屋に通され、ぎこちない雰囲気で時間は過ぎていく。対面で椅子に座るクラウスの表情は依然変わらず。会話も途切れ途切れ…。どうしたものか…。思案の末、ガタッと席を立つ。それだけで、ビクリとクラウスの肩が揺れた。
お構いなしにクラウスに近づき、ピクピクと動く耳に口を添える。
「期待しているのでしょう?」
そう囁き、筋の目立つ首に顔を埋め、ペロリと味見をし、きつく吸い付いてやる。久しぶりの愛しい人の温もりに心が躍る。それはクラウスも同じだった様だ。ジッポは口ほどにものを言う…。
至近距離で絡む視線。何度も角度を変え啄む。んっ、可愛らしい喘ぎがが聞こえ出した。
空いている手で硬い胸を服の上から弄り、まだ柔らかさを残した中心部を優しく捏ねてやると、刺激に耐えきれなかった喘ぎが漏れ出す。優しさだけではクラウスは物足りないことを知っている。
服の中に手を滑り込ませ、直に触れ指で中心部を弾くと、もっともっとと急かす様に胸を突き出してきた。えぇ、ちゃんと分かっていますよ。あなたは少し痛いぐらいが気持ちいいんですよね?
ギュッ
「ゃっ…、く……っ」
拒絶の言葉は呑み込んだものの、イヤイヤと駄々っ子の様に頭を振って身悶えるクラウス。乱暴にシャツの前を拡げ、晒された中心部をもう一度、ピンッ、と指で弾く。
「嫌じゃないでしょ?ほら…」
執拗に嬲り、弄り、腫れぼったくなったソコは何とも美味そうに色付いている。私の身にまとっている服がソコに触れる微かな刺激でさえ、目を伏せ震えて快感に耐えている姿のなんと可愛らしい事か…。自分の下半身に熱が集まりスボンを膨らます。
クラウスの下半身に目をやると、同じくソコは隠せないほどに膨らんでいた。
「マッ…マーベル…ッ…もぅ…」
切ないほどの懇願を聞き流す。
だって欲しいものを与えたらお仕置にならないでしょう?
「クラウス…私は…あなたの事を信用しています。不器用なあなたが浮気など…例え隊員達の世間話にあたなの話題が出てきても。そう…女の人を伴い宝石店に足を運んだなど…」
悲しそうに、少しおどけて溜息まじりに伝える。ポイントは寂しそうな顔で伝える事だ。感情表情の乏しいと自覚している私だか、クラウスの前でだけは笑顔が零れるなど、感情が顔に出やすい。だからそこ、クラウスは敏感に反応する。顔は見えなくとも声色や雰囲気で伝わっただろう。
「マーベルッ!!マーベル!!違うんだ…!!」
バッ!!
勢いよく振り向いたクラウスが、逞しい二の腕で力強く私の腰に抱きつく。思っていたより効果覿面だな。心の中でほくそ笑む。
「えぇ。わかっていますとも。ただ、あなたが女性と一緒だと聞いた時は頭を鈍器で殴られた様でした。仕事も思うように捗らず…思えば知らぬ間に心が弱っていたのでしょう…」
畳み掛けるように話を続ける。優しいクラウスの事だ。私が期待している言葉を言ってくれるだろう。
「マーベル…すまない…そんなにまで…!!…許される為ならば俺はどんな事でもする…」
「どんな事でも…」
驚いた顔でクラウスの言葉を繰り返す。もちろん、心の中ではガッツポーズ決めていた。あぁ!!クラウス!!なんて素晴らしい!!
真面目な顔で真っ直ぐこちらを見つめるクラウスとは対照に、私は恍惚とした顔を向けた。
そして残酷な言葉を叩きつける。
「では…私の目の前で…自分を慰めて下さい」
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