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もふもふはお預け
しおりを挟む「仰向けにならないとダメか…?」
「はい。全身しないと意味がないです。クロノは、約束してくれました」
「しっ、しかしだなっ。その…」
ふむ。もしかしてあれかな?クロノたん俺の素晴らしいブラッシングテクで興奮しちゃったのかな?恥ずかしいとか?なにそれ!!俺で興奮してくれるとかめっちゃ嬉しい!!俺だって興奮してるよ!!
「クロノ」
優しく名前を呼び、クロノたんの背中に自分の胸を密着させ、後ろから被さる。ふさふさ最高!!直に味わいたい…
「興奮してるのはお互い様です。恥ずかしがらないで…」
「…わかった」
俺は元の体勢に戻り、少しだけ腰を浮かせる。クロノたんが器用に反転し仰向けになった。俺のおしりに硬いものが当たってる。…えっ?やばくない?コレ俺の中に入るの?!内心ビビりながらもオリーブオイルを手に垂らす。腕の付け根から胸の中央に向かって、手のひらで少し圧を加えるようにしながら撫でる。
ビクッとクロノたんの体が跳ねた。へっ?もう一度同じ事を繰り返す。クロノたんを見る。目を固く瞑り、少しだけ犬歯が見えてる。今度はクロノたんの顔を見ながら同じ動作をする。
…やっぱり。胸敏感なんだ…。イタズラ心がムクムクと湧いてくる。少しだけ!少しだけならイタズラしていいよね?!胸の周りを指の腹を使い撫でる。次に指を立て手ぐしの形にして胸を大きく摘む。優しく強くを繰り返す。絶対に中心には触らない。そろそろいいかな?一旦手を離して、胸の尖りに手を伸ばした。
バシッ!!
伸ばした腕を捕まれ、いきなり視界が反転する。えっ?ちょ!!いい所だったのにー!!目の前のクロノたんを見据える。
「まだ終わっていません」
「…ダメだ。これ以上はダメだ。それに…」
クロノたんの顔が近づいてくる。
「これ以上したら食べてしまいそうだ」
ペロリと口を舐められビクッとなる。あぁー降参。俺の負け。
「…明日はちゃんと食べてくださいね?」
クスっと笑いおどけてみせる。
「おやすみレイ。お前が寝たのを確認したら部屋に戻るとしよう」
「一緒に居て欲しいです」
「すまない。禁じられているからな…俺だって朝まで共にしたい…」
「知っててお願いしたんです。今日だけの我慢ですね。大人しく寝ます。おやすみなさいクロノ」
絶対離れるもんかと足を絡め、体に抱きつき寝る。クロノたんの心音が聞こえる。段々と意識が薄らいでゆく……。また瞼が親友になろうとしてるな…。スー…、スー…。
▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣
「髪飾りは何処なの?!早く準備して頂戴!!」
朝からオネエの怒号が飛び、テキパキと指示を出している。皆がバタバタしているが、俺は突っ立って居るだけ、マネキン状態だ。いや~皆凄いね。朝から良くそんなに動けるよ。俺の為なんだけどね!!姿見に映った自分を見る。いや~綺麗。やっぱりウエディングドレスにして正解だよ!クロノたんどんな顔するかなー。ふふっ。
「出来たわ!完璧よぉぉ!!」
胸から手首にかけては透け感のあるレースの生地で覆われ、体の線がわかるラインに腰から下は、裾にかけてふんわりと広がっており。丈は足首までが隠れる。カラーは定番の白!!
「どう?似合ってる?」
「ぅぅぅぅゔぉぉぉぉぉぉ────ゔずぐじぃ…」
オネエの男泣きだ…。
「あっ、ありがとう」
「レイ様。とても綺麗ですよ」
レイモンド…泣き笑いだなんて柄じゃないだろ…。
「うぅぅぅ…ありがとう…」
バカっ。移っちゃうじゃんか…うぅぅぅ…。
「さぁ、レイ様、行きましょうか」
レイモンドの差し出した手に自分の手を重ね歩き出す。いざクロノたんの待つ部屋へ!!!!!
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