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もふもふ大作戦
しおりを挟む広いベットだな~何人寝れるんだろう?よいしょ、よいしょとベットの端まで行き、腰をかける。
「起きたのか」
ひぃー!!びっくりした…いつから居たの?!クロノたん!!
「はい。お恥ずかしいところをお見せしました。あの、ここは?」
「正妃の部屋だ。婚儀が済んだら今の部屋から移動してもらう」
クロノたんは話しながら、同じようにベットの端に腰を下ろした。同じベットに座ってるとかドキドキしちゃう!!
「今の部屋も充分広いですが、正妃のお部屋別格ですね」
苦笑いしながら本心を伝えた。
「執務はよろしいのですか?お忙しいと伺いました。私は大丈夫ですから、お気になさらずに」
「……実はな、何も考えたくなくて、無心に執務をしていたら随分捗ってしまってな…今日の分はもう終わってるんだ」
「えっ?では、戻らなくても?」
「あぁ。…レイ、すまなかった!他人の言葉に翻弄され、お前の想いを疑った。酷い事をしてしまった…」
クロノたん…。落ち込んでシュンってなってる姿が可愛すぎてどうしよう!!キュンキュンする!!
「私の想いは伝わりましたか?」
「もちろんだ!!これからはレイの想いに言葉で、行動で応えていきたいと思ってる。」
行動で?!言ったよ?言ったからね?クロノたん!!男に二言はないんだよ?!
「嬉しいです!!では、抱き締めてください」
「…へっ?」
あれ?聞こえなかった?もしかして照れ隠し?しょーがないなー。もう一回だけだよ?
「抱き締めてください!」
笑顔で両手を広げる。さぁ!俺の胸に飛び込んでおいで!!あの素晴らしいもふもふをもう一度!!恐る恐るクロノたんが抱き締めてくれた。ふふっ。自然と笑みが零れてしまう。クロノ、好きです。ちゃんと声に出して伝える。頭の上から何かを耐えるような声が漏れる。いいんだよクロノたん。無理に口に出して想いを伝えなくても。クロノたんの胸に耳をあてる。大丈夫、ちゃんと聞こえてるよ。伝わってくるよ…。
┄┄┄┄好き。レイが好き。
ほらね?ちゃんと俺に伝わってるでしょ?クロノたんの体から好きって気持ちが溢れてるよ。
でも…いつかその声で聞かせてね?俺の愛しいもふもふちゃん。
「もう1つお願いをしてもいいですか?」
「えっ、まだ…」
「はい!!一緒に添い寝してください!!寝る時はいつもどんな格好ですか?」
「えっ、そっそっそ」
「添い寝です」
「いやっ、その、婚儀前にだな…一緒のベットにだな…」
「普段はどんな格好で寝てますか?」
希望は全裸です!!
「えっ?あぁ。寝る時は何も身につけてないな」
キタ──────────!!キタキタキタキタ!!是非とも見てみたい!!余すとこなく拝みたい!!裸族最高ー!!裸族バンザイ!!
「では、上半身だけ身につけない方向で」
せめて上半身だけでも拝みたい!!
「そっ、そんなことっ!!」
「脱いでください。私の想いを行動で示してくれるのでは?」
俺がこんなチャンス逃すわけないだろ!!!!!!何がなんでも脱がせてやる!!!!!!
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