俺の可愛い皇帝陛下〜けしからんモフらせろ!〜

えの

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もふもふを攻略せよ

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はぁースッキリした!レイモンドに話したおかげで、これからのアピール方針も決まったし、押せ押せドンドンで行こう!!


とりあえず、さり気なく小声で「可愛い」発言を連発する!クロノたんは普通の獣人よりも身体能力が高い。聴覚だって優れている!!クロノたんだけに聞き取れるぐらいの声で呟けば、「可愛いとは俺の事かな?」ぐらいに気を止めてくれるはず!


何度も繰り返される「可愛い」発言に我慢出来ずに「レイは俺の事を可愛いと思っているのか?」等の質問をされたら俺の勝利!!「その通りです!」と伝えて好意を寄せてる事を告白!!そしてブラッシングでスキンシップを図りたいとこじつけ抜け毛を手に入れる!!


あと、好感度も上げとかないとね!!じゃないとクロノたんに対しての「可愛い」発言って気付いて貰えないかもしれないし、ブラッシングイベントまで繋がらないかもしれない!なんか恋愛シミュレーションゲームみたいになってきたな…。



善は急げ!!さっきクロノたんからお茶のお誘い受けたし、実行してみよう!!クロノたんの反応を見て攻略方法を変えていく作戦で!!よーし!!俺の全力もふもふ愛情パワーでクロノたんに挑んでやる!!俺に溺れてしまえ!!








▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ 







「外で飲むお茶は何時もより美味しく感じますね」



「ああ。そうだな」



「クロノと一緒だから余計に美味しいです」




レイとのお茶会は俺の仕事疲れを吹っ飛ばした。決して多くない会話だが、それがちょうど良い。甘い物を口に運び、幸せそうに微笑む姿は、美しい一枚の絵のようだ。


俺にも甘い物を勧め、どんな食べ物が好きかと問う。俺の事を気にかけてくれているんだろうか?口に頬張りながら考える。困ったな。聞き慣れない質問に答えを悩む。すると「可愛い」と横から呟く声が…。ほんとに小さな呟きだったが、俺の耳には鮮明に聞こえた。何が可愛い?周りを見渡すが、今ココにいるのは、レイと俺だけ。護衛と従者は後ろの方に控えている。もう一度レイを見る。俺を見てうっそりと笑みを浮かべている。なんだ?!どうゆう事だ?!質問の答えを考えられない程の動揺が走る。えっ?なっ?えっ?頭の中が真っ白になる。


気づけばお茶会は終わり、レイは先に帰ったと教えられる。動揺しすぎて固まった俺を体調不良だと思い気遣ったらしい。申し訳ない事をした。次はちゃんと質問に答えられるようにしておこう。




だが、俺の決意も虚しく、レイは事ある毎に「可愛い」と呟き、俺を悩ませる。そして、「何が好きですか?」との質問もしてくる。その事が俺を更に悩ませる。俺に興味があるのか?レイも俺に好意を持っているのではないか?と期待してしまう。






一週間程、同様の事が続き、俺は意を決して聞いてみた。「何故、俺の好きな物を色々と知りたがるのか?」婚約者なのだし、当たり前の事だと思う。でも聞いてみたかった。本当は「可愛い」発言にも言及したかったが、答えを聞くのが怖くて止めた。









レイは笑顔で口を動かした。









---クロノが好きな物を、私も好きになりたい---







レイの目を見つめる。俺に対する喜び、興奮、好意的な正の感情は変わらずだった。








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