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第2話 スライムオナホ

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元勇者「あのさ、女性はニンジンでもなんでも突っ込めばいいのに、男が突っ込めるものが無いのはおかしいと思わない?」
魔術師「急に何の話よ」
元勇者「だから、女性は気持ち良くなろうと思ったら自分でニンジンとか使えばいいじゃん?それなのに男の場合、1人で気持ちよくなろうと思っても挿れる場所がない!」
魔術師「挿れるもなにも、手でこすればいいでしょ。自慰のことを千擦りって言うじゃない」
元勇者「そんなことを言ったら、 女性だって指でできるじゃん。女性の場合は、指に加えてニンジンがあるんだよ?男に手しかないのは不平等でしょ」
魔術師「そんなこと言われても知らないわよ。それからここでニンジンの名前出すのやめてよ。夕食で使おうと思ってたのに」
元勇者「ダイコンの方が良かった?」
魔術師「あなたのお尻にダイコンを突っ込んであげようかしら」
元勇者「流石に入らないよ。それで、この前スライムと戦って気付いたんだ。スライムの肉は突いた感触が女性のあそこに似ているということに!」
魔術師「はいはい。良かったわね」
元勇者「ということで、今日はスライムで例の穴を再現する。名付けて、スライムオナホだ!」
魔術師「勝手にどうぞ」
元勇者「『勝手にどうぞ』じゃないよ?君も手伝うんだよ?」
魔術師「なんで?」
元勇者「そりゃあ君の膣の形をとるからに決まってるでしょ」
魔術師「なに気持ち悪いこと言ってるのよ」
元勇者「まあまあ、いいから聞いてよ。まず、君の膣に水を流し込む。満杯になったら、≪氷結≫で凍らせる。最後にそれを取り出せば、膣型の完成だ!」
元勇者「型をとるにしても絶対にもっとマシな方法があると思うのだけれど、それってあなたが私のあそこに水を入れて遊びたいだけでしょ」
元勇者「そ、そんなことないよ!」
魔術師「それに、水を入れるって言ってもかなり入るけれど大丈夫なの?」
元勇者「ん?なんでそんなこと知ってるの?まさかやったことあるとか?」
魔術師「やったことなんかないわよ!そうだろうなと思っただけ!」
元勇者「ふーん。とにかくやってみよう」
魔術師「はいはい」
元勇者「じゃあ服脱いで」
魔術師「あなたそれ言っててなんとも思わないの?」
元勇者「パンツがびしょ濡れになってもいいならそのままでいいよ」
魔術師「もういいわ」
元勇者「脱いだら、でんぐり返しの姿勢に」
魔術師「は?」
元勇者「だってそうしないと水が溢れるじゃん」
魔術師「それはその通りね。これでいいかしら」
元勇者「では早速。≪水流≫!」
魔術師「ひゃっ」
元勇者「こんなもんかな。≪氷結≫!」
魔術師「……」
元勇者「やった!できた!じゃあ出すよ」
魔術師「ちょっと待って。あなたこのまま引き抜く気?」
元勇者「そうだよ。それ以外方法ないじゃん」
魔術師「絶対に痛いからやめて」
元勇者「またまたそんなこと言っちゃって。本当は楽しみにしてるくせに」
魔術師「くだらないこと言ってると、この氷へし折るわよ」
元勇者「そんなこともできるの?」
魔術師「あなたのエクスカリバーで実験してみる?」
元勇者「いえ、遠慮しておきます……でも、引き抜いちゃダメならどうすればいいのさ?」
魔術師「転移魔法を使えばいいでしょ」
元勇者「その手があったか」
魔術師「≪転移≫!……これでいいでしょ」
元勇者「ありがとう!これで型がとれた。あとはこれをスライムの肉にぶっ挿して形をつければ完成だ!」
魔術師「じゃあ、これでいいかしら?そろそろ夕食の準備をしたいのだけれど」
元勇者「待って!せっかくだから他の体位の型も取ろう!姿勢によって形も変わるし、型は多いに越したことはない」
魔術師「一応確認しておくけれど、それがあるから私が相手をするのは週に1回ぐらいでいいのよね?」
※最近は毎日のようにヤッている
元勇者「えっ、何言ってるの?それとこれとは別だよ。本物の方が良いに決まってるじゃん。このスライムオナホは万一の時のための物だよ」
魔術師「万一の時っていつのことよ?」
元勇者「万一の時は万一の時さ。でも仕方ない。君がそう言うなら、これは廃棄しよう。さては、スライムに嫉妬しましたね。可愛いなあ」
魔術師「いや、一人で処理してくれるならその方が有難いのだけれど……」
元勇者「やっぱりスライムなんかより君の方が良いからね。これからもいっぱい愛しあおう!」
魔術師「はいはい」
※作った氷は有効活用しました。
ーーーーーーーーーーー
今回の豆知識
・≪水流≫……水を作り出す魔法。
・≪氷結≫……対象物を凍らせる魔法。
・≪転移≫……対象物を好きな場所に移動させられる。本来は長距離の移動に使う魔法。

※オナホの歴史なんてせいぜい数十年だろうと思っていたら、なんと江戸時代には既に吾妻形なるものが存在したようです。おそるべし人間の性欲。
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