主人公が闇落ちする系RPG

13話 復活

▷アリスのためなら、どんな犠牲も厭わない。

勇者「分かりました。この村に行ってきます」
大賢者「フフフ。待っておるぞ」


勇者は、村にたどり着いた。

村人「勇者さま……？」
勇者「……」

勇者は、村人たちを皆殺しにし、生贄となる魂を確保した。


大賢者「よくやった。それでは、復活の儀式をはじめようぞ」

大賢者は、長い呪文を唱え始めた。

そして、巨大な魔法陣の中から、アリスが現れた。
大賢者の復活の魔法により、アリスは復活した

勇者「アリス！？」
アリス「……」
大賢者「復活した者はアンデットとなるのじゃ。言葉を喋ることはできぬが、感情は持っておる」
勇者「騙したな！」
大賢者「嘘は言っておらぬぞ。フフフ。さあ、あとは好きにするがよい」

アリスは、アンデットとして復活した。

勇者は、大賢者の元を離れ、アリスとともに旅に出た。

勇者「僕にはもう、魔王を倒す理由はない」


勇者とアリスは、各地を転々としながら旅を続けた。

ある日のこと。
⁇「勇者、お前！」
勇者「その声は……」

そこには、別れた3人がいた。
セシル「隣にいるのは……アリス！？」
カイ「でもアンデットだ。勇者、君は何てことを……」
ハンス「勇者、お前が村の人々を虐殺したことは分かっている。お前には罪を償ってもらう。このまま一緒に王都まで来るんだ」

勇者「僕は、アリスと2人で生きていくんだ」
アリス「……」

ハンス「堕ちたもんだな。こうなったら、俺がこの場で罪を償わせてやる」
勇者「やれるものならやってみるがいいさ」
セシル「容赦はしません！」
カイ「観念するんだ！」


～戦闘中～

ハンス「ぐはぁ」
セシル「きゃっ」
カイ「勇者、君はここまで……」

魔剣を手にした勇者にとって、3人はもはや敵ではなかった。
圧倒的な力により、勇者は3人をねじ伏せた。

ハンス「お前のことは、絶対に許さない。いつか必ず、この手で処断してやる」
セシル「そんなことをしても、あなたは幸せにはなれないわ」
カイ「君はもう、勇者じゃない」
勇者「……」

≪ルート分岐≫
▷彼らを殺すことはできない。見逃す。
    彼らは邪魔なだけだ。殺す。





















彼らを殺すことはできない。見逃す。→ED1へ
彼らは邪魔なだけだ。殺す。→ED2へ