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魔界奔走
メイドは強し
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ちなみに恐れていた昨晩ではあるが、特になにもなかった。
まぁ、そりゃそうである。
同室で同じベッドと言ってもキングサイズを遥かに越えるサイズのベッドだったので特に近くはなかったし、間にオーシリアが入っていたからな。
オーシリアは普段はレインとプリンセに追いやられて俺の足元で寝ていたので隣になって満足そうであった。
「「「では、どういったことをすればよろしいでしょうか、お客様」」」
「そうだなー。弟君はどう思う?」
「まずはそれぞれの武器とか、戦い方で分けた方が良いんじゃないか? 方針も違ってくるからね」
「確かにー。じゃあ、そんな感じでー」
「「「承りました」」」
即時にいくつかのグループに分かれるメイドさんたち。
自分はどこかなーとかいうのはないんだな。
「じゃ、じゃあ、メイドさんたちに強い弱いとかはあるか?」
「私たちは全員、一定の水準には達していると自負しております」
「そ、そうか……」
代表してメイドさんの1人が答える。
ここにいるメイドさんの中でも位が高い人なんだろうな。
メイド長的な。
「よし、じゃあ、グループ毎にリオンと戦ってもらおうかな」
「弟君はいいの?」
「俺は別に戦うのが好きな訳じゃないんだよ。どんな訓練をした方がいいか考えとくから。リオンなら、1人で十分だろ?」
「まっかせてよー」
ウキウキで出ていくリオン。
5グループ20人ずつくらいだが、問題ないようだ。
まぁ、問題ないだろうとは思ってたけどなんの気負いもないのな。
5グループ見終えた感想。
え、これ訓練とかいる?
メイド長さん(仮)が答えたようにそれぞれしっかりしていた。
剣と盾の組。
弓矢の組。
短剣の組。
鞭の組。
体術の組。
体術の組以外は得物が必要だろうと思ったのだが、みんなメイド服のどこかから出してきた。
鞭とかはいけるだろうが、まぁまぁなサイズの盾が出てきたときはガチでビックリした。
どこから出したのか思わず聞いたところ、「メイドですので」で片付けられた。
メイド道は奥が深いな……。
「連携もしっかりできてるし、別に手をいれるところはなくないか?」
「しかし、現状バンフリオン様にこの人数で勝てておりません」
「いやー、比較対象が悪いだけだと思うけどな」
リオン無双は中々のものだった。
その耐久力と攻撃力にものを言わせたちぎっては投げスタイルは手がつけられなかった。
完全なパワータイプでそれで全部解決しちゃってるやつだ。
キラとはまた別の理不尽さだ。
「そうでしょうか……」
あまりのやられっぷりに表情がよめなかったメイド長さんも弱り顔になっている。
「まぁ、ダメ元だけどやってみようか」
ここにメイドさんたちしかいないということはいざというときの戦闘要員でもあるということだ。
せめて足止めくらいは出来るようになっていなければ領主様を逃がすこともままならないだろうからな。
まぁ、そりゃそうである。
同室で同じベッドと言ってもキングサイズを遥かに越えるサイズのベッドだったので特に近くはなかったし、間にオーシリアが入っていたからな。
オーシリアは普段はレインとプリンセに追いやられて俺の足元で寝ていたので隣になって満足そうであった。
「「「では、どういったことをすればよろしいでしょうか、お客様」」」
「そうだなー。弟君はどう思う?」
「まずはそれぞれの武器とか、戦い方で分けた方が良いんじゃないか? 方針も違ってくるからね」
「確かにー。じゃあ、そんな感じでー」
「「「承りました」」」
即時にいくつかのグループに分かれるメイドさんたち。
自分はどこかなーとかいうのはないんだな。
「じゃ、じゃあ、メイドさんたちに強い弱いとかはあるか?」
「私たちは全員、一定の水準には達していると自負しております」
「そ、そうか……」
代表してメイドさんの1人が答える。
ここにいるメイドさんの中でも位が高い人なんだろうな。
メイド長的な。
「よし、じゃあ、グループ毎にリオンと戦ってもらおうかな」
「弟君はいいの?」
「俺は別に戦うのが好きな訳じゃないんだよ。どんな訓練をした方がいいか考えとくから。リオンなら、1人で十分だろ?」
「まっかせてよー」
ウキウキで出ていくリオン。
5グループ20人ずつくらいだが、問題ないようだ。
まぁ、問題ないだろうとは思ってたけどなんの気負いもないのな。
5グループ見終えた感想。
え、これ訓練とかいる?
メイド長さん(仮)が答えたようにそれぞれしっかりしていた。
剣と盾の組。
弓矢の組。
短剣の組。
鞭の組。
体術の組。
体術の組以外は得物が必要だろうと思ったのだが、みんなメイド服のどこかから出してきた。
鞭とかはいけるだろうが、まぁまぁなサイズの盾が出てきたときはガチでビックリした。
どこから出したのか思わず聞いたところ、「メイドですので」で片付けられた。
メイド道は奥が深いな……。
「連携もしっかりできてるし、別に手をいれるところはなくないか?」
「しかし、現状バンフリオン様にこの人数で勝てておりません」
「いやー、比較対象が悪いだけだと思うけどな」
リオン無双は中々のものだった。
その耐久力と攻撃力にものを言わせたちぎっては投げスタイルは手がつけられなかった。
完全なパワータイプでそれで全部解決しちゃってるやつだ。
キラとはまた別の理不尽さだ。
「そうでしょうか……」
あまりのやられっぷりに表情がよめなかったメイド長さんも弱り顔になっている。
「まぁ、ダメ元だけどやってみようか」
ここにメイドさんたちしかいないということはいざというときの戦闘要員でもあるということだ。
せめて足止めくらいは出来るようになっていなければ領主様を逃がすこともままならないだろうからな。
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