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レイン捜索作戦
思いやりは嬉しいものです
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「だって、だって……」
プリンセは涙ぐみながら話す。
「リブレさんがおじいちゃんみたいに二つ名を貰うのは当然でしょ? 1つの戦争を止めたんだから。リブレさんがいたおかげでわたしも生きてるし、ドルガバは食べ物をみんなに分けれてる。リブレさんが責められることなんて1つもないのに……!」
「悪い、オーシリア。もうちょっと延長で」
「任せるのじゃ!」
オーシリアに指示を出してプリンセに向き直る。
「こういうもんなんだよ。どれだけ功績を残してても、恨まれるときには恨まれるし、そういう時は大抵当人からしてみればなにも気にしてないようなことだったりするんだ」
「でも……!」
「あぁ、命まで狙われるのはやりすぎだな」
俺は少し考える。
「プリンセ、俺が負けることはまずないんだが」
「うん、そうだね」
俺が何もしなくてもオーシリアだけでなんとかできている現状を見てプリンセは頷く。
「このままだと決め手に欠けるんだ。ほら、なにせ俺には攻撃力がないわけだし。手伝ってもらえると助かるんだけどな?」
「! わたし! わたしがやるよ!」
「よし! 任せた!」
こんなに力になりたいと思ってもらえるのは、素直に嬉しいものだな。
プリンセに攻撃を一任して顔をあげる。
「で、あんたたちは俺が何もしなくても俺に攻撃が入らないこの状況をみてどう思う?」
連続攻撃によりMPが枯渇し始め、しゃべる余裕もない4人に問いかける。
かなり頑張って大きな魔法も使ってたようだが、ステッド・ファストは曲がりなりにもキラの攻撃すら防ぐ魔法だ。
そう簡単には破られない。
「ちょっと冷静になったらあんたたちが俺を襲ってきた理由がわかった気がする。多分、あんたたち4人でエイグに勝てないだろ? で、4人がかりでも俺に勝てたならエイグの方が強いと証明されるわけだ。となると少なくとも二つ名持ちである俺よりはエイグの方が戦闘面において秀でていることが証明される。これがエイグが二つ名を貰える助けになるだろと思ったんだろ?」
魔法の勢いが衰える。
{焦り}も出てる。
当たりだな。
「さっきも言ったけど、俺を倒したところでエイグがどうにかなることはないからな? しかもその目的なら俺を殺す必要はないだろうよ?」
「……格上相手に生きて倒すことを考えるなど愚の骨頂だろう」
そこの考えはしっかりしてんのな。
「いやいや、その考え方できるならもっと確実に俺を殺せるような人数で来いよ。いや、集めようとしたけど集まらなかったんだな? まぁ、こういうやり方は基本的に好まれはしないだろうからな」
「うるさい! 攻撃もしてこないやつにそのようなことを言われる筋合いはない!」
「いや、そもそもあんたらは誤解してると思うぞ?」
俺に戦闘を挑むなんて。
「俺に攻撃能力なんてあるわけないだろう!」
立ち上がって再び魔法の処理に戻りながら胸を張って言う。
「じゃから主よ。それは誇ってよいのかの?」
「もちろん! さっきエイグにも言ったけど、出来ることだけしっかりやればいいんだよ! あと防御ありがとう」
オーシリアに礼をいいながら4人を見る。
先ほどより魔法の発動が遅く、威力が弱くなっている。
笑う余裕すらある。
「戦闘能力で二つ名貰いたいんだったらキラでも倒すんだな!」
そしたらまず間違いはないだろう。
「くっ、しかしお前にこの状況を打開できないのは確かだろう!」
「あぁ、俺1人じゃな?」
「プリンセ、頼んだ!」
「任せて!」
プリンセは涙ぐみながら話す。
「リブレさんがおじいちゃんみたいに二つ名を貰うのは当然でしょ? 1つの戦争を止めたんだから。リブレさんがいたおかげでわたしも生きてるし、ドルガバは食べ物をみんなに分けれてる。リブレさんが責められることなんて1つもないのに……!」
「悪い、オーシリア。もうちょっと延長で」
「任せるのじゃ!」
オーシリアに指示を出してプリンセに向き直る。
「こういうもんなんだよ。どれだけ功績を残してても、恨まれるときには恨まれるし、そういう時は大抵当人からしてみればなにも気にしてないようなことだったりするんだ」
「でも……!」
「あぁ、命まで狙われるのはやりすぎだな」
俺は少し考える。
「プリンセ、俺が負けることはまずないんだが」
「うん、そうだね」
俺が何もしなくてもオーシリアだけでなんとかできている現状を見てプリンセは頷く。
「このままだと決め手に欠けるんだ。ほら、なにせ俺には攻撃力がないわけだし。手伝ってもらえると助かるんだけどな?」
「! わたし! わたしがやるよ!」
「よし! 任せた!」
こんなに力になりたいと思ってもらえるのは、素直に嬉しいものだな。
プリンセに攻撃を一任して顔をあげる。
「で、あんたたちは俺が何もしなくても俺に攻撃が入らないこの状況をみてどう思う?」
連続攻撃によりMPが枯渇し始め、しゃべる余裕もない4人に問いかける。
かなり頑張って大きな魔法も使ってたようだが、ステッド・ファストは曲がりなりにもキラの攻撃すら防ぐ魔法だ。
そう簡単には破られない。
「ちょっと冷静になったらあんたたちが俺を襲ってきた理由がわかった気がする。多分、あんたたち4人でエイグに勝てないだろ? で、4人がかりでも俺に勝てたならエイグの方が強いと証明されるわけだ。となると少なくとも二つ名持ちである俺よりはエイグの方が戦闘面において秀でていることが証明される。これがエイグが二つ名を貰える助けになるだろと思ったんだろ?」
魔法の勢いが衰える。
{焦り}も出てる。
当たりだな。
「さっきも言ったけど、俺を倒したところでエイグがどうにかなることはないからな? しかもその目的なら俺を殺す必要はないだろうよ?」
「……格上相手に生きて倒すことを考えるなど愚の骨頂だろう」
そこの考えはしっかりしてんのな。
「いやいや、その考え方できるならもっと確実に俺を殺せるような人数で来いよ。いや、集めようとしたけど集まらなかったんだな? まぁ、こういうやり方は基本的に好まれはしないだろうからな」
「うるさい! 攻撃もしてこないやつにそのようなことを言われる筋合いはない!」
「いや、そもそもあんたらは誤解してると思うぞ?」
俺に戦闘を挑むなんて。
「俺に攻撃能力なんてあるわけないだろう!」
立ち上がって再び魔法の処理に戻りながら胸を張って言う。
「じゃから主よ。それは誇ってよいのかの?」
「もちろん! さっきエイグにも言ったけど、出来ることだけしっかりやればいいんだよ! あと防御ありがとう」
オーシリアに礼をいいながら4人を見る。
先ほどより魔法の発動が遅く、威力が弱くなっている。
笑う余裕すらある。
「戦闘能力で二つ名貰いたいんだったらキラでも倒すんだな!」
そしたらまず間違いはないだろう。
「くっ、しかしお前にこの状況を打開できないのは確かだろう!」
「あぁ、俺1人じゃな?」
「プリンセ、頼んだ!」
「任せて!」
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