戦力より戦略。

haruhi8128

文字の大きさ
74 / 566
国家戦争

公開処刑って色んなパターンあるよね

しおりを挟む
「明らかにキラのほうが上だろ!?」
意味のない抗議を続ける俺。
「そんなこと言われてもねぇ?」
そりゃそうなんだけども!
「圧倒的にお前のほうが強いじゃん!」
「いや、だから総合的に判断されるんだって」
「『総合的に』の内訳知らせろ!」
「あ、それ一応わかるよ?入ってる理由みたいなやつ」
あ、わかるんだ。

「カイル殿はもういいよね?」
あぁ。【先見の明】だろ?入らないほうがおかしいだろ。
「そして、僕と姫様は武力だね。僕は個人に対する圧倒的制圧力。姫様は『脅威』って書いてたよ」
一言で済むことあるんだ…。
「で、俺は?」
「えっと、戦争を終結に導いたのと、二国間の条約に対する貢献、あとはやっぱり上位二つ名ハイ・ダブルっていうのが効いたみたいだね」
やけに詳しいな!?
「初めて入る人はそうなるんだよ。ほら、一応示しとかないと抜かれた人が可哀想だし」
いらん気遣いすな!

「キラ様…」
あ、忘れてた。ここ朝礼台(?)の上だったわ。
「リブレさんが上位二つ名持ちというのは事実で…?」
「さらに序列入りですか?」
今のやり取り漫才を聞いていた前列の人たちから疑問が投げかけられる。
そりゃこんなのがそんな大したやつだって言われたら混乱するわな。本人ですらしてんのに。

「そうだよ。だから人柄はともかく、能力は信用してくれていいと思うよ?」
いや、紹介の仕方!今から上司になるよって人の人柄が保証されないってかなり大きな問題になるよね!?
「失礼いたしました!!」
前の方の人が頭を下げる。つられて後ろの人たちも頭を下げる。
ほらーこんなことになるから!怖がられるじゃん。

「そんなお方とは知らず、無礼を…」
「あー、そういうのいいですよ。ほとんどの人は俺より年上でしょうから」
「あ、そう?なら楽だわ」
切り替え早!!
後ろの方まだざわついてるし。聞こえてないなやっぱ。

「キラ、これどうしよう…」
「心配しなくてもいいんじゃないかな。そろそろのはずだから」
そろそろ?なにが?
「公布だよ」

「えー、ランガル王国国民に次ぐ」
その瞬間国王の放送が始まった。
「統治協会の序列が更新されたので、我が国の序列保持者ランカーを発表する」
そんなのあるんだ。って待て!そんな大々的にする!?
「まず、キラ。前回と同じく92位だ」
あ、前回との比較も言われるんだ。
「ちなみに更新頻度はどのくらいなんだ?」
「決まってるというのは聞いたことがないね。不定期だと思うよ」
気分次第かよ。

「そして、我が娘ルーリア、前回から2つ序列を上げ、48位だ。わしとしても、非常に鼻が高い!」
「そういうことは言わなくていいのですわ!」
「ぐほっ!」
どうやら王様がルーリアにやられたらしい。国内放送でなんで漫才をしているんだか。
「どうしたんだ?」
「さぁ?」
国民はなにがあったかわかってないっぽい。
「姫様はおしとやかってことになってるからね」
なるほど。

「そ、そして我が国に新たな序列保持者が生まれた。リブレだ。今回でいきなり78位となった。今となっては隠す必要もないじゃろうから言うが、市場に出回っておった硝石の紛い物の特定の功、そして今回の戦争を終結に導いた功もある」
またそういう余計なことを…。
「なんでそんな人がこんな仕事を…?」
そういう疑問でるよね。うん。


しおりを挟む
感想 28

あなたにおすすめの小説

能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?

火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…? 24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?

異世界ほのぼの牧場生活〜女神の加護でスローライフ始めました〜』

チャチャ
ファンタジー
ブラック企業で心も体もすり減らしていた青年・悠翔(はると)。 日々の疲れを癒してくれていたのは、幼い頃から大好きだったゲーム『ほのぼの牧場ライフ』だけだった。 両親を早くに亡くし、年の離れた妹・ひなのを守りながら、限界寸前の生活を続けていたある日―― 「目を覚ますと、そこは……ゲームの中そっくりの世界だった!?」 女神様いわく、「疲れ果てたあなたに、癒しの世界を贈ります」とのこと。 目の前には、自分がかつて何百時間も遊んだ“あの牧場”が広がっていた。 作物を育て、動物たちと暮らし、時には村人の悩みを解決しながら、のんびりと過ごす毎日。 けれどもこの世界には、ゲームにはなかった“出会い”があった。 ――獣人の少女、恥ずかしがり屋の魔法使い、村の頼れるお姉さん。 誰かと心を通わせるたびに、はるとの日常は少しずつ色づいていく。 そして、残された妹・ひなのにも、ある“転機”が訪れようとしていた……。 ほっこり、のんびり、時々ドキドキ。 癒しと恋と成長の、異世界牧場スローライフ、始まります!

積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!

ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。 悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

男爵家の厄介者は賢者と呼ばれる

暇野無学
ファンタジー
魔法もスキルも授からなかったが、他人の魔法は俺のもの。な~んちゃって。 授けの儀で授かったのは魔法やスキルじゃなかった。神父様には読めなかったが、俺には馴染みの文字だが魔法とは違う。転移した世界は優しくない世界、殺される前に授かったものを利用して逃げ出す算段をする。魔法でないものを利用して魔法を使い熟し、やがては無敵の魔法使いになる。

異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~

宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。 転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。 良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。 例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。 けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。 同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。 彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!? ※小説家になろう様にも掲載しています。

外れスキルは、レベル1!~異世界転生したのに、外れスキルでした!

武蔵野純平
ファンタジー
異世界転生したユウトは、十三歳になり成人の儀式を受け神様からスキルを授かった。 しかし、授かったスキルは『レベル1』という聞いたこともないスキルだった。 『ハズレスキルだ!』 同世代の仲間からバカにされるが、ユウトが冒険者として活動を始めると『レベル1』はとんでもないチートスキルだった。ユウトは仲間と一緒にダンジョンを探索し成り上がっていく。 そんなユウトたちに一人の少女た頼み事をする。『お父さんを助けて!』

【完結】モブ令嬢のわたしが、なぜか公爵閣下に目をつけられています

きゅちゃん
ファンタジー
男爵家の三女エリーゼは、前世の記憶を持つ元社畜OL。社交界デビューの夜、壁際でひとりジュースを飲んでいたところを、王国随一の権力者・ヴァルナ公爵カイルにスカウトされる。魔法省の研究員として採用されたエリーゼは、三年間誰も気づかなかった計算の誤りを着任三日で発見。着々と存在感を示していく。一方、公爵の婚約候補と噂されるクロード侯爵令嬢セラフィーヌは、エリーゼを目障りに思い妨害を仕掛けてくるが...

処理中です...