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第一章 幼少期
異世界の俺が凄かった
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午後は裏庭で、先生二人から、俺に見込みがあるか適性検査を行うというようなような内容だった。
ふむ、俺に適性が無かったら生きていけないな。無理だったら研究者にでもなるかね。いや、アルフォンス、希望を持て!俺が唯一なりたいものに!
と、意気込んでいたが、まずは自己紹介からだと言われた。くそう、せっかく気合を入れたんだが……。
「えー、俺は、いや私は、レグスと申しまして……。」
「あ、面倒臭いので先生達は素で結構です。」
……居たわ、こういう敬語が苦手な人。何かレグス先生はこういうタイプだなって分かってた。分かってたけどな。まぁ、素の方が話しやすいだろうからな。話長くなりそうだからな。
「お、おう。あー、俺はレグス。見て分かると思うが、剣士だ。宜しくな、アル様。」
「僕はシルヴァ。見た目の通り、魔術師だよ。宜しくね、アル様。」
「ああ、はい。宜しくお願いします。は良いんですけど、アル様は止めて下さい。お好きな様に呼んで構いませんから。」
なんか凄く違和感があるんだよな。様呼びは。元の世界で慣れてないから違和感が半端ないんだなこれが。
「では、アル君で。」
うん。まぁ、シルヴァ先生ぽいな。
「んじゃアル坊で。」
はっちゃけたなおい。
__________________________
「先生、今日は何をするんですか?」
「えっと先ずは、アル君に魔力がどれだけあるか調べたいと思います。」
成程、魔力か。どれだけって事は、ライ兄さんみたいに脳筋になる可能性もある訳で……。うわぁ、どうせならロイ兄さんみたいになりたい。
「じゃあ、このカードに魔力を流してくれるかな?血が流れるイメージで流してみて。」
「はい。」
えーっと、こういうのは大体……血液が循環するようなイメージで、こう、魔力を流す……?
するとどうだろう、カードが光り始めた。
「おお。」
だんだん光が収まると、カードに数字が浮かんできた。
「見せてくれるかい?」
シルヴァ先生に言われた通り、カードを差し出すと、シルヴァ先生の目が点になっていた。
「え……えーっと……推定魔力量1075……魔力値が450……?
あれ、バグでも起きたのかな……?」
「どうしたシルヴァ。」
「あ、有り得ません……!有り得ませんよ、こんな数値は、ええ……!!
賢者でも、魔力量は最大1200程度!魔力値であっても最大600程度!
___まだ10歳だというのに……既に天才の域ですよ……!」
どうやら異世界の俺は天才だったらしい。
ふむ、俺に適性が無かったら生きていけないな。無理だったら研究者にでもなるかね。いや、アルフォンス、希望を持て!俺が唯一なりたいものに!
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「ああ、はい。宜しくお願いします。は良いんですけど、アル様は止めて下さい。お好きな様に呼んで構いませんから。」
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うん。まぁ、シルヴァ先生ぽいな。
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はっちゃけたなおい。
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「先生、今日は何をするんですか?」
「えっと先ずは、アル君に魔力がどれだけあるか調べたいと思います。」
成程、魔力か。どれだけって事は、ライ兄さんみたいに脳筋になる可能性もある訳で……。うわぁ、どうせならロイ兄さんみたいになりたい。
「じゃあ、このカードに魔力を流してくれるかな?血が流れるイメージで流してみて。」
「はい。」
えーっと、こういうのは大体……血液が循環するようなイメージで、こう、魔力を流す……?
するとどうだろう、カードが光り始めた。
「おお。」
だんだん光が収まると、カードに数字が浮かんできた。
「見せてくれるかい?」
シルヴァ先生に言われた通り、カードを差し出すと、シルヴァ先生の目が点になっていた。
「え……えーっと……推定魔力量1075……魔力値が450……?
あれ、バグでも起きたのかな……?」
「どうしたシルヴァ。」
「あ、有り得ません……!有り得ませんよ、こんな数値は、ええ……!!
賢者でも、魔力量は最大1200程度!魔力値であっても最大600程度!
___まだ10歳だというのに……既に天才の域ですよ……!」
どうやら異世界の俺は天才だったらしい。
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