異世界からの逃亡王子に溺愛されています ~『喫茶マドレーヌ』の昼下がり~

祖父が老人ホームに入ったことにより『喫茶マドレーヌ』を閉じたことをあきらめきれない孫の多希は、今日も店舗内のオーブンを使って天命にもなっているマドレーヌを焼いていた。
突然、大きな音がして、オーブン内が真っ赤に。逃げる間もなくドン!と爆発し、辺りは煙まみれ。
煙が引くと西洋人の顔つきの麗しいイケメンとかわいい男の子が倒れている。
意識が戻った二人は、なんと異世界から来た本物の王子様だと言うのだが。
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